お茶 の 時間




妊婦になってから 1番変わったこと、

それは お酒を飲まなくなったこと、でしょうか。



今日1日ご苦労サン! と 冷えた缶ビールをプシュッと開ける

今日1日お疲れ様!!って グラスにワインを注ぐ

ほぼ 毎晩 儀式のように おいしく お酒を楽しんでおりました私でしたが、

これが ウソのように 「 ぜーんぜん 飲みたくないっ! 」

自分でも ちょっと信じられないです。

そのかわり 食後のお茶と ちょっとしたお菓子のひとときが 今や とても楽しみ。



食後のデザートタイムが これほど良いものだとは・・・・・という感じ です。

同時に 紅茶のおいしさを ちゃんと感じられるようになりました。

まず 香りがきて もう うっとり。

次に 色 でしょ、 そして お味、 

最後に、 口にのこる さわやかな 余韻・・・・・・。

コーヒーも大好きですが 今は 紅茶です。

紅茶と こんなに親しくなれて、 予想外の うれしい贈り物でした。



紅茶 と お菓子。

自家製の シンプルで素朴な焼き菓子、ちょっとボケてしまった林檎の砂糖煮、

たまに買う ケーキ屋さんの季節のケーキ、

お茶の時間には 酒の肴ならぬ ちょっとした スウィ―ツが また幸せですなあ。



かくして 妊婦生活も 後半戦、

諸々無事済ませることができ、新米母さんになって ベイビーも一段落してくれる頃には

また おいしいお酒が飲めるようになるのかどうか・・・・・

まだ 神のみぞ 知る ってところ、かなあ。

密かに ” ( お酒が )飲めない人 ” に 憧れてもいるのです。

そうなっちゃっても いいなあ。 



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

てぶくろ



ニューヨークからやって来た、ペルー生まれの 手袋。

色の組み合わせが なんともかわいい!

毎年 秋の終わり頃から 冬の初め頃までの

期間限定の着用です。



とても 大事だから、使い過ぎないように、 という事と、

そして、

糸がコットンだから、真冬は これでは 寒いので。




久しぶりに再会した 大好きな手袋。

皆さんも きっと今ごろ お気に入りの手袋を取り出して、

暖かくして 冬の空の下を 元気に歩かれていることでしょうね。




お気に入りの手袋。

冬の心の親友。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

今日の天気

今、雪です。

風もけっこう吹いていて、雪は 横になって降っています。

寒そう。

とうとう、雪らしい雪。

みぞれじゃなく あられでもなく、雪 です。

今年の札幌の ” 初雪 ” って 今日なのでしょうか。

アスファルトに着地すると同時に はかなく消えてしまっているけれど。



暖かい店内から 今日の雪降りを眺めて、

とうとう 冬になったなあ、とか 

寒そうだなあ、とか

きれいだなあ、とか。



いよいよ 冬。

キャンドル と ひざ掛け と ジンジャーティー の 冬 です。

新しい季節の到着に わくわくします。 ( 最初だけ! ) 。



クリスマスのポストカードが揃いました。

選ぶのが楽しい クリスマスのカード、 パスキューのカードも ぜひ

見にいらして下さい。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

BLACK DAHLIA


スガイ札幌劇場にて観ました。

日曜日の夜の回ということもあってか、いつもだいたいこんなものなのか、

空いておりました。


さて 『 ブラック・ダリア 』 、

監督と原作者、両方で楽しみにしていた1本でしたが、

結果は うーん、いまひとつ ・・・・・ かしら。

監督の ブライアン・デ・パルマは 『 アンタッチャブル 』 がとっても良かった。

原作者の ジェイムス・エルロイは 『 L.A.コンフィデンシャル 』 の

原作者でもあり この映画も すごーくおもしろかったのです。



ジェイムス・エルロイの ” ロス暗黒史 4部作 ”の第1作、『 ブラック・ダリア 』。

1940年代の雰囲気も 、同じ ” ロス暗黒史 ” シリーズの 『 L.A. コンフィ

デンシャル』 同様 堪能できたし、映像的な 美しさとアイディアも、

さすが デ・パルマ! ってとこです。

だけれども、 映画が も一つ消化不良、満足感不足、な感じが残ったのは

たぶん、原作が 入り組んだストーリーで、それをこの1本の中で伝えるのには

無理があったためじゃあないかなあ ・・・・・ と想像します。

映画 は あくまで映画、原作と同じじゃなっくっても全くかまわないのですが、

『 ブラック・ダリア 』 を観た限り ストーリーの運びが 後半 よくわからなくなっ

てしまうのです。  謎のからくりについて行けなくなったんです、 私は。

家に帰ってきてから 別のリーフレットに 登場人物の関係図がのっていて

それをみて ああそういうことかあ・・・と。

でもねえ、それじゃあ映画としては ちょっとダメでしょう。



・・・・・ といっても、ジョシュ・ハーネットをはじめ、スカーレット・ヨハンセン、

アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、の主役陣の華やかさも 

全体的に セピアがかった画面、 暗闇、 夜の豪雨、 などの デ・パルマ映像は

映画ならではのリッチさで、 やはり魅力的でした。




というわけで、 今読んでいる本が終わったら、次は 『 ブラック・ダリア 』 に

いってみようと思います。 もう買ってあるんです、文庫本。

さて、原作は どうでしょう。











コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

戦場のアリア



『 戦場のアリア 』 、蠍座で観ました。

第1次世界大戦 と ヨーロッパ ということで 観ました。

アメリカ映画が続くと ちょっとヨーロッパものが観たくなりまして。



本当に起きた物語なのだそうです!

” ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。” と

このチラシの裏に書いてありました。

約90年前と現代を比べると、 もう 全く変わってしまった、

世界も 人も。

フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍 この三つ巴の戦闘の最前線で、

クリスマスの夜に なんと! 戦うのを一時やめて 敵対する者同士が

酒を酌み交わし、家族の写真を見せあい、バグパイプを演奏し、

そして ドイツの国民的歌手が 美しい歌声で クリスマスの夜を祝うのです!!

なんと人間的!  なんと素晴らしい!  なんとローテク!!

・・・・・ と感動しつつ、すっかり現代に育ってしまっている私なぞは、

「 やっぱり 昔は いいねえ 」 などという 妙に冷めた感想 ・・・・・ 。

今じゃ ぜーったいに ありえなー――ーーーーーいっ!

という 驚きに近いかも。



兵士達と その団体を最前線で率いる将校たち、みんな普通の男達で、

もう ” 早くおうちに帰りたい ” んです。

でも まだまだ 帰れない。

だって 戦争なんですもの。

悲惨な場面や 残虐な場面はないのですが、この男達の ”もう、やだっ!ママンの

手作りの料理が恋しい・・ ” という 泣きのほうが よっぽど心に伝わります。

戦争というものの狂気の、個人を押しつぶし切る暴力性を。



第1次世界大戦 と ヨーロッパは味わえたけれど、 全体としては

何かが もひとつ足りなくて ★★、というところ でしょうか。

映画的に 第1級、というのには 私なんかじゃあ ちゃんと説得できない

サムシングがあるのですね。 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

LADY IN THE WATER


10月に観た映画のご報告、いたします。

月が変わったのに、なんとなく後まわしになってしまっていた3本です。




まずは 『 レディー イン ザ ウオーター 』 。 

サッポロファクトリー は ユナイテッドシネマにて。

なんですがあ・・・・、この映画、きっと観たひとの 80%は  ”はあ~っ!? ”

っていう感想だろうなあ。

そして 同じ監督の 『 サイン 』 なんて、96%のひとが 間違いなく 

” はああ~っ ??? ” でしょうなあ。

でも 私は 何故か好きなんですよねー、この ナイト・シャマラン監督。

『 シックス センス 』 を観て、 なかなかおもしろくて、

次に 『 サイン 』 で もう感動!!

ちなみに 『 サイン 』 は その年 ( 3年前くらい )の さっぽろ映画サークル

の ワースト1 でした。

” この世に偶然はない ” という 偉大な真実をテーマにした 素晴らしい1本。

みんな 『 シックス センス 』 の次だったからか、怖い映画を期待したのかなあ。

でも 『 シックス センス 』 って 別に 怖い映画じゃないよねえ、主題的にも。

『 シックス センス 』 も 『 サイン 』 も そして今回の 『 レディー イン 

ザ ウオーター 』 も 全編 とっても ” ヘン ” なムードが流れていて、

その ” ヘン ” さ加減が 好みなんです。

登場人物が みんな どんよりと 静かで 現実感が 希薄。

ヘンですよー。 とっても。

『 サイン 』 を観たあとは ( 観たひとは 頷くハズ ) アルミホイルで

宇宙人除け帽子をつくって 店でかぶっておりました。 すごく ヘン。

でも 何故か 好きなんだなあ。




『 レディー イン ザ ウオーター 』 も その空気感は 引き続きつつ

もっとお伽ばなしのような仕上がり。

この映画を見る前に ( もし 興味がおありだったら ) 『 サイン 』 を、ぜひ!

『 サイン 』 がOKだったなら 『 レディー イン ザ ウオーター 』 を。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

枯れている もの




子供の頃から、私は ” 枯れている植物 ” に 惹かれていました。

かさかさしたテクスチャーと、 微妙な褪せた色と、 形・姿 と、

なんだか いいなあ と思っていたのでした。

ですから、夏の盛りの草や花も もちろん素晴らしいのですが、

盛りが過ぎて 朽ちていくばかりの 後半戦の 彼らの魅力も 私の中では

いや増すのです。

特に、駐車場の脇 とか ビルとビルの間とか あんまり人間の愛が届いていない

場所に 勝手に繁っている雑草、雑花が なんとも美しく、

摘むのがためらわれるほどなんですが、そういった植物が 寒くなっていくにつれ

枯れ果てて 変化してゆく様は もう うっとり、です。

なんておもしろい形 と 線 に固まってゆくのでしょう。

なんて美しい色になってゆくのでしょう。




・・・・・・ こうやって 改めて 文章にて気持ちをあらわしてゆきますと、

” 雑草 ” と呼ばれている植物達が 普通の草、花、より 好き、ですね。 うん。


 

そして この間、古本屋で 「 ウワッ! 」 という絵本 みつけました。

『 ふゆののはらで かれくさつみ 』 というタイトル。

野原の まさに ” 雑草 ” の 見事な 枯れ姿 オンパレード!!

しかも みんな 名前付き。

ああ、わかるー。 いいよねえ、枯草。 雑草。

写真ではなく、丁寧に描かれた 絵、その色調、 なかなか でした。

たったの150yen 、でしたが ちょっと 宝物をみつけた!っていう気持ち。




もうそろそろ どこのお庭も 冬囲いがすんで、

いつ雪が降っても 大丈夫、みたいです。

夏の 濃い緑と 花達の鮮やかな色の記憶を楽しみつつ、

この絵本をひらいて 真冬の 真っ白い根雪になる前まで

” 枯れているワールド ” に 浸れそう。 
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

甘いもの 



常日頃 いろんな 甘いものを その都度 選んで食べてますが、

” 羊羹 ” って 自分で買ったこと ないなあ ....... 

と、 ある日気づきました。

理由は なんでしょう ?

これ といって ないんだけどなあ。

そんな私に 時々 羊羹を送ってくれるひとがいます。

中標津で暮らす 元美ちゃん。

彼女のつくるポストカード と 小さな詩集は 当店にて ロングセラーです。

中標津ライフを綴った お便りが 納品時に 一緒に送られてきて

( 結構笑える その内容 ! )

そして さらに たまーに、 この ” 標津羊羹 ” も 送ってくれるのです。

いや おいしいのなんの。

食べきりサイズで 小さい紙箱に ひとつ ひとつ 入っているのですが、

中標津では あの 天下の 『 とらや 』 を あっさり抜いて 

ダントツ1位!( 羊羹部門 ) なんだそうな。

うなずける おいしさ。

甘さ、舌触り、コク、後味、いろんな要素が ちょうど良くて、

不思議な 軽さ、なんです。

以前、銀座の 『 空也 』 の 有名なもなかをいただいたことがありますが、

そのときも 食べ終わって 、 なんだか まぼろしだったかのような 軽さ が

ありました。 それに ちょっと 似てる ..... 。

羊羹って 和菓子職人にとっては 最後の砦、究極の技、なんだって。

あらゆる和菓子の技術を身に付けて、そして 最後に臨むのが ” 羊羹 ” 。

へえー、そうなんですかあ。

上等な羊羹って 安くないもんねえ。 納得。

厚くきって ( 薄いのも 好き ) おいしい煎茶とともに。

日本人、を感じるシーンの一つ でしょうか。

私も いつか おいしい羊羹 二竿くらい手土産にして、誰かのお家にうかがって.....

なーんてこと 空想しつつ、

標津羊羹を パクッ、パクッ、パクッ、

だいたい 3口の 丸かじり なんです。

元美さま、アリガトウ!! 

 





コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

思うこと

基本的には 毎日 毎日の くり返しの積み重ねで成り立つ この生活。

たまに イベントがあったり 思わぬ 穴に落っこちたりしながら

24時間を 必死で生きています。

枕に 頭をつけた途端に ぐーすか 夢の国、 いったところでしょうか。


ですが、

こんな毎日のなかから、 いいえ、  こんな毎日のなかからこそ、

人は 本当に 素晴らしいクリエイティビティ―を紡ぎ出す、そう思います。



毎日 毎日、 

使って 洗って 拭いて 磨いて 修理して 

手をかけたもの 使い込んだものが

1つ でも 2つ でも 身近にある という うれしさ と 安心 が

暮らしに 品格を与えてくれる。

忙しさのなかで 美しく暮らしていく為に 

くり返しの家事仕事を 再検討し、 分析し、 自分の性分と照らし合わせて

やり易いように より楽に 上手に出来るように

工夫を続けて ・・・・・ 。




有名人であろうと 無名人であろうと 

誰かに見せるためではなく

自分のために、  もしくは、自分と、 一緒に暮らす家族のために、

美しい生活 と その 空間 を造り出そうと 

日々 考えて 取り組んでいる人を

わたしは 本当の クリエイティビティ―のある人 と 思うのです。



例えば、

1枚の 使い込まれた 麻のふきんに

1本の お風呂用ブラシに

1枚の 白い コットンシャツに

その人と暮らしが 表現されている 。



自分らしい、と 心から感じられる 美しい暮らしを つくること

これが わたしにとっての これからの 主要テーマ なのです。















 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )