毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
棒っこの珈琲豆
ほぼ毎朝珈琲を淹れてます。
自分用に一杯分です。
珈琲豆は、その時々でいろいろです。
通勤中に立ち寄れる豆販売をしているお店が3軒あり、そこのものを買って
きたり、自転車で行ける範囲で2軒あり、そこの豆も買ってきたり、
街中に出たときに立ち寄って買ったものもある。
ブレンドされたものや、ストレートのもの、どちらもその時々で買ってみます。
つまり、決まったお店のいつものお豆、ということはなくて、立ち寄り入手できる
範囲で様々な種類の豆を気分で選んで、とにかく家用の豆の在庫は切らさない
ように、というものなのでした。
みんなそれぞれに美味しいですから、朝のコーヒードリップの手順は、コーヒー
アロマとともに行われる幸せな儀式といってもよいですね。
先日のこと。
棒っこ珈琲のさえこさんが納品にいらっしゃり、『 隣のインド人 ( ♪ ) 』 に
インスパイアされてつい焼いてしまわれたという、納品分とは別の ” インド中深 ”
の豆を少しわけてくださいました ( 役得 )。
棒っこさんの珈琲豆は当店でも大人気で売り切れ必至のため、自分ち用に購入する
のは控えていたので、なんたって嬉しいプレゼントなのでした。
そしてさっそく朝にそのインド豆をガリゴリと挽いてペーパーフィルターに移し入れ、
グラッと沸いてきたお湯も小さなドリップケトルに移し、準備万端整って、いざ!
フィルターで待っている挽き立てのインド豆の中心に、ほとほとと慎重に注いで
しばし待ち・・・・・・
するとですねぇ、なんと! インド豆は、最初の湿らせ程度の少量のお湯を注いだ
段階でもうすでに、もりもりと膨らんでいるのです!!
地割れしながらもりもりと!
そのもりもりの小山が少しへこんできた瞬間に、本注ぎを開始、プワァーーーっと
膨らむ膨らむ、もりもりの大山が出現して、もう私は興奮と感動と緊張で一杯でした!
注ぎ、そして切り上げるタイミングを誤らないように、と。
毎朝、気持ちを集中させて淹れている珈琲ではありましたから、お湯の注ぎ方も
丁寧にやっているはず・・・挽いた豆はそれなりにちゃんと膨らんでたはず・・・・
が、しかし、棒っこのお豆の地割れしながらのパワーに満ちた美しい盛り上がりには
驚きました!全然違うんです! ドリップ完了の一杯の珈琲の美味しさは言わずもがな。
棒っこちゃんスゴイ!
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
珈琲を淹れて、噛むたびに甘味が増す小麦の味が増すパンにバタをちょいとのっけて
幸せな朝ごはんはいかがでしょう。
棒っこ珈琲は 「 チョコレートの好きなおじさん 」 ブレンドが入荷しました!
こんがりと香ばしく焼き上がったパン、そして棒っこ印の珈琲豆パックを山盛りにして、
ご来店お待ちしております!
チョコレートの好きなおじさんブレンド / 100g 750yen
グラハム粉の丸いプチパン / 1個 150yen
新緑の季節に
いつもの通り道をちょっと変更して、知らない道を通って歩いてみると、
小さな公園や、家並み、美しい生け垣、樹齢の高そうな立派な樹、初めて見る花々
などと出会い、心惹かれる風景が待っていたりします。
ささやかな事、慣れている事についてでも、新しさを意識してやっていくと
( 例えば、手順を変えたり、ペンのインクの色を変えたり、右と左を交代したり・・)
思わぬ感覚や感動を得ることができる。
爽やかな季節になりました。
新しい緑の中で、
外に出て、まずは今までとは違う道をいきましょうか。
気持ちの良い風と光を心から楽しみながら、歩いてみましょうか。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
雑貨の店でパン販売?
そうです。週に一度の金曜日のみ、1種類のみの販売なのです。
これぞ小さな新しい体験としてオススメです。
丸い小さなパンが入った茶色の紙の袋を抱えて、新しい道を通って帰りましょうよ。
こんがり焼けたパンを山盛りにして、
明日もご来店お待ちしております!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
ジャズライブ ありがとうございました!
8年前のある日、
通常の商品の販売とは別に、何か・・・モノではない何かを取り扱い品目に
加えたい、カタチはないけれど素敵ななにか・・・・
カタチはないけれど心の中に入れて持ち帰れるなにか・・・・
ふとそんな思いが浮かんできて、
そうしてその次に「 音楽 」 という言葉が閃いたのでした。
音楽とは、私にとって & パスキューアイランドにとって = ジャズ!!
テナーサックス・大関 智也と、ベース・小林 浩樹のデュオでのジャズライブが
スタートしました。
8年目のパスキューアイランド ジャズライブです。
立ち見が出るような ” 密 ” なライブが目標なのですが、まだまだ修行は続きそう!
17日月曜日、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
いわゆる 「 ジャズクラブ 」 のような空間とは全く違う、ジャズ的には異質の
空間であろう日用品雑貨の小売店舗での生演奏。その異質感も含めて楽しんで
いただけたなら、続けてきた甲斐があったというものです ( しみじみ )。
それでは演奏曲目をご紹介いたします。
・On a slow boat to China
・Love me or Leave me
・For all we know
・Gee baby ain't I good to you
・Blue Monk
・Going Home ( Encore )
1曲目は 「 スローボート トゥ チャイナ 」。
村上春樹の小説のタイトルにもなっていますね。1948年に作曲されました。
ベースのソロの音の圧力に、棚のガラス商品?でしょうか?共振してビリビリ!
イイ感じのスタートです。
2曲目 「 ラヴ ミー オア リーヴ ミー 」
1928年、ブロードウェイ劇 "Whoopee!" で歌われ登場しました。
愛するか、去るか、どっちかにして・・・という意味合いの歌詞内容で、マイナ
ー調のトーチソング。音の数少なめの枯れた味わいのテナーのソロが渋かった。
3曲目 「 フォー オール ウィ ノウ 」
この曲は、私にとってはビリー・ホリディです。1958年録音のコロンビア盤
「 レディ イン サテン 」 で、晩年のビリー・ボリディの掠れたような哀しさ
に満ちた声で歌われていて忘れがたいのですが、今回のライブでの演奏は、
テナーとベース二人の演奏の進行アイディアがとても面白かったです。
始まりはテナーがソロでポツリポツリと。中盤に入ってそれぞれがソロをとり、
終盤に向かって二つの楽器が組み合わされてボリュームアップでエンディング。
二倍楽しめた感じでしたね。
4曲目 「 ジーベイビー エイント アイ グッド トゥ ユー 」
1929年に生まれたこの曲の ” Gee " は、アメリカ英語での ” ねぇ ” という感じでの
呼びかけなのだそうで、ねえベイビー ボクは君に良くしてやってるよね、という
ような意味になるようです。テナーからソプラノサックスに持ち替えて、張りがあり
伸びもあり、でもツンツンはしていないまさにいぶし銀の音、さらにベースソロの
圧倒的なテクニック、ボリュウムも素晴らしく、ブルージィなこの古い曲をこのよう
に間近な迫力でお聴きいただけるのが、当ライブ!なのです。
5曲目 「 ブルーモンク 」
ピアニスト・作曲家のセロニアス・モンクの代表作のひとつ。
いやはや、時を忘れる、圧巻のラスト演奏だったと思います。余裕すら感じました。
テナーサックスとベース、地鳴りがするほどの太い低いふたつの音が、遊び、対話
し、離れたり混じり合ったりしながら " JAZZ " を生み出していきました。
いい音出してましたねぇ。
6曲目 「 帰郷 」
アンコール曲 ( ありがとうございます ) は、テナーのソロで、ドヴォルザーク・
「 新世界より 」 からです。アレ、聴いたことある、えーとっ何だったけ?
そうでした、クラシックの名作からでしたが、テナーサックスのこの曲もオツですね。
以上の合計6曲でした。
5月の夕闇と澄んだ空気の中、自転車でのご参加の方も数名。
街中ならではのその軽快さ、都会らしさに心の中で 「 イイネ 」 サインをクリック
しておりました。またぜひ気軽に自転車でも!
次回は、夏が始まる7月19日 ( 月 ) です。
みなさまのご参加、一同心よりお待ちしております!
お元気ですか?
今年のゴールデンウィークもあっさりと過ぎ去ってしまいましたねえ。
寒くて驚きました。ストーブをまたつけて、自転車に乗るときはマフラーと
手袋を装着。道行くお嬢さん達は、春らしい軽やか仕上げの装いで、そちら
も驚き。「 寒くないですか? 」( 心の中で )
若いってすばらしい。
みなさま、お元気でお過ごしですか?
本日の見出し画像は、ある一女性ふみふみからいただいたもので、最近
の当店の様子なのですけれど、えっ?!ってまたしても驚く。
だって、毎日毎日肉眼で眺めているからよくわかりますけれど、こんな
にスッキリと 静かな佇まい・・・・ホント?
なんてステキなお店でしょうか!
フレーミングの巧さ、そして愛が伝わるナイスショットなのです。
実際は、常に空気が動いていて、人も物も動いていて、もっとがやがや
しているのですけれど、流れていく日常をこんな風に留め置いてくれる
店内写真はとても貴重です。
ある一女性ふみふみ、どうもありがとう!!
そして今月5月は、恒例ジャズライブの月。
生まれたての音もまた、形を残すことなく瞬時に移ろいゆきますが、
聴いてくださるみなさまの心のどこかに、小さな波が立ち、心地の良い
波紋が拡がっていくような、そして、しばし記憶に留め置いていただけ
るような、そんなひとときを目指します。
どうぞ、録音とはひと味もふた味も違う ” 生の音 ” を味わっていただけ
たら、と存じます。
5月のジャズライブのご案内
日時 : 2021年5月17日( 月 )
開場 19:30pm ~
開演 20:00pm ~
( 約50分程の演奏時間です )
参加費 1500円 ( ワイン、リンゴジュース、またはお茶付き )
テナーサックス : 大関 智也
ベース : 小林 浩樹
場所 : パスキューアイランド
札幌市中央区大通西17丁目1-3太田ビル1F
tel / 011-215-9331 ( 当店です )
5月17日( 月 ) は、日中はぐずついているようですが、
18時以降は晴れの予報。イェーイッ!
お仕事帰りにも、小さな非日常・パスキュージャズライブいかがですか?
一同、心よりお待ちしております。
そして、明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
空気も眺めも気持ちの良い5月は、「 お散歩途中デス 」 と来店される方々が多い
のです。明日は一日中晴れマーク、のんびりと円山界隈をお散歩したり、
自転車で巡ったり、にぴったりですね。
途中、パスキューアイランドにて、パンも買いたいかも、とご予定くださいな!
こんがり焼けたきつね色のパンを山盛りにしております。
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
栗ぼうや
栗ぼうやのことは、子どもの頃から知っている。
その日の叔母の手土産だった小さなチューブに彼はいた。
彼が強烈に発散している魅力は、その超個性的な出で立ちと、彼を取り囲む図案や
欧風文字デザインによって、私は、確か・・7~8歳だったと思うんだけど、
彼を忘れられないひとにしたのでした。
チューブの中身は、栗のペースト。
生まれて初めて食べた栗ペーストもおいしかった。
当時叔母がどこで入手したものか、舶来品がまだ珍しかった時代だったと思う。
あっという間にチューブの中身はなくなって、その後の再会はないまま
時は流れ流れて、2020年冬。
道すがらの食パン屋さんに入ってみて、ふと目がいった棚に、彼はいた!
「 栗ぼうや。」
彼は何にも変わっていませんでした ( もちろん買って帰った )。
イガグリの着ぐるみで、自社製品の栗ペーストの大型缶を抱えてニッコリと笑って。
何も変わっていないのは、栗ぼうやだけではなくって、
そのチューブ!ラミネートチューブではなくて、金属チューブ入りっていうのも
変わっていなかったのです。当然、ねじ蓋のてっぺんにはとんがり角が仕込まれ
ていて、蓋を開けて、封印されている口にそのとんがり角をぶちっと刺して開封
するのですよ!今時そんなのあり?! 栗ぼうやはアリなのでした。
固くて柔らかいあの金属チューブ独特の感触! 最後までいくと、肩のところを
ぐいっと力一杯倒してつぶして中身を少しでも沢山絞り出して。
78g 入りの小さなチューブなので、本当にすぐに食べてしまうのですが、
でも栗ぼうやはチューブ入りでしか会えないし、昔ながらの金属チューブって
いうのも、今やちょっとした趣向で好きですし、缶入りのたっぷりサイズもある
みたいだけれど ( 栗ぼうやはいなくて文字デザインのみのラベル )、いつも買
うのはチューブ入りなのでした。
栗ぼうやはフランス人。
栗ぼうやがお勤めしているのは、クレマン・フォジェ社で、1882年創業ですって。
もしかして、栗ぼうやは139歳・・・・
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
グラハム粉のプチパンをスライスして、バタをのっけてから、栗ぼうやのマロンペー
ストをニューっと絞りだしてぱくりっ!大変イケます。
こんがり焼けたプチパンを山盛りにして、ご来店お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個150yen