エヴァの匂い

蠍座・アキムコレクションで次に観たのは、『 エヴァの匂い 』。

・・・なのですが、・・・・、寝てしまった。

大盛況の場内、なんと、空席は最前列しかなくて、初めて一番前に座りました。

どのあたりから睡魔に魂を渡してしまったのか・・・・・

ジャンヌ・モローが、真っ白い ( 白黒映画なのですが、多分真っ白だと思う )

コートを着て登場、お金持ちの老人とのデート中 嵐に遭遇し、

えーと、ずぶ濡れでボートから降りて近くに建っていた洒落た家に勝手に入って

雨宿りしていて、彼女は知らない人の家なのに恐ろしいほど大胆不敵に寛いでいて

お風呂にも入っちゃって、そこへ、その家のオーナーである新進作家の男が帰って

きて、エヴァ ( ジャンヌ・モロー ) のデート相手の老人は、その男につまみ出

されて、そうしてお風呂中のエヴァとその作家の男、主人公の二人が出会ったんだ

けなあ? 確か・・・そう・・・。

エヴァは、とにかく煙草。 煙草を ふわあーっとね。

おんなくわえたばこ大会 なんつーものがあったなら、エヴァは絶対に

10点!10点!10点!10点!10点! の、コマネチ( 古い? )みたいに

審査員全員満点の、伝説の” くわえ美 ” スモーカーだな。

で、またまた、うとっ、うとっ、うとっ・・・・・ZZZZZZZ・・・・・

あれっ、なんだ なんだ? 眠ってた?私?・・・・・フワア~・・・・ZZZ・

ZZZ・・・ガクンッ !!

ハッ、いかんいかん、しっかりしろっ!! 

コーヒーを一口、気持ち新たに、もう一口・・・よしっ。

ビリー・ホリディがお気に入りのご様子ですねえ、エヴァは。

『 柳が泣いている 』 が 全編で、エヴァの煙草の煙のようにくゆっています。

何故か、ビリー・ホリディ。 何度も何度も流れるのです。

作家の男は、エヴァとの初対面でエヴァウィルス( 猛毒 ) に感染、

その後はやはり、気の毒だけれど、地獄の道行き、のようでした。

強烈な眠気の合間、チラリ、チラチラ、画面が現れてはまたガクンと意識失う

という極限状態の中、わずかに覚醒した瞬間、目の前すぎる蠍座の大画面に映って

いるのは、エヴァのくわえ煙草姿、または男の狂っていく人生の様なんですもの。

纏わり付く男を邪険にあしらう、くわえ煙草のエヴァ。

悪女、っていうのかしら、こういう人を。

全編、これの繰り返し ( だったと思う、なにせ、三分の二寝ていて、残りの

三分の一は、このような アチャー、とほほ、な場面ばっかりでしたから )。

こんなに寝ていて感想を言える資格は少しもないかもしれないけれど、

まあ、60年代のオシャレ映画、って感じかなあ、『 エヴァの匂い 』 は。

ジャンヌ・モローのイメージフィルム、ともいえるかも。

そして、映画終了直前、ようやく目が覚めた私の頭には、ビリー・ホリディの

あの声がせつなく歌う 『 WILLOW WEEP FOR ME 』が、

繰り返し、繰り返し、流れ続けておりました。

















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冬に唄えば

先週は 雪 降りましたねえ!

ほっとしました。

私だけではないですよね、

雪がこんこんと降り続いて、うんと冷え込んで、 

玄関を出ると一面真っ白で、吐く息がしろくなって、

・・・・・という状態になってくれたことを喜んでいる人は。

雪国には雪国の四季ごとの暮らし方があって、

先人からの知恵に基づいた暮らしの工夫が、

そして、その季節 その季節の自然の風景が、

いかに自分達の毎日をやっていくために大切で、

大きな励まし それから 癒しになっているか、

・・・・・そんなことを思ったりして・・・。

自分でも意外でした。

へえ、私、こんなに雪すきだったんだ、へーーーえ、ふううん、って感じです。



ささやかな また時に 大掛かりな 自然からの贈り物である風土を、

暮らしの中での ” お楽しみ ” や ” 名物 ” に変えて 

味わい、伝え続けて、、、というのが繰り返され、積み重ねられ、

生まれてこのかたのそれら無数の暮らしの思い出でが

「 雪国生まれ 」 という言葉で、自覚・無自覚共に、の ふるさと自慢になり、

人生の素朴な矜持ともなるのでしょうね。

いくら過ごしやすくても、真冬の2月で、雪がなくてアスファルトの道路むき出し

は ご免です。なんだか心配になっちゃいます。



同じ北海道でも、雪があんまり降らない土地もあるけれど、

東京人をして 「 ロマンチック コールド 」 ( かの 松田聖子サンが その

ように言い表したそうです )と言わしめた、真っ白な雪景色の札幌、

なんとか間に合ったかな、今年の冬も。

吹雪の翌朝、一面の蒼く白く銀に輝く清潔な雪景色のまぶしさに目を細め、

その冷たさに ほっぺたを真っ赤にしながらも、

吹いてくる北風に向かって、大人も子どもも歌をうたう・・・・・

札幌っ子は、かくありたいものです。
















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嘆きのテレーズ



とても久しぶりに映画、観ました。

マルセル・カルネ 『 嘆きのテレーズ 』( 1952年 )、蠍座にて。

シモーヌ・シニョレを初めて観たのは、ジャンヌ・モローが監督した、

『 ジャンヌ・モローの思春期 』(1979年 ) という作品で、シニョレは

60歳くらいかな、どーんと太ってた。すごい貫禄でした。

往年の大女優なんだって、へえー、っていって観ました。

いい映画でした。孫娘に対して、” 女の大先輩 ” という接し方をする、

きびしくも心優しい祖母の役。

かの昔、JABB70HALLという名画座で初対面して以来、ですから、

今回は実に20数年ぶりの2度目のシモーヌ・シニョレなのでしたが、

いやはや、びっくりしました。

恐ろしいほどのべっぴんさん だった!!!

ホント、” 恐ろしいほどの ” というしかない。

ちょっとぽってりしたまぶた、筋の通ったしっかりしした鼻、ぐーっと逆八の字に

伸びたきかなそうな強い眉、そして なによりもその瞳!!

あの 落ち着き払った、凄みすら漂わせる意思的な瞳でみつめられたなら、

確かに初対面で一言も言葉をかわさずとも、運命の恋でも、自白でも、密告でも、

どじょうすくいでも、ストリップでも、なんでもやっちゃいそうだ。

往年の大フランス女優、まさに!!

消灯してある暗い部屋の窓辺に立ったテレーズ ( シニョレ ) が、背後から

そっと入ってきた愛人の気配に振り向く、その視線の圧縮された色香に

くらくらしました。これは、大げさでもなんともなく、ホント、めまいがした。

ストーリーの、起伏に富んだおもしろさに加え、第2次大戦後のフランスの町の

様子や暮らしぶりの細かいところもとても興味深かったですし、

なにより、シモーヌ・シニョレの恐るべきべっぴんぶりを鑑賞する喜び。

新作映画にはない、格別の品格と、白黒画面ならではの光と影の撮影技術の妙、

ああ、観ることが出来て、よかったな、の1本でした。

なにやら、今蠍座では、「 アキム・コレクション 」 という、昔の名画の特集を

上映中とのことで、観ていない作品は、可能な限り足を運びたいです。

だって、とんでもなく面白いんですもん、昔の映画。

まあ、特別上等な作品をえらんでやってくれてるからなのですが。








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ちっち の 夢

今年のお正月に会ったちっち( 私の弟の長女=姪っ子 )は、

” プリンセス ” に夢中でした。

実家に着いて、玄関ドアを開けると、昨日から来ているはずのちっちが

「 まーーちゃーん!! 」と、飛び出してくるかと思いきや、なんだか静か。

はてな?、どうしたかしらん??・・・ と、 一瞬を経て、

ばあば( 我が母 )が、2階を指差して、小声で、

「 ちっちが今 2階から降りてくるから 」 と、なにやら顔が笑っていて、

そして、次の瞬間、おおーーーっ、

階段をしずしずと、晴れがましさを隠し切れずに、頬を上気させた

かわいいプリンセスが!降りてまいりましたー!!!

肘の上までの真っ白な手袋、

そして、その頭には、プリンセスである印 輝くティアラが燦々と!!

ほそっこい身体に、夏のキャミソールワンピで頑張って、

ああ、ああ、それはお姫様!!! 

まさしく プリンセス・ちっち!!!でした。

「 うわーーーっ!!ちっち、ステキー!かわいいー!!おひめさまー!!」と、

階下の全員で盛大に拍手。

大いに盛り上がっての新年会の幕開けでした。

ロンググローブ & ティアラには、ディズニーのプリンセスがプリントされた

豪華な宝石がたっぷりついていて、特にティアラのキラキラ感は素晴らしく、

ちっちは、クリスマスに このセットをパパサンタに買ってもらったのでした。

「 プリンセス、真冬のキャミワンピは、そろそろお寒うございまする・・・」

お付きのママに促されて、ようやく平服に着替えたプリンセスは、

「 まーちゃん、今日は お店で何を売る? 」 ときました。

そこで、私たち2人は、色紙やらティッシュペーパーやらトイレットペーパーの芯

やらを使って、いろいろなドーナッツ、POPなメガネ、動物の置物なんかを

せっせとこしらえて、ダンボール箱にきれいな濃いピンクの包み紙を貼り、

茶の間の宴会場に出店を決めました。

「 ところでまーちゃん、お店の名前、なににする? 」 と、ちっち。

「 うーん、そうだなあ、えーとねえ、、、そうだっ!

『 ちひろアイランド 』 はどう? 」 と、私 ( 笑 )

「 いいねえ!! でも ちょっとまって、、、『 ちひろ てづくり アイランド』

にしたらもっといいんじゃない? 」 と、ちっち。

「 おおおー!! それ、とってもいい!! そうしよう!! 」

・・・・・ということで、『 ちひろ てづくり アイランド 』に決定。

( ちなみに、札幌の『 パスキューアイランド 』は支店なのです。ヨロシク。)

華々しくオープンした 『 ちひろ てづくり アイランド 』 、

酔っ払いのおじいさんお客さん ( 我が父・じいじ )にからまれたり、

情報誌の噂をみて田舎町からやって来た夫婦 ( ちっちの父と母 )にラッピング

サービスをしたり、ちょっと怖い顔の男性客 ( 我が夫 ) に値切られたりしつつ

商品完売! 無事、初日の営業を終えたのでした。 

やれやれ。

ちっちの店長ぶりったら! なんだか緊張気味、声がちびっと小さくなったりして

でも、瞳きらきら、売れるたびに大興奮。

「 くださいな、これ おいくら? 」

「 15円です 」 だって! 安ーいっ!! かわいーい!!

ちっち、6歳。 この春、小学生。

はやいものです、1年生かあ。

私が彼女に聞いた限りでは、なりたいものは、はじめはお店の店員だったなあ、

次は、アイドル。次に チアガール。 それから 歌手。

そして、2009年、なりきりプリンセス! に、お店屋さん!

今年の私の誕生日には、ママと2人で一生懸命に制作してくれた、初めての刺繍で

ハンカチにかわいい絵を描いて贈ってくれました。 

今回の写真がそのハンカチです、ステキでしょ?。

いつも元気いっぱいのちっちクン、

これからも、きらきらの夢をもって、女の子の王道を嬉々と突き進んでおくれ!




















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お茶 を 贈る



20数年来の友人である彼女は、時たま私に物を送ってくれる。

本とか、きれいなカフスボタンとか、お菓子とか。

お茶の葉も その1つ。

年末に、お茶が届いた。

今回は、いろいろなお茶の葉の詰め合わせで、

マリアージュフレールの 「 マルコポーロ 」 というフレーバーティーも

あったし、「 玄米ハーブコーヒー 」 なる、??マークをつけたい

ティーバッグも1袋混じってた。

そして、本命は、「 加賀棒茶 」 、これです。

以前も彼女はこのほうじ茶を送ってくれていて、今回もこのパッケージを

見つけて、オッ!! っとニンマリ。

普段は日本茶をほとんど飲まない私ですが、だからこそ、この特別なお茶の味わい

が効くのです。

もう、なんと言いましょうか・・・・、ドキドキするよな香り、ですよ。

体と頭の芯まで届く、香ばしさ。

贅沢な、日用品。 上等の木綿布。 このほうじ茶を例えるならば。

なので、ケチケチせずに、惜しげなく淹れるのです。

たっぷりと淹れて、熱々をずずずーっとすするのです。

そして、ほーーーっと、息を吐く。

ああ、おいしい。 ああ、しあわせ。  ああ、日本人でよかった、と。

1回目は、この棒茶と お饅頭1箱の組み合わせを送ってくれて、やっぱり同じく

お饅頭を1口ぱくっ、ほうじ茶を1口ずずーっ、ほーーと吐息。

彼女が送ってくれたのは、確かに ” お茶の葉っぱ ” なのですが、

本当に贈ってくれたのは、こんな、我を忘れさせてくれる一服の時間。

遠く離れて暮らす彼女とは、年に2回くらいしか会えないんだけれど、

「 まあちゃん ( わたしのこと )、お茶の時間っていいよね 。」 という

彼女のいつものセリフが聞こえてきます。

そうそう。 

そうでした。

お茶やお菓子って、単純。 すぐ効く。 よく効く。

ああ、私も、” お気に入りの 特別のお茶 ” を持ちたいなあ。

そして、不意打ちで、親しい誰かに送ってみたい。

なんだか、そういうのって、とっても大人っぽいものねえ。



 





 






















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あなたにも、あげたい





ここしばらく、通勤の行き帰りや 休日のダウンタウン散歩などの外出時に

楽しんでいるのは、明治製菓のチェルシーを舐めること。

チェルシーにも、去年、暮れも押し迫った頃に再会いたしました。

親戚のおばさんに息子がもらったお菓子のなかの一つだったのです。

息子へといただくお菓子であっても、全部が全部彼の口には入らない。

「 うーん、これは奴には10年早いな 」 とか 「 これは5年早い 」 とか

なんとか言っちゃって、ホントは私が食べたいからなのだけれど、

チェルシーも 「 5年早い 」グループのお菓子、と判断し、

それじゃあ、どれどれ私が頂くとするか、ということで。

最後に舐めたのはいつだったかなあ、思い出せない、けど、いずれかの制服を

着ていた時分だったと思います。

懐かしいあのフラワー柄の箱を開けて、懐かしいあのフラワー柄の包み紙で包まれ

た、小さな長方形のキャンディーを1粒口へ。

うーわ!! お・い・し!!

とーってもおいしかったんです、チェルシー!!!

びっくりです。

なめらかで、濃厚で、そして何より、ちょっとしょっぱいの!!

去年話題になった塩キャラメルとおんなじく、甘くてしょっぱくておいしい。

小学生だった頃に発売開始されたと記憶しておりますが、なんとなくくどい甘さの

アメ、という感想の子が多くて、そんなには人気なかったような・・・。

いやあ、それからずーっと売られていたのですねえ、チェルシー。

定期券サイズのしっかりした箱入りで、ポケットに入れて持ち歩きやすいし、

黒地( 箱の内側も、黒 ) に、赤・ピンク・オレンジの花が咲き乱れているデザ

インも シックで なかなか良い。

ヨーグルト味の、緑のチェルシーもあるけれど、

やっぱり、” あましょっぱい ” ピンクのチェルシーだな、私は。

ちなみに、ピンクのは 「 バター・スカッチ 」。

英語で 「 BUTTER SCOTCH 」 とも表示していますので、

「バター・すこっち 」 ではなくて、「 バター・すかっち 」 と決めたのも

なんだかおもしろいなあ。

今や、切らさないように気をつけてる、バッグのなかの常備品。


♪ ほーらっ、 チェルシーイー  

          もひとーつー チェルシー ♪


あなたにも、わけてあげたい!

















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春の花





お店屋さんって、ちょっとだけ特殊な、

ちょっとだけ普通じゃない感覚がありまして、

それはなにか、といいますと、

「 季節感 & 商品揃え 」 なんです。

実際の季節の動きより、2ヶ月くらいは早く動いてゆくんですね。

なので、1年で1番冷え込む 1月後半から2月なのですが、

お店屋さんカレンダーでは、もうすでに、春・春・春 。

同じように、ゴールデンウィークを迎えたならば、

それは 夏がやってきたってことだし、

真夏の暑さのピークの頃は、ああ、もう秋ねえ・・・であって、

10月なんて、暮れの始まり、という感じ。

それに合わせて商品を揃え、店頭に並べ、全体の雰囲気を入れ替えていくのです

から、お店屋さん関連でお仕事をされている方々は、きっと皆さんそろっって

季節の只中にいて、旬を楽しみつつも、その季節用の仕事はとっくに終わっている

という、少々奇妙な感覚も平行して持っているわけです。

特に、ファッション業界の製造分野なんかは、半年は先にずれてるものねえ。

まったく、難儀な商売ですよ。

で、パスキューさんは? というと、うーん、結構のんきかしら。

1~2歩先取り、ではなくて、半歩だけ ちょびーっと、先取り、程度です。

でもね、でもね、ポストカードは1歩くらいははやいかも。

昨日から、チューリップのカードを並べているんですよ!!

早いでしょう。

雪祭りの開催日と同じくして ( 偶然 )

チューリップを咲かせてみました!

今年は、この チューリップのカードから 春スタートです。

引き続き、お花のカードの新作を増やしていきますので

近くにいらした際は、是非 どうぞ。

まだ寒いけど、春の柄のポストカードを買ってみると、

春待ち気分 の いい気分、ですよ きっと!


















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