キノ・ライカ 小さな町の映画館 / CINEMA LAIKA

 

 

フィンランドの首都ヘルシンキのちょっと上に位置する人口9000人の鉄鋼業で成り立

てきた小さな町カルッキラに、2021年 初めての映画館キノ・ライカが完成します。

カルッキラに住み、カルッキラを心から愛する映画監督アキ・カウリスマキが、この町

何か恩返しがしたいという想いを、映画館という形で実現するまでをカメラに収めた

素敵なドキュメンタリー映画でした。

そうです、この町唯一、しかも初めて出来た映画館を作りあげたのは、カウリスマキ

と、共同経営者である作家のミカ・ルッティ、そして建設業の職人や技能プロフェッ

ショナルである仲間達。

映画を通じての友人ヴェリコ・ヴィダクが改装作業に参加ながら( 土地と住人達と

に溶け込むために一年間カルッキラに家族で移住 )撮ったいう、カウリスマキチー

ムのリアルな雰囲気と連帯感が伝わる貴重な記録でしょう。

何しろ、インタビュー嫌いで通っているらしいカウリスマキが、建設中の現場にて、

資材を運び、いろいろなアイデアと指示を出し、自ら体を動かして労働している生の

姿を見せているのです。

 

元々は、使われなくなったレンガ造りの琺瑯工場だったという建物自体が素晴らしい。

大改装され生まれ変わったキノ・ライカには、映画館、レストラン・バー、サウナな

ども併設されているそうです。かといって、商業的な華やかさとは異なる落ち着きが

あり・・・それは、キノ・ライカの建物のレンガ造りの醸す雰囲気によるだけではな

いようです。

キノ・ライカの隣には200年の歴史がある鋳造工場があり、もちろん稼働していて今も

昔ながらの方法で金属部品などを製造していて( 『 枯葉 』の撮影もここで )、元々が

工場だったキノ・ライカの場所も含めてのいろいろな工場を中心にカルッキラという街

がなり立ってきたという背景があり、

カルッキラには、演劇やダンス、音楽が盛んという街の文化度の高さがあり、

大切なのはお金だけじゃない、何かやろう!という気骨ある風土があり、

そして決定打。発起人~施工~室内装飾などの施設完成までの全てを、カルッキラに40

住んでいるアキ・マウリスマキがやった、ということでしょう。

自分を育んでくれた街カルッキラへの愛情と感謝と、映画と文化への愛情と感謝そして

敬意を、持てる経験と美意識を思う存分使いこなして表現したキノ・ライカなのです。

カウリスマキの世界そのものがそこにあるのですね。

 

映画とは?

生活と芸術の間にある何か ” と答えたジャン・リュック・ゴダール。

近隣の工場労働者が仕事帰りにふらりと立ち寄る映画館、キノ・ライカは、ゴダールに

同感!って答えていると思いますし、カウリスマキ流の、言葉だけじゃない具体的で

実際的( 実生活的 ) な答え、と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

スライスして焼いてバターと粗塩。

ワインが進みます。コーヒーとで軽食ピッタリです。

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

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2025年2月9日 日曜日、pm7:12

 

これ ( ↑ )、去年の暮れに、タワーレコードで買ったCDに、オマケで付いてました。

名刺サイズよりほんのちょっと大きくて、裏面は2025年のカレンダーなのです。

猫背、咥え煙草、オールバックヘア、眼鏡、スーツにネクタイ、

そしてピアノの鍵盤の上を這う指・・・・・

このイラスト、どなたの作かは知りませんが、サイコー!!だよねー!

60年代のビル、彼そのもの!

紫煙で翳むスタジオか? はたまたジャズクラブでのリハーサルか?

軽妙さと余裕と、不健康さと。

油性の細字マーカーで軽~く描いたようなポートレイトに合わせて、

「 ジャズ名盤200 」 のキャンペーンタイトルのヘタっぽい手書き文字まで遊んでる。

もしかしてPCで描いたイラストと文字かもしれないけれど( きっとそうかも )、

名前ペンの細字の方で、紙にインクが染みる瞬間のあのシンナー臭?がするような、

実はなかなかのジャズマニアだけれど、クラスではちっとも目立たなくて友だちもいな

そうな、何考えているのかも分からないような、でもちょっと気になる男子が、

しゃらしゃらっとノートに描いて退屈な授業をやりすごしている・・・・時のイタズラ

描き、みたいな。

とても気に入ったのでした。

 

 

今週も、雪とツルツル路面と、グシャグシャざくざくの雪解け路面を繰り返すお天気

の中、たくさんのみなさまが訪れてくださり、感謝で一杯です!

日が少しずつ長くなってきていて、

春の兆しが感じられ始めるこの時期の静かな高揚感、待っている気持ち、

やっぱり特別ですよね。

まだまだ寒さは続くので油断は禁物なのですが、この春めく気持ちを、ちょっとずつ

何かで表現してみたいもの。早春の楽しみが始まっています。

 

来週も、元気にご来店お待ちしております!!

 

 

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2024年 本の記録 vol.4

 

2024年に読んだ本の記録・2月分の続き

 

2月

『  銀の枝 THE SILVER BRANCH 』

  ローズマリ・サトクリフ著 / 猪熊葉子訳 / 岩波少年文庫

 

 

サトクリフの「 ローマ・ブリテン四部作 」 は、傷のある紋章付きのエメラルドの

指輪が各作品に必ず出てきます。ローマが支配し、統治しようとしてしきれずに撤

退するまでの約400年間のブリテン島での各土地に起こった史実に基づく事件を元

した物語は、イルカの紋章入りの緑色の指輪を受け継ぐ家系の男達の物語なのです。

イルカの紋章の指輪は一族の誇りを象徴し、彼らの苦難と、希望に向かおうとする

生き方が、魅力的な脇役たちとともに描かれます。

『 銀の枝 』 にも印象的なキャラクターが登場し、再読するということは、彼らに再会

するということで、読み進み彼らが立ち現れる度に 「 おおぅ・・・! 」 と

ちょっと特殊な( 特別な ) 感動と喜びが胸に拡がるのでした。彼らはいないけど

いる。また会えた。その嬉しさよ。

槍のエビカトス、ホリノア叔母さん、道化のクーレン、そして地下組織の人道主義者

ポウリヌス・・・・・今書いていて、ああ会いたいな、と思ってしまいます。

 

( つづく )

 

 

 

立春を目の前に、雪がやって来ましたねー!!

一気に真っ白です。ほんとうに久しぶりに、連日の雪かき作業にへとへとですが、

この清々しい冷気はやはりこの時期にあってしかるべき・・何だか落ち着きました。

 

今週も、この雪の中、たくさんのご来店に感謝いたします。

ありがとうざいました!!

明日は立春。

気がつけば、夕方4時でもまだうっすら明るくて、春の最初の仄かな、でも確かな

光を感じてウキウキしてきますね。

 

来週も、元気にみなさまのご来店をお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

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フムス

 

 

乾燥豆を一晩水に浸して、翌日茹でて、

茹でたお豆を、擂り鉢で擂りつぶしますね。

その際に、味付け。

 

・オリーブオイルなどの油分をたら~り回しかけて、

・粗塩をパッパッと振り入れて、

・胡椒をゴリゴリやって、

・白練りごまを適当に投入し、

・お好みでおろしたにんにくもちょっと、

・レモンもぎゅっと絞り入れて、

 

ぐいぐいと擂りこぎを当てて豆が全部潰れて、投入物がみんな混ざって、

そろそろ良い加減かな・・・となったなら、

ひとすくい舐めてみて。

不足を感じる何かがあったら追加投入して、も一度味見して、

うむふむ旨し・・・となったら出来上がりです。

自分で作ったフムスは、もったり具合や塩加減も自分の好みに加減できるし、

ハーブやスパイスを加えても良し、ビーツやパプリカやオリーブの実などを加えて

も良し、自在ですね。

茹で豆のマットな食感と美味しさは、穏やかなんだけれどとてもエネルギッシュ。

トーストしたパン一切れに、このフムスをたっぷりとのせてパクリパクパク、

珈琲とこんなフムスのせトーストの朝ごはんもたまにいいものですよー。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

サラダやディップをのせて、オープンサンドイッチ( と珈琲 ) の朝が、春の最初の

兆しを感じるこの時期に合うんですよね・・・

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

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2025年1月26日 日曜日、pm18:58

 

今年からの新たな楽しみ、おありでしょうか?

私はあるのです。

それは、絵画を観ていくこと。

そして、画家についてももっと知っていくこと。

職業柄から自動的に想像されがちなのです、画家や絵に詳しそう・・と。

しかし。悲しいことに、全然詳しくなどなく、しかも絵画を意識的に意欲的に

観ることもあまりありませんでした。

滅多に実物を観ることの叶わないような大画家の作品が、札幌でも展示されたことは

たくさんあったのにねぇ。よくわかっていなかったものねぇ。

昨年後半に、澤地久枝著 『 画家の妻たち 』 を読んでから、大袈裟ですがまるで覚醒

したかのような絵画への興味、画家とその時代への興味、色彩への興味が湧いてきて、

今年からは、意識して求めていこうと思っています。

ああ、楽しみですねー!!絵の世界よこんにちは!!( なんちゃって )

 

PIERRE BONNARD 「 THE GRAPHIC ART 」

                                     / The Mwtropolitan Museum of Art,New York

ロートレックもボナールも、グラフィックデザイナーとしてのセンス抜群、驚!

 

 

今週も、たくさんのみななさまのご来店、ありがとうございました!

なんだか今のところ ” 春もどき ” というような暖かくしたがって雪もない札幌

ですが、そう言っているうちに2月3日は立春、もどきではなく本物の ” 春 ” が

始まります。少し日も長くなってますものね。

なんとなく、気持ちも体も軽いような気がします。

 

来週も、春めき加速の店内をしつらえて、ご来店をお待ちしております!!

 

 

 

 

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2024年本の記録 vol.3

2024年に読んだ本の記録・2月分の続き

 

2月

『 第九軍団のワシ THE EAGLE OF THE NINTH

  ローズマリ・サトクリフ著 / 猪熊葉子訳 / 岩波少年文庫

 

 

『 辺境のオオカミ 』 の感動の余韻のままに、サトクリフの 「 ローマ・ブリテン

四部作をもう一度最初から読み直したくなり、第一作目の 『 第九軍団のワシ 』を。

一度読んでいるにもかかわらず、忘れている部分も多く( 結構多いよ )、そして

一度目には感じなかった~気付かなかったことが二度目には強い印象や共感になっ

てやってくるという、一度目の新鮮さとはまた違う新鮮さなのでした。

思い出しながら、同時に新たなる感動を得つつ読み進む、再読って何とも豊かな

ものなんだな、と改めて気付かされた読書でした。

 

挫折、奴隷制度、真の友情、自由ということ、

命懸けの冒険、そして馬と狩り、誇り高く生きるということ・・・・

哲学的ともいえるくらいの深いテーマを、紀元前のローマ帝国支配下のブリテン島の

歴史をきっちりと調査しての重厚な物語に表現するサトクリフの意図を、十代の人に

けて、平明で美しい選び抜かれた言葉で、磨き抜かれた文章で表現しす翻訳

・猪熊葉子氏の芸術をも堪能しました。

 

岩波少年文庫のサトクリフ作品は 「 中学生以上 」 となっています。もし私が

中学生だったら、はたしてこの表紙の、この堅いタイトルの、この素晴らしい物語

を読んでみようと思えただろうか?もし思えたとして実際にページをめくっていっ

て読み通すことが出来ただろうか?そしてもし読み通すことが出来たとしたら、

どう感じただろうか?

大人も大人、人生半分を超えてのこの物語、このサトクリフの作品との出会いに

感謝したいのです。私にサトクリフ作品群のなかでも 「 ローマ・ブリテンシリー

ズ 」 を教えてくださったシミー書房・新明さんにはさらなる感謝で一杯です!

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

鍋にオリーブオイルをたらーりと垂らし、鶏肉・粗塩・ローズマリー1本と、その

脇に好きな野菜、冷蔵庫にあるあまり野菜などをぎゅーっと詰めて、蓋をして蒸し

焼きに。火が通ったら出来上がり!

その美味しさと簡単さにホクホクしますよー。

さらに、野菜からでた水分と肉の脂と旨みが超美味しい汁となって、プチパンを

浸して食べてみて!( ワインは確実にすすみます )至福。

 

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年の本の記録 vol.2 2月分

2月

『 辺境のオオカミ FRONTIER WOLF 』

  ローズマリ・サトクリフ著 / 猪熊葉子訳 / 岩波少年文庫

 

 

サトクリフ作品を続けて読みました。

ローマ・ブリテンシリーズの未読のもう1冊、岩波少年文庫に収められたこのシリ

ーズの最後の一冊 『 辺境のオオカミ 』でした。

『 辺境のオオカミ 』 の忘れがたい感動をどう表現したら良いのでしょうか。

軍隊という組織に生きる男達の物語なのですが、辺境のオオカミ達は全員いわゆる

負け組の兵士達であり、はみ出し者達、つまりアウトロー達の寄せ集め軍隊。

衰退の一途をたどるローマ帝国支配北ブリテンの辺境守備隊に左遷となり、辺境の

オオカミたちの司令官となったアレクシオスが、彼らと共に生きていくことを選び

この無法者のオオカミ達が真の信頼を寄せるに値するリーダーになるまでを描いて

います。大きな挫折、出会い、苦渋の選択と、痛恨の別れ、際の決断と統率と・・

英雄でもエリートでも全くないごたまぜ集団の男達の誠に痺れました。傑作!

巻末の 「 おわりに 」 にて、ローズマリ・サトクリフが『 辺境のオオカミ 』 執筆

についての想いを綴っているのですが、その正直で飾らない文面にも感動します。

 

「 岩波少年文庫  」 は、字が読めて自分一人で本が読める子ども( 一応、読み聞

せも含めてのおすすめ年齢の表示があります )のために選書された国内外の名作が

収められている岩波書店の魅惑のカテゴリーなのですが、大の大人( ま、もともと

はこどもだったわけですが )も読んで感動と喜びと余韻に浸ること必至なのです。

 

・・・・2024年2月分、また続きます・・・・

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

ここ最近は、スープ、スープ、煮込み、シチュー、と大鍋料理、コンロとストーブ

におまかせで出来上がってあとは温めるだけ、の料理ばっかりといっても過言なし。

だって、寒いし美味しいし簡単だし楽ちんだしねー。

2~3日楽しめて、ご飯でもパンでも合いますね。

パンだと、パスキューアイランドのプチパンはスープをよく吸って滋養もたくさん、

いかがでしょうか!

 

明日も、こんがりと焼けた丸いプチパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

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2025年 新年のジャズライブ、ありがとうございました!( 続き )

 

続きまして、一昨日の演奏曲をご紹介いたします。

 

・ALL BLUES

・DON'T BLAME ME

・AS TIME GOES BY

・ST.JAMES INFIRMARY

・GINGERBREAD BOY

・THE VERY THOUGHT OF YOU ( encore )

 

以上のアンコール曲も含めた6曲でした。

 

一曲目「 オール ブルース 」

2025年のはじまりの一曲目は、マイルス・デイビスの曲 「 オール ブルース 」でした。

現在に至るまでの、全世界でのトータルセールスが1000万枚を突破している、1959年

リリースのジャズ屈指のアルバムといわれる 『 カインド オブ ブルー 』にて発表され

た曲です。大らかにゆったりと揺れを繰り返しているような曲。

大関・小林コンビが得意とする曲。一昨日ものびやかさと、引き締まった新年の気合

が伝わる良い音でした。ワクワクの事始め!

 

二曲目「 ドント ブレイム ミー 」

1932年に発表された曲らしいです、結構古いバラードなのでしたが、” 私を責めないで ”

というタイトルに続いて ” あなたの愛が私をおかしくしたのよ ” ” 私のドラッグは恋人 ”

” この薬をずっと使い続けるはず ” 、、、、という何とも中毒性の高い恋愛を切々と

歌ってます。激しく熱いラブソングですが、男ふたりの低音同士、ゆったりと柔らかな

テナーの低音に、心地の良いベースのリズムを刻む低音がとても落ち着きました。

 

三曲目「 アズ タイム ゴーズ バイ 」

時の過ぎゆくままに・・・この曲はやはり映画 『 カサブランカ 』 君の瞳にカンパイ!

ですよね・・・シンプルにメロディを大切に演奏された一昨日でしたが、映画の通り

この曲はピアノあっての曲らしく、何度吹いても難曲らしいです。しかし、ふたりの

音が重なってハーモニーが生まれる瞬間が何とも良かったですね。

 

四曲目「 セントジェームス 病院 」

私が初めてこの曲を聴いたのは、レッド・ガーランドのピアノででした。『 RED GAR-

-LAND / WHEN THERE ARE GRAY SKIES 』にて。もうもう最高に切なくてレッド・ガー

ランド全開の名演奏だと思うのですが ( ぜひ検索して聴いてみて欲しいです )、貧困

と薬物中毒患者の病院で、梅毒感染で死んだ元恋人を偲ぶ曲ですから、それはもう。

ソプラノサックスに持ち替えて、歌い上げるように淡々とこの悲しい曲を演奏しました。

ベースのつま弾く弦の音がまた良かったです。

 

五曲目「 ジュンジャーブレッド ボーイ 」

聖ジェームス病院の悲しみから一転!

ベースの前奏ダッダダッ、ダッダダッ、ツッ、ダッダダッ、ダッダダダッ、ツッ、は

この曲といえば、のお約束の前奏。おーーうキタキターッ!!とジャズファンは勿論、

初めて聴く方であっても「 何か始まる!何か来る! 」 というように感じてしまう

カッコ良い前奏であります。ハイペースでぐいぐいと。

テナー、いい音!鞭がしなうような、鈍びかりする太い音が煽ってきます。

ベースの熱いソロ最高!高いテクニックから聴かせる、聴き応えだけではなくて見応

えも充分な素晴らしいソロ演奏!超大型ラッセル車も通りを行ったり来たりヘッドラ

イトとクラクションでジャムセッション・笑!

熱い熱いラスト曲でしたねー。

 

六曲目「 ベリー ソート オブ ユー 」

アンコール曲に今宵の感謝をのせて、” 君を想いて ” というロマンティックな曲を。

「 ジンジャーブレッドボーイ 」 の熱を落ち着かせる、震えて掠れた音で歌いました。

この曲は、トニー・ベネット『 Tony Bennett Duets  An American Classics 』という

錚々たるミュージシャンたちとのデュオ集にて、ポール・マッカートニーと一緒に

歌っているのですよ!こちらもぜひ聴いてみてください。

 

 

楽しく熱く素晴らしい一夜でしたね。

ご参加のみなさまの温かな拍手のおかげです。本当にありがとうございました。

次回は、寒さも積雪もすこし緩む頃 3月17日( 月 ) です。

( どうぞカレンダーに赤丸をお願いいたします~ )

 

みなさまのご参加を、

一同、こころよりお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025年 新年のジャズライブ、ありがとうございました!

 

一年の始まりの今月のジャズライブは、毎年特別な感じがします。

外は一番寒くて、一番暗くて冴えていて、一番静か、な夜だからでしょうか。

一年の最初の月だから、どの月よりも新鮮な気持ちだからかもしれません。

昨夜のジャズライブも、雪は少ないけれど、寒くて冴えていて夜の暗さの中で、

当店は暖かくほんのりと明るく、輝かしいジャズの音のエネルギーで満々の

ボックスのようだった・・・と思います。

連休最後の貴重なお時間に、お集まりくださいましたみなさまに感謝いたします。

( 除雪の黄色い大型車両も通りを行ったり来たりと参加してましたネ!! )

みなさまと共に素晴らしいひとときでした。

ありがとうございました!

 

昨夜の演奏曲目のご紹介は、明日に続けます。

急ぎ、御礼。

 

ではまたあした~~

 

 

 

 

 

 

 

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2025年 1月12日 日曜日、pm18:42

先日のたわいのないおしゃべり

 

「 この間のスパゲッティ屋さんで出た・・・あの茄子の上にかかってたやつってさぁ

オレ知ってるから。『 幸せは食べて寝て待て ⑤ 』のオリーブオイルの店のとこで出て

きたし。ビクトリア酢( ドヤ!) だよな。おいしかったね。」

 ↑ 息子の誕生日が月曜日だったので、去年の11月頃割と近所( 歩いて10分強程 )

にできたイタリアンレストランのランチに3人で行ったのです、そのセット前菜の一皿

のことを言ってます・・・

 

「 あーこの人知ってるぞオレ。『  ジョセフィーヌの雨傘 』 のひとだろ( ドヤ!)」

 ↑ お正月に私と夫がキノで観てきた『 ベルナデット 』 のチラシのあの人を見て

言ってます・・・

 

ビクトリア酢 vs. バルサミコ酢

ジョセフィーヌの雨傘 vs. シェルブールの雨傘

           ( あの人=カトリーヌ・ドヌーブ様)

 

うーん、けっこう惜しい!けどねー

正解を知らされて、本人爆笑してました。

オレ、センスよくね?なんか近いし発音!

大関力、無事に?18歳になれました~

 

 

今週も、寒い中たくさんのご来店ありがとうございました!!

早くも1月半ばを迎えます。

今年はまだ雪も少なく、寒さもほどほど。このままで行くかしら?

みなさま暖かくして、三連休をお過ごしくださいネ。

来週も、お待ちしております!!

 

明日は、パスキューアイランド新年ジャズライブです。

お時間が合えば、ぜひ聴きにいらしてください。

こちらもお待ちしておりま~す♪

 

 

 

 

 

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本の記録 2024年1月分

 

「 月に2冊は読む 」

これが去年の読書目標でした。

毎月2冊、読めました。ワーイパチパチパチ!

昨年読んだ本を月毎に少しずつ書き留めてみます。

 

2024年 1月

『 運命の騎士 KNIGHT'S FEE 』

  ローズマリ・サトクリフ著 / 猪熊葉子訳 / 岩波少年文庫

 

 

シミー書房の新明さんから伺っていて、新明さんのブックエッセイ 『 BOOK TIME 1 』

にて書かれているローズマリ・サトクリフ作  ” ローマ・ブリテン ” のシリーズ作品

2021年に買い揃えて、紀元前のローマン・ブリテン時代( ローマ帝国に支配されてい

ブリテン島、今の英国、ざっくりとですが )に困難と苦悩を乗り越えて誇り高く

た軍人達、兵士達を描いた歴史小説の素晴らしさに驚き、骨太く実直な文体と登場

人物達の生き方に痺れました。

まだ未読だった2冊のうちの1冊目がこの 『 運命の騎士 』 です。

奴隷となって生きていくことになった少年が、運命の出会いによって逞しく成長し、

悲劇に見舞われた当主の家と荘園を、生涯の親友となった当主家の息子の騎士の称号を

継いで守り抜いて行くことになるのを見届け( 読み届け? )る、サトクリフのローマ・

ブリテン作品のあの読後感に痺れる感動再び・・・

 

 

 

『 失われたものたちの本 The Book of Lost Things  』

  ジョン・コナリー著 ( 訳者、出版社、忘れてしまった )

 

( 画像もなし ・・・)

うむ、私にとっては馴染めない、読み進めるのが困難な貴重な一冊でした。

オカルト・ホラー小説のような筋立てと描写に困ってしまったという珍しい読書体験。

宮崎駿氏が賞賛していらっしゃる帯が付いていたのですが、私には合いませんでしたね、

ストーリーもうまく説明しがたし。

 

 

2月分以降、また続きを書きます~~

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

気のせいか、微妙に日が長くなっているような( 気のせいではないよね、宇宙の巡り

なんですものね、冬至過ぎたのよー! )・・・

気持ちはもう春の方向まっしぐらな私は、水菜とベビーリーフの小パックなんかを

駆使してフワフワシャキシャキしたグリーンサラダを作ってみたりしています。

レタス類、異様に高いですものねえ。まだまだ体を温めてくれる料理の時期ではあり

ますが、ちょっと新鮮な食感と味と見た目を楽しむために。

 

明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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画家ボナール ピエールとマルト / BONNARD Pierre rt Marthe

 

シアターキノにて。

男と女が、ふと出逢い、惹かれ合って、それからずっとずっと死ぬまで一緒に

生きていく、そのとてつもなさ、

神秘的といってもよいくらいの不思議さ。

一体なぜ? 一体どうやって?

『 画家ボナール ピエールとマルト 』 は、明白な答えを出すことは不可能な、

永遠の謎のような、「 愛 」 という言葉に括られがちな二人だけの関係性を

描いてみせようとした魅力的な映画でした。

 

第一次世界大戦前の美しき時代、芸術家の生き方、暮らし、アトリエ、創作、

都会と自然、男と女、感情、信頼と嘘と疑い、裏切りと許し・・・・・

この映画の様々な色彩と豊潤さは、ピエールとマルトが糸を染め、撚り、織り続け

完成させた、複雑な ” 二人だけに解る二人だけの人生 ” という織物を想像させます。

清くなく、正しくも誠実でもなく、しかしお互いに自分にとっての唯一の存在だった。

別々の個でありながら、理解し合い受け容れ合える地点まで傷だらけで辿り着き、

そしてそれから一緒に歩ききった 「 伴侶 」だった。

魅力に富んだこの映画の、今の私にとっての感想の拠り所を一つだけ挙げるとしたら、

やはり二人の死までを描いているところでしょうか。

20代の出会った頃の若さ一杯の二人の、無邪気で眩しい笑顔があり、画業に励み名を

成していく芸術家とともにあった暮らしの思い出の数々( クロード・モネとの交流が

素敵 )があり、倦怠、裏切り、そして別れがあり。

よりを戻して、死ぬまで一緒に生きた。

過ぎゆく時間を人生を、愚かで実直で美しい二人だけの瞬間瞬間の連なりを織り込んだ

運命のようなタペストリーを眺めて、しみじみと感動したのでした。

ああ、こんな時があったね、楽しかったね、この時は辛くて暗かった、この時期は、

この時は、そしてあの日は、e.t.c. e.t.c. ・・・・

 

感想文がまとまるまで、年をまたいで時間がかかりました。

そういうタイプの映画だな、と改めて思います。大人のための、、、大人ならではの

味わい方が生きる映画だとも思います。ボナールの絵もしかり、でしょう。

画集を開くたびに豊かさが加えられる、心に残る一本。ぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025年 新年のジャズライブのご案内

 

カレンダーの巡りが幸いした今回の ” 年末年始特別9連休 ” も無事に終了し、

忙しい日常が始まって。

冷え込み~緩み( 雨雪・・・ )~溶けて~また凍って~また降り積もって、

お天気模様も忙しい今年の真冬です。体の調子を気をつけながら、悪路に足を取ら

れないように気をつけながらの1月は、結構エネルギーの消耗も早いようです。

意識して温めて、意識してリラックスして、意識して気分を切り替えていきましょ

うか。気分の切り替えのパートでは、少しだけ・・でもとても面白く独特ななやり

方でお手伝い出来るかもしれないです、

パスキューアイランド恒例・ジャズライブ!

ご案内申し上げます。

 

 

 

           

        2025年 新年のジャズライブのご案内

 

      日時   2025 年 1月 13日 ( 月・祝 )

      開場   7:30pm~

      開演   8:00pm~

           ( 50分ほどの演奏時間です )

 

           テナーサックス  大関 智也

           ベース      小林 浩樹

 

      参加費  1500円 ( ワインまたはお茶付き )

      場所   パスキューアイランド ( 当店です )

           札幌市中央区大通西17丁目太田ビル1F

           tel / 011-215-9331

 

 

テナーサックスの野太く渋くまろやかな音色、ウッドベースの大きなボディから

丹田に響く、太ももにビリビリと圧を感じる豊かな低音、

目の前で奏でられる生まれたての音とメロディは、きっと聴き終えて会場を

出るときには、何かがちょっと変化して、外の空気の中で大きく深呼吸したく

なると思います。

新しい一年の始まりに、

どうぞ当店のジャズライブで新しい何かをチャージしてみてください。

 

一同、こころよりお待ちしております!

 

 

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2025年、明けましておめでとうございます!

 

今回の年末年始の冬休みは9連休!イェーイッ!だった方も、

年末年始のお休み?関係ないわぁだった方も、この週末でそろそろお正月の空気も消

ていくのだなあ・・・という感覚は共通なのだと思います。

当店も、私も家族も一週間通しで休み、休み生活に慣れてきた頃に休み期間終了。

あぁ休みの日々は終わったのね・・・夢を見ていたような気もする・・・・昨年末は

もはや彼方に・・・・お正月・・・そういえばお正月だったわねぇ・・・というよう

な肩の力が完全に抜けた良いお休みでありました。

お正月よサラバでござる、そして2025年のケの日々、こんにちは!

 

昨年12月28日( 土 )のお休み第一日目に、『 ロートレック展 』 に行ってきました。

一人行動、ちょっとした旅のような南区の奥地・芸術の森目指して、ドニチカ切符を

買って、真駒内駅からはバスに乗って( 海外勢で超満員、お宿に向かっていたの

か?)、ようやく到着、とてもとても久しぶりに辿り着いた感じでした。

 

 

有名なロートレックになる前の、絵の勉強時代のデッサンの数々。

ただの紙にササッと描いていたり、ただのメモやいたずらがきのような鉛筆画

であってもすでにそこにはロートレックのユーモラスな誇張があって( 例えば

お腹のでっぷりした紳士とか、個性の強いおじさんの横顔とか ) 、それらは

収集家が収集しまくって完璧に整理し管理し、こうして一堂に開示されて初めて

どれほど貴重な資料と発芽期作品群であったかが一般人の私にも深く判るので

した。ホントにぺらっとしたノートのページのような紙への素描なのですよ。

有名になってからのリトグラフ作品の数々も素晴らしく、ポスターやメニュー用

に依頼されて制作した作品は、活字が入る前と、後の二つが展示されていて、

ロートレックの絵のみ、その絵に必要な文字がレイアウトされ印刷された完成後、

両方を一度に見比べられるのも興味深く、画家とグラフィックデザイナーの美しい

仕事をじっくりと眺めてきました。

でもさ、大スターの俳優や踊り子続々登場なんだが、ロートレックが描くと、美人

らしい美人って一人もいないんですよねー。

とても見応えのある展覧会でした。

 

 

1月2日( 木 )、新年の映画始めはシアターキノ 『 ベルナデット 』 でした。

↑ 観て初めてこのチラシの言わんとするところがわかった!

仏・シラク大統領夫人ベルナデットは、ファーストレディになったものの、時代遅れ、

メディア向きでない、気難しいと、それでなくても亭主関白な夫の後ろでおとなしく、

仕事すら与えられなかった、、、夫( 女好きで身勝手で政治的にも不誠実 )の糟糠の

妻でいろ?! ふざけんじゃねぇ!!!と、参謀ベルナールと共に、華麗なる大変身

を遂げる、「 事実を自由に脚色 」 した痛快なるコメディ。

この紫色のチラシは、花柄の壁紙と同じ柄のスーツを着ている、つまり壁と同じ目立た

ない( ようにさせられている ) ベルナデットなのでした。そして、両手で優しく持っ

いる亀さん、ベルナデットは夫から 「 何事も自分よりトロくてスロー 」 だという

で「 亀 」 とあだ名で呼ばれていた・・・!

カトリーヌ・ドヌーブのコメディエンヌぶりに感心し、柔らかく強く自分を解放してい

くベルナデットのお手並みにブラボーでした。政治的センスなるものがいかなることな

かも伝わり、私の今年の封切り映画、大正解の一本でした。

 

 

あとは、だいたい家にいて静かにすごしましたよ。

食べたり夕方5:00pmからはワインを欠かさず飲んだり、たっぷりと読書もできました。

お正月に煮込み料理は最高ですね!

温めながら二日~三日美味しく楽できましたもの。

みなさまのお正月、いかがでしたか?

 

 

ということで、

パスキューアイランド、

今年もどうぞよろしくおねがいいたします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年 ごあいさつ

 

2024年もあと4日となりました。

この一年間を思い返し、世の年末恒例の ” 今年の漢字 ” を真似て、

” 私の今年の漢字2024 ”  を考えてみました。

するとですね・・・

「 忙 」 と 「 充 」 と 「 愉 」という三文字が思い浮かびましたよ。

とても忙しかったけれど、とても充実していて、愉しむことも忘れずにできた。

ほーぅ、なかなか良いではありませんか。

 

パスキューの仕事が好きすぎて、時間が足りない!延々残業することにやぶさかでは

ないのですが、そうもいかない。

そうもいかないのは、HOME があり、家での暮らしは私の心身を支える基本だから。

家の暮らしの諸々細々を疎かにしたくないどころか、

家事も、料理も、時間も空気も、ひとつひとつみんなお気に入りの仕上がりにしたい

し、そのためにもっとエネルギーを注ぎたいことも、やぶさかではなし。

仕事と暮らし、どっちも好きでどっちももっとよい感じにしたくて、そうすると、

あぁ、一日24時間( ゆっくりじっくり充分に眠りもしたいし ) って、足りないな・・

という 「 忙 」 と 「 充 」 であります。

そこで 「 愉 」。

「 忙 」 と「 充 」 なんだけれど、結局途中で途切れざるを得ない、こんなに中途半端な

のは、自分のやり方のまずさや能力の足りなさのせいなのか?

という自分責めに向かいかねない負の感情が湧いてきそうになる前に、

 

「 さあさあ、ここいらで一息ついて。もういいからさ、ワイン、いかが? 」

「 そうお? いいの? いいかな・・・そうだね、それもいいね。」

 

( トクトクトク  ← 注いでる。ワイン。 )

( クピッ  ← 一口飲んでいる。ワイン。 )

 

「 うーむ。今日も一日、ご苦労であった、自分! 」

「 もう一杯、いかが? 」

 

( トクトク・・・)

( クピッ・・・ )

 

などと、一人芝居を2~3回繰り返していると、程よくほろ酔い加減に至り、

程よくテキトーになれ、ま、いいか!と思え、そして、〇〇は出来たしな・・・

と、小さいけれどやれたことには満足出来て、さらには 「 良くやったな 」 と

自分を褒めるに至るのでした ( 驚 )。

「 愉 」 凄い!「 愉 」 素敵!

例えば、ワイン。

なので、他のお気に入りの何か、何でもありなのですが、悦楽アイテムの偉大なる力

を、前より少し使いこなせるようになれたかな、と。

 

とにかく疲れてくると

決まって負のエネルギーが湧いてくるものですが、肝心なのは、そこで落ち込む

ことを今まであまりにも自動的に選びがちだった、という点に気付き、

 

・やりたかったこと、やらなくてはいけないことがあったのに出来なかった・・・

・10個のうち、1.5個しか「 済み 」 スタンプ押せなかった・・・・・

・もっと上手に出来たのではなかろうか・・・・・

・〇〇〇のせいでダークな気分・・・・

・心配・・・・

 

などという思考を潔く切り捨てて ( 悦楽アイテムも使って )、とにかく頭に負が

がる前に、ぐいっとハッピーな一点の方向に向く。瞬時に。迷わずに。

全集中で切り替える。落ち込み癖矯正。

最初はコツがいるかもしれないけれど、コツコツ( あはは )と、焦らずに。

 

結果、

何も、なぁ~~んにも、困らない。起こらない。

困らないし、問題ないし、困らないどころか、問題ないどころか、

かなり樂ちんになれました、突き抜けることに。

ま、いいか!明日またね!と、楽ちんな気持ちで眠りにつけます、ホント。

 

自分の生活が自分の世界の全て。小さなその世界を幸せ感で満たすべし。

 

去年末に立てた今年の目標でしたが、

今年一年、意識して過ごせたかな、と思います。

少しずつ、ひとつずつ、小さなことから楽しく幸せになる方向へとベクトルを

上げ続けていったら、幸せが上手になっていって、幸せが普通になって、

もう最高でしょう!

他と比べることなく、世界中でたったひとつの自分だけの小さな世界が、実は

全てであるとしたら・・・・・?

一番大切、です!よね。

 

 

 

今年も一年、みなさまのご愛顧に厚く御礼申し上げます。

本当に ありがとうございました。

パスキューアイランドを愛してくださるみなさまに、今年も私は幾度励まされ、

元気を、意欲を、情熱を、更新させていただいたことでしょうか。

 

気がつくと、ご自分の世界を磨き大切になさっている、もしくはなさろうと常に

心掛けていらっしゃる方達との繋がりがはっきりしてきたなと感じられた一年です。

そういう方達が当店のお客様なんだな、そう実感すると、

その目に見えないけれど通じる連帯感にうれしくなります。

 

今年の個展でシミー書房さんが( 自慢 )「 この静かで穏やかな出会いの島 」と書いて

くださったパスキューアイランドで、

これからも連帯感が、何とはなしのでも確かな連帯感が拡がっていくことを夢見て

来年も励んでいこうと思います。

 

2025年も、

どうぞよろしくお願いいたします!

みなさま、良いお年をお迎えください。

 

 

パスキューアイランド 店主

大関 眞代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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