福田元美 イラストポストカード入荷




1月が今日の残りと明日で終わってしまいます。

2月3日の豆まきで鬼退治を済ませたならば、いよいよ立春、ふわりと春が立ち現れま

す。雪解けまではしばらくかかりますし、冬のイベント、雪遊びはまだまだたっぷり

と続くのですが、そろそろ春を待ちわびる心持ちになる、北海道の冬の折り返し地点の

時期がきたようです。

そんなことを考えていたら、本日、福田元美さんから新作のポストカード、届きました!

まずは、3柄。ソチオリンピック目前のタイムリーな2柄と、まさに春を告げる

シンボル・ふきのとうです。





『 アイスホッケー 』
北海道の伝統的な冬ノオリンピック出場種目! ガンバレー!!





『 カーリング 』
今回は北海道銀行チーム出場ですね。地元ファンも大勢でしょう。ガンバレー!!




『 ふきのとう 』
ああ、今年も雪解けの空き地で、この新鮮な黄緑のかわいい蕾に会えるかな・・・。




以上の3柄。

さっそくお友達に届けましょう。




福田 元美 イラストポストカード
1まい 150yen
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木はいいなあ




去年の最後の方でサイズの欠品が続いておりましたパッキングクリップが再入荷、

ようやく3種類の大きさが揃いました。

初めてご覧になる方は、一体どうやって使うものなのかわからないかもしれませんね。

ちょっと不思議なオモシロイ形をしていますものね。

では。少しご説明申し上げます。

まず、先っぽに嵌めてある輪っかを外します。

輪っかが外された棒は、実は縦半分に切れ目があって ( つまり、縦に割れていて )、

そこに、開封後、口を折って閉じた状態の袋物・・・・例えばポテトチップスとか、お茶

とか、かりんとうとか、鰹節とか、パン粉とか・・・・を挟み込み、そして、先程外した

輪っかでもってグイッと棒の先 ( 間に袋の口を挟んでいて少し広がっている ) を締め

るのです。これで完了。もう湿気とはサヨウナラー!!

このようなお仕事をするクリップなのです。

ダブルクリップや洗濯バサミを使っているよ、太めの輪ゴムだね、という方たちも大勢い

らっしゃるでしょう。で、敢えてこのクリップを選ばれたお客様に意向をお聞きしました

ところ、なんといっても一番多かったお答え、

それは、

「 木の感触が好きだから 」

「 木は長年使い込むといい色になっていくでしょ 」

というものでした。

そうそう、そこなんですよね。

プラスティック製で同様のデザインのクリップも世に多く出回っているそうですが、

暮らしとともに年数を経た手馴染み、艶、傷さえもが、がかけがえのない良さになるのは

木製品ならではなのではないでしょうか。

ほんの小さな道具なのですが、お好きなサイズで使ってみてください。

手にするとちょっと嬉しい気持ちになるかもしれません。

触った感触になんとなく安らぐかもしれません。

たまに薄くオイルで拭いてやると、かなりいい気分になっちゃうかもしれません。

木ってそういうもののようです。

木っていいなあ、と改めて認めたりもね。

デザインは機能に徹し、材は無塗装チーク。使ううちに色味が増して落ち着きが出ます。

ご自宅用はもちろんですが、春近し、この新年度から一人暮らしを始める若い方へ

例えば、麻のクロスにこんな木の日用品を添えて贈る。

毎日使うちょっと良いものを是非選んでさしあげてみてはいかがでしょう。




パッキングクリップ
L:21cm 690yen
M:16cm 600yen
S:13cm 500yen
チーク材無塗装・金属
ハンドメイド














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ワイヤーバスケット



太い鉄のワイヤーで作られたバケツです。

第一印象は、頑丈さ、ですね。

とてもしっかりしているので、少々重みのあるものをいれても大丈夫です。

常備しておきたい人参、馬鈴薯、玉ねぎなどの根菜を入れておくのはいかがでしょう。

毛糸玉もよさそうです。

林檎を山盛りもきれいでしょう。

乾物の袋、とか、お豆や粉物の袋とか。

靴下やベルトなどの毎日身に付けるもの、とか。

歪み無く、シンプルな作り、好感が持てます。

ゴツそうですが、意外と慎ましやかで目立たなく、地味な仕事ぶりにも、好感です。




ワイヤーバケツ
S size/ 直径25.5x高さ18( 持ち手含み31 )cm 1000yen
L size/ 直径31x高さ20 ( 持ち手含み37 )cm 1500yen
スチール製



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大統領の料理人 / LES SAVEURS DU PALAIS



去年12月の初め頃かな、シアターキノにて。

とても良かったです。


「 あなたの 〈 美味しい 〉 が くつがえる 」

「 今年いちばんの絶品映画! 」

「 その一皿がフランスを変えた。 」


という宣伝チラシのメインコピー、観客動員数を稼ぎたい魂胆みえみえの ( まあ、お仕

事としては当然のやり方ではある )当たりの的の面積をかなり大きくしてあるダーツみ

たい、と例えておきましょう。

オルタンスという、生きる喜びの真髄を理解する稀有な女性が、戦い、奮闘し、新たな

境地で道を切り開いてゆく様を描いた、なかなか骨のある作品なのです。

単なるグルメ映画ではないですし、腕と度胸で逆境をどんどん打ち崩して成功するという

痛快ものでもなし、観終わってからも味が深くなる、そしてじわりと元気になってくる、

本物の美味なるスープのような映画、かな。

ここ3年程、私の中で「 食べること 」 「 料理すること 」 「 おいしいこと 」 って

一体なんなのだ? というテーマはかなり大きなものなんです。

この映画の中でオルタンスは私に一つの答えを示してくれました。


田舎の小さなレストランから、エリゼ宮へ。

J.ロブションの推薦で ( って言ってた記憶が・・ ) ミッテラン仏大統領のプライベー

トシェフに就任したものの、勤続ン十年というプライドの塊のような厨房のおっさんシェ

フの面々に総スカンを喰い、呆れるようなイジメを延々と受け、嫌がらせの数々が毎日

のように待ち受ける。それでも、オルタンスは、持ち前の腕とガッツと、「 美味し

い! 」 への限りない情熱とで乗り越えようとするのですが、限界を超え、辞職します。

そして、傷心の彼女が向かった先、それは南極。

南極料理人として、今度は雪男みたいな野郎どもの胃の腑を至福の食事で満たすのです。



オルタンスの姿勢はいつも、どこでも、誰に対しても変わりません。

食べることは、生きること。

食べるということは、命を食べるということ。

ただそれだけなのです。

そのための料理であり、そのために全身全霊を注ぐ。

家庭であっても、食堂であっても、そしてエリゼ宮、南極観測地であっても。

オルタンスの料理は、フランス人が代々食べ繋いできた地方色豊かな伝統的家庭料理。

ミッテラン大統領の私的なランチパーティーのメニュウのために、彼女は徹底的にミッテ

ラン大統領の故郷の味を再現しようと奮闘します。

何度もスタッフと試作、ミーティングを繰り返し、料理に合わせたワインを選び、締めく

くりのデザートに至るまでの一貫したテーマ性を伝えることで、大統領とその家族の大切

な食卓の思い出を表現しようと。

幼い頃からお母さんが家族のために作ってくれた 「 美味しい! 」 の記憶は、囲んだ

テーブルの湯気と笑顔とともに体をつくり、人格をつくり、そして人生を乗り切る底力と

優しさ、時にユーモアといった、まさにお金では買えないものをつくってくれていた事に

大人になって気づいたりするのですよね。

そして、人間は動物や植物の命をもらって生きているということ。

オルタンスが自分の料理のひと皿に込めようと、表現しようとして絶対に譲らないことは

この二つに尽きるのです。


先日ご来店されたお客様と、料理の話題で盛り上がりました。

その方は今、お料理の教室に通われていて、その教室の先生がおっしゃったお話は、

とても興味深いものでした。

女性の指の先からは、乳酸菌が出ている、とのことなのです。

だから、女性は赤ちゃんをその指先から出ている乳酸菌で守っているし、また、糠床は

本来その家の女たちが毎日かき混ぜることで保存され続けてきましたが、それは、女性の

指先から出ている乳酸菌が糠床を活気づけ、より栄養豊かに美味しくするから。

そして赤ちゃんから大きく成長した子供たちを、今度は指先乳酸菌パワーで美味しく漬か

った糠漬けを食べさせることで守っているのです、と。

先生は、なので糠床は絶対にご主人には触らせないとおっしゃっているそうです。

なんと素晴らしいお話でしょうか。

とても納得できます。なるほど、そうであったか!

今は男も女もどちらも普通に料理する時代になりました。男子もどんどん厨房に入って

楽しく美味しく料理して、お互いに助け合って生活すること。良い流れですよね。

でも、女性が料理するということは、それ以上の特別な意味と使命がありそうです。

だって、指先から乳酸菌が出るんですよっ!!!すごい! 私のこの指先から!

自分自身のために、それから自分と繋がっている人たちのために、もっともと料理をしな

くてはいけないな、せっかくの乳酸菌を有効活用しなくてはまさに女が廃るというもの。

( 今年は糠床作りをしましょうか、是非。 )



オルタンスの料理は、女性にしかできない ” フランス版乳酸菌料理 ” ですね。

厨房で大鍋を前にして常にあれこれと素材と部下に話しかけながら料理し続ける彼女の

姿、それから素晴らしい美味なる映像に元気づけられました。

私達女性は、おいしいものをこしらえるために生まれてきた、そんなメッセージを

受け取った気がします。

観てみてください。













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1月20日 月曜日、大寒。




1月20日 月曜日、まさに 「 大寒 」 の夜でしたね。

きりきりと引き締まる夜の冷気の中、

パスキューアイランド 新年ジャズライブは、ご参加いただいたお客様と、サックス、ウ

ッドベースの活きの良い音とフレーズとで、程よい熱気と音楽ならではのバイブレーショ

ンが相まった素晴らしいひと時となりました。

昨夜の演奏曲は、



   □ BUT NOT FOR ME

   □ WHEN YOU SMILING

   □ STARDUST

   □ EQUINOX

   □ ST.JAMES INFIARMARY

   □ WHERE OR WHEN ( ENCORE )


以上、6曲でした。

上から3曲はジャズのスタンダードで人気のある曲なので、もしかしたらご存知の方も

多かったかもしれません。 

4曲目の 『 EQUINOX 』( エクイノックス ) は、J.COLTRANE の曲で、コルトレーン

も 『 COLTRANE'S SOUND 』 というアルバムでの録音以外には残していないかもしれな

い、まあ知られざる地味な1曲。

4曲目の 『 ST.JAMES INFIARMARY 』 。

なんともいえない哀愁と懐かしさに満ちたメロディの曲は、1929年に JOE PRIMROSE

の作詞・作曲。印象に残った方もいらっしゃるかもしれませんね、歌詞を記します。




     I went down to saint james infirmary

     Heard my baby groan

     I felt so broken hearted, she used be my own.

     I tried to keep from cryin' my heart felt just like lead,

     She was all I had to live for,

     I wished that it was me instead.



     セントジェイムズ病院へ行ったんだ

     俺の女が 唸ってるって聞いたからさ

     俺はもうボロボロだ  彼女は俺の女だったんだぜ

     なんとか泣かないようにしたけれど  俺の気持ちは鉛みたいだった

     彼女はかつて俺の全てだったのさ
    
     できるんだったら 俺が代わってやりたいよ




「 セントジジェームズ病院 」 というのは、麻薬や酒の中毒患者の更生病院なのだそう

です。どうりで、辛い、暗い、憂いの濃い旋律、そして歌詞の内容・・・納得ですね。

でも、なぜか心かきむしるような不思議な魅力にも満ちていて。




こんな寒い夜、お忙しい中ご参加くださった皆さま、本当ににありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

毎日、いろいろな事が起こり、いろいろな状況に絡め取られてしまいそうになりますが、

ちょっと抜け出て、ひととき日常とは全く違う空間と時間に身を置いてみることで、

何かが軽くなったり、リフレッシュできたり、ほっと一息つけたりするものです。

ジャズ演奏というちょっとした ” 非・日常 ” を、これからもご用意してみたいと

思っています。ちょっと肩がこってきたなあ、なんていう時は、ぜひお気軽にパスキュー

アイランドのジャズライブへどうぞお越し下さい。

お待ちしております。







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私の定番品





福田元美さんの作る 凹版画のカードセット、

私はこれが好きなのです。とても、好きです。

お礼状に使います。

一枚一枚手刷りの小さな版画は、感謝の気持ちや嬉しい気持ちを伝えるのにこれ以上ない

くらいヒタヒタっと波長が合うのです。

短いお便りにも使います。

葉書より落ち着いていて、程よい重みがあって、便箋より入り込まない。

なにより品質がとても上等 ( あらゆる意味で ) なので、このカード自体にメッセージ

性があるのです。たくさん綴らずとも、気持ちが伝えられると思います。



いつも、しみじみと、「 いいな 」 と思うもの。

毎日の暮らしの中に、そういうものが一つでも、二つでもあると、しみじみと嬉しく、

自分にとっての定番として、長く使っていくわけです。

ちなみに私の定番、考えて挙げてみよう・・・・ほんとに少ないなあ、でも必需品。

リーバイスの501 のジーンズ、ケッズのチャンピオンオックスフォードの白、

雨の日と雪の日用の L.L.Bean の紺のガムシューズ。

この三つは、衣料の柱。” これさえあれば ” の、身につけるものの要かなあ。


無双の三年番茶、パスキューアイランドのワッフルクッキー ( 笑 )、シリアのローリ

エとオリーブの四角い石鹸、

月光荘の小さいクロッキーノート、パイロットの VCORN 水性ボールペン、など。

そしてこの

福田元美の版画のインヴィテーションカードセットも。

日々欠かせないので、在庫は必須です。



元美さんのカードセット、新しい絵柄が揃っています。


『 カシオペア座 』

『 花 』

『 ホルン 』

『 ねむりこむ 白くま 』

『 革のくつ 』


カードも封筒も、作者の手作業で仕上げられています。

こういう品を扱うことができて、お店冥利です。

たくさん売れるわけではないのですが、個人的にもものすごくお薦め、のものですね。



福田元美 インヴィテーションカードセット
530yen





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新年ジャズライブのご案内




新しい年が動き始めましたね。

もう社会が活動し始めたのだから、といって、今年の新たなる決意を実行に移さなくては

いけないと力んだり、焦ったりしている方も少なくないのではないでしょうか。

大丈夫です。

1月いっぱいは、骨休めしていてよいそうです。

というより、骨休めしていた方がよいようなのです。

12月13日の 「 ことはじめ 」( ← ご存知? ワタシは知らないのです・・ ) から

2月3日の節分までは 陰 ( 寒さ、冷気 ) と 陽 ( 暖かさ、暖気 ) がせめぎ合っ

ているそうで、1年で最も強い霊気が流れている時期なのですって。

なので、この時期は、体に良い滋養たっぷりのものを食べて十分に休養をとって、人と

睦みあって温かい気持ちで過ごすのが一番だそうです。・・・とものの本にありました。

そうかっ! いや納得!!

まだまだゆったりと、まったりと体と心の調整をしているがよい、という天のお導きなの

ですから、これは従わなくてはいけませんよネ。

そこで、心の栄養補給、いかがでしょうか ( 笑 )。

パスキューアイランド・ジャズライブ 2014 の始まりです。

その封切りは、



    ■ 日時  1月20日 ( 月 )

    ■ 時間  7:30PM 開場  8:00PM 開演

    ■ 参加費  1000円 ( ワイン か りんごジュース 付き )

      大関 智也  テナーサックス
      
      小林 浩樹  ベース


40分程のライブです。

ジャズは初めて、とか、あまり詳しくない、という方、もう是非ご参加くださいね。

お席も、着いた順ですし ( 30席程 )、来慣れた雑貨店でのライブですもの、

緊張しっこ無しですよ。

新しい一年の始まりに、テナーサックスとウッドベースのお腹に響く低音の魅力に

驚いてみるのは、骨休め中の体験として、なかなかオススメなのです。

詳しくは、


    パスキューアイランド
    札幌市中央区南1条西6丁目第2三谷ビル1階
    TEL: 011-221-8998 / e-mail: pasq@mb.snowman.ne.jp

までお問い合わせください。

寒の入りに突入、どんどん冷えますね、これから。

どうぞご自愛ください。

たっぷりと、体と心を養って・・・・。





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2014年、明けました!




明けまして おめでとうございます。


2014年、1月5日 日曜日。

今日が私の仕事始め、

朝から降っていた雪もやみました。

新年スタートの B.G.M. の CD は、トミー・フラナガン、ロン・カーター、トニー・ウィ

リアムスの 『 THE TRIO 』 です。

1曲目の デューク・エリントン作曲の ” スゥイングしなけりゃ意味ないよ It don't

mean a thing ” が流れて軽快にスタートを切りましたよ。

シャッターを上げ、ドアを開けて、新年の新鮮な風を店内に通し、トミー・フラナガンの

「 ピアノ弾いてます! 」 っていうタッチの音の粒が次から次へと連なって、

私はすっかり準備完了!!

今年も、かけがえのない一日一日を、大切に、丁寧に、そして一心不乱に頑張って、

充実の一年間にしたいと思います。


みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

ご来店、心よりお待ち申し上げます。






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