2019年 ごあいさつ


12月29日 ( 日 ) の20時40分です。

今年の営業が終了し、後片づけをして、やっと今パソコンの前におります。

ここ17丁目に引っ越してきて2年目、

変わらずご愛顧くださる皆様、新しくお立ち寄りいただくようになった皆様、

海外からの旅行のお客様・・・・・

おかげさまでこの1年間忙しく営業することができました。

本当にありがとうございました。


私の大好きな叔母が、さいたま市に住んでいます。父の弟の奥さん、なので、

血縁ではないのですが、2歳で知り合ってすぐに 「 この人とは通じるものがあるな 」

と判ったひとなのです。幼児なりにそう感じたという記憶は、今思い返しても不思議

なのですが、その確信は、離れて暮らすようになって40年近くなっても変わらず。

そして、その叔母が言うことには、「 まぁちゃん、普通が大事なのよ。 」 と。

20代でそう聞いた時には、「 ??? 」 意味がよく解らなかったです。

30代で何かの会話の折りにそう言われたときも 「 ?? 」でした。

40代で出産してからは、怒濤のごとき日々の格闘時代、それが少し一段落した今

50代後半で、ふと叔母のこの言葉を時々思い出しています。

いろいろに解釈できる、考えると深い 「 普通 」 という言葉に、

中庸とかニュートラルという言葉に置き換えるとどうかな、

偏りのない普遍的な感じ、はどうかな、

平凡さ、とは少し違うような・・・・でも目立つことではない感じ・・・・

などなど、やっぱり私には難しいのでしたが、

普通でいる、という状態には、これは普通ではない、という自分の判断基準が必要

であるというふうに考えてみました。

いつもと違う状態の部屋を、いつもの ( 好みの ) 状態に戻す時の、” いつもの

( 好みの ) ” の部分が自分にとっての 「 普通 」 なのでしょうか、もしかして。

だとしたら、その ” いつもの ” はひとそれぞれありますね。そして、ひとそれぞれ

の ” いつもの ” を外に向けて表現しているのが、お店、ということかもしれません。

まあ、お店、といっても多様なのですけれど・・・・日用品店には当てはまりそう。

毎日使うものを取り扱う店には、そのお店ならではの ” いつもの ” 状態、つまり

「 普通 」 があって、だからこそ、いろいろな雑貨店を巡って歩くのが楽しいので

はなかろうか。店主の 「 普通 」 をより感じられるお店は、いいお店。

そこで、はたと、ウチの店どうかしら?

私の中の 「 普通 」 基準はしっかりしているかしら?

ここまできて、2020年の当店そして私のテーマが見えてきましたよ ( ホントに

たった今! )。

来年は、自分にとっての 「 いつもの = 普通 」 を意識してみよう。

自分の 、同時進行でパスキューアイランドの、「 普通 」 をより一層表現していこう。

楽しくなってきました。だって、やることいっぱいですからね。

2020年のパスキューアイランドの合い言葉それは 『 普通基準のしっかりしたお店 』。

うーむ、なかなかいいような気がします。

叔母は80歳になったかしら、来年だったかしら、先日電話で話した時も、穏やかな声

と話し方に、知らず知らず子どもだった自分に戻っていたような気がしましたが、叔母の

「 普通 」 には、声を通してそのような魔法の力がいつもあるのでした。


今年もたくさん支えていただきました。

34年目に突入いたしました。

まだまだやることが山盛りのようです。

こんなパスキューアイランドと私 ですが、どうぞ来年もよろしくおねがいいたします。


今年は、本日29日まで。

新年は、4日 ( 土 ) より営業いたします。

皆様のご来店、従業員一同心よりお待ち申し上げます。


みなさま、良いお年を。























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年末年始



いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。

今日でお仕事納め、という方が多いようです。

みなさま、本当にお疲れ様でした!

ちょっと一区切りがついて気持ちもゆったりリラックスできますね。

パスキューアイランドは、


年内は、 12月29日 ( 日 ) まで


新年は、  1月4日 ( 土 ) より



営業しております。

今年はあと2日、頑張ります~。

貴重なリラックス時間ですが、もしよかったらぜひお立ち寄りください。

お待ちしております。


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クリスマスの翌日、訂正。



昨夜更新した 「 ハッピーホリデー! 」 なんですけれど、

サンタクロースが贈りものを配ってまわるのはクリスマス・イヴの夜なので、

” 今夜はいそがしいぞ! ” ( 最後の一行です ) はもう前の晩に終了

しているんでした・・・。

まぁ、気にした・気付いた・関心を寄せた方はあんまりいないかとは思うのですが

一応、訂正です。

” 昨夜はお疲れさまでしたっ! ” に書き直したいと思います。

まぁ、気になったのは私だけだとは思うんですが。

そしてもう1点、

ホワトクリスマスになりましたね!

静かにふわ雪が舞い降り続けて、薄く積もって街は真っ白に!

こちらはうれしい訂正でした。
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ハッピーホリデー!



2019年のクリスマスの夜です。

今年はホワイトクリスマスにはなりませんでしたが、

どうぞ温かで、おいしくて、愉しい夜をお過ごしください。

もとみファンのF子サンからきのう届いた素敵なカード。

モノクロの線画のもとみさんのポストカードが見事に変身!!です。

これは作者も喜ぶだろうな。



「 ほれ ダッシャー!

  いけ ダンサー!

  プランサーに ヴィクセン

  おくれるな!

  それ コメット!

  つづけ キューピッド!

  いいこだ ドナーと

  プリッツェン!

  かべを つたって やねを こえ 

  ちからを あわせて 

  かけあがれ! 」



サンタクロースの橇を引くトナカイは8頭。

今夜は忙しいぞっ!!




『 The Night Before Christmas / クリスマスのまえのよる 』
クレメント・C/ムーア詩 ロジャー・デュボアザン絵 こみや ゆう訳
主婦の友社 刊 より




 

 

 




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花街の母


実家から持ってきたCD 『 演歌ミリオンヒット 』 ( 1984年/日本コロムビア )

は、文字通り昭和演歌のミリオンヒット曲が14曲も入っている私のお気に入り。

まるごと昭和時代で、私はググッとその世界に引きこまれ聞き惚れるわけです。


1. さざんかの宿 ( 大川栄策 )
2. 矢切の渡し  ( 細川たかし )
3. 大坂しぐれ  ( 都はるみ )
4. 津軽海峡冬景色( 石川さゆり )
5. 北酒場    ( 細川たかし )
6. 北の宿から  ( 都はるみ )
7. 氷雨     ( 村山明生 )
8. ふたりの大坂 ( 都はるみ・宮崎雅 )
9. 鳳仙花    ( 島倉千代子 )
10,裏町酒場   ( 美空ひばり )
11.恋吹雪    ( 大川栄策 )
12.ひとり酒   ( ぴんから兄弟/宮史郎 )
13.花街の母   ( 金田たつえ )
14.哀しい酒   ( 美空ひばり )


どうです?りっぱなラインナップですよね!1984年当時の名作演歌揃いです。

この14曲の名歌のなかでも、私と息子が座布団三枚っ!、合格鐘を鳴らしまくった

のが金田たつえの 『 花街の母 』。

なんといっても歌詞が強烈。2番の歌詞はこうです、



   厚い化粧に 憂いをかくし

   酒で涙を ごまかして

   三味にせかれて つとめる座敷

   あれが子持ちの 芸者だと

   バカにされても 夢がある

   それはお前の 花嫁姿



曲の間にセリフが二度入るんですけど、これも凄い。



   「 女の盛りはアッという間です

    若い娘の時代

    もう私はうば桜 出る幕ないわ

    でも もう少し この花街に

    私を置いてください

    せめて あの娘に

    いい花婿が見つかりますまで 」



一番の歌詞で、彼女のお相手は死んじゃったらしいことが判ります。

母は、若さと華やぎで値が決まる花街っていう環境で長年頑張って、

娘を授かってからは、娘の将来のために苦労を重ね・・・・・。

聴く私達まで あぁどうか幸せになって欲しい、と感情移入できるのです。

金田たつえのこぶしの効いた歌唱も素晴らし!!


ある日曜日 ( 日曜日はとーしゃんが家にいて息子にごはんを作る曜日なのです )

夫と息子はいつものようにラジオで 「 NHK のど自慢 」 を聴きながらお昼を

食べていたところ、この『 花街の母 』 を歌った出場者がいた!と。

残念ながら鐘一つ、で不合格だったけれど、1番2番とセリフ2つまでは歌わせてくれた

みたいで、

「 もう私は うば桜  出る幕ないワ ・・・ ってやってたよ。 」 と言う息子に

ソコは要だ、この曲のキモだ、と爆笑した私でした。

あー、共に聴きたかったなぁのど自慢。





   

















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「 読み聞かせ 」 に思う


息子が小学校に入学してすぐに、PTAの読み聞かせサークルに入りました。

というのも、まだまだ息子に絵本を読んでやって一緒に楽しみたかったからでした。

息子が言葉らしきものを少し口にするようになってから、とにかく毎日毎晩絵本を

読んでやっていて、独身時代から絵本は大好きでしたが、実際に子どもと一緒に

読むようになったことで、年齢に合わせて選ぶことや、膨大な数が出版されている

中には、良い、そうでもない、とても良い、とても良くない、傑作!商業的!、

などいろいろあるのだな、と判って、自分なりの評価基準が定まったり、

またいろいろな作品に出会うことで好きな作家が幾人もできたり、出版社による作風

の傾向を感じたり、児童書の歴史も少しずつ知ることになったり・・・・・

子どものための本の世界で、自分の子どもとともに思いっきり過ごすことのできた

実に豊かで、贅沢な、素晴らしい数年間だったのです。

息子に読んでやっているうちに、自分なりにいろいろな工夫や改良を重ねました。

たとえば、声。日本の昔話に登場する女の人、それはお百姓のうちのおっかさん?

それとも商家のおかみさん?それとも漁師のヨメ?それとも幽霊? というような立場

の設定によるその女の人の声色や口調をそれらしく変化させること。

たとえば、速度。ゆったり~なのか、緊迫感のある早めなのか、穏やかな安定なのか。

たとえば、時代。現代ものと昔のもの、その中でも街と村では違うから。

たとえば、雰囲気。明るさを、ユーモアを、淋しさ静けさを、豪快さを、スケール感を。

たとえば、間。段落と段落、場面と場面、行と行、起承転結、どのくらいの空間を

空けるか、詰めるか、とか。

などなど、様々な要素を組み合わせてお話しの世界を表現するのです。

そう、まさしく ” 表現する ” ということなのでした。

子どものために創作されたおはなしを、読むという手段で、目の前にいる子ども達に

伝える、それは私にとってとてもやりがいのあるそして手応えのあることだと気付いたのです。

小学校6年間、月に2回息子のクラスを中心に授業前の10分間、お気に入りの絵本を

読ませていただきました。聴き手と読み手、お話しを共有する実感は得がたいものでした。


息子は小学校を卒業し、もうぴったりとくっついて二人で一冊の絵本や児童書を読むことは

なくなってしまいましたが、小学校のサークルではこどもが卒業した後も所属して読み聞かせ

活動を続けている方達がたくさん。なのでわたしも引き続き参加させてもらってます。

今朝も、5年生のクラスで読んできましたよ。

『 松谷みよ子のむかしむかし 』 の中から、今朝は 「 雪女 」 を。

そして、読み聞かせ = 朗読 とは、音楽の演奏・・・歌うこと、と同じなのでは、と。

自分なりの理解、解釈、それを声で表現すること。

私は、読み聞かせによって、憧れていたシンガーと同等のパフォーマンスをしているのかも!

そう思ったりした朝でした。


















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クリスマスパーティ+忘年会



ここ数年来、12月下旬にはつくば市在住のいとこ夫婦が北海道旅行にやってきて、

札幌にてウチと弟一家とで大宴会をするのが恒例となっております。

今年ももうすぐ我が家でパーリー!!

明日の月曜定休日には、家の片付けをまずやって、当日のメニウを決めたいな、と。

明後日以降は、決定した料理の仕入れ、仕込みを段取りして、準備。

そうそう、ちょっとしたプレゼントも考えて用意。

食器 ( あまり種類は持ってないのだが・・・自分ちで売っているのにね ) も準備。

当日は掃除。飲み物準備。

ああ、ワクワクとドキドキ、思い返すと、実家の亡き母は素晴らしかったなぁ。

20~30人くらいの親類の大宴会の準備をサクサクとこなして美味しいものいっぱい

こしらえていたものなぁ。大人もこどもも大喜び大寛ぎの宴会だったなぁ。

ワインを呑みながら、この1年を振り返る楽しい忘年会でもあるこの宴会は総勢9人。

今年も健康でみんなが集える嬉しさを乾杯する日、めいっぱいおもてなししたいと

思うのです、わたしの実力レベルで、ですけどネ!





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鬼退治??


『 鬼滅の刃 ( きめつのやいば ) 』 ってご存知でしょうか?

この冬に、知りたくないのに息子によって知るはめになってしまった、週刊少年ジャンプ

にて連載中の大人気マンガ、なんですって!

鬼退治のお話しを、コミックス累計発行部数2500万部にするマンガ作家の才能は本当

にスゴイと思いますが、じゃらじゃらうじゃうじゃ登場するキャラクター ( について詳しく

話して聴かせようとするんです、彼は。その長いのとめどないのよくわからないの、

勘弁してくれ! ) を全部覚えようとする中1男子、おいおいっ!

他にすること山ほどあるだろうがっ!!

『 ハリー・ポッター 』 『 ロード オブ ザ リング 』 『 スラムダンク 』 『 テニスの王子様』

e.t.c.・・・・・ 気に入ると登場キャラを全暗記するのは前からなのですが。

トールキンと同じ列に並べるのはちょっと違うな、いや全然違うな、と母は思うのですが、

彼の中では大好きな、超カッコイイ戦闘物語であり、熱血のスポーツものであり、憧れの

キャラクター達であることに何の違和感もないのです・・・・・。





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わたしのお気に入り



クリスマスの思い出、といっても特別なものは思い出せないのですが、

かなり小さい頃からサンタクロースがどのような人物なのかも、

そもそもクリスマスという日がどのようなものなのかも、あまり考えない、

気にしたこともなかった、ただ12月24・25日は菊水銀座商店街が大賑わい

でウキウキな気持ちになったなぁ、、、そのようなぼんやりした子どもでした。

洋服箪笥の奥に隠してあった子どもへの贈りものの包みを見ちゃった時も、

「 あ、あったあった! 」 と内心安心しましたっけ。

子どもの頃家にアンディ・ウィリアムスのクリスマスソング中心に編集されたLP

レコードがありまして、それは大好きで、本当にすり切れるほど聴いていましたが、

その中に 「 マイ フェヴァリット シングス 」 が入っていて、以降この曲はクリス

マスの曲だと思い込んで育ったのでした。

ジャズを聴くようになって、コルトレーンのマイ フェヴァリットシングス の演奏に

懐かしさをまず感じたのもこのせいでしょう・笑。

ちなみに、うちの息子は、サンタさんがプレゼントをくれると、小5までは確実に信じ

ていましたね。朝起きて枕元のプレゼントを手に 「 どうしてサンタさんってオレの欲しい

もの解っていてくれるのだろう・・・!! 」 てなことを、感動と感謝と尊敬の面持ちで

頬を赤くして興奮して言っておりましたっけもの。ククク。

可愛かったなぁ・・・・。













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12月、キャンドルはいかがでしょう?



『 マッチ売りの少女 』 というお話しも、クリスマスのお話しでしたね・・・

アンデルセンのお話しは、今改めて読んでみると、あまりに暗く辛く救いもなく

うへぇ、、、という感じですが、あの少女は、マッチと一緒にキャンドルも

売っているんだったらよかったのにね。売り物に手を付けるにしても、マッチ

の火をキャンドルに灯すことができていたら、凍死はまぬがれていたかも。

キャンドルの灯火くらいではやっぱり凍えていたかな。どうかな。


・・・・・などとくだらぬ妄想は置いていて。

オリジナルクラシックキャンドル、今月は、グレイッシュな淡いピンク色が

できました。大人っぽくて、なによりピンクが新鮮です。

贈りものにいかがでしょう。
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雪降る12月に



オーバーコートにマフラーをたっぷり巻いて、目深に帽子、そして手袋。

完全防備の冬姿の人々が、小雪降る街を行き交って、真冬に突入の札幌です。

根雪になるのでしょうか?

どう思われます? 

まだ早いような気がするのですが、、、実に寒いからなぁ、根雪でしょうかねぇ。

こんな小雪の12月の日は、

映画 『 キャロル 』( 2015年公開・トッド・ヘインズ監督 ) を思い出します。

テレーズ ( ルーニー・マーラ ) は、クリスマスショッピングのお客でごった返す高級百貨店

のおもちゃ売り場でアルバイトをしている時に、娘への贈りものを探しに来たキャロル

( ケイト・ブランシェット )と運命の出会いをするのでしたっけ。

テレーズは、キャロルへのクリスマスの贈りものに、テディ・ウィルソン楽団&ビリー・

ホリデイが歌う 「 EASY LIVNG イージー・リヴィング 」 のLPレコードを選ぶのです。

小雪の降る街の片隅にふたりがそれぞれに立ち、行き交う人の流れの中で、二人の瞬間の

眼差しがフォーカスされるオープニングのシーンは、トッド・ヘインズの芸術的映像美!! 

忘れがたい、溜息の出る素晴らしいシーンです。

まだ観ていらっしゃらない方は、この12月にぜひ~!

小雪の12月に、女性ヴォーカル、それも30~40年代の、を聴きながら家で過ごす。

大人のクリスマスにこそ似合います。

ビリー・ホリデイも、この12月にとてもおすすめです。



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花を生ける、といえば



きのう帰宅路にて薔薇を3本買うことができました。

ダークな赤の薔薇で、棘を落としていなかったのが気に入りましたし、

黒みがかった赤の色が当初のイメージ通りで ( マックスバリューの生花コーナー

の冷蔵庫内の薔薇・1本150円! )、弾む気持ちで転ばないように気をつけ

ながら、早足で帰り着きました。

さっそく古いプレスガラスのコップに生けてテーブルの端っこに。

とてもいい感じです。ちらりと眺めるたびに幸せな気持ちになります。

花を生ける・・・で先程久しぶりに思い出したのがバルザックの 『 谷間の百合 』。

中部フランスのトゥレーヌ地方のアンドル川の谷間の城館が舞台の、それは美しく

哀しい恋愛物語なのですが、その中で主人公フィリップが、熱烈に恋心を抱くモル

ソフ伯爵夫人のために屋敷周辺に咲く野の花を摘んでつくる花活けの描写。

植物の名称がたっぷりと出てきて、野生の花々や蔓植物、草・・・名前をいわれても

ひとつも判らない、でも匂いや色、フィリップのアンリエット ( 伯爵夫人の名前 )

への恋心はもちろん、花を組み合わせて生けていくことへの熱中が伝わるそれは

見事な章だったな、と。帰ったら本棚を探してこの章だけもう一度読むとしよう。


本日の写真は、12月ということで。

「 画像フォルダ 」 にあった2012年の息子の作品、たぶん保育園の年長さん

のクリスマスに工作したオーナメント類ですね、すっかり忘れていました。

保育園や幼稚園での工作作品って、幼児が作れるように工夫されていて、でも

ストライクゾーンに直球で!という感じの、必須要素がしっかりと表現できている

素晴らしいものだと思う。この作品たちはどこにいったかしらねぇ?





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冬のテーブルには



生けた花がその空間に放射するエネルギー指数をもし数値化できるとしたら、

冬はその他の季節に比べてかなり高指数を示す、と感じるんですが、

どうでしょう?

雪と氷と冷気に包まれると、当然自然界は眠りに入ってしまいます。

黒々とした裸の木々、枯れきった雑草、つるつるの凍った路面 ・・・

自然の精気が封印されるこの真冬にこそ、家の中に花を生けましょう!

1輪、ほんの1輪の花なのに、なにも語らぬ花なのに、なんて力強い精気でしょうか。

室内エネルギー指数がぐぐぐーっと右肩上がりになるのを実感できるでしょう。

今日、私は薔薇を買うつもりです。

12月は少しクラシックで濃いめの色合いの花もいいな、と思いまして。

仕事帰りの雪道もこれで楽しみになります。


写真のガラスのベース、高さ 18cm、口径 8.5cm 底面がやや広くなっていて安定感

があり、視覚的にもバランスがとてもよいデザインです。

枝物や、高さを楽しむ花を1~2輪にもよいですし、ちょっとボリウムのあるブーケに

ぴったりなのです。洗いやすくシンプル。

ギフトの12月、お花と一緒に贈りものにもおすすめです。



Glass Vase
1980yen





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雪の日



雪が積もりましたね!

北海道は、” 強い冬型の気圧配置 ” だそうで、もうとても冷えてます。

私の周りの人達何人かが、この冷気と乾燥と、たぶんお疲れにもよって

バタバタと風邪をひいてダウンしているようです。

私も今は元気に普通の生活をしておりますが、油断禁物、

どうぞみなさまお気を付けください。

足元にも!

冬には葛。スープにも溶かして、体を冷やさないように・・・。

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12月3日 火曜日



『 指輪物語 』 全9巻を読み終え、その感慨に浸った11月。

さて、次に読むものは・・・家では 『 ファン・ゴッホ書簡全集4 』 に戻り、パリに

行く直前のフィンセントの長い手紙を読んでいます。

移動用には、棒っこ珈琲のさえこサンが貸してくれた ボリス・ヴィアンの

『 日々の泡 』、そしてドーデ 『 風車小屋だより 』 を。

『 日々の泡 』 は、『 うたかたの日々 』 という題で訳されてもいて、映画化もされ

ています。( 12月14日の映画イベントでは、2013年公開の 『 ムード インディゴ

うたかたの日々 / ミシェル・ゴンドリー監督・仏 』 を上映するそうで、棒っこ珈琲

さんが、この映画をイメージして焙煎したコーヒーを飲むことができますよ~ )

ゴッホ、ドーデ、フローベール、モーム e.t.c. 19世紀の文学から読み取れる生活の細々

が私としては好きなのだな、と確認しつつ、冬の読書は続きます。

雪の降る窓の外を見て目を休めつつ、温かい室内で温かい珈琲とともに本を読むのは、

冬ならではの愉しみですね。

写真の男子は、本当はいつもはマンガを読んでいるんです。このときは、たまたま、

『 ハリー・ポッター 』 だったけどね。
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