毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
オッペンハイマー / OPPENHEIMER ( 続き )
想定通り、核爆発は起こり実験は成功。
オッペンハイマーとそのチームは歓喜に包まれます。物理科学の歴史に自らが新たな
1ページを開いたことに対する科学者としての純粋で究極な喜びと誇り。
核爆発の瞬間の化学反応としての現象の美を見届けることができた達成感。
原子爆弾は完成と同時に政治権力に運び去られ、オッペンハイマーの役割も事実上の
完了と見なされます、国家的には。「 よくやった、お疲れさん。」 と。
運び去られた原爆は、翌月8月に長崎と広島に投下されます。
人類が、持つ準備ができていない制御不能の最終兵器を生み出し、
地球上の生命が滅亡する可能性を生み出し、
核軍拡競争の連鎖反応を始まらせ、
戦争終結の名の下に実用され大量殺戮を実現させ、
世界の在り方を変えてしまった全ての中心に立つオッペンハイマーが、この後の生涯を
どれほどの苦悩の中で生きたか。
降り始めた雨で水面に生まれる波紋に、核弾頭が次々と爆発し連鎖を引き起こしていく
ビジョンを見ているオッペンハイマー。
若かりし学生時代から既視感覚にあった波紋のイメージがついに繋がったのが、世界の
終焉のビジョン、爆裂するキノコ雲の連鎖であったとは・・・・。
天文学的な単位であろうその重圧を、クリストファー・ノーランは爆裂と業火の映像と
地鳴りのような音響で私たちをオッペンハイマーの脳内にワープさせます。
宿命のあまりの巨大さ。
スクリーンを観ていて・・・泣けました。
一人の天才科学者が人類のターニングポイントそのものと成った時、政治が、国家が、
世論が、彼をどう扱ったか。どう利用し、どう崇め、葬ったか。平和とは何か。
ノーランの緻密な映画作品には、命懸け、という言葉が浮かぶのです。
物理学者と同等に会話できるであろう学問的知性、政治歴史学者に匹敵するであろう
解釈力と知識量、それらは映画制作上の最低限の基礎部分であって、ノーランの仕事
はそこから。
20世紀、その最重要歴史が、核がこの世に生み出されたことであり、
後に 「 原爆の父 」 と呼ばれるようになるオッペンハイマーであり、
核爆弾によって圧倒的な国力で世界を制したアメリカの政治権力であり、
第2次世界大戦末期から1960年代までのその激動を、映像にする。
世界最初の核爆弾の製造過程、どのような形でどのようなマテリアルで、どのような
重量感であったか、
ロスアラモスでの実験によって人類が初めて目にする核爆発がどのようなものだったか、
聴聞会の狭い密室で、オッペンハイマーはいかに共産主義のスパイ容疑者になったか。
映画であり映像であり、本物ではないことは充分に解っているにもかかわらず、私たち
はノーランの表現するそれらの事々の途方もない重量の表現に唖然としてしまいます。
本物ではないと解って観ているのに、当時のリアルのごとく生々しく映し出され、そ
の恐ろしさ、重圧感、異様な禍々しさ、そしてある美しさを観ることによって、核、
支配権力、自由剥奪の狂気を疑似体験させられるのです。
ノーランはアナログ主義で知られた監督です。CGは極力使わずに想像を超えるよう
なセットを建設し、フィルムで撮影すること、そして配信ではなく映画館でのみ上映
することに信念を持ち、強いこだわりを貫いています。
” 命懸け ” と感じるこの特別な大作映画 『 オッペンハイマー 』の内容を、ぜひ映画館
のシートで観て欲しいと思います。
『 オッペンハイマー 』 はすごい映画だったと思います。
「 ノーラン様 」 です!
( 明日につづく・・) なんて書いておきながら結局一週間後になってしまいました・・
そして、明日は金曜日、パスキューアイランド・パン販売の日。
雨降り続きで、せっかく咲き始めた桜が散ってしまわないかと気に掛かりますねえ。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのお越しを
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
オッペンハイマー / OPPENHEIMER
ユナイテッドシネマにて。
オープニングに水の波紋が現れ、物語が始まります。
米ハーバード大から英ケンブリッジ大学に留学中の若き日のオッペンハイマー。
目が覚めて、見ていた悪夢に取り憑かれてでもいるかのように、まぶたの後ろに
残るイメージが伝える掴めそうで掴めない何かを探り、思い返し、苦悩の中で
重たい朝を迎える。繰り返し。
そのイメージが水の波紋なのです。
降り始めた雨の粒が湖面を打った瞬間のような、自然界の現象の神秘的な美しさ。
オッペンハイマーの宿命と人生そのものの象徴であるかのように、水の波紋のイメ
ージは彼の脳内に在り続け、現れ続けます。
衝突時のエネルギーというような・・・頼りなく壊れてしまうというような・・・。
第2次世界大戦前夜のナチズムの台頭や、アインシュタインから始まった20世紀の
物理学の進展~米マンハッタン計画における原爆実験成功とその投下まで、戦後の
米ソ冷戦時代の米国 VS. ソビエト連邦の拮抗、国内から共産主義者を徹底的に排斥
した赤狩りの狂気・・・
『 オッペンハイマー 』 は、時系列を複雑に前後させながら、アメリカの時代であ
る20世紀の政治の権力中枢で何が起こっていたかにまで及ぶ、まさに世紀の時代
検証が私たちに解き明かされてゆくような作品でした。
第2次世界大戦中の1943年、マンハッタン計画と名付けられた原子爆弾を完成させ
るための実験研究にノーベル賞クラスの物理科学者達が世界中からリクルートされ、
オッペンハイマーがリーダーとなってニューメキシコ州ロスアラモスの砂漠地帯に
研究所が建設されます。指折りの才能集団をまとめながらも際だった頭脳の持ち主
だったオッペンハイマーは、軍部つまり政治権力の監督の中で、核分裂による連鎖
反応が原子爆弾を可能にすることに気付きます。
この理論を現実化した瞬間、人類は最終兵器を手に入れる。
最終兵器が意味するものが解っていながらも、純粋な化学現象としての核爆発の
究極な一瞬を目撃したいという科学者としての業。
軍部からの圧力と第2次世界大戦終結という政治的大看板に押し切られるように
オッペンハイマーとそのチームは、ロスアラモスの広大な砂地で核爆発の瞬間を
迎え、成功を確かめ、歓喜に包まれるのです。
( 明日に続きます・・・ )
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
今朝通勤途中に、れんぎょうの花が一斉に咲いているのを見ました。
れんぎょうの黄色!ああ、今年も咲き始めたな、と春を実感しなんとも嬉しく
なりました。これからどんどん咲いていきますね。
気温はまだちょっと不安定ですが。
明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
EL COMPADRE
EL COMPADRE 、スペイン語で ” 相棒 ” という名前のワインでした。
軽やかで気軽に飲める。透明感のある赤い色。
コンパドーレの名に頷いてしまう気楽な、それは気が置けない1本でした。
中身そのものが好きな味わいでしたが、それと同じくらいに惹きつけられた
のは、ボトルに貼ってあるラベル。
ワインの壜には、それぞれにこだわりのデザインのラベルが貼られていて
ワインショップやワインコーナーの棚はいつだって見飽きず楽しいのですが、
それはイラストレーションのラベルだったのです。
色鉛筆のタッチと色使いが、
描かれている空間の板張りの床と、背もたれ付きの木製ベンチの簡素さが、
そしてそれらが並んでいる様子が、
右奥の光源のような入り口からの強い光の通路と、席空間全体を包む紺色の暗がりと、
その光と影のコントラストが、
なんとも魅力的で趣のある上手いイラストではないでしょうか。
教会?それとも教室? このワインと関係ある場所?
なんだろうこの空間は・・・?
答えは、イラスト横の小さな英文にありました。
「 このラベルのイラストレーションが描いているのは、マジェコ地区にある
カピタン パステネ町の映画館の内部です。それは、南米で最も古い映画館です
( 109歳 )。」
それは・・・映画館だったのでした。
この ” 相棒 ” ワインが造られたのが、チリの最南端の寒冷地・マジェコバレーで、
同地区のカピタン パステネは、120年前イタリアからの移民が作った町だそう。
2018年のワインでしたから、109+6=115、この映画館は、今年は115歳です。
ということは、今年生誕120年というカピタン パステネ町が誕生して5年目に
できた映画館なのでした。
イラストをよく見ると、ベンチは後ろにいくにしたがって、段が高くなっていました。
実に映画館の造りです。
しかも、きっと手作りの。全部木で作られた、115歳の!
大きな白い布を垂らして、当時の人気映画を上映して、満員御礼、大人も子どもも、
お痩せも太っちょも、みんなのお尻がぎゅうぎゅうのっかって、
泣いて笑っての日々の娯楽を提供し続けたベンチだったに違いありません。
土地と町の歴史への敬意と愛を、軽妙洒脱に表現してみせたワイナリーのセンス
に刺激を受けますし、伝えられた小さなストーリーに、映画ファンのハートは
ほっこりと感動するのでした。
Echeverria エチェヴェリア というチリの小さなワイナリーのワインです。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
金曜日は、カウンターの前を通ると、香ばしい小麦粉が焼けた匂いが
ふうわりと。
春は、軽やかなワインと、小麦を味わうシンプルなパンとで
親しい人とただただ語り合いたいですね。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのお越しを
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
すずめの朝
ここ最近、我が家 ( と書きましたが誤りです、私と夫が、です ) でハマっている
ものがありまして、それはトルコで 「 すずめチーズ 」 と呼ばれている水切りした
ヨーグルトなのであります。
水気を抜いたヨーグルト。キッチンペーパーなんかで濾過して一晩置いたら出来上
がる、真っ白いフェタチーズもどき。これがですねえ、酸味と乳製品らしいコクも
ちょっとあるのですが、実にさっぱりとしていて軽くて美味しいんです!
ある朝のすずめチーズは、餅焼き網でまだらにトーストしたライ麦のパンに、オリ
ーブオイルを垂らしてですね、その上にぽってりとたっぷりとのせられてます。
その純白の上にはさらにマーマレイドも上積み。
キャラウェイシード入りのライ麦パン+オリーブオイル+すずめ+マーマレイド、
超簡単なひと皿ですが、素朴な味のレイヤード!ハーモニー !オーイェー!です。
ちなみに、オリーブオイルとマーマレイドは市販のものですが、ライ麦パン、そ
してすずめチーズは、夫が作ります。
私は食べる係、享受する係です ( いつもの通り )。
※キャラウェイシード入りライ麦パンは、ご注文いただけます。
かんかんベーカリー ( tel / 011-215-9331 → 当店 ) にお電話ください 。
お元気ですか?
3月28日木曜日。
今週は晴れた空が続いていますね。
日も長くなって、雪もどんどん解けていって、春!の風景が広がっています。
自転車も長い冬ごもりを終えてメンテナンスに出し、いよいよ今期の初乗車を
しました。日陰側はまだ硬くてじゃりじゃりの氷の部分もありますが、
もう大丈夫でしょう。この調子で衣服も春仕様に着替えたいのでしたが、それだけは
まだちょっと躊躇われます、、、風、異様に冷たくないですか?もうびっくり驚く程
冷たくて体感温度も低いですもの、、、寒いさっむーーいっ!!
予定では、もうちょっとぽかぽか陽気になっているはずだったんだが・・・
みなさま、お元気ですか?
私は自転車に乗りつつも、格好は真冬。
毛糸の帽子、毛糸の厚い手袋、ウールマフラー、スノーボード用の( 息子のお
さがり ) 防寒ジャケットの前ジッパーを全部して、ウールのスパッツもまーだ
まだ外せずにいるんです。周りにはゆきがどんどん減って路面はほぼ雪なし、
そんな風景の中を厚ぼったい真冬の恰好は、いかにも重たくて嫌なんですけれ
ど・・・体感重視で、やせ我慢して風邪をひくより真冬のおばさんでいること
にしました。
フランス語で " Menage de pritemps " という表現があります、とフランスの
方が教えてくれました。” 春の掃除 ” という意味なのですって。
「 家のすべての窓を開けて、春の新鮮な空気を楽しみたいですね 」
そう書かれたポストカードを送ってくださいました。
そうそう!
外がなかなか温まらないって愚痴っている場合じゃないのです。
うち側から春の掃除をしっかりと。そして、窓を開けて、新しい季節の空気を
たっぷりと取り入れたいでーーす!うん!
本格的な春がもうすぐなんですよね。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
春の掃除に励んだ後は、ほっと一休み。
すっきりし始めた春らしい部屋を眺めて、気持ちも新たに入れ替わって元気に
なっていきたいです。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉
明日2024年3月22日(金)は、パンの日です!
これから一週間ほどは、晴れマーク続きで気温もプラス5度以上という天気予報!
ようやく本格的に春到来を実感できそうですね。
雪もどんどん解けていくでしょう。
もしかしたら、雪の下でぺたんこになっていた雑草たちやクロッカス、蕗の薹なんか
も顔を出し始めるのかしら?小さな黄色い芽も出てくるかも?
うーんうれしいですね!
今年の遅い雪解けが、一気に加速するでしょう。やっとね!
進級、卒業、進学、入社や退社、移動・・・新しい環境や生活が待っているワクワク
とドキドキ、感謝や希望が行き交い、出会いと別れが重なる一年の中でも特別な季節
でもあります。この一週間、せっかくの晴れですから太陽からのポカポカ光線にたっ
ぷり当たって春のエネルギーを取り込んで、心も体も充実させて、この特別な時期を
充分に味わいたいですね。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
最近スーパーの野菜の棚には 「 新 」 とか 「 春 」 のついた野菜が増えていますよね。
新たまねぎ・新キャベツ・新じゃがいも・春きゅうり・春わかめ、などなど。
見つけては買って帰ります。
まずは、春きゅうりを擂りこぎでたたいて、春わかめと新たまねぎのスライスと和えて。
ポリポリのきゅうりの歯ごたえ!瑞々しい香り!真っ白い新たまねぎのシャリシャリ!
柔らかなわかめの緑色!春のサラダ美味しいですねえ。
たたた春きゅうりの残りは、さらに粗みじんにして天日塩をパラパラふって蓋付き
容器で冷蔵庫へ。翌朝、スライスしたプチパンをトーストして、バタ、その上に
こんもりとのせてかぶりつきます。最高です。
今の時期ならではの軽くて新鮮な春の味ですよー!
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
2024年早春のジャズライブありがとうございました!( 続き )
一曲目「 ブルーバード 」
モダンジャズの元祖・頂点であるカリスマ名アルトプレーヤー:チャーリー・パ
ーカー ( 1920 ~ 1955 )の曲から始まりました。
リハーサルの時から、テナーサックスもベースも 「 今日の音はいつもに増して
響いてますね~ 」 店内の湿度の関係でしょうと小林さんがおっしゃってました
が、演奏開始でテナーの音が途切れ途切れにしか出ていない???んんんっ?
最初のソロ演奏を終え見てみたら、サックススタンドにぶつけたのか、サック
スのパッドにガードがかぶさってしまっていたそうです、思わぬアクシデント!
すぐに直して復活後は、リハーサルの時に響かせた音が戻ってきてました。
ベース、テナーともに、軽快で創意に満ちたパーカーメロディを心得ての快演で
春のライブがスタートしました。
二曲目 「 朝日のごとくさわやかに 」
1928年にオペレッタのために作曲された古い曲・・・ほぼ100年前の曲なのです。
ジャズスタンダードとして定着し、インストゥルメンタルでの演奏、ボーカルで
の演奏、聞き比べしがいがあります ( M.J.Q. の演奏はクラシック的、コルトレー
ンのヴィレッジヴァンガード版はとても濃厚、ロリンズのヴィレッジヴァンガー
ドの夜のは情緒消去、e.t.c. )。今回のライブでは速いテンポでメロディを伝え
ていきました。ベースのソロのノリがたまらない!テナーのソロの展開も!
聞き馴染みのある「 朝日のごとくさわやかに 」、今回の演奏はいかがでしたか?
三曲目「 アイ シュッド ケア 」
しっとりと高らかに歌い上げるようなメロディ、個人的にも大好きな一曲です。
もっと落ち込むべきよね・・もっと眠れなくなってもいいはずよね・・・でも
できないんだな・・・・あなたほど素晴らしいひとはもう二度と見つからない
だろうからね・・・と一人自分の後悔無しの失恋を笑う歌詞が沁みるのでした。
大関テナー曰く「 この曲は( 自分は )メロディに忠実にしか吹けない 」と。
いろいろやってみるけれど、結局はシンプルにメロディを吹くことになる、と。
それでいいんじゃないですか?それがいいのではないでしょうか。
美しいメロディを美しい音でしみじみと聴きました。
四曲目「 ケアレス ラヴ 」
ソプラノサックスに持ち替えての「 ケアレス ラヴ 」。大関のこくのある伸びる
ソプラノサックスの音でこの軽快なメロディを聴いていると、自然と体も揺れて
ノリを楽しめます。が、この曲の歌詞は、軽はずみ( = care配慮、気配り less =
少ない )な恋によって人生ボロボロよ・・・という恨み節。そう知ると、逆に
このノリの良い明るい曲調に凄みが感じられなくも無いのですが・・・。
小林ベースのソロ軽快!バチッ・バチッと弦を弾くライブならではの音、テナー
との掛け合いもとても良かったです。
五曲目「 君微笑めば 」
大関テナーがライブの演奏曲目を考えているあるとき、ラストは「 when you are
smilling 」 で、と聞いた時から楽しみにしていた演奏でした。
君が微笑めば・・・君が微笑んでいると、世界中も君と一緒に笑顔になるよ
なんて素敵な歌詞でしょうか!なんと励まされる元気が出るメロディでしょうか!
テナーサックスが奏でる音色は、艶やかさと同時にテナーサックスの持つ柔らかさ
優しさがあり、悲しみもあり、歌いながら語りかけているような、そんな音だった
と思います。包容力と知性の小林ベースの低音がテナーの思いを受け止めて愉し。
大きく膨らませていくソロ演奏は、愛と希望に満ちたこの曲の大関・小林デュオ
らしい表現で、気持ちよくリラックスさせてくれエンディング曲でした!
六曲目「 ザッツ オール 」
アンコール演奏に今夜の感謝を込めて・・・いたのでしたが、吹き通しての息切れ
も・笑!テナーの枯れた音でのこの曲、本当に渋かったですね。
( 翌日サラ・ヴォーン版『 Crazy and Mixed Up 』の2曲目 を何気なしに聴いて
驚いた!同じ曲とは思えない~~ジャズって楽しい!! )
と、このような演奏でありました。
店内の大きな窓は、外気の冷たさと、演奏の熱気で真っ白く曇っておりました。
良い一夜だったと思います。みなさまいかがでしたか?
次回は、札幌の一番爽やかな季節の始まり、5月13日( 月 ) です。
どうぞカレンダーに赤丸で印を付けておいてくださいませ!
スタッフ一同、心よりお待ちしております!!
2024年春のジャズライブありがとうございました!
3月も半ば過ぎ。
風が冷たいっていっていても、さすがにその風の中には春の兆しが少しは( でもきっ
と) 感じられるはず・・・・という時期的に当たり前の期待は、あっさりとスッパリ
と躊躇なく却下された昨日の寒風ったら!!
本当に冷たくて厳しい冬の風の一日でしたね。さらに解けた雪がシャーベット状にな
って足元もワロシ。そのような中、当ジャズライブにご参加くださったみなさまに
感謝いたします!よくぞおいでくださいました!!
ありがとうございました!!!
昨晩の演奏曲は、
・BLUE BIRD
・SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
・I SHOUD CARE
・CARE LESS LOVE
・WHEN YOU ARE SMILLING
・THAT'S ALL ( ANCORE )
以上の、アンコール曲含め6曲でした。
気になった曲、気に入った演奏はおありでしたか?
それぞれの演奏曲ごとのご紹介は、明日また書きますね。
どうぞ明日も見にいらしてください。
私どもの弱気な予想を大らかに覆してくださった、たくさんの拍手のみなさまに
まずは一言、御礼まで。
『 旅讀 』March 2024 No.145
昨年12月に 当ブログに書きました 「 突撃取材 」の記事なのでしたが、
台湾の旅行情報誌 『 旅讀 』 は、約束通りに3月に届きましたよ!
事前にメールも送ってくれて( 企画担当 張さんより )、
・雑誌は3月1日に発行されました
・先週札幌に向けて発送されました
・海外発送のため届くまで少し時間がかかります
・多忙のところ貴重な時間をとっていただき誠にありがとうございました
・今後とも、どうぞよろしくお願いいたします
という内容で、ちゃーんと日本語翻訳されてました。
『 旅讀 』 は、サッポロの情報誌『 poroco 』のようなサイズ感と手に取りやすい親しみ
のある雑誌でしたが、ビューティ情報や、占いや、ファッション情報などは載っていなく
て、全体が旅情報のようです。もちろん全部中国漢字。
なので、何て書いていただけたのかちょっと解らんのですが・・・
「 Pasque island 由大関夫婦協共同經謍 」→ 大関夫婦の共同の経営です
「 妻子大関眞代主要負責選品 」→ つまの大関眞代が品物選びの責任者です
てなことが記載されているようです~~
大変ありがとうございました!!
この雑誌を見ての台湾からの札幌観光のみなさまを、
心より歓迎申し上げまーす!!
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
3月半ば、「 去年の今頃って、もう雪はなかったよね ・・・」
「 去年の3月は自転車に乗ってたんだけど・・・」 などなど、そうだったなあ
と思い出しては、この3月の侮れない寒さにため息も出てしまいますね。
みなさま、どうぞご自愛ください。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
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2024年 早春のジャズライブのご案内
今朝、起きて着替えてカーテンを開けて、えっ?!
真っ白がどっと増えている?!
ふわふわしんしんと夜中雪が降り続いていた?!
もしかして、20cm以上積もってる?!
・・・・・・・
3月半ば、
ここまで来て、こんなに降って、本当にこの冬はイタズラ好きですよね、
こんな年もあるんですねえ ( って何かしら毎年言っているかも・・・)、自然の
活動は遙かで大きいのでした。
3月3日を境に、私の中では 「 今日からは 春! 」 ということにしているので、
長かった冬のためにやっていたコトや、冬だからこそのコトや、冬ならではのモノや、
あれやこれのいろいろを、「 もう春なのだから 」 と替えていく作業を始めたい。
始めたいのはやまやまですが、これじゃあムリでしょ、だってこんなに雪だらけ。
ですがまあ、” 春=気温の上昇=ぽかぽか~ ” 関連での対応はちょっと保留ですが、
外の雪景色は見ないことにして、色や匂い、手触りとか、イメージにつながる部分
から、まずはどんどん春化していくことに専念して楽しみたいものですね!
音楽なぞどうかしら?
そうです!それも大いにアリです!
まさに姿形は見えなくて触れもしないけれど、春を感じさせることができるのは!笑
( ちょっと・・かなり強引 ) 春を感じる音楽体験、
それはパスキューアイランド・ジャズライブですよね!!
生まれたてのエネルギーに満ちたフレッシュな生の音と、一期一会の音楽との出会い
は、これぞ春を迎えるこの時期にふさわしいもののひとつではないでしょうか。
ではご案内いたします~~
2024年 春のジャズライブのご案内
日時 2024 年 3月 18日 ( 月 )
開場 7:30pm~
開演 8:00pm~
( 50分ほどの演奏時間です )
テナーサックス 大関 智也
ベース 小林 浩樹
参加費 1500円 ( ワインまたはお茶付き )
場所 パスキューアイランド ( 当店です )
札幌市中央区大通西17丁目太田ビル1F
tel / 011-215-9331
と、まあこのような内容であります。
初めてのご参加でも、全くご心配なく、緊張もなしですよ。なぜならば、私・大関
まさよがいつものようにドアを押して店内すぐのカウンターで、いつものように
満面笑顔でお待ちしているからです。日用品の雑貨店にふらりと気軽に入店するのと
全く同じ感覚でいらしてくださいね。予約もいりませんよ。
18日当日のお天気やいかに・・・ではありますが、店内を、室温も含め整えて、
みなさまのご参加をお待ちしております!!
カラオケ行こ!
シネマフロンティアにて。
原作コミックス 『 カラオケ行こ! 』( 和山やま作 ) のファンとして、これは観逃
すわけにはいくまいて! って意気投合して公開日を心待ちにしていた私と息子。
学校もあったし部活もあったしで、すぐには行けなくて、2月の三連休の12日(
月・建国記念日振り替え )にようやく行って参りました~!
とても楽しみにしていた私たちなのでしたが、
実は、観る前には、あーでもないこーでもないと、散々言い散らかしてました。
「 綾野剛ね。」
「 狂児のイメージってさぁ、綾野剛じゃないんだよなーオレは。 」
「 聡実は? 」
「 聡実もちょっとカワイ過ぎる。 」
「 前髪がちと長いかもね。齋藤潤クン、知ってる? 」
「 知らねー。 」
「 原作が映画化、それは別作品としてですね、割り切らないとサ。」
「 そう、それな。 」
とかなんとか。勝手なこと言いたい放題。
午後2時台の上映開始だったので、早めにお昼ご飯を食べ ( 道庁そばスパイスカレー
専門店「 チャンダマ 」へ。いつも通り大変結構! )、シネフロ、早めにチェックイン
済ませて、まだまだ時間に余裕があるから紀伊國屋でも流そうぜ、という段取りで、
実際そうしたのでしたが、シネフロのセルフチェックイン機前でたじろぎました!
『 カラオケ行こ! 』の10番スクリーン、まさか ( 1時間以上早めの購入だし普通に
空いていて普通に選べるって安易に予想していたの、すみませんっ! ) の満席寸前!
埋まっていないのは最前列の左端3席のみ!
ワナワナしながら端から2つ目3つ目を即刻購入し、初の最前列鑑賞への不安と、
祝日だから?原作コミックスファン?綾野ファン?両方?という満席の衝撃を胸に
紀伊國屋で立ち読みしてました。
さーてさて。
映画版 『 カラオケ行こ! 』、どうだったか?というと、
もう最高でしたーー!!
原作への敬意と愛情が充分に表現されてました。
聡実が部長を務める合唱部の副部長=和田のキャラクターを膨らませていたり、
一人部員の「 映画を観る部 」の部室?の雰囲気のアルアル感+部長/部員の男子が
素晴らしく良い、など聡実の中学校生活と彼の抱える声変わり&思春期のモヤモヤ
を、原作には無い挿話で違和感をぜーんぜん感じさせることなく表現できていて。
四代目 祭林組 若頭補佐=ヤクザの成田狂児( なりた きょうじ )役、綾野剛の
繊細かつコミカルな演技!色気!世の中からのはみ出し感!めっちゃ狂児だった!
綾野さんスバラシ!!脚長い!
気が弱いのか強いのか、不安定な悩める聡実を演じる齋藤潤も上出来!
祭林組の組員総出のカラオケシーンも爆笑でしたし、聡実の家のインテリア??の
逆こだわりの美術演出も上手かったなー。
そして、
ガチャガチャした大阪の場末や、中学校の前の雑木などの何気ない風景での映像美
が意外な感動でしたよ。
原作漫画もそうですし、映画版も当然そうなのですが、この物語の成功のポイント
は ( ストーリーの奇想天外さや、各キャラクターの魅力はもちろんなのですが )、
実はもう一つ、その大阪弁にあり、とみた。
大阪弁ならではの密接感、話が早いテンポ、ボケとツッコミのナチュラルさ、全体
をまとめ上げて司っているのは、大阪弁やったんやでー!ええなぁ~大阪弁!
ということで、観終えてから今に至って、
「 良かった。しみじみ良かった。」
「 綾野剛も齋藤潤も、合ってたし。」
って繰り返し思い出しては笑いあって。語り合って。
また観に行きまっせ。親子でな!
『 カラオケ行こ! 』和山やま作 / KADOKAWA eb!enterbrain
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
冷たい風、冷たい気温、冷たい路面・・・春が遠のいたような今週でしたが、
明日金曜日から晴れマークが続いてますよーよしよし。
ツルツル一転グシャグシャの道路ですもの、ゴム長靴の人が増えてますね。
足元どうぞお気を付けて。
明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
枯葉 / Kuolleet Lehdet
シアターキノにて。
ジャズのスタンダードに 『 君 微笑ば 』 という 曲があります。
メロディも素敵なのですが、歌詞もとても素敵なのです。
Oh,when you're smilling, 君が 微笑めば
when you're smilling, 君が 微笑めば
The whole world smilling with you,baby 君と一緒に 世界中が微笑むよ
カウリスマキの映画の登場人物達は、笑わない。
全員ポーカーフェイスの中で物語が始まり、ポーカーフェイスのままいろんな事にぶち
当たりながら、ポーカーフェイスの中で閉じていく。
フィンランド人は笑わない人達なのかな、と思ったのですがそうではないらしいので、
カウリスマキ流なのですね。ほぼ笑わない人達がいろいろやっていくから、そこに
ちょっとヘンテコな ” ズレ ” が生まれて、何とも言えない可笑し味が生まれる。
社会の底辺層で生きている人達の物語を描いてきたカウリスマキの、厳しさと同じく
ユーモアと温かみを伝える技でしょうか。
ヘルシンキの街でつつましく生きているスーパーの契約社員のアンサ、そして町工場
のブレスト職人でアル中のホラッパが、ある時ふと出会う。笑わない二人の目が合い、
惹かれ合う。そして、幾度ものすれ違いを経て、二人 ( と犬 、名前はチャプリン! )
が秋の公園を歩いて行く後ろ姿で終わります。
アンサがね、ホラッパとやっと再会できた時に、少しだけなのですが、でも確かに
微笑むのです。口角をちょっとだけ上げて。目の中にホラッパを入れて。
そのたびに、ホラッパは 「 君が微笑むと、世界中が微笑む! 」 って想っているのが
わかるんです。生きる希望を信じることができる、と。
アキ・カウリスマキ作品が大好きで全作観ています!というコアなファンの方達を知っ
ているので、『 浮き雲 』『 希望のかなた 』と今作 『 枯葉 』 の、たったの3本しか観
ていない私があれこれ述べるのはちょっとどうかしら・・・と気後れ気味なのですが、
お許しいただくとして。
突然の引退宣言から6年、カウリスマキが映画界に帰ってきた!と話題の『 枯葉 』。
観終えてキノを出て狸小路6丁目の日常感の中に足を踏み出しながら、じーんとした
感動に包まれておりました。
媚のない、矛盾のない、無駄のない、その手練れの演出。
それでいて、
柔らかくて暖かくて美しくて可笑しくて、とてもロマンティックで。
カウリスマキの新作を観ること、それは、本当に特別な幸福なのだということがじわじ
わと沁みてくる。心から納得できる。
ある愛を描いてなにもかも完璧な、傑作でした。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
春はすぐそこまで近づいていたはずが、今週はまた遠ざかったかのような冷え込み
でしたねえ。みなさまお元気でしょうか?
でも、日が伸びて、光の透明感はまさしく春のもの。体を温めるおいしいスープが
風邪の予防に一番ですね!そしておいしいスープには、おいしいパンですよ~
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
あした2024年2月23日金曜日は・・・
あした2024年2月23日の金曜日は、
パスキューアイランド・パン販売の日 ですよー!
まさかの大雪?! になりそうな勢いで、ただいま今も軽いふわふわ雪が
しんしんと降りしきっております。
” しんしん ” という、おもに雪の降っている状況に使われるオノマトペは
いつから言われ始めたのでしょうね。今日の雪にぴったりです。
しんしんと降り続いて、このままで行っちゃうと明日はまたまた真っ白の
世界にしばし逆戻りかもしれませんねぇ・・・
真っ白い雪の毛布に包まれているかもしれない明日なのですが、
こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、いつも通りにみなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
福田元美 2024年早春の新作カード揃いました!
ぽかぽかと春めいて気持ち良~く伸びをしていると一転、
夕暮れと共に温度は急降下、ぎゅっと体は固まって緊張と守りの体制に逆戻り。
気温の乱高下に振り回され気味の今年の早春2月ですねぇ。
” 春爛漫 ” を待ち望みつつも、その前段階の
” なんとなーく春かな・・ ” とか、
” ほんのりと春かも・・ ” とか、
” うっすらと春なのね・・ ” くらいの早春感が今時期にはちょうどいいんだけれ
どな~~ って思っていたら、届きました!
福田元美さんからの新作イラストカード5柄です。
控えめなのだけれど、でももう冬は終わりましたとしっかりと伝わる新鮮な
エネルギーのイラストに気分をあげてもらいましょうか!
『 あっちに行こ! シロクマ 』
雪が解けていろんなものが顔を出し始めます。外に出ると、あっちにいいもの
あるよ!と弾む足取りのシロクマさんたち。10cm は弾んでますよね!
『 さやえんどうをかかげるねこ 』
春といえばサヤ豆。あの緑!あのパリッの食感!あの甘味!
ねこさんが私たちを代表して、そんなさやえんどうを讃えるの図、でしょうか・笑
『 穴からねこ 』
絶妙なねこの表情!うまい~~!
『 すみれ2024 』
細い茎に小さな5枚の花びら、ふわりと咲いているすみれ。
きゅっと巻いてこれから目覚めるつぼみ、ふくふくと柔らかな丸みの
葉っぱ。色を塗って送りたくなりますね。まさに早春。
『 すすきのビル 』
札幌っ子のソウルフードならぬソールビルディング( ?そんなのアリ? )
「 すすきのビル 」。もとみさん、描いてくれてありがとう!!
この一枚、観光のお客様にも人気出ますよー!
以上、福田元美・最新ワークスの5柄です。
” 新しさ ” には、予想以上のパワーがあります。
さり気ないもの、さり気ないこと、日常の中の小さな ” 新しさ ” を意識して
取り入れて、楽しく力強く春へのマーチに乗っていきましょう。
風邪なんか寄せ付けないワクワクパワーですもの、効きますよー!
福田元美 motopostcards
1まい 150yen
コット、はじめての夏 / The Quiet Girl
サツゲキにて。
1981年夏、アイルランドの田舎の農場で、両親と姉たち、兄と弟たちと暮らす9歳の
コットが過ごした一夏の日々を描いています。
飲んだくれでギャンブル依存で農場の仕事をほぼ放棄している父親と、貧しいために
心も生活も維持できなくなっている母親、当然子ども達にも暗い影響が出ています。
家でも学校でもみじめで、お腹がぺこぺこで、孤独なコット。
英題の『 The Quiet Girl 』の通り、コットは静かな少女ですが、このような環境では
ますます口を閉ざして、たった一人野っぱらの草の中に身を横たえて家族から離れて
いたり、ベッドの下に隠れるようにしていたり・・・誰もコットに気を掛けることは
ありませんし、コットは悲しみや寂しさなどの感情を自分の内側に秘め続けています。
さらにもう一人出産予定の母親が、家事と子ども達の世話を少しでも軽減するために、
夏休み中コットをいとこ夫婦に預けることになりました。
コットの家からさらに車で3時間という自然に囲まれた農場を営むアイリーンとショ
ーン夫妻は優しく暖かくコットを迎え入れるのでした。
コット役のキャサリン・クリンチ!
彼女の存在が全てに息を吹き込み、彼女がいるただそれだけで、この作品全てに生命
がいき渡る、信じることが出来る。
縮こまって怯えていたコットが、夫妻の愛情 ( 夫ショーンの朴訥な優しさよ!)に
接するうちに、少しずつ手足を伸ばし、心を開き、本来の声を言葉を取り戻してゆく
日々を、見事な演技で表現しきっていて驚きます。
内に秘めた繊細な感情を湛えるブルーグレイの瞳と、艶やかなダークブラウンの長い
髪の、内気な少女コットそのもののキャサリンが本当に素晴らしい!
夏休みが終わり、家に戻ることになるコットとショーンの抱擁シーンは忘れがたく、
この後コットがどうなっていくのか、余韻を残すのでした。
春めいたこの2~3日、今年は雪解けが早そうですね。気温の上下はまだまだ続き
ますので、用心しつつも気持ちは春に向けて何となく明るくなってきましたよ。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
ザックザクに融けかけの雪道、足元はかなり悪いので、どうぞお気を付けていらし
てください。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
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