2023年を照らすお告げ

 

ここまで言い切ってくれた!

今年の吉兆、揺るぎなし!

この新春お告げを胸に、2023年も精進あるのみでございます、私。

 

お腹の中にこのおみくじが入っていた干支陶器うさぎは、

おふみさんからのお年賀の品 ( 毎年いただく。今年も待ってた。 )。

ありがとうございます!!

 

 

 

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芍薬、その他・・・



きのうのこと。

朝、店に着くと、ドアの前に何かある。

「 アッ! 」 と思い当たって、その袋の中のメッセージカードを取り出すと・・・

やっぱり!!

みずほさんが届けてくれた庭のお花いろいろなのでした。

たっぷり水を入れて、新聞紙でくるんだ花々をその中に立てた紙パックセットが3本、

大きめのレジバックのなかにぎゅっと入っていました。

剪定したクサボケの枝 ( 「 使わなかったらエンリョなく捨ててください 」 の

メモあり ⇒ 捨てるだなんてとんでもない! )ひと束と、

真っ白い桔梗 & 名前の知らない人参の葉っぱに似た枝がひと束と、

白い花びらの縁にほんの少し赤い差しが入った、

それは見事に七分咲きの芍薬の束と、3種類の束です。

ウキウキと濡れた新聞紙をほどき、束毎にほぐして、似合う花器 ( に見立てた水差し

とか薬瓶、メスシリンダーなどのガラス容器類 ) に生けて、

どこに置こうかとあちらこちらと置いてみて。楽しいひととき。

クサボケの枝は大テーブルの中心にドンと、桔梗は窓辺に、そして芍薬はカウンターに。

素晴らしく素敵です。瑞々しい ” 気 ” が流れ始めるのがわかります。


去年の移転オープンの頃には、たわわに揺れる小手毬の枝の束だったし、

夏には、力強い棘もちゃんとある赤い薔薇が数輪だったし、

秋の頃には、満開の萩の枝をたっぷりと。

そのお庭には伺ったことはないのですが、おばあさんから受け継いだもので、きちんと

した区分けのない野生の庭・・・だそうですが、まさに私の憧れの理想の庭だと勝手に

想像しているのです。

イングリッシュガーデンからイメージする庭ではなくて、いろいろな植物と木々が入り交

じっていて、鬱蒼とした葉影の暗く湿ったところには、カタツムリと一緒になにか小さな

人影がっ? というような、昭和の家の庭。実にいいなぁ。

そして、野生のお庭に、季節毎にハサミを入れて枝を剪定し、見事に咲く花々を届けて

くれるのです。

超がつくくらい忙しくされているみずほさん。

庭に咲く花々が持つ特別なパワーを、私とパスキューアイランドと、そしてご来店の

お客様とで取り込み、「 素敵ねぇ! 」 って楽しませてもらってます。

みずほさん、いつも、本当にありがとうございます!!


























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お茶



今日は 「 暖かい 」 をちょっと通り越して 「 少し暑い 」 ですね。

今週末に運動会を控えているのですが、運動会が今日だったらよかったのにねえ・・・

と思っている人多いのでは? 明後日辺りから崩れる予報のこの晴天、

晴れずとも、せめて曇り空で何とかもってほしいところ!


今日はいただきもののウーロン茶を飲んでいます。

ウーロン茶は普段はほとんど飲むことはないお茶です。

でも、いただいたことをきっかけにこうして淹れて飲んでみると、

うーむ、美味しいっ!

あっさりしている、そして、後味に甘味と渋みがじわりときますね。

特に渋み、いい感じだわぁ。

このお茶は、夫が長年通う歯科医院の、担当してくださっている中国人の先生の

お土産のウーロン茶なのです。たっぷり入ったパックだったので、お福分けした

おやつ党党首おふみ氏も 「 おいしいウーロン茶だった 」 と言っていた。

お茶の葉自体がおいしい葉っぱだったこともあるでしょうけれど、ウーロン茶って

好みかも・・・と新しい発見でもありました。


一杯のお茶が美味しい、たったそれだけで、気持ちを切り替えることができたり、

ちょっと下がり気味だった気分が気付いたら楽になっていたり。

お茶っていうのもいいものですね!すばらしいものですね!!スゴイものですね!!!

( ただし、” 美味しい ” が肝心なのですが。 )























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シャケクマ党は今日も。



『 なまらいいこと大漁の予感!

   チャンスが到来するんでないかい!

    木彫りの熊みてく、でっけく口ば開けて

       がっつりつかまえればいいべやあ! 』


      
シャケじゃないもの咥えてるっ!! って、

クマの口から外してみたら、

ちっちゃな巻紙だった。

ひろげてみたらば、おみくじだった!

大吉、モチロン!!



木彫り ならぬ 焼き物の、小さな ( 顔もかわいい ) クマは、

シャケクマ党首からの旅土産。

党員へのこまやかな心配り、さすがです。

そして、こんな見事な北海道弁、そんじょそこいら半端な街中では聞けないよっ。

ネイティブ道産子の誇りも啓蒙。

シャケクマ党は今日もゆく。





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おやつ党



” お茶とおやつ ” がこれほど似合う人もちょっといないよ。

彼女が登場したならば、ルーティーンの ” 休憩時間 ” は、質の高い

” お茶とおやつ ” の時間になっているのね、気付かないうちに。

質の高い ” お茶とおやつ ” 時間って、つまりは、楽しくおいしく、さらに

まったり~ という、身も心もリラックスしたひとときのことだわよね。

彼女を交えておやつを食べつつ、お茶をすすりつつ、よもやま話していると、

なーんかね、「 やったるでえ!ギロッ! 」 などという気合い?は自然消滅して

しまい、ある意味やる気が削がれるのよねえ。

立派な大人でおやつが似合う女、ってちょっと新種じゃあないかしら?

食いしん坊族の新党派、「 おやつ党 」!

彼女は、愛用スタンプにちなんで 「 シャケクマ党 」党首。おふみ、どう?



追記
写真のシャケクマ党の党袋には、トラピストクッキー ( 大好きっ ) が3個
はいっておったのじゃ。のんのん。






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はじめのコーヒー



当時は ” カフェ ” とは呼ばなかったけど、” 喫茶店 ” とも違う、

コーヒーの専門のお店、私の行き始めが 『 可否茶館 』 でした。

大手のコーヒー豆を使わない、自社 ( 家 ) 焙煎したお豆で淹れてくれる美味しい

コーヒー屋さんとして『 可否茶館 』 はちょっとユニークで、独自の規律のような

ものを持つお店だったと思います。

カウンターの中にいる従業員さんは全員男性で、しかも真っ白いバーコートを着用

していました。とてもストイックで、とても落ち着いていて、間違いなく特別に美味

しいコーヒーを淹れてくれるのはその人達とお店の佇まいでわかりました。

ストレートコーヒーと、AブレンドとBブレンド、そして月替わりだったかな?の

オススメコーヒーにお菓子とアレンジコーヒー。

” Aブレンド ” はマイルドな味、” Bブレンド ” はストロングタイプの濃くて

苦みの強い味。いつもBブレンドをのんで、帰り際に同じお豆を挽いてもらって買って

帰りました。

大学生になったと同時に、コーヒーを飲みにコーヒー店巡りに夢中でしたねえ。

そして個性的で素敵な空間でひととき過ごすことが楽しくてたまらなかった。

『 イレブン 』 『 テルサラサート 』 『 ヴィデロ 』 『 北地蔵 』 ・・・・・

必須の楽しみ、生活必需項目、ホントに無くてはならない遊び、趣味。

そのはじめは 『 可否茶館 』 だったのでした。


今年のはじめ頃、K嬢が差し入れてくれた 『 可否茶館 』 のコーヒー豆は、

思いがけず、久しぶりの懐かしいものでした。

30数年前当時の思いが瞬時によみがえり、とても嬉しかったです。

ちょうどお客様も途切れて久しい夕暮れに、とっさにお湯を沸かして常備してある

ペーパーフィルターを用意して、K嬢に淹れてもらっての贅沢で幸せなコーヒータイム

予期せぬ出来事は、感動が倍加しますね。

美味しかったなあ・・・・・K嬢に感謝なのでした。






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ドライド蕨



とても珍しいそうです、まっすぐに乾燥させた蕨・わらびは ( ・・・ってモトミちゃんが

同送のお手紙に書いてあった、記憶があるのですが、そうだよね? )。

見た瞬間に、「 パスタだな、うん 」。

ドライドわらびパスタにしたいと思って、まだ作っていないのですが、先に大得意で

大好物のおじやに入れました。3回ほど。

クツクツ煮ている間に、わらびの何ともいえない懐かしいような、日向のような、山の

なかの日陰のような ( 日なたで日陰ってどういう??? )、まあ要するに素敵な香り

がしてきて、火を止めて、蓋をして少し蒸らしてからお茶碗へ。

アッチッチと一匙口に運びますと・・・・ああ、滋味とはこのこと。

一緒に入れたニンジンやえのきだけ、切り干し大根に、ドライドわらびが加わっての

渾然一体となったお味の旨みたるや、本当に贅沢。渋い ( ← 味の種類ではなくて )。

この一碗を、私以外食べないのですから、ねえ。

私も子供の時期には、山菜のおいしさって全くわからなかったから、たぶん息子は私の

子供の頃以上に「 ノーッ!! 」 って手のひらパーを私の顔に向けるだろうから( 笑 )

夫と二人のお昼ご飯に、ドライドわらびのパスタを。

出会いのイメージ通りに作れるかどうか、ちょっとわからないのですが、春一番の

お楽しみ、っていうところですね!


今更ながら、ですけど、改めて モトミちゃん、ありがとう。

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桃山




子供の頃は、白餡があまり好きではなかったのに、いまや好物です。

鯛焼き、丸いおやき、串団子、あんこのお菓子で選べるときは、白餡を選びます。

桃山という和菓子は、昔からありますね。

もそもそした食感で、喉につかえそうで、案の定、子供時代はそのおいしさは理解

できませんでしたが、いい大人になった今は、しっとりと口の中で溶けてゆくような

決めの細かな生地といい、白餡が卵と一緒になってこんがりと焼き上げられている

品の良い姿といい、とても好もしく思えます。

青森から送ってくださった、桃山。

ゆっくりとお茶とともにいただきました。
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柿 persimmon




岩手のご実家のお庭の、” それはそれは大きな古い柿の木 ” の今年の実りを

袋一杯にいただきました。


私たちがいただいた柿に、10センチ四方ほどの新聞片が必ず間に挟めてあって、

聞くと、ご実家にお暮らしの妹さまが収穫なさって、柿のひとつひとつに小さく四角に切った

新聞紙をあてて傷つかないようにして札幌のお姉さんに送っていらっしゃるとのこと。

その手間にまず感動。

そして、柿。小ぶりで、丸くて、不揃いで、なんとも素朴な表情と佇まいに、さらに感動。

十分に熟した、自然な甘み・・・・・素晴らしいです、お店では買えないものの最たるもの。



毎年ね、なんにも手をかけないのに、たっくさんたっくさん、そりゃあたっくさんなるの。

子供の頃からね、秋の今頃には柿の実がおやつで、子供ってもっときらびやかなお菓子・・・

例えばチョコレートなんかの方がいいと思っちゃうのよねえ・・・子供の頃は、ねえ。

でも今は、こういうのがいいな、おいしいなってしみじみ感じるのよね。

ああ、そんなに喜んでくれて、よかったー! ああ、よかった!

次は渋柿が届くから、また持ってくるわね~。



こちらこそ、秋の最高の贈り物を分けてくださり、ありがとうございました!!

渋柿も楽しみにまってまーす!







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2015 夏 の思い出




たくさんある今年の夏の思い出ですが、


    ” メロン付き朝食 x 一週間 ” 
          +
   ” デザートはメロンの夕食 x 一週間 ”

 
という、贅沢な日々はなんといっても幸せでした。  

けいこさんが私たち家族のために、ある夏の日にドカンッとメロン一箱送ってくださったん

ですもの、すごいでしょ!!

大型ダンボールを開けると、クール便でひんやりと心地よく揺れて運ばれてきたメロン達が

6個、それは品よく並んでいたんです、わあ~お!!

ダンボールを抱えて持ち帰り、まずは日の入らない涼しい物置に置いて、中から一つ選んで

取り出し、さくさくっとナイフを入れて。

半分カットしてから、スプーンでじゅるりと種をすくって。

さらに四半分を二つに切って。

丸みに沿って底にナイフを入れて、剥離した果肉にさらに一口サイズに切り目を入れて

おいて、お皿にのせて、フォークを添えて、さあ、テーブルへ。


息子、「 やったあーーーーっ! 」 ( ← 彼のベストフルーツ )


一口食べるごとに、口中甘い果汁一杯に。

一瞬で喉を通ってしまうんですが、果肉の余韻がなんともリッチ。

夏の朝のフルーツは、ほかの季節より一層ありがたみを感じますが、今回のメロンは、

連続して体に愛と感謝と恵みと喜びを注入してくれ、いつもの10倍 ( 少なく見積もって )

幸せでした。

メロンの箱買い ・・・・ 思いつきもしないでしょう、私では。

ああ、けいこさんって素敵!













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1年に1度



「 花束 」 って、なんとも素敵なものですね。

複数の花々や葉っぱたちが、束ねられることによって、引き立て合い、ささやきあい、

競い合って、特別の美しい世界をかたち作っている。

メッセージが表現され、物語が生まれ、季節感や匂いがあり、私たちの五感を可憐に

刺激してくれます。

「 花束 」 は、ゴージャスです。特別です。

大抵は、誰かへの贈り物。

贈る相手のことを想いながら、花屋さんに作ってもらう、世界でたった一つのもの。

一年に一度、誕生日に、私は花束を腕に抱え、嬉しさにニンマリします。

姪っ子たちからの素晴らしい花束は、今年はこんな感じでした。

自慢したくてたまりません。

素敵でしょ?













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長芋



長芋というものは、あともう一品・・・という時の気のいい助っ人的存在だった。

納豆や豆腐などと共に、いつでも出場できるように冷蔵庫の中でスタンバイしていて、

「 あ、今晩はオイラが行くよ!まかしとけって! 」 とか言って、サクサクと刻まれ

たり、すりすりと摺下ろされたりして、その真っ白い身に海苔やら胡麻やら醤油やら

をかけられて、さり気なく主役オカズの横の、末席的な位置でお箸をつけられるのを

静かに待っている・・・・というような存在だった。

・・・・・去年の暮れ頃までは。

啓子さんから届いた『 夕張特産 ながいも 』 と書かれた長方形の箱に大らかに詰めら

れたその長芋たちは、掘りたての湿り気たっぷりの畑の土をごっそりと付けたまんま、

そしてその黒土の芳しい養分たっぷりの匂いを立ちのぼらせているに留まらず、

無精ひげだらけ伸び放題で、もの凄く太くて堂々としていて、まるで天然の色気を惜し

げもなく発している若い肉体労働者・・・・という風情。

今までの馴染み長芋とはまるで別のもののようだった。

根菜族に、こんなにも強烈なフェロモンを発するヤツがいたなんて!! という衝撃的

な対面だったのです。

いやはや、さっそく家にお連れして、まずは黒土を落とさせていただきました。

じょりっ、ゾリゾリッ。

流しのシンクが荒々しい泥で真っ黒に。

指とたわしで優しく洗ってゆきます。

それから、立派に伸び放題のひげ根をむしり取り、残りをガスの火で焼き切りました。

サッパリしたところで、いよいよ包丁入れ。

サクッ。

瞬間現れた切り口の、その白さ!! その瑞々しさ!

まずは短冊に切って、生醤油で。

甘い!!! 甘いのです。 シャリシャリシャリ、さくさくさく。

程よい歯ごたえが堪らなく旨いのです。

次は、摺おろし。

今までの長芋は、スルルーっと喉に流し込むに近いゆるやかさでしたが、今度のは

全く違いました。一気に流そうとしようものなら、喉につかえて窒息です。

一口ごとに、口を閉じて区切らなくては。ものすごいコシの強さ! 持て余すほどの!

そして、甘い。炙った海苔と醤油で。最高です。

揚げ物などの衣に混ぜるとふわっふわに仕上がりそうです。

さらに、フライパンで、ステーキに。

これまた、生にも増して、甘っ!!!!

ほっくり感が加わって、「 これまで食べてきた長芋とは別の品種でしょ? 」

というくらい、深みのある濃い味わいなのでした。

長芋さま、主役を張れるスター俳優へと急昇格。

梅肉とはちみつのソースをからめた長芋ステーキを、休日のお昼ご飯に夫婦2人で堪

能いたしました ( 付け合せは豆苗。って、誰も聞いてないし )。



今までは今までですが、実力のある ” 長芋 ” を知ってしまった私たち、今後の

長芋選びは当然その辺を承知の上でのものとなるでしょう、当然。

このような上等のスター長芋がスーパーで常時並んでいるとは思えませんが、いつも並

んでいる大部屋長芋はそれはそれでやはり長年のお馴染みの顔、淡白で影が薄いけれ

ど、我が家の冷蔵庫内のベンチに常時いてほしく。

しかし、お店でスター長芋が並んでいたなら、迷わず連れ帰ります、当然。


調べてみますると、長芋は北海道産が全国シェアの60%強を占めるのですって。

まーったく知りませんでしたー!!!

じゃがいもや玉ねぎ、アスパラガスに比べると、まだ知名度が低いようですね。

ふふふ、しかし、ブランド化流行りのこのご時世にあって、手付かずの原石のごとき

長芋、マニアックなファンが多くいるのかもしれません、私もファンクラブ入部です。



啓子さん、今回も新鮮かつ滋味あふれる感動を、ありがとうございました。




















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かわいいもの



K嬢は、時々、街で手に入る印刷物を私にも分けてくれます。

グッドデザインのお店のビジネスカードとか、小冊子とか、チラシ。

「 ¥0なのでお気遣いなく~ 」 ということで、私も遠慮なく、とても嬉しく。

ちょっといい感じのものをよりすぐるセンス抜群なのです、K嬢は。

最近・・・といっても先月ですが、しおりを1枚分けてくれたんですが、

このカワイサったらたまりませんねえ。

栃木のいちごの宣伝なんでしょうけど、新しい感覚ですよね。

つぎに読む文庫本のしおりに使わせていただきます。

苺モノ、好きですから。





これは、今年の初めに元美ちゃまがくれた苺シール

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苺とシール



子供の頃、サクマ製菓の 『 いちごみるく 』 が新発売されました。

たしか小学校1・2年生の頃だったと思います。

そして当時、小学生の女の子達のあいだで胸ときめかせて流行っていたものは、フルーツ

柄のポケットティッシュと、ミシン目いり三段のいちご柄のメモ帳でした。

『 いちごみるく 』 の、ちょっとカリッと歯を立てると脆くもショリショリと崩れて

中の甘ーいミルクが出てくるという新しい特別な美味しさも当時の子供たちを夢中にさせ

たのですが、女の子はなんといっても、メモ帳とおんなじの白地に苺を散らしたあのキャ

ンデー包みのセロファンの可愛さにやられてたんじゃないかなあ。

キャンデーを取り出して口に放り込み、残った包み紙は丁寧に丁寧に捻りシワを伸ばし、

何に使うともなく、メモ帳と一緒になんとなーく取っておいたもの。

「 かわいくって捨てられない! 」ってやつですね。

ちまちまと、重ねて小箱なんぞにしまっておいて、そのうちどういう訳か紛失してしまっ

ていることが多い・・・・・。

フルーツの絵が印刷されているポケットティッシュと、小さな苺の絵が散らしてあるメモ

帳、どちらも小学校1年生の生活ではほとんど実用性ゼロ、使った記憶もゼロですが、

なにしろ時代的には、いわゆる 「 ファンシー 」 の黎明期。

その頃からずんずんとサンリオのファンシーキャラクターブームへと続くわけです。

きっと、 『 いちごみるく』やメモ帳 の苺柄って、量産されていくファンシーグッズの

スターターだったのではないかと思えます。

息子が保育園に通っていた時期、あの ” 苺散らし柄 ” のパンツをはいている女の子

が複数いて、ああやっぱり永遠のファンシー!!いまだ健在! と感慨深いものがあり

ましたっけ。


先日、K嬢が私に差し入れてくれたシール「 収穫シールの他のヴァージョンですよー 」

は、サイコーッ!!くだもの柄なのでした!!

シールだけでも相当感激 ( だってあのお店には無かったし、フルーツ柄が存在するのも

知らなかったしね ) ものでしたが、K嬢は、それを買ったお店の紙袋も添えてくれたの

です。元祖・ファンシー ( と、私が勝手に認証 ) 苺散らし柄の薄手のマチ無し袋!

もちろん、今だって、40数年たっていたって、この柄への条件反射的な反応は不変でし

た、「 かわいくって、捨てられません! 」、

ふふふ、シールはシール箱へ、苺散らしはレター類の引き出しへ。

苺の紙袋、たぶん、ずっと取っておくんだろうなあ・・・

また知らないうちになくしちゃうかなあ・・・・・。





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針刺し考



気に入っている針刺しを持っている、使っている、というのは、とても大事なことでし

て、針仕事をする上での機能性、そして充実感や幸せ感がとても上がると思います。

まず、針刺しは脇役の道具ですが、なくてはならないもの。

刺繍にしても、ミシン掛けにしても、手縫い運針にしても、まち針をはじめ、縫い針や

刺繍針をたくさん使いながらの作業なので、使いかけや待機中の針を集めておくターミナ

ル的な場所が必要だからです。

そして、情緒面、ここです、大事です。 というのはですね、

作業中針刺しをじっと見つめることはあまりありませんが、チラッ、チラッと目の

端っこに幾度も入ってきますね。

あまり気にかけずになんとなく使い続けている針刺しや、好きというわけではないけど、

とりあえずこれしか持っていないので使っている、という針刺しからは、目に入った瞬間

に起こる良質なエネルギーのやり取りは望めません。

モノにはエネルギーがあり、ヒトにも自ら発しているエネルギーがあり、

常にモノとヒトはお互いにエネルギーを与えたり受け取ったり、のやり取りがあるのです

よ、もちろん!!

なので、お裁縫仕事においては、お気に入りの針刺しを使っていると、はっきりと意識で

きなくとも目に入るたんびに  ” 愛のエネルギー ” が双方を行き来してですね、

その結果、良い出来上がりになるということだと思うのです。


ついこの間、私のもとにやって来た新しい針刺し、とてもとっても気に入っております。

針を出し入れするたびにニッコリしてしまいます。

弟夫婦の次女・ふさこ嬢 ( 6歳・小1= 息子チカラと同い年ですー )が作ってくれた

フェルト製の超かわいい針刺しなものなのですから当然です。

「 まーちゃん ( 私のこと ) にも作ってあげるね。 」 と、チクチクしてくれたんだ

なあ ・・・・ 一生懸命さが縁のまつり縫いに表れているものねえ。

星やハートの飾りはお母さんのゆみちゃんが仕上げてくれたとのこと。

ああ、女の子って イイナ。 こんなん作ってくれちゃうんだもんなあ。

後日、ふさこ嬢に、「 ふーちゃん、針刺しとってもいいよ! 」 と伝えたところ、

「 うん、中に綿が入っているからねー! 」 というお答えでした ( 笑 )。


手に入れる事ができて、身の回りに置くことができて、使うこともできるもの。

美術館などで眺めるだけしかできないもの。

音楽や風景、匂いなどの、形を持たないもの。

全部ひっくるめて、私たちは膨大なモノに囲まれて繋がって生きていて、

その全てにアンテナを張り巡らせていてはストレスで身が持たないけれど、せめて暮らし

周りだけでも意識して 「 私はこれが好きだなあ 」 としみじみと感じられるモノを

選んでいくことが、自身の独自の文化的・思想的・哲学的な成熟を目指して生きていく

ということ、つまり ” イイ感じ ” になるのではなかろうか・・・・・?

ふーちゃんの針刺しから、なんだかこんなお話になりまして、書いていてびっくり!

へへへ。

どうでしょうか?




















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