私の春一番



今か今かと心密かに待っていた。

そして、ああ、ようやっと今年も出現、蕗の薹!!

きのうの昼下がり、某医療センターの石塀の上の全く手入れされていない

イチイやら松やらが雑に植わっている無意味なスペース、庭?の、放置されている

イチイの木の根元に、ピョコッ、ピコッ、ポコポコッ、と薄黄緑色のふっくりとした

それはかわいい蕗の薹たちが頭を出していたのでした。

石塀は広大な敷地全体を囲んでいて、それなりの高さがあって、息子が小さかった

時にはせがまれて腕ハシゴで登頂させてやり、ワンブロックを塀の上歩きしていた

ので、いっしょに石壁に沿ってウロウロしていても怪しまれることはなかったのですが、

今や一人、中年のオバサンが石塀によじ登ろうとしたら通報されそう・・・・

なので、土曜日で病院もお休み、人の出入りも車の出入りもほぼ無いのをいいことに

裏に回って職員用の階段を昇って大胆に荒れ庭に潜入成功!カラスがやけにカーカー

とうるさく鳴いていたけれど無視して、解け残った煤まみれの雪を踏んで、しおれた

芝生や枯れ枝を踏んで、やっとイチイの根元に辿り着き。

あるある!たんと出ている!蕗の薹!

根元からポキリともぎとると、黒土とともにふわりと春の匂い。

植えられているイチイの根元ごとに、ひょこひょこと頭を出しているんです!

次々と手早くハンティング。誰に見られるってことはなさそうだけれど、

荒れ放題の庭もどきにも、そこに毎年出現して春を知らせてくれる蕗の薹にも

関心をもっているひとなんか誰一人いないのはわかっているけれど、まぁ一応

人様の敷地に無断で入って無断で頂戴しているわけなので長居は無用。

無事に両手に一杯くらい収穫してまいりました。

さっそく洗って、蕗の薹味噌をつくり、晩ご飯用に、蕗の薹フリットも作りました。

このほろ苦みこそ春の恵み!ちょっと粗塩をつけていただくフリット、息子はひと囓り

して、「 ムリ。 」

うんうんそう言うと思ってましたヨ、いいんだもーん、大人の味だから。

もう一回分あるので、蕗の薹フリット&白ワインをぜひ楽しみたいです。

春の到来、みなさんにおかれましては、何でしょうか?





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

金曜日とは


その昔 、30年程前かしら、、、金曜日は 「 花の金曜日 」 などと

呼ばれておりました。世はバブルの絶頂期、土日休日制度が導入されたのを

きっかけに、週末の2連休の前日である金曜日の仕事を終えたなら、もう思いっきり

羽を伸ばして ( 景気も良かったのでお金もあったし ) 遊びましょう!というような

ウキウキ感 = 花 ということから 、「 花の金曜日 」「 ハナキン 」 なんて言ったり

してましたね~~ ( 死語 )。

最近では、「 プレミアム フライデー 」 なんていう企画もありました。金曜日は、

お仕事は午後3時まででおしまいです、さあ、みなさん、ゆとりをあげるから、普段

できない自分磨きやら家族時間やらをゆったりとやってくださいよ、といった内容だった

と思いますけど、あっという間に言葉自体も、3時アガリ制度も耳にしなくなっている。

どちらにしても、土曜日・日曜日がお休みという会社や個人が一番多い世の中なので、

その前日の金曜日は、今日を乗り切れば休みに突入だっ!! という安堵と喜びの曜日と

いう捉えられ方はずーっと変わらないわけですね。

当店は月曜日がお休み曜日、でもやっぱりウィークエンドはいつもと違う賑わいがあるし、

店番を一人でやる曜日なので ( 息子が学校が休みなので、どちらかが家にいる・という

システムなのです ) 土 or 日 は一人は家でゆっくり出来る、というリラックス感もあり、

金曜日は平日最後のがんばり営業日 ( 今のところ、土曜日は夫が店番・私は家、日曜日は

私が店番・夫は家 ) なのです。

コロナ騒動もたけなわな世界中ですが、札幌はこのところの春の陽気もあり、ウィルスの

ピークをちょっと過ぎたかな、という雰囲気が全体に広まっているようにも感じます。

油断は禁物なのでしょうけれど、体調になんら問題のない人々は、そろそろ動き出したい

頃ですよね、うーーん、きっと大丈夫だと思います。

商品もたくさん入荷、揃っております。そうぞお散歩がてらお出かけください。

花の金曜日、こんがりと焼けた丸パンもあります。

ゆっくりと過ごせる週末、コーヒーやスープと一緒に楽しんでいただければ、と思います。

” 金曜日 ” とは、やっぱりちょっと特別感がある曜日ですね。





パスキューアイランド グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

夕暮れ時の愉しみ



日が暮れる時刻がだんだんと遅くなってきましたね。

夕方5時を過ぎてもまだすこし明るいのです。

今日は春分の日、いよいよ春めいてきました。

晩ご飯の用意をあれこれやりながら、さあ、グラスにワインをトクトクトク、

小松菜とブロッコリーをボウルの水に放して、お米を研いで。

冷凍の鰹と昆布のだし汁を火にかけて。

作業の一区切りごとにちょっと立ち止まって、ワインを一口、パンの切れ端に

チーズをのっけてパクリと一口。

油揚げに熱湯をかけて油抜きして一口サイズに切って、ワインをゴクリ。

小松菜はさっと5秒で茹でて ( おお、素晴らしいグリーン! )、ブロッコリーは

小鍋で蒸して、甘い匂いの湯気が噴き出したら即、ざるに ( こりっこりの歯ごたえ

最高!! )。ワインもう一口。ブロッコリーも一口。

小松菜とブロッコリーを器に盛って、あとは食べる間際にお醤油を足しただし汁で

軽く煮た油揚げとお汁を回しかけるだけ。よし、一品完了、ワインをごくり。


・・・・・・っていうような具合で手早いんだかのんびりなんだかよく分からない

わたしのごはん作りは、このあとも楽しく続くのです。

この間、マックスバリューのワインコーナーをのぞいてみたら、しばらく見ない間に

新しい輸入ワインがたくさん入荷していて、なんだかワクワク。価格帯も1500~

2500円台くらいのもので、ラベルのデザインもなかなかでコルクの栓、という

今迄は少なめだったラインがかなり増えていたんです。

少しずつ試していきたい春の気分ですね。




気軽な家ワインにいかがでしょう。

本日の写真は、フランスの業務用テイスティンググラスです。

クリスタルガラスの繊細さはないですけれど、毎日の食事とともに愉しむ一杯、休日に

スナックをつまみながらの一杯、そして台所でお鍋番をしながらの立ち飲みの一杯、に

なかなか似合うグラスだと思うのです。


ARCOROC社 Viticole
アルコロック社ヴィティクルテイスティンググラス / 21.5cl
760yen































コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ジャズライブ、ありがとうございました。



日中は吹雪、夜になるにしたがい冷えてきて凍結・・・という札幌の初春らしい

荒れた天候の昨夜、

そして ” コロナ騒動 ” が予想を大きく超えて世界中に不便不安をまき散ら

している特殊な状況の最中の昨夜、

この小さな店でのジャズライブにご参加くださった勇気あるみなさま、

本当にありがとうございました。

昨夜の演奏も実によかった。まったく、みんなに聴いてもらいたかったなぁ。

一曲一曲が、何と言いますか・・・情熱・・・ジャズへの、演奏することへの、この一瞬への

真摯さが伝わるような、ライブだったと思います。

録音された音楽は、繰り返し聴くことができますが、生演奏は一度きり。もちろんライブレコー

ディングのディスクになったなら再生可能なのですが、それは記録であり思い出でもあります。

生演奏の醍醐味は、生々しく荒々しくこの世に放出された瞬間の音の連なりを

五感全てで味わえること。

その瞬間に立ち会って、ベースの弦を叩くカチッカチッという音や、テナーサックスのパッドの音、

息づかいの音などの、演奏に直属する ” 雑音 ” の迫力をも丸ごと体感してしまうこと。

また、季節や、その時々の演奏空間の状況に影響されるため楽器の鳴り方が毎回違うこと

なども生演奏ならではの楽しみかと思います。

ちなみに、リード楽器はリードそのものにも翻弄されるので、いかに良いリードを確保するか、

並みのリードを調教できているかも大事な仕事だそうです。

昨夜のデュオは、いい音だしてました。硬質な鉱石を思わせる音。黒曜石の断面のような

演奏だったと思いました。ご参加のみなさまはいかがでしたか?



昨夜の演奏曲をご紹介します。



・BLUE MONK

・GONE WITH THE WIND

・I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE

・ANGEL EYES

・STEVIE

・DANNY BOY ( ENCOR )




セロニアス・モンクの代表作の一つ 「 ブルーモンク 」。のんびりしつつもテナーの

低音が効いていて、期待が高まるオープニング曲。


「 風と共に去りぬ 」は、マーガレット・ミッチェルの同名小説・映画とは関係がない

のですが、風とともに去ってしまった恋を嘆くラブソングです。スタン・ゲッツの

最期の演奏CDにも入っている切ないメロディの名曲ですね。


「 捧げるのは愛のみ 」一転してロマンティックなラブソングを柔らかに演奏しました。

しみじみと浸みました。貧しい若いカップルが、ダイヤモンドはウールワース ( アメリカの

低価格百貨店・世界大恐慌時代に大繁盛 ) には売っていないけど、愛だったらいくらでも

あなたにあげる・・・と囁いていたという実話が元になっている曲だそうです。いいね。


「 エンジェル アイズ 」 いかようにも構成できる器の大きな曲。ソプラノサックスのソロから

始まり、ベースが後から加わってこのデュオの本領が現れる、という緊張感と納得感。

何度かライブで演奏していますが、もちろん毎回全然違う。ソプラノサックスは、チャルメラの

ような音にもなるけれど、大関ソプラノは圧縮されたパワーをブラス全体で放出しているような

お腹にぐぐっと響くような渋い音です。天使的ではないけれど、それがこの曲を拡げています。


5曲目は 「 スティーヴィー 」!!

「 デューク・エリントン & ジョン・コルトレーン 」 という夢のデュオアルバムに入って

いる曲でもありますが、大関 & 小林デュオの 「 スティーヴィー 」 はカッコイイのです。

カキーンッと切り立った黒曜石、私のこの印象の源は、締めくくりの この曲の演奏による

ものですね。ベース小林の目にも留まらぬ速弾きソロの素晴らしさ! テナー大関の乱高下

する低音の響き! ライブならではの緊張と迫力に満ちた男性的な演奏は圧巻でした。


アンコールの 「 ダニーボーイ 」 は吹き疲れて音も枯れたしっぶーいダニーボーイ。

でも郷愁たっぷりのこの曲には合っていて、気持ちも緩みましてのお開きとなったのでした。


以上6曲でした。

次回は5月18日 ( 月 ) の予定です。

2ヶ月後、コロナ騒動はどうなっているかしら?世の中の状況は・・・?

気になる要素がたくさんですが、今回ご参加のお客様のお一人が、「 免疫力、上がった!! 」

と笑顔でお帰りになりましたよ。実証された・笑!

元気になれるパスキューアイランドのジャズライブです。

ご参加、こころよりお待ちしております。


























コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

テーブルに花



花はたくさんの楽しみをくれます。

道ばたや庭の端っこの草花は、たいていが野生なので、花自身がおのれの容姿

に構ってなんかいなくて、虚栄心の微塵もなくて、それが逆に惚れ惚れするほど

美しかったりします。矯正なし、躾もなし、自由に己を生きている。

花屋さんの花たちは、愛でられるために大切に育てられた箱入り娘たち。

花も茎も葉もスタイリッシュだし、可憐さと繊細さと品の良さは、お花屋さんの

確実な水揚げ仕事や温度調整によってベストな状態で管理されている。

風になびくことはなく、雨に当たった思い出もないかもしれないけれど、お店の花たちは

人生の節目のお祝いや、華やかなテーブル、愛し合う人たちの間を、その心をゆだね

られて伝えるというそれは大切な重責を担うことも多々だったりする。

そんな草花も花屋さんの花も、共通するのは ” 生きている ” ってこと。

私は、彼女 ( ? ) たちをカットして、家にお呼びするわけです。

もしくは、選んで包んでもらってお金を払って家にお運びするというわけです。

グラスに水を入れ、テーブルやグラス、またはその花の雰囲気に合うと自分が思う

長さに整えて、生けます。そして、

短い期間、その残りの生を共に暮らすというわけです。

水を替え、茎を少し切り、グラスを洗って新鮮な水を入れて、その中に差すという

毎日の朝の作業は、気持ちの良いものですよね。

その日一番のテーブルに、ちいさな花。

姿は小さいけれど、生きているから精気を放って場の空気をリフレッシュしてしまう。

目が喜ぶのは、家族もそうかもしれないけれど、なによりも自分です。

目が喜ぶと、心が喜び、そして体も喜ぶのです。

小さな花々のライフが、私のライフをなんとも豊かにしてくれているんだなあ。

















コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

味噌仕込み


この前の月曜日の定休日に、味噌を仕込みました。

大豆を3kg、麹も3kg、塩を1.5kg、の前準備は全て夫がやって、

当日は大鍋で大豆を煮て、煮上がったらすり鉢ですりつぶし、

すりつぶしたら、ほぐして合わせておいた塩と麹とを混ぜて、

大きな陶器の甕に。

3kg なんてたいしたことはない、などと思っていたのですが、いやいやこれが

結構な重労働。まず、フードプロセッサーを持っていないから、全部昔ながらの

すり鉢 & すりこぎで延々とすりつぶし作業。もうやっていて腕がいい加減疲れて

きて、煮上がった大豆が遅々として減っていかない気がしてたのですがなんとか終えて。

つぶつぶがかなり残っている野趣溢れる味噌が出来上がる予定です。

3kg の味噌仕込みは、重量もそれなりになりますので、一つ一つの道具も大ぶりになるし

それぞれの行程での道具や豆の移動も大変です。

夫と二人作業でなんとか終えましたが、昔のお母さん達は、もっと大量の味噌造りを

一手に担っていたのですから、それはもう一日仕事だったかもしれません。

すごいなぁ。味噌はお店で買うものじゃない、それは 「 買い味噌 」 といって主婦の恥・・・

だったらしい。つくずく現代に生まれてヨカッタ~~!

まずは、なんとか味噌を仕込み終えて、

充実感と安心感、楽しみな気持ちでいっぱいです。





 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

グラハム粉の丸パン、焼き上がり~!



いつもに増してこんがりときつね色に。

グラハム粉の丸いプチパンが焼き上がっております。

籠に2つ、毎週金曜日に運んできては、リネンクロスを敷いたトレーに

プチパンを山盛りにして、カウンターに。

春の嵐みたいな雨雪まじり、風強しの本日ですが、

おいしいパンでパワーを補充!

「 棒っこ珈琲 」 の珈琲豆も入荷してます。

ご来店、お待ちしております。




グラハム粉のプチパン
1こ 150yen

「 珈琲焙煎 棒っこ 」の珈琲豆
100g 650yen より



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

春のジャズライブのご案内



密集していなくて、風通しもちゃんとあり、参加によって免疫力がアップするのが

期待できる( ・・・といわれている ) パスキューアイランドのジャズライブのご案内です。

普通に元気で、このところ息が詰まるような、ちょっと退屈気味な気分も感じている

大人のみなさまに、特にご参加いただければと思っております。



春のはじめのジャズライブのご案内


日時   3月16日 ( 月 )

   開場 : 7:30pm

   開演 : 8:00pm

   ( 約1時間弱の演奏時間です )

参加費 : 1000円 ( ワイン、リンゴジュース、または温かいお茶つき )

   テナーサックス   大関 智也

   ベース       小林 浩樹

場所  : 札幌市中央区大通西17丁目太田ビル1Fパスキューアイランド
      tel / 011-215-9331 ( 12:00 ~ 19:00 )

      ( 当店です )



世の中の状況的にも、春先の天候的にも、今回はなかなかの障害物競技のごとき

開催かもしれないですが、いままでどおり、いたって普通通りの気持ちで。

そして、ご参加のみなさまに、細胞が歓声をあげるようないい音を!と思っています。

それがなんといっても大事だな、そう思っています。

ご都合が合えば、ぜひ聴きにいらしてください。

リフレッシュしてください。

一同心よりお待ちしております。








コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

緑のにおい


春の初めになると、数年に一度ほどですがポツリと小さな点が肌にできて

そこからどんどん痒みが膨らんで、最初は小さな赤い点だったはずが、痒みと

比例してどんどん拡がっていって・・・という湿疹ができるのですが、

今年がその年だったようで、もう痒くて辛くて肌の惨状とともにこの2~3週間を

過ごしていました。ここにきてようやく峠を越えたようで、痒みも肌もかなり穏や

かになってきたところです。ホッ。

体の中に溜まっていたものの排出現象としての湿疹、というわけなので、西洋医学中心の

皮膚科には行かずに、ただひたすら刺激物や油脂分の多いものを控えて、朝ごはんは

抜く( プチ断食 )か、軽めに して、そのかわり繊維質の多いもの、つまり野菜類とか

豆類、海藻類を摂って、玄米も食べて、良く噛んで・・・・を遂行していました。

水分補給も充分にしたほうが排出を促進するってことで、スープやお茶をたっぷりと。

お茶は、今回は 「 よもぎ茶 」を飲んでいたのですけれど、それがなかなか美味しくて。

薩摩で手摘みされたという無農薬のヨモギを乾燥させたものです。

柔らかな葉と、細いけれどパキッとしている茎が詰め込まれた袋を開ける度に、

よもぎの得も言われぬいい匂いをふわりと吸い込み、ポットにひとつかみ入れて沸か

したお湯を注ぐと、も一度ふわり。蓋をして蒸らして数分後、緑がかった薄茶色の

よもぎ茶をお椀に注いで、湯気とともにさらに芳香がふわり。

緑の野草のにおいですが、干されて日光のひなたくささが加わっている枯れ葉の匂いです。

よもぎは昔から体のお手当によく使われてきた野草ですものね。ほろ苦みもある

よもぎを摘んで、お団子にしたり、雑炊にしたりして春先に食べるのも、冬の間に

溜め込んだ脂肪類などを排出して新しい体にするため、と聞いています。

そのせいか、今回のよもぎ茶は、穏やか~~に私の湿疹排出を手伝ってくれ気が

するのでした。

そして、かゆかゆ!身がよじれそうな痒みに、近江兄弟社のメンターム。

家には常備しているのですが、店にも一つ置いて、時折腕まくりして塗り塗り。

炎症中の肌にメントールとユーカリ油が、スーッとヒンヤリの効果で痒みを中和。

昔ながらの白に緑のメンターム。これがが一番効きましたね。



よもぎの緑 と メンタームの緑。

ふたつの緑のにおいが、私の新しい肌と体の再生を穏やかに助けてくれまして、

まだ雪がたんと残る札幌ですが、新緑の季節は少しずつ近づいている・・・と

トンネルの先の明るい光を感じているところです。




今日の最初の写真は、緑の草むらの柄のランチョンマット、そして器。

イメージは、一人暮らしを始める男の子への贈りもの、もしくはご本人におすすめ

したい基本セット、というものです。これだけあれば、まずは自炊して気分良く

一人ごはんを楽しめると思いますよ!


ランチョンマット
綿麻35x50cm/1000yen

プレート
磁器20cm/1980yen

佐藤清美作スープボウル
陶器16cm/2000yen

マグカップ
磁器320ml/1100yen

木製スプーン
サオ材/610yen













コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

まーち  は 3がつ



昨夜からの雨のような雪が降り続け、街はもうザックザクのびっしょびしょ

大変なことになっています。こんな日はゴム靴・長靴しかないですね。

仕事柄スーツ姿のお兄さんが、ピカピカの革の靴で、池のような ( もっとヒドイ

状態の ) 縁石付近の道路を渡ろうとしていてせっかくの素敵な靴が台無しになっ

ているのを数件見ましたが・・・靴の中にも泥水入ったよなぁ・・・

3月、雛祭りも終わり、そろそろ自然界も世間の状況も緩んでいってほしい頃

ですが、今年はまだ少し本格的な春は先ですね。

3月は ” まーち ” です。

この坊やの家の中に大風が突撃! ドアも壊れ、あーー大事なスープの入ったボウルも

テーブルから転げる勢い!全くヒドイッ!!!

と、読んでるわたしは 「 まったくもうっ! 」 と怒りの体制になっちゃうのですが、

この坊やは違うんです。

床に流れたチキンスープ・ライスいりを、大風が舐めているって。

それでもって、「 もっとくれ 」 と唸ってるって、そういう解釈なのです。

3月・まーち、

彼は、春の大風ともいっしょに、チキンスープ・ライスいりを楽しんでいるようです。

あーーあぁ、私達も、おいしいスープをこしらえて ( 風邪気味にも効くしネ ) 、

自然界の動きをも取り込んで、おおらかにスープを平らげようではありませんか。

イライラしてもしょうがなし、ネ、坊や。


明日はパスキューアイランド・パン販売の日です。

スープにはパン、香ばしいグラハム粉のプチパンをどうぞ。

美味しく食べて、ちょっとゆったりした気持ちで窓の外を眺めます。

なんだかんだ言ったって、3月・まーち、春は確実に近づいているのですもの。

悪路をお気を付けて、どうぞご来店ください。

お待ちしております。



グラハム粉の丸いプチパン
1こ 150yen












コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「 しらくも村のおはなし 」 新作入荷



シミー書房さんの 『 しらくも村のおはなし 』 既巻4巻に、待望の新作が発表された

のは、先日終わった喫茶つばらつばらでの個展 「 冬はウロで、本を 」展でした。

そしてきのう、パスキューアイランドにもやってきましたよっ!!新作が!

5巻目のタイトルは、「 配達夫カザマラ 」、

函の中にはやはり3冊のアンカットのおはなし本が納まっています。

しらくも村ファンのみなさま、お待たせしました~

お問い合わせもいただいておりました。

手にとってとくと読んで観てください。

まずは、お知らせまで。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

お元気ですか?



静かな水曜日です、ふぅ。

静かなのをいいことに、詩を読んでいました。

長田 弘 『 食卓一期一会 』。

納められている66の食卓の風景は、素晴らしい!

今日はこの詩を書き写してみます。






   『 キャラメルクリームのつくりかた 』
   長田 弘



     用意するもの、

     コンデンスミルク一缶と

     アガサ・クリスティ一冊。

     ミルクの缶は蓋は開けずに

     鍋に入れて、かぶるくらい水を差す。

     そのまま火にかけて、文庫本をひらく。

     こころおどる殺人事件。

     アンドーヴァーで最初の殺人。

     犯人不明。手掛かりはなし。

     ベクスヒル海岸で、ユアーストンで

     謎の殺人が次々とつづく。

     第四の殺人のまえに、差し湯をする。

     ポワロ氏が髭をひねって微笑する。

     「 誰が何をいうと思う? ヘイスティングス、

      嘘さ。

      探偵は嘘によって真実を知るのさ 」

     急転、事件が解決したら

     缶をとりだす。

     充分にさましてから開ける。

     すると!

     缶のコンデンスミルクが

     見事なキャラメルクリームに変わっている。

     ABCのビスケットに

     キャラメルクリーム。

     アガサ伯母さんの味だ。







「 食卓一期一会 」
長田 弘
晶文社 ISBN4-7949-3517-X C0092



あ、遅くなりましたが本日ホームページ・2月号アップしました。
よかったら見てみてください~~




















コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )