春は麻から



今年の札幌は、約1ヶ月くらい雪解けが早いです。

2月のうちから雨が降り、アスファルトが見え始めてましたし、今日も外はジャージャ

ーと盛んに解けてます。二重巻きのウールのマフラーが少々重たい感じ。

春が来て、春はさっそく仕事を開始しています。

どっさりとある雪をドンドン解かして、枝たちを起こして芽吹かせて、雪の下の蕗の薹

も起こして、クロッカスや水仙や、福寿草たちにも声をかけ、

私たち人間には、マフラーを解かせて、窓ふきをしたくてたまらない気持ちにさせて、

そうして何か新しいものを欲しくさせる。

そうですね、春は新しい。

特に、長いあいだ雪に覆われていた地域に住む私たちにとっては、その刷新感はお正月

のそれとはまた違い、何かこう・・・・実生活上での ” やる気 ” がモリモリと湧い

てくる感じかなあ。冬眠明けに近い気持ちなのかもしれません。

何かと大掛かりで重装備になってしまいがちだった冬物全般をどんどん軽く明るくして

ゆく作業は、他のどの季節への変わり目よりダイナミックで清々しさに溢れています。

さあ、春です!

何かを新しく・・・ ( ちょっとしたものでも十分 ) ・・・したいですねえ。

この春から新生活が始まる方への贈り物としても、ご自宅用にでも、麻のクロスはいか

がでしょうか。こざっぱりとしていて、ちょっとリッチな感じもして、冬眠明けの祝い

の春になかなかぴったりではないかしら。

食器拭きとして毎日使うもの。良質なリネンの生産地であるリトアニア製の麻のクロス

は丈夫さ、吸水性の良さ、風合いの良さで、本当にオススメです。

時にはティーマット、ランチマットとしてテーブルに敷いて。

上質の麻生地は、繰り返しの日常生活の質を確実に上げてくれます、気分を、使い勝手

を、美しさを。

洗いたての麻のクロスを半分に折って敷いて、お茶とお菓子をその上で。お茶の香りも

お菓子の美味しさもきっと倍増するのです。魔法みたいです。

この春の始まりをきっかけに、麻のクロスを日々の暮らしに取り入れてみませんか。





麻クロス
ホワイト(厚地)・ナチュラル
70 x 47cm / 麻100%
970yen







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1年に1度



「 花束 」 って、なんとも素敵なものですね。

複数の花々や葉っぱたちが、束ねられることによって、引き立て合い、ささやきあい、

競い合って、特別の美しい世界をかたち作っている。

メッセージが表現され、物語が生まれ、季節感や匂いがあり、私たちの五感を可憐に

刺激してくれます。

「 花束 」 は、ゴージャスです。特別です。

大抵は、誰かへの贈り物。

贈る相手のことを想いながら、花屋さんに作ってもらう、世界でたった一つのもの。

一年に一度、誕生日に、私は花束を腕に抱え、嬉しさにニンマリします。

姪っ子たちからの素晴らしい花束は、今年はこんな感じでした。

自慢したくてたまりません。

素敵でしょ?













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2015年2月22日 日曜日。



今、B.G.M. は メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ホ短調。

子供の頃から幾度となく繰り返し聴いている名曲。

今日の盤は、


チョン・キョンファ ( ヴァイオリン )

モントリオール交響楽団 / 指揮シャルル・デュトワ

1981年の録音 F35L-50092 < 410 011-2 >


鳥肌が立ちます。

これは、凄い演奏ですね。

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長芋



長芋というものは、あともう一品・・・という時の気のいい助っ人的存在だった。

納豆や豆腐などと共に、いつでも出場できるように冷蔵庫の中でスタンバイしていて、

「 あ、今晩はオイラが行くよ!まかしとけって! 」 とか言って、サクサクと刻まれ

たり、すりすりと摺下ろされたりして、その真っ白い身に海苔やら胡麻やら醤油やら

をかけられて、さり気なく主役オカズの横の、末席的な位置でお箸をつけられるのを

静かに待っている・・・・というような存在だった。

・・・・・去年の暮れ頃までは。

啓子さんから届いた『 夕張特産 ながいも 』 と書かれた長方形の箱に大らかに詰めら

れたその長芋たちは、掘りたての湿り気たっぷりの畑の土をごっそりと付けたまんま、

そしてその黒土の芳しい養分たっぷりの匂いを立ちのぼらせているに留まらず、

無精ひげだらけ伸び放題で、もの凄く太くて堂々としていて、まるで天然の色気を惜し

げもなく発している若い肉体労働者・・・・という風情。

今までの馴染み長芋とはまるで別のもののようだった。

根菜族に、こんなにも強烈なフェロモンを発するヤツがいたなんて!! という衝撃的

な対面だったのです。

いやはや、さっそく家にお連れして、まずは黒土を落とさせていただきました。

じょりっ、ゾリゾリッ。

流しのシンクが荒々しい泥で真っ黒に。

指とたわしで優しく洗ってゆきます。

それから、立派に伸び放題のひげ根をむしり取り、残りをガスの火で焼き切りました。

サッパリしたところで、いよいよ包丁入れ。

サクッ。

瞬間現れた切り口の、その白さ!! その瑞々しさ!

まずは短冊に切って、生醤油で。

甘い!!! 甘いのです。 シャリシャリシャリ、さくさくさく。

程よい歯ごたえが堪らなく旨いのです。

次は、摺おろし。

今までの長芋は、スルルーっと喉に流し込むに近いゆるやかさでしたが、今度のは

全く違いました。一気に流そうとしようものなら、喉につかえて窒息です。

一口ごとに、口を閉じて区切らなくては。ものすごいコシの強さ! 持て余すほどの!

そして、甘い。炙った海苔と醤油で。最高です。

揚げ物などの衣に混ぜるとふわっふわに仕上がりそうです。

さらに、フライパンで、ステーキに。

これまた、生にも増して、甘っ!!!!

ほっくり感が加わって、「 これまで食べてきた長芋とは別の品種でしょ? 」

というくらい、深みのある濃い味わいなのでした。

長芋さま、主役を張れるスター俳優へと急昇格。

梅肉とはちみつのソースをからめた長芋ステーキを、休日のお昼ご飯に夫婦2人で堪

能いたしました ( 付け合せは豆苗。って、誰も聞いてないし )。



今までは今までですが、実力のある ” 長芋 ” を知ってしまった私たち、今後の

長芋選びは当然その辺を承知の上でのものとなるでしょう、当然。

このような上等のスター長芋がスーパーで常時並んでいるとは思えませんが、いつも並

んでいる大部屋長芋はそれはそれでやはり長年のお馴染みの顔、淡白で影が薄いけれ

ど、我が家の冷蔵庫内のベンチに常時いてほしく。

しかし、お店でスター長芋が並んでいたなら、迷わず連れ帰ります、当然。


調べてみますると、長芋は北海道産が全国シェアの60%強を占めるのですって。

まーったく知りませんでしたー!!!

じゃがいもや玉ねぎ、アスパラガスに比べると、まだ知名度が低いようですね。

ふふふ、しかし、ブランド化流行りのこのご時世にあって、手付かずの原石のごとき

長芋、マニアックなファンが多くいるのかもしれません、私もファンクラブ入部です。



啓子さん、今回も新鮮かつ滋味あふれる感動を、ありがとうございました。




















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小2ってヤツは・・・!



冬休みのある日。

息子 チカラ ( 小2 ) が、


「 ねえ、ねえ、まーちゃん ( ← わたしのこと ) そのまま立ってて! 」


といって、私に向かって突進してきました。

体当たりされた私は、背後の壁にぶつかりました。

突然の体当たり攻撃にたじろぐ私に、

ぶつかってきた息子が、ニカニカしながら得意そうに、


「 知ってる~っ? 今の、かべドン っていうんだよー!! 」 って。


更にドーンドンと、あと2回やられたー。



・・・・・・・



新手の攻撃法と思い込んでいる小2男子。

( 確かに、まさに、壁にド~ン ! では ある。ウン。 )

きっと仲間たちから教わったのだろうけど、全然ちがうんですけど、意味もやり方も。

教室で 「 かべどん 」攻撃をやりあって盛り上がっている彼らの様子を思い浮かべて

心の中で爆笑した母は、でもホントの 「 壁ドン 」 についての講釈はめんどくさい

ので止めときました。

そのうちキミにも ホントの「 壁ドン 」 の瞬間がくるかもねっ。














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良い気に満ちた場所



豊平区福住に、わたしの中で5本の指に入るお店があります。

Organic cafe 知恵の木 』 がそのお店。

札幌の中心地から離れ、地下鉄福住駅からお店まで歩く途中には、広い畑も眺められる

くらいの離れ方なのですが、「 遠いけど、あゝまた行きたい、あの素晴らしいランチ

を食べに行きた~い!! 」 と心から思えるお店なのです。

ふっくらと炊かれた玄米ごはんと数種のお惣菜、香ばしい三年番茶のセットは、マクロ

ビオティックの料理の真髄を伝えて余りある、心と体がじわりゆるりと揺すぶられる

感動の美味しさ!!! 季節ごとのとびきりのオーガニック食材を使って作られる優し

いごはんをいただいた後の幸せな余韻の長さにも驚きます。

そして、


「 空気も食べ物 」という捉え方。


良い気の流れている場所にいると、元気になった体験はないでしょうか?

神社の境内の清々しい空気、森林の新鮮な空気は私たちに敬虔な気持ち、生き返るよう

な活力を与えてくれる代表格ですが、日常でも同じ事が言えるようです。

大好きな人と過ごす時間や、お気に入りのカフェやサロン、食堂に行ってひと時過ごす

ことですっかりとリフレッシュできていたり、掃除したことで気持ちが落ち着きまとま

ったり。逆もまたしかり。

私たち生き物は、目に見えないその場の ” 空気感 ” を敏感に捉えます。

そう、食物に加えて、知らず知らずにその場の空気も食べて様々な影響を受けながら

自分自身を形作ってきて、これからもそうして生きていくのですね。

とても納得でき、共感でき、でもはっきりとは気づいていなかったかも。

「 空気も食べ物なんですよ。 」 と、私に言ってくれた ( 気づかせてくれた )の

が 知恵の木の noahnoahさん と rottaさん御夫妻。

何をどう食べるかを丁寧に自分と向き合いながら選び続けることで健やかな心と体を

手に入れて、健やかな心と体が発するのが良い気で、良い気が作り出すのが、心地よい

場の空気。「 オーガニックカフェ 知恵の木 」 は、そのことをお店全部で実現しな

がら伝えるお店なんです。本当に、さり気ないのです。特別な仕掛けとか、新機軸の

デザインとか、声高にオーガニックを謳う、ってことはまるでなくて、なんか普通。

でも、良い気が常に流れていることが日常の普通の状態って、凄くはないでしょうか?

その実力は、お店に行って、ごはんをいただくと解るんです。

深い知識と経験と、積まれた数々の研鑽に裏打ちされたプロの技術で提供されるマクロ

ビオティックのごはんは、まさに 「 中庸 」。

軽やかで穏やかで、体に全く負担をかけない。しかし、実に美味しい。

お店から出たあとには、驚く程癒されていることに気がつきます。魔法にように。

最近元気が出ないなあ、なんて感じていらっしゃったとしたら、もう 「 オーガニック

カフェ 知恵の木 」 に行ってご飯を食べるしかないですよ。

必ず、また行きたーいっ!! って思うとおもう。

そしてですねえ、この度、私は 知恵の木さんのトークイベントに呼んでいただくこと

になりました。



「 わたしと、モノがたり 」 というお題で、パスキューアイランドを営んできての

あれこれをお話いたします。えへへ、こういう催しでの登場は初めてですので、ちょっ

と緊張いたしますが、素敵な + 魔法の お店で、美味しいお茶とお菓子をいただきな

がら、” ある価値観 ” を皆様とわかち合うひと時を過ごせる素晴らしい機会。

知恵の木御夫妻に感謝です。そして、とても楽しみです。

ご興味お有りの方は、 「 オーガニックカフェ 知恵の木 」さんへお問い合わせくだ

さいね。




『 Organic cafe 知恵の木 』
札幌市豊平区福住1条6丁目11-10
tel/ 011-853-5134


































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