栗ぼうや

 

栗ぼうやのことは、子どもの頃から知っている。

その日の叔母の手土産だった小さなチューブに彼はいた。

彼が強烈に発散している魅力は、その超個性的な出で立ちと、彼を取り囲む図案や

欧風文字デザインによって、私は、確か・・7~8歳だったと思うんだけど、

彼を忘れられないひとにしたのでした。

チューブの中身は、栗のペースト。

生まれて初めて食べた栗ペーストもおいしかった。

当時叔母がどこで入手したものか、舶来品がまだ珍しかった時代だったと思う。

あっという間にチューブの中身はなくなって、その後の再会はないまま

時は流れ流れて、2020年冬。

道すがらの食パン屋さんに入ってみて、ふと目がいった棚に、彼はいた!

「 栗ぼうや。」

彼は何にも変わっていませんでした ( もちろん買って帰った )。

イガグリの着ぐるみで、自社製品の栗ペーストの大型缶を抱えてニッコリと笑って。

何も変わっていないのは、栗ぼうやだけではなくって、

そのチューブ!ラミネートチューブではなくて、金属チューブ入りっていうのも

変わっていなかったのです。当然、ねじ蓋のてっぺんにはとんがり角が仕込まれ

ていて、蓋を開けて、封印されている口にそのとんがり角をぶちっと刺して開封

するのですよ!今時そんなのあり?! 栗ぼうやはアリなのでした。

固くて柔らかいあの金属チューブ独特の感触! 最後までいくと、肩のところを

ぐいっと力一杯倒してつぶして中身を少しでも沢山絞り出して。

78g 入りの小さなチューブなので、本当にすぐに食べてしまうのですが、

でも栗ぼうやはチューブ入りでしか会えないし、昔ながらの金属チューブって

いうのも、今やちょっとした趣向で好きですし、缶入りのたっぷりサイズもある

みたいだけれど ( 栗ぼうやはいなくて文字デザインのみのラベル )、いつも買

うのはチューブ入りなのでした。

栗ぼうやはフランス人。

栗ぼうやがお勤めしているのは、クレマン・フォジェ社で、1882年創業ですって。

もしかして、栗ぼうやは139歳・・・・

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

グラハム粉のプチパンをスライスして、バタをのっけてから、栗ぼうやのマロンペー

ストをニューっと絞りだしてぱくりっ!大変イケます。

こんがり焼けたプチパンを山盛りにして、ご来店お待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個150yen

 

 

 

 

 

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リネアの5月 ①

初めて「 押し花 」を教えてもらったのは小学校1~2年生の頃だったと思います。

母が庭に咲いていた花・・チューリップだったかな・・・の花びらを本のページ

に挟み、上に本を数冊のせておき、ずーっと経った頃に開いてみたら・・・・・

あんらまぁ!ぺったんこになり色も少し褪せた花びらが そこにありました。

新しくて好きな感じの絵のぬりえ帖を買ってもらって嬉しかったのと同じく、

絵の具で色水を作るのがおもしろかったのと同じく、

型ガラスの模様の上に紙をあてて上からクレヨンで模様を写し取るのがおもしろ

かったのと同じく、えっとあと何だっけ?いろいろあったはずですが、

まあ、独りだけの愉しみを感じたのでした。

色褪せた花びらだなんて、何の有効性があるのかい?と問われたら、

「 ないですよね。 」 というしかないのですが、生えている花を自分で加工して

本の中に閉じ込める、そこにとても魅力があったのでした。

学校から帰ってくる道すがら、土手に咲いていたいろいろな花を採ってきては

本を選び、その本に挟み、そしていつしか忘れて、年月は流れ。

ある時ふと手に取り、ページを開くと、薄茶色で薄くぺったんこの花が挟まって

いて、大変驚くのでした!

それは、押し花を忘れ去っていたから、というよりは、

このようなことをしていた昔々の自分に、瞬間的に再会させられて頬をぶたれた

ような衝撃を感じるような感じがしたから、ということでしょうか。

( つづく → )

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

暖かくなり、花盛りの、よい季節になりました。

サンドウィッチをつくって、ポットにはコーヒー ( 缶ビールもいいですね! )。

散歩、そしてどこか芝生かベンチのある公園でのんびりとお昼ごはんです。

こんがりときつね色の丸いパンを山盛りにして、

ご来店お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

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ヌテラの朝

我が家の朝ごはんは、パンです。

私は、自分の分だけお餅を焼いたり、おじやを作ったりして時々変化しますが、

夫と息子は、365日パン。

パンを焼いて販売もしているのですから当たり前といえば当たり前なのですが、

自家製パン ( グラハム粉の大きなパン ) をスライスしたものに、バタその他をのせた

塗ったりしていただきます。

バタ + ジャム類、酒粕ディップ ( ← 夫が長年自家用で作っている )、黒ごまペースト

や季節のジャム類、蜂蜜、などなどの組み合わせですね。 

2月でしたか、我が家に 『 nutella  ヌテラ 』 がやって来ました。

『  ヌテラ 』 、それはイタリア生まれのチョコナッツクリーム。

たっぷりのヘーゼルナッツ、チョコクリーム、砂糖、あとなんだっけ・・・意外や毒っぽ

いヘンなものは一切入っていないのです。

このヌテラが一発で息子のハートを撃ち抜きました、予想通り。

初開封以来、ヌテラ LOVE ♡ という毎朝がずーーっと続いています。

彼は、バタを塗り、そしておもむろにヌテラの蓋を開けて、

そりゃ丁寧に丁寧にその上に均一に塗る。ナイフを置いて、ガブリンコッ!そして笑み。

これを3回。3枚たいらげます。

「 飽きない? 」 と今朝聞いてみたところ、

「 今のところ、ゼーンゼン 」 とのお答えでした。

『 ヌテラ 』 は、発売56周年になるらしい。ちょっと舐めてみましたが、チョコ単一の

くどさがなくて、ヘーゼルナッツの味とチョコの味が見事に組み合わされていて、確かに

美味しい。ヨーロッパを中心に、子どもも大人も 「 ヌテラ 」 と聞くと目が三倍に

大きくなっちゃう大人気クリームなのだそうで、世界中で愛され続けて56年、スゴイ。

我が家でもいつまで続くのか、愛され始めてはや3個目、

ニキビも気になるお年頃なはずなんですけどねー。

私は一口味見で充分でしたけどねー。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

大人のこぶしサイズの丸パンをスライスして、バタ + ヌ・テ・ラ、はいかが?

朝ごはんにも、おやつにも。安心な材料で、しっかりと甘くて、満足しますよ。

こんがりと焼けたパンを山盛りにして、ご来店お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

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薄暮派

 

昼間の明るさの力がどんどん弱まっていき、薄くなっていって、

とうとう闇に溶けて消えてしまうような、暮れ切る前の十数分のグラデーション

のひとときは、一日の中で最も精妙で趣があると思います。

「 薄暮 」 。なんてぴったりな名前でしょうか。

街中でこの薄暮を迎えた時には、信号機や車のライト、ビル群の灯りがそれは美し

ドライで、なぜだか崇高な静けさに満ちているような気がするのです。

その風景と空気感を都会の素晴らしさの筆頭に挙げたいし、私はいつも郷愁に近い

切なさが迫ってきて苦しくなってしまう。

 

自宅に居ての薄暮は、明かりを点けずに味わうのが好きです。

灯りはなしで、カーテンも引かずに、ただただ窓の外の儚く消えてゆく明るさを

見届けるのです。お隣の庭には、我が家のすぐ傍にエゾムラサキツツジの木が

あって、今週はもう咲き始めました。

薄暮の中で暗くなって夜に同化してゆく花と、黒くて細い枝や幹のシルエットは

美しく、シックです。

ワインを片手に立ち見する、それは自然のライブショー・とても短い・・・・

 

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雨の日

                                                                              ©Shimmy Books

 

今週の火曜日は、雨降りでした。

雪解けの頃、気温が上がって雪が雨に変わった日もありましたが、そういう特殊

で珍しい天候による雨ではなく、すっかり春になっての純正の雨降りでしたから

とても新鮮で、気持ちがスンスン弾みました。

私は雨降りの日が結構好きです。

雨の日はもちろん曇っていて、その微妙で繊細なグレーカラーの空の色がとても

落ち着きますし、街全体がトーンダウンし、モノの色の深みが増します。また、

「 雨降りですからねぇ 」という暗黙の了解のもと、全ての活動は速度を落とし、

みんなが優しく納得し合う感じがよいのです。

活動が自然と制限される分、静かな時間を得ることが出来ます。

心が内側に向かう静かな時間は、普段は意識していないと得がたいですからね。

そして、更に雨粒。

天から降り注がれる透明の水。窓硝子に当たって、植物に当たって、アスファ

ルトに墜落し、土に吸い込まれる水のなんという透明感、瑞々しさよ!

 

暗さ、くぐもった色調、穏やかさ、静かさ、そして雨粒の透明感とテクスチャ。

雨の日は、このような要素でできていてなんとも好きなのです。

 

本日の見出し画像は、ニシクルカフェで開催中の 『 本を読むとき 珈琲があると

しあわせ 』 シミー書房展にて購入した、岡部亮氏の新作版画作品です。

岡部さんの作品には、絵柄とともにその瞬間の光が描かれている、いつもいつも。

季節、天気、その場所と時間帯の、太陽の光の量や質。作品を観ながら脳裏では

その場面を支配している光をはっきりと感じながら、物語を空想しているのです。

「 雨のカフェ 」

雨の日のエッセンス!

黒と白と濃いピンク、そして青。なんてモダンで瑞々しいのでしょうか。

静かな時間が流れる雨の日の室内のふたりから、物語が生まれていきます。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

今週末から月曜日にかけて、予報では雨降りマークが続くようです。

雨の週末は、パンをトーストして、バタをのせて、珈琲も用意して。

ゆったりと静かな朝ごはんはいかがでしょう?

 

こんがりときつね色に焼き上げた皮が美味しい ( 中身もおいしい ) 

丸いパンを山盛りご用意して、ご来店お待ちしております!!

 

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リネアの4月

 

リネアは、スウェーデン生まれの絵本の中の少女なのですが、真っ直ぐな

黒い髪で、しかもきれいに切りそろえたおかっぱスタイル。

顔立ちも、丸いお鼻に一重まぶたの小さめの目・・・まるで日本の少女のようにも

見えます。年は、12~13歳くらいですね、都会の真ん中のアパートに住んでいて、

四季折々の愛する自然とともに生活しているのです。

街中暮らしで愛する自然ともに?

一体どうやって? 詳しく知りたい!

そうですよね。そんな疑問や希望に応えて、一年間を月ごとの章で紹介したのがこの

『 リネアの12か月 』 です。

都会っ子でもあるリネアは、

豊かさとは?と常に自問する私達のガイドなのです。

 

4月。

リネアは、室内で種をまきます。

園芸店で種を買ったけれど、どの種もまくにはまだ早すぎる。でも長いあいだ室内の

小さな庭を夢見ていたリネアは、大きな金属の缶のふたに土を入れ、列や四角を描き

ながら買ってきたコショウソウ、カラシナ、ピーナッツ、エンドウ、ベニバナインゲン

小麦の種をそこにまくのです。ちゃんと細い砂の道もつくって、小さな庭師人形や、

うさぎ人形も2匹置いたりします。

黒い土と、様々な色や形の種と、小さなお人形の、ミニミニガーデン。

わくわくしてきますよね。

そして4日後、

芽が出て、列は乱れはじめ、

一週間後には、小さな小さなその庭は、芽がぐんぐん伸びて、ジャングル状態に!!

2週間後、あまりの混乱ぶり ( ! ) に、リネアは小麦、カラシナ、コショウソウ

を切り取ってサラダにするのでした。

わあーーどんなお味?ステキです!サラダ!

それからエンドウとベニバナインゲンは、友だちのブラッシュさん ( 引退した

植物育ての達人のおじいさん ) の庭に植えました。

 

・・・・・っていう、4月。

真似してできそう。でも、同じにやらなくても、なにか部屋の中で土と緑を楽しみ

たくなります。なんだか気軽にやれそう、とわかります。

まずは、ホームセンターやお花屋さん、苗やさんを訪ねたり、種コーナーを見に行こ

うかな、って思えたならば、もうすでに今までと違う春の生活にシフトしているので

はないかしら。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

フレッシュサラダと、パン、そしてバタ。

春は軽やかで新鮮な食事でいきたいですね!

こんがり焼けた丸いパンを山盛りにして、ご来店をお待ちしております!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

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今年の蕗の薹

 

毎年、雪解けを合図に某医療センターの敷地に忍び込んでは、急ぎ仕事で

ハント (  ≓ 泥棒 ) していた蕗の薹。

今年はなんと嬉しいことに、我が家の前の野生の庭( 生え放題・伸び放題

の野生植物の楽園 ) に、蕗の薹が現れたのです!!

ヒョコヒョコと、やや細身ではありますが、10数株!

やれおかしともぎ取って、洗って冷蔵庫へ。

例年は小ぶりのレジ袋一杯になるくらいの収穫量で、毎回 ” ふきのとう味噌 ”

を作ってお弁当で楽しんでいたのですが、今年の収穫量は、三分の一以下。

急に暖かくなったせいもあって、いつもの場所の蕗の薹たちは、すでに大きく

成長し、蕾は開いて花満開状態、食するにはちょっと育ちすぎですから、追加

収穫はムリだなあ・・・ ふきのとう味噌にするには、量が足りないなあ ・・・

とじれじれしていたのです。

そして先日の月曜定休日の夕暮れ時。

ふぃっと閃き、ふきのとうフリットにしてみました。

小麦粉に冷蔵庫に残っていた炭酸水を混ぜて衣にして、フライパンで揚げて。

とても淡い薄緑いろの蕗の薹たちが、油の中でじゅわじゅわしているうちに

鮮やかなグリーンに変わります。

さあ、できた!

衣をまとった美しい緑いろの蕗の薹たちひとつひとつに、指先で粗塩を丁寧に

のせて、テーブルへ。

フリット をひとつパクリ、わあお!美味しいっ!

ほろ苦みとしょっぱ味と油っ気が渾然一体。

うーむ、イケルねこれは、とワインもひとくちゴクリ。

夫も 「 味噌よりこっちがよい。 」 とのことで、

来年以降も、蕗の薹はフリットで決めることにしました。

ほんの少しの量ですが、フリットにするならちょうど良い量でしょう。

ああ、もう少し食べたいな、でもお仕舞い、がちょうど良いでしょう。

 

春の最先端、冬が春にバトンを渡すその瞬間の美味しさなのですよね。

本物の野生を自分で収穫して、自分で調理して、食べる、

それが住宅地のささやかな自然からであっても、この一連の流れその

ものが春の楽しみであり、

お店では味わえない小さな小さな贅沢、と一人ほくそ笑んでいたりして。

 

 

 

 

 

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リネアの12ヶ月 

1994年初版発行の 『 リネアの12ヶ月 』 は、当時書店で絵本コーナーで

平積みされ、既刊の 『 リネア モネの庭で 』 とともに世界的ベストセラーの

旋風を巻き起こしていたという記憶が確かにあります。

40~50代の方でしたら、ああ、知ってる! もしくは、家にある、とおっしゃる

かもしれません。現在は絶版のこの2冊を、私は古書店で再会し、購入しました。

当時の私は、” 自然 ” とか ” 植物を育てる ”  とか ” 四季の彩り ” などのワードに

反応することなく、忙し風を吹きまくって余裕のない暮らしをしていたのです。

今の方がこの本に描かれる自然観察ノートに深く頷き、共感することができる。

30年弱の年月を経て、ようやく正気に戻ったのでしょうか?どうでしょうか?

もう4月ですが、これからリネアとともに、この素晴らしい絵本を毎月楽しみた

と思います。

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

4月、小さな緑の芽や葉っぱが出てきましたね。クロッカスも!

暖かな春の日差しとともに、身近な自然を見つけながらのお散歩が楽しい。

ポットにコーヒーを入れて、サンドイッチも用意して、外へ出かけよう!

明日も、香ばしい皮、もっちりの身の丸いプチパンを山盛りにして

ご来店お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

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シミー書房 x ニシクルカフェ !!

 

先日私の尊敬のキモチを告白した ” 雲 ” という名の 「 ニシクルカフェ 」は、

南区石山の札幌軟石造りの建物・ぽすとかんにあります。

旧石山郵便局だったぽすとかんは、戦前からの地域の暮らしの流れを見続け

きた歴史ある建造物なのだそうです。

2階にニシクルカフェ、1階には、札幌軟石を使った雑貨の「 軟石や 」 さん

とニシクルカフェの販売部門。両店のキャッシャーも1階にありました( 私

まだ1階のこのブティックをゆっくりと見ることが出来ていませんが )。

元郵便局の古い建造物を大切に再構築して、郵便局時代と同じように、

人々がいつも出入りできて、集うこともできて、話し合うこともできる場所へ・・・

ぽすとかんは、地域の自慢の、みんなの交流の拠点なのですね。

石の壁面、吹き抜け、黒々とした梁がめぐらされていて、結構ごつくて骨太

で、そこは独特の空気に満ちている。

そのようなぽすとかん空間で、今月早々に「 シミー書房 」さんの個展が

開催されるのですから、さあ大変!!まぁ大変っ!!

シミー書房作品を早くから発見し、惚れ込んで即取り扱いを申し出られただけで

なく、お店の魂の看板はシミー書房の象徴的イラスト作品のひとつで作られていて、

オリジナルのお菓子や珈琲の販売用のパッケージも、実にさり気なくシミー書房・

岡部イラストでデザインされていて・・・という、シミー書房との素敵で深い繋がり

もつニシクルカフェでの今回の展示は、

 

「 シミー書房の本と ニシクルカフェにまつわる原画展 」

 

というではありませんかっ!

あの建物、あの空間で、シミー書房のお二人はどう取り組み、いかように魅せる

のだろうかと、わたしはワクワク興味しんしんなのです。

原画を見ることが出来る機会は、本当に貴重です。創作のプロセスにも驚きや納得が

待っていることでしょう。刺繍と木彫のブローチの新作はどんな かナ?

Tシャツの新作も並ぶらしい!ワァオ!

新作を拝見して、購入することも出来て、「 何を食べても飲んでも全部美味しい 」

と、当店の古くからのお客様数名が太鼓判を押しているニシクルカフェのメニウを

いただくことも楽しみで、

4月のカレンダーの特別赤丸は、” シミー書房 x ニシクルカフェ ”  ですよねー!

 

 

 

 

  『 シミー書房の本と ニシクルカフェにまつわる原画展 』

2021.4.8.( 木 ) ~  19 ( 月 ) 10:00~18:00

  ( ※ニシクルカフェは11:00open ・ 火・水定休日 )

 

ニシクルカフェ

札幌市南区石山2条3丁目1-26 ぽすとかん内

TEL : 070-4087-2975  /  駐車場有り訳10台

地下鉄真駒内駅じょうてつバス4番のりば12系統乗車、「石山中央 」下車徒歩1分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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すてきな あなたに

 

子ども時代から少女期に、最も深く影響を受け、最も真剣に繰り返し

読んだ本に 『 暮らしの手帖 』 があります。

本、といっても季刊の雑誌ですね。母が購読しておりました。

創刊から間もない号からずっと・・・花森安治が亡くなった頃までの『 暮らしの手帖 』

の、名物の商品テストのページや、戦後の日本を独特の切り口でルポルタージュしてい

った素晴らしい特集ページは、今改めて見てその内容の充実と、美しい写真と、

花森安治の執筆の明確な基準に唸りますが、当時の私のお目当ては、家の中で使う

ものを作ってみませんかという工作特集とか、夢のうに素敵な外国料理やお菓子

のページ、家事全般でのちょっとしたアイデア集の 「 エプロンメモ 」ページとか、

在日外国人 ( 外交官夫人とか駐在役員夫人とか教授夫人といったややイクラスの

女性たちでした ) のお宅とファッション拝見ページ、そして、とっておきは、

「 すてきな あなたに 」 の数ページなのでした。

 

『 暮らしの手帖 』 という雑誌は、スポンサー企業を一切つけず、よって企業広告を

誌面に掲載することで得られる金銭的な収入も一円もナシ、故に完全に独立したジャー

ナリスティックな視点を紙面で表現し続けられた希有な雑誌でした。

何もかも失ってしまった戦後日本の復興とは、庶民の暮らしの復興以外の何でもない

という一貫した姿勢で、日本の古来からの美意識を縦糸に、ヨーロッパを中心とした

世界の文化を横糸にして、繰り返しの洗濯をもろともしないばかりか、使い込めば

込むほどに人々の暮らし = 人生 に馴染み役立つ丈夫な布地を織る職人集団、それが

花森安治率いる暮らしの手帖社、だったように思います。

消費者を見下すかのような新興商業主義を徹底的に批判しながら、自らも商売を安定

運営し続けることの難しさはいかほどであったでしょう。

花森安治と社主・大橋鎮子の、代替えのきかない編集と経営のバランス感覚の要と

は、” 庶民の暮らし ” の豊かさ美しさへの敬慕、ではなかったでしょうか。

そして、そのエッセンスが 「 すてきな あなたに 」 であり、あえて筆者を明かさ

に編集掲載される珠玉の文章は、まるで花束のような彩りと香りにみちているの

でした。その小さな花束の、1969年から1974年までの分をまとめたものが出版され

た時は興奮しました!即本屋に行って買いましたとも。

装丁・飾画 花森安治。

函のデザインだけでどれくらい素敵な本であるか充分に伝わるのですが、取りだし

てその期待ははち切れるのです、期待の数倍素晴らしくて。

真っ白の表紙、深い紫の見返し。

花森安治の手書き文字、花森安治のカリリとしたバタ臭いペン画。

引き締まった明朝体で三段組みで、ひと月ごと一年間の季節の文章は、題字が見返

しと同じ紫色で花森文字でつけてあるのです。

ひと月分の章に、大体25編ほどでしょうか、静かな感動、気づき、出会いと別れ、

おいしかったこととその情景とレシピなども。

全ては日々の暮らしのなかでの一瞬の輝きを掬い取った、そして暮らしの手帖らし

いエレガンスに貫かれているさりげのない文章かと思います。

「 すてきな あなたに 」 第一集は、幼い頃からの私の憧れの素であり、私の価値観

の基準が出来てきたのも、どうやらその辺りのような気がします

 

久しぶりに開いてみました。

今もこれからも響く、私の特別の一冊。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

春めいてきましたが、まだまだ肌寒い。

” パンは、アルミホイルで包んで、ガス台に網をのせて少し温めるとおいしい

ものですね ” と、 「 すてきな あなたに 」の二月の章の一編にありました。

温めたパンにバタをのせて、香り高いミルクティでいかがでしょうか。

香ばしい皮がおいしい丸パンを山盛りにして、明日もお待ちしております!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個150yen

 

 

 

 

 

 

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なんやようわからんけど、ええな!

2011年発行の 『 かんさい絵ことば辞典 』 です。

BOOK-OFF にて夫が1年前くらいに買ってきた一冊。

イシワキタダシ氏の脱力イラストがうまくて、ほんといろいろ楽になります。

「 しゅっとした 」 っていうでしょ、関西言葉なんですね ( = あかぬけた )。

息子がよく言う 「 バリ強い 」「 バリ速い 」 の 「 バリ 」 って関西言葉です

と ( とても )!

「 こける 」 も~?!( = ひっくり返る )

「 しんきくさい 」 もっ! ( = じれったい )

「 しもたや 」 って、 ( 店じまいした一般民家 ) のことですって!

登場キャラクターがどいつもこいつもおかしな具合で、笑わせてくれます。

関西弁って、なんか惹かれるのよね~

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

漫画を読みつつ、小腹が空いたら丸パンをパクリ。リラックスしましょうか。

こんがり焼けた丸いパンを山盛りにして、ご来店お待ちしております!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

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ジャズライブ ありがとうございました!

 

ジャズライブの日は、午前中の早い時間、、、だいたい9時半頃に店に入り、

定休日でしんとしている店内を一人で黙々とライブ仕様に替えていきます。

中央の大きなテーブル、窓辺のガラス棚、薬品棚、椅子類、ボックス類、

そしてそれらに置いていた商品などなどをどんどんずらして片付けていく。

普段は行き届かない隅っこの床掃きをし、ライブ用のスタッキングチェアも出す。

お花も買ってきて、新たに生けて、飲み物用のグラスも出す。

サックススタンドも出しておく。お釣り銭も、暖房もチェックする。

そんな一連の作業を終えて、改めて店内を見渡すとき、ようやく本日のライブの

実感が湧いてきます。

さあ、今回はどうかな?

どんな感じになるかな? どなたが聴きに来てくれるかな?

ワクワクと緊張がない交ぜになった複雑な気持ちです。

自分が演奏するわけじないのにね。

そして、ドアを閉めて、一旦家に帰るのです。

 

結構風の強い肌寒い先日の月曜日、暮れなずむ6時少し前に着いて、今度は

いよいよ開場前の準備です。

照明を間引きして、花の位置を決めて、椅子のシートを拭いて、換気して。

暖房の温度設定を上げたりちょっと下げたりしているうちに、

ベースの小林さんが到着し、音合わせの軽いリハーサルが始まり、

私も一緒に聴きながら、思わず拍手したりしているうちに、開場時間となります。

毎回、このような流れ。

毎回、ワクワクと、ややそれを上回る緊張と、ですね。

 

3月15日 ( 月 )、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

ふわりと首に巻いたストールや、コートを外した際にお目見えしたざっくりした

セーターに、春らしさが。寒かったけれど、もう真冬のそれとは違いますものね。

みなさま、楽しんでいただけましたでしょうか?

さて、演奏曲目をご紹介いたします。

 

・ALL BLUES

・GOLDEN EARRINGS

・MAKIN' WHOOPEE

・CARE LESS LOVE

・BEMUSHA SWING

・THE SINGLE PETALE OF A ROSE ( ENCOR )

 

以上のアンコール曲を含め6曲でした。

 

1曲目 「 オール ブルース 」。

ずんとお腹に響くテナーサックスの低音と、弾かれる弦からの太いベース音。

ゆったりと、でも力強く海原を漕ぎ進む男達のオール捌きに合わせて、

グイーッ、グイーッと一緒にボートに乗っているごときノリがこの曲なんです。

まさに ” ゴキゲン! ” なオープニングでしたね。作曲はマイルス・デイビス。

ジャズ史上最高の売り上げ枚数といわれるモードジャズ屈指の傑作で、現在まで

ジャズのアルバムとしては異例のロングセラーアルバム『 カインド オブ ブル

ー 』に納められています。 

 

2曲目は 「 ゴールデン イヤリング 」。

ロマンティックなマイナーメロディをややハイテンポでの演奏でした。

叙情的で哀感のこもった曲調がとても心に沁みて、一度聴いたら忘れられない。

1946年ヴィクター・ヤング作曲、シプシーの古い民謡をベースにしている

そうで、なるほど・・と納得します。テナーサックスとベースのデュオ演奏は

なかなか珍しく、とても新しい素晴らしい挑戦を聴くことが出来ました。

レイ・ブライアント ( p. ) トリオの演奏が素晴らしいので、こちらもぜひ!

 

3曲目 「 メイキン ウーピー 」

1928年の作品。ミュージカル『ウーピー』の挿入歌がジャズのスタンダード曲

に。なので歌詞もあり、結婚式で新郎の友人が心の中でつぶやいているリアル結

婚生活について、皮肉とたぶんちょっと自嘲ぎみに " ま、せいぜい今のうちだよ

楽しいのはサ・・・ ” というような内容みたいです。

 

4曲目 「 ケアレス ラブ 」

「 メイキン ウーピー 」 のゆったりめの演奏から一転、テナーサックスから

ソプラノサックスに持ち替えて、軽快に進みました。ちょっと手拍子したくなる

くらい。ケアが無い恋 → 軽はずみな恋 と訳されているベッシー・スミスの歌唱

で有名な1920年代前半に作られた黒人ブルースです。

伸びやかでタイトなソプラノサックスの音とノリ vs. ブルース色たっぷりの

ベース音の渋さが相まって、最高でした!

 

5曲目 「 ベムシャスィング 」

セロニアス・モンク ( P. ) 作曲の、これもモダンジャズのスタンダード曲と

して今に続いていますね。破壊と覚醒、ユーモアと微かな哀しみ、ジャズならでは

の一言では表現できないけれど、なんだかスゲェ ( 中学男子的表現 )! な、

モンクらしさ満タンのモンクならではの曲なのです。

テナーが吹くテーマフレーズが、音階を替えたり戻ったりしながら繰り返されるだけ

なのですが、この曲を演奏する二人が繰り出す音のバラエティを思い切り味わい楽し

みました。ベースの小林さんの超絶技巧!本当に素晴らしい。

テナーの大関のソロのボリュウムも!吹き終わって、肩ではぁはぁ息してた・・

 

みなさま、いかがでしたか?

生演奏が素晴らしいのは、楽器から繰り出される音の圧力を、その瞬間に体で感じる

ことが出来ること、がその理由の一つに挙げられるのではないでしょうか。

ご参加くださった方が翌日来店されて、「 圧が凄かった! 」 という感想をください

ましたが、まさにそれなんです。渾身の音には凄い圧力があるので、窓やスチール棚

も震えますし共鳴もしますし、座っている太ももなんかにもズンズンきます。

そして、ソロ演奏が入れ替わる度に、みなさまの大きな拍手!

それが会場の一体感として、さらに演奏者を熱くして、空間が音楽からのエネルギー

に満たされていくのですよね。

終了後、外に出られると、なんだか元気になっているように感じられたとしたら、

エネルギーチャージ完了、ということだと思われます。

だったなら、主催側としましては、最高!大成功!! なのです。

 

次のジャズライブは、桜も咲ききる5月。5月17日 ( 月 ) です。

生のジャズによるエネルギーチャージの小一時間を、どうぞ試してみてください。

一同、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

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その昔、私が珈琲を飲みに、お店にも通い始めた二十歳前後の頃は、

店名に「 カフェ 」 という言葉がつている飲食店はまだまだなくて、

でも昔から営業している 「 喫茶店 」 も少しずつ減ってきているような、

そんな時期でした。

「 喫茶店 」 とも違う、企業が運営しているのではない個性的な個人経営の、

現在の「 カフェ 」 の前身?のようなお店を探し、見つけては、その独自の

素敵な空間でひととき珈琲とともに過ごすこと。

それが当時の私には、何よりも大事で、この上ない喜びでした。

そのような店を探して、私は街歩きに励みました。

若者の特権としての時間だけはたっぷりとありましたからね。

それは、店全体が、店主の価値観を表現しているようなお店であり、

知的な、引き締まった雰囲気があり、

何といっても静けさを提供してくれ ( 静かなざわめきとでもいいますか・・ )、

テーブルやカウンターにつくと、自然と日常からすっと離れられる、

そのようなお店、そのような空間、なのでした。

そして、そんなお店は、間違いなく美味しいお店なのでした。

社会人になって、重い ” 忙し病 ” に罹ってしまい、私は結構長い間そのような

好きなお店の空間で、珈琲をたのんで一人の時間を過ごすことをおざなりにして

おりました。ずーっと。

忙し風を吹かせるよりか、好きなお店で美味しいコーヒーを淹れてもらって

飲む時間の方がどんなに元気になり、また価値のあることなのか、

解っていなかったのですよね・・・・。

結婚して出産して、子どもが大きくなって、少しずつ手が離れてきた頃から、

少しずつ少しずつ自分一人の自分を思い出し始め、同時にお店の珈琲の時間も

思い出し始めましたが、長らく離れていたせいもあって、なかなかヒタヒタっと

気持ちに添うお店に出会えずにいたのです。

出会えずに時は流れていたところ、

この3月1日の月曜日、見つかったんです、そんなお店が!

本当に久しぶりに 「 ここは良い! 」 と素直に感動しました。

以前から一度行ってみたいと思いながら、遠くて二の足踏んでたお店でした。

決心して、地下鉄とバスに乗って行ってみて、予想以上の、モノではない何か

をもらって帰ってきた感じです。

こちらの感受性を心地よく刺激してくれる何か。

美味しさと同時に、なくてはならない何か、がきちっと備わったお店でした。

そのお店の名前は、アイヌの言葉で 「 雲 」 という意味だそうです。

雲のように のんびりと。

次に行くときは、きっと、もっとそうしてみたいのです。










明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

春はなんだかお腹が減りませんか?

当店の丸パン、

気軽にパクリと食べるのですが、なかなかに食べ応えがあり

バタやチーズをのっけると、十分な一食になるでしょう。

こんがりと焼けたきつね色の丸いパンを山盛りにして、

ご来店お待ちしております!



グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen













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春のジャズライブのご案内



今年もやっぱり春はすんなりやって来てはくれないですねえ。

ポカポカとよい感じに気温が上がっているな、と心も体ものびのび

させていたら、一夜明けるとなななんとっ!!

昨日の陽光でシャーベット状になっていたはずの路面はカッチカチに

凍りついて、どんよりとグレーの曇り空からは、ああそれは寒いはず、

粉雪がちらちらと降っていて。

思わせぶりで、期待するとするりとかわされ、溜息ついて足踏みしてると

アラ、どうしたの?なにしょんぼりしているの・・・と、再びパンッと

肩先を叩かれる。春のこのような振る舞いは毎年のことなのに、やっぱり

振り回されてしまいますネェ。

みなさま、いかがお過ごしですか?

そんな3月の真ん中の15日、ジャズライブのご案内です。




春のジャズライブ の ご案内


日時   :   2021年 3月15日 ( 月 )

         開場 : 19:30pm ~

         開演 : 20:00pm ~

        ( 小一時間ほどの演奏時間です )


         参加費 : 1500円 ( ワイン、リンゴジュース、お茶付き )


         テナーサックス   大関 智也

         ベース       小林 浩樹


         場所 :  パスキューアイランド
               札幌市中央区大通西17丁目1-3太田ビル1F
               tel / 011-215-9331
              ( 当店です ) 



年度末の3月です。

お忙しくなる月末を前にして、

ここいらでちょっとエネルギーチャージはいかがでしょう?

生の音、生の音楽を聴くと、きっと冬の間に眠っていた何かが、パリリと目覚め

てくることでしょう。驚きの愉しさですよ!

春の姐御もご機嫌良く聴きに来てくれないかしら・・・

お天気が良い日だったなら最高ですね!

どうでしょうかねえ。

みなさまのご参加、一同心よりお待ちしております!








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ちんちくりん



くるぶしの下までの超短いソックスは、『 エースをねらえ 』 にて、ひろみ や

お蝶夫人や緑川 蘭子がはいている女子テニス用の特殊な ( 限定的な )

ソックスで、確か、漫画では、テニスシューズの踵の上、つまりアキレス腱

のあたりに小さな飾りのぼんぼりんこが出るようになっているみたいだった

ので、女子用なのだな、と認識していたんです、40年以上前おはなし・・・・。

確かに当時、そのようなソックスはスポーツ用品店でしか扱っていなかった

と思います。一般人に普及したのはいつ頃からなのだろう?

初めて一般人使用を目撃したのは、20数年前。

いとこの結婚で横浜に行ったときでした。お式の前に家族での食事会をと、

中国料理店に集まった際、お仕事先から駆けつけたお嫁さんのお兄さんが、

スーツにそのくるぶし丈のソックスだったのです!

もう、もう、衝撃的でした!だって、スーツ姿だよ!グレーの。

そして、いいえ、” しかも ” というべきだよね、その超短いソックスが、オレ

ンジ色系のシマシマだったのぉ ( お座敷の部屋でした ) !!

思わず、初対面にもかかわらず、「 それ、なんか間違ってません? 」 って

言っちゃったんでした。気さくなお兄さんで、気分を損ねた様子はゼロでし

たが、それは北海道からはるばるやって来た私達に対しての礼儀として

だったかもしれないけれど。

その頃からではないでしょうかねえ、急速にその特殊に短いソックスが普及

し始めたのは。今やみんな履いている。大人も子どもも履いている。

しかし、未だに私は持っていないし、履いてもいない。

だって、普通の日に普通の人が ( 頭の中のイメージ = テニス用 だからね )

アレを履いているって、ヘンでしょ、第一! 

って、頭が固いのか?偏屈なのか? 

きっと両方。

ちなみに私は、超短いそのソックスのことを、” ちんちくりん ” と

呼んでいます。息子が中学生になった際に、学生服を一式購入したら、オマケ

としてスポーツメーカーのロゴ入りちんちくりんの三足セットが付いてきまし

たが、捨てました。だって奇妙! だってヘン! 学ランにちんちくりんって・・・・

黒の普通に長い丈夫なソックスを用意して、当然とばかりに履かせておりました。

が。しかし。

しばらくして、部活が始まって、息子が 「 この靴下、やだ。 」 と。

「 暑いし。なんかカッコワル。 」

「 みんな履いてる短いヤツにしたい!!! 」 と。

あ~~あ、とうとう来たか、この時が。

いや、え、道行く制服姿の男子女子、多いんですよっ、ちんちくりん愛用者がねぇ。

だいぶ見慣れてきた ( 諦めた ) 頃合いでもあり、確かに放課後部活直行だったら

スポーツ対応 ( あくまでこだわる ) だし・・・・というわけで、買い与えました。


それ以来、まっとうな長さの普通のソックスは、真冬の家履き用。それ以外の全て

の家履き & 外履き用ソックスは、ちんちくりんに取って代わられ今に至るのでした。

最初は 「 ちんちくりんって言うなぁ~~!! 」 と食い下がっていた息子でしたが、

最近は、「 早く暖かくなって、ちんちくりんだけ履きたいな~~ 」 ってさ!


そんなにいいもの?なのかしらねぇ・・ちんちくりん。





「 ちんちくりん 」
若山 牧水

なんといふとりか
ちんちくりんとないた
ちんちくりんとないて
ちんちくりんととんでった
ちんちくりんのとりは
ちんちくりんににィてたよ
ちんちくりんてなにかいナ
ちんちくちっともしらないよ
ちんちくちんちく



『 若山 牧水詩歌集 』 より





明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

短いソックスでも風邪ひいたりしない春を待ちながら、丸いパンに

バタをのっけて、パクリといかが?

香ばしく焼けた丸パンを山盛りにして、お待ちしております!




グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen












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