コップ

最近、とても気に入っているコップがあります。

薄緑色で、 

細かい 細かい 気泡が 一面に散っていて、

小さくて、軽くて、

口から 底への  ラインが、 角度が、スバラシイ。

ソーダ水 とか、 

発砲ワイン とか、

ビール とか、

透明で シュワシュワしている飲み物が ぴったり。

最初は 1個 いただいて、あまりに良くて 追加で6個購入、

リサイクルガラスの コップです。

お値段も かわいい ( 262yen! )

オススメ ですな、 この コップ。

パスキューと同じビルの 3階、 『 ユラリカ 』 さん に あるんです。

このお店自体も かわいい。( 麻の ストールも いい色揃ってて ... )

ゆうべは 甘い ドイツの白ワインを このコップで飲みました。

何故か よけいおいしく感じられたような。

ピカピカに磨き上げる愉しみ は ないのですが、

クリスタルガラスのコップとは 対極にあるようなガラスの 素朴な良さ ですね。






 
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しおり

本を読む という楽しみには、
そこから生まれる 「 オマケ 」 の楽しみが 
いくつかあります。

① 読み始め と 読み終わり の年月日の書き込みを入れる楽しみ

② 本に 自分の名前を記す楽しみ

③ 買った年月日と時刻、買った店を記入する楽しみ

④ 新品の本だと、ページを開いたときの 独得の 
  ” 新しい本の匂い ” をかぐ楽しみ

⑤ 同じく新品の本。 誰も手をつけていない本の 表紙を 
  パリリと音をさせて 開く楽しみ

⑥ 読書のお供の 飲み物をつくる楽しみ

  熱中して読んで、ちょっとブレイクタイム。 フーッ。 とか、
  単調な場面を終えるまで、なにか飲みながら... とか。
  飲み物は 良い相棒です。

⑦ そして、しおり。 
  本によっては、リボンのような ひも がついていたり、細長いしおりが
  ついていたりするけれど、自分のしおり をはさむ楽しみ。

  しおり .... 楽しいですよ。
  といっても、手をかけて、手作りするわけではないのです。
  タダで手に入る 印刷物を しおりにしてしまうのです。
  ” タダ ” という点が 楽しさに大きく反映します。 
  これが、重要な 遊びの要素。

  ちなみに、ハードカヴァーの単行本と ペーパーバックの文庫本では
  サイズの違いと 紙質の違いにより、適するしおりも 
  おのずと違ってきます、当然。

  ハードカヴァーには、ハガキサイズか、それよりも少し大きめで、
  あまり厚すぎず、でも、薄すぎず。 
  書店に置いてある 各出版社の 宣伝用のDMとか、新作DVDのパンフレット、
  CD、特にJAZZの復刻版のお知らせチラシ などには 良いもの多し。
  それから、映画のチラシ! 
  B5サイズのこのチラシ、紙も良いものを使っていたり、デザインも素敵だったり。
  これを 半分に折って使います。 観て良かった映画が、チラシの出来も良かったり
  したら、もう最高です。

  文庫本用には、はさんで、本と一緒に 手に丸まるくらいの柔軟さ ( でも、
  薄すぎはダメ )があり、そして 小ぶりなもの が良く、
  『 コンビニで支払い終えた ”電気代( NTTやガス代じゃなく )の
  領収控え ” が 文庫本のしおりに用には 紙質、サイズ共に ベスト!』 と
  いっていた マニアックな友人もいます。
  お菓子の箱の中に入っている栞などにも 秀逸なもの アリ、です。

⑧ というわけで、しおりを見つける楽しみ。

  最近では、街を歩いていても、何かしおりに使えそうなモノはないかな...と
  つい そういう目で物色している自分に 笑います。
  不二家の新作おかしのチラシ、紀伊国屋のDVDインフォメーション、
  新刊の案内、札幌市のインフォメーション、はては、ダイエーなどの
  食品売り場の壁際に たくさんぶらさがっている 各メーカーのキャンペーンの
  応募ハガキなど。
  キラリ、とひかるモノを 見つけたり、これといったモノがなかったり、ですが。

⑨ 一冊読み終え、余韻が残る 充実感の中で、さあ! 次は何を読もう!! と、
  次なる本を選ぶ楽しみと、

⑩ そして、同時に フフフ、次は何をはさもう!!と、
  在庫の中から しおりを選ぶ楽しみ!
  
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ちいさな おんなのこ

「 おちゃの じかんに きた とら 」
作 : ジュディス・カー / 童話館


あるところに、ソフィーというなまえの ちいさなおんなのこが いました。



・・・こうして 始まる この絵本は、この ソフィーの 空想 を
描いているのでしょうね。

おかあさんと だいどころで おちゃのじかんにしようとしていると、
とつぜん おおきくて 毛むくじゃらの、
しまもようの とら がやってくるのです。

そして とらは、家中のたべもの のみもの ぜーんぶ たいらげて、
「 すてきな おちゃのじかんを ありがとう 」 と かえってゆく...
そんな おはなし。

ソフィーの空想の中で、おおきな とら は、
それは しなやかに 神秘的な ほほえみの表情で 
次々と 仕事 ( たいらげること ) をしてゆきます。

その間、ソフィーは、大きな大きな とら の 首やしっぽに
ほほをよせたり、床にすわって とらに見惚れているかのように
ながめています。

1番最後のページで、とら が ふりむきながら、
ミステリアスなほほえみで ラッパを 吹いている。
さようなら...さようなら...さようなら...って。

何故 さようなら なのか というと、
とら は、” ちいさな こども ” のもとにしか たずねてこないから。
もう、ソフィーの前には 現われることができないから。

「 こども 」 と 「 少女 」 の 中間、という時期が ほんの一瞬、
女の子には あるように思います。
その、もしかしたら 数日~数週間~数ヶ月、かもしれないような
” ちいさな おんなのこ ” の時期 というものを  
巧みに 描いた 傑作 です。 

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プライド と 偏見

『 プライド と 偏見 』 を観てきました。
原作は、ジェーン・オースティン。
英国の小説で、18世紀の、英国の田舎、がその舞台。
原作を読んだので映画はどうかな? と思いまして、蠍座で。

俳優陣は イメージどおり。 違和感なしでした。
” 18世紀のイギリスの田舎 ” の 見事なロケーション!!
そして、当時の中流階級、上流階級の 女性たちの衣装も、いいねえ。
中の下クラスの地主の暮らし、上の上クラスの地主の暮らし、うーん、なるほど。納得。
ストーリーも 原作に忠実につくってました。

で、最終的な感想は、というと、
この小説は 映画ではなく、10回くらいの連続TVドラマが いいのでは...
というものです。

笑える小説なんです、これ。 
特に、主人公エリザベスのお父さんの ベネット氏。
静かーなんだけれど、 機知と皮肉、諧謔あふれる おもしろい台詞 満載!なのです。
それに、母さんのベネット夫人、いとこのコリンズくんも、強烈なキャラクター。

ベネット家の年頃の5人の姉妹、そして、
近所に越してきた、お金持ちのハンサム ( しかも独身! )のビングリー氏、
その親友でさらに大金持ちのハンサム ( しかも独身! )のダーシー氏の 
恋と結婚を軸とした ホームコメディー。
「 この続きは、また来週~ 」と やったなら、絶対に高視聴率番組まちがいなし!

.....と考えたひとは もうすでにいて、本国イギリスで TV化され、放映日の
その時間は 街に人がいなくなるほど?!の大人気だったそうです。
( ちなみに、ダーシー様役は コリン・ファース 、ぴったりー )

1時間半くらいの映画では、原作に忠実なだけに、あまりに駆け足的で 
このおもしろさと 当時の 世の事情 を伝えきれていない。
かといって、これを 3時間もの大作で観たいか? というと NO。
というわけで、今作、” まあまあ ” の ★★ かな。
TV版は DVDになっているようです。
機会があったら 観たいなあ。

PS 映画館は 蠍座でした。
  座席シート、新しく 立派にかわっていましたよ。 色は赤。
  すわり心地は、、、 新品のせいか、立派なせいか、
  私には ちと固くて なじみがよろしくなかったなあ。



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501

ジーンズ歴は そう長くはないのですが、
ジーンズは リーバイスの501が好きです。

なぜ 好きかというと、
前の開きのところが ボタン留めだから、ということと、
1度洗って、縮めてから はく という
面倒さがあるから、というところでしょうか。

今時、ズボンの前開きを ボタンで、という
古風なスタイルを ずっと続けている というのも
私にとっては、好みで、
それに ボタンに慣れてしまうと、まことにやり易く、
穿き込んだ501は、第1ボタンをひっぱるだけで、
ツルツルっと その下のボタンも 自動的に はずれてしまうのです。

マリリン・モンローのジーンズも 501。
前のあわせのところが ちょっと厚くて、ごわついていて、いい感じなのです。

新品を おろす時は、お風呂に一緒に入ります。
そして、たわしで ザーザー水洗いする。
真っ青な染め色が それはもう! 大丈夫!?っていうくらい
流れ出るのですが、そのまま 1晩 バケツの上に広げて
水切りのため 放置。

次の日、ハンガーにひっかけて 干します。
下には 一応 雫受け として 新聞紙を敷いて。

そうして、乾いたならば、もちろん すそ上げ です。
洗い上がった時点で 大きさは かなり縮んでいます。
好みの丈に調整して、出来上がり。

リーバイス501は、1番小さなサイズは 28インチ。
平べったい私の体には 洗って縮まっても 少し大きいのですが、
ボタン留めは shrink to fit の 501 しかないので
そこは、ベルトをして、なんとか 穿くのです。

毎年、毎年、たわしで洗って 干して 穿いて、を繰り返し、
色落ちした 501 が 何本か たまってきましたが、
U.S.A.の代名詞の一つである リーバイスのジーンズも 
今や コロンビア、ガテマラ、メキシコ、フィリピン、日本、と、
生産工場は U.S.A.からは程遠く、染料も 天然のインディゴは使っていないし、
肝心の 生地自体が とてもとても たよりなく、薄くなってきてしまっている。
通常品よりも かなり値のはる ”MADE IN U.S.A. ” とうたった
501ですら、30年来 501を穿いている人の 穿きつぶした 何10本もの
501を見せてもらいましたが、今のものは 驚くほど品質が良くなくなっていて、
唖然としてしまいました。

最初は ゴワゴワ固いのだけれど 
洗って洗って、
少しずつ ” なじみ ” が出てきて、
やわらかくなり、
でも、洗ったら、また、バリッとなって...ゴワリとした肌触りが たまらない...。

リーバイス501、

L.L.ビーンの トートバッグ、

ケッズの キャンバスオックスフォードのスニーカー...

などなど、昔からある、アメリカが生んだ、コットンの日用品って
大好きで、長く愛用していますが、
でも、 どれも この 10~20年で、全般的に ” 薄く ”、” 柔らかく ”
なっているような気がします。 寂しいことに....。

もしかしたら、新品では もう そういう 厚く、固いコットン製を
手に入れるのは難しい事態になっているのかもしれない。
あんなに大量に、どこにでも いつでもあった 安いモノなのに...。

現代では、あらゆる ロングセラー品が、そういう 危機 ( !? ) に
直面しているのだろう と、心密かに 確信しているのです。
誰も 注意をはらわないような 日用品であればあるほど。
 
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