ブルーノート・ストーリー / THE BLUE NOTE STORY

 

 

BLUE NOTE

 

ブルーノート

 

青い音 青の音 ?

 

 

青い音って、どんな音?

それは、

ドレミファのスケール中の3番のミ、5番のソ、7番のシの三つの音を半音

下げた ( ♭記号を付けた )ものをそう呼ぶそうです。

ジャズをジャズたらしめる屈折したような、ほの暗いような、鬱々とした感情

感覚の音楽表現は、変幻自在に使って演奏されるこのブルーノートスケールに

よるもの。奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人が生み出した音楽である

ジャズの重要なキーワードであり、彼らの歴史と心を象徴する大切な、

そう、それはジャズのエッセンスともいえる、BLUE NOTE 。

 

1939年に ジャズレコードレーベル 『 BLUE NOTE 』  を立ち上げたのは、

アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフという二人のドイツ人だったという

ことは知っていました。

しかし、

二人は、子どもの頃からの親友だったこと、

少年時代に黒人のジャズオーケストラの生演奏を聴き、深く魅了されていたこと、

ヒトラーが政権を握ってからユダヤ人への迫害が一気に強まり、母国から脱出せ

ざるをえなかったユダヤ系ドイツ人だったこと、

アルフレッドが先に、数年後フランシスが、ナチの乗船者の検閲なしで乗れた

最後の船でアメリカへと亡命していたこと、

そして、ジャズの国アメリカへと渡っみると、自分達の尊敬と憧れの対象だった

ジャズミュージシャンも含む黒人達は激しい人種差別にあっていたことに驚き

苦悩したこと、

そして、資金はなく目処もなく、協力者もない中で、ジャズレコードレーベルを

立ち上げたこと・・・・は,この作品を観るまでは知りませんでした。

ジャズへの情熱と、ジャズミュージシャン達への尊敬とだけ。

そして、そのレーベルに、 『 BLUE NOTE 』 と名付けたのでした。

 

アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフのような

自分達の中にある ” 心の羅針盤 ” だけを頼りに、自分達の ” 好き ” を形にしていこ

うとする生き方は、安定を好む人達からみるととてもクレイジーで恐ろしく冒険的

な生き方として映るのかもしれませんね。

私は、結果的にそれが、何よりも自分自身を、そしてこの世界を愛し大切にする方法、

在り方であろうしそれ以外の方法があったら教えて欲しいと思う者です。

 

利益が出るとそのお金で次のレコードを作り、最後まで自転車操業だったという

ブルーノート。

友だちの家に集まってセッションしているかのような自由さが確保されていたと、

( 2018年撮影当時生存の ) ジャズ史に残る錚々たる黒人ジャズミュージシャン達

全員が証言するブルーノート。尊厳剥離と暴力の日常にあって、ここは完全に安心でき

気楽にふるまうことができた唯一の場所。リハーサルにもギャラが支払われたのは、

後にも先にもブルーノートだけだった、と。

黒人差別が当たり前の国で、アルフレッドフランシスと黒人ジャズメンの連帯と創造

が、レコードに針を落とすとその瞬間にブルーな音とスゥイングと共に迸る。

40~50年代のアメリカにあって、それはどんなにか凄いこと、驚くべきこと、

そして尊いだったことでしょう。

 

見事な人生に泣けました。

このような映画と音楽が好きだと思う自分に満足です。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

いつもジャズが B.G.M. の店内で、ゆっくりと商品をご覧になって、レジの前に

「 あと、プチパンも〇個お願いします! 」 とおっしゃるお客様に励まされる

金曜日です。明日もこんがり焼けた丸いプチパンを山盛りにして、

ご来店お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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インスタントラーメン

 

麺類が大好きです。

小腹が空いたときに思い浮かべるのは、ご飯じゃなくて、麺類。

つるりつるつるとあの細いものをお箸でもって啜る嬉しさ!

めんつゆの味と香り!

蕎麦もうどんも素麺も、大好きです。

パスタ類も、いつでもオッケー、食べたくない日はありません。

くるくるとフォークに巻いてパクリと口へと運ぶ、その一連が上手にいった時は、

何とも言えずいい気分で、さらに美味しく感じます。

焼きそば、ラーメンの中華麺も、もちろん大好きです。

家にいて、あーー、何か食べたいな・・・という時に、素麺は2分で茹で上がるから

早さでは一位なんだけど、めんつゆの準備ができていないことも多々あり、

それじゃあってことで、気軽で簡単で失敗無しの麺としてのインスタントラーメンが

登場します。そんな時、私の場合、素ラーメンはなしです。

 

・ビーカーで水を500cc計って注いで鍋を火に掛ける

 

・インスタントラーメンの袋を開けて、粉末スープの素やら付属の調味料を器に入れる

 ( 器は、大きなサラダボウルを用意 )

 

・乾燥わかめも器に入れ、ぬるくなってきている鍋のお湯をお玉で少々加える

 

・冷蔵庫から、残り野菜類を出して、適当に切って準備

 ( 先日は、キャベツ、ピーマン、長ネギ、小松菜、もやし、と結構山盛り )

 

・ぷつぷついってきた鍋のお湯に、野菜を堅めの順の入れ始め、乾ラーメンを入れ、

 

・次々に野菜を投入

 

・9割火が通ったら、器に一気に移し、器の底の調味料を菜箸で混ぜる

 

・黒胡椒をガリガリと挽く

 

・鍋敷きに器をのせて、出来上がり~~

 

 

わかめと野菜類からのだしが、インスタントラーメンのスープをさらに美味しく

してくれて、その時々の冷蔵庫野菜の食感や味と、ずるずるっと啜るインスタント

ラーメンの麺独自の縮れた食感のハーモニー!

何て素敵なんざんしょ!

ボリュームがあるけど、軽やかさもあり

どんな野菜やその他の食材を組み合わせても、インスタントラーメンは全て丸く

収めて美味しい保証をしてくれるような・・・・

インスタントラーメン偉いぞ!

( ちなみに我が家は、息子のお気に入り 『 屋台十八番・塩 』が定番です )

 

麺類、インスタントラーメンはお好きですか?

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

何か食べたいなー・・・の時、ちょっと固くなったこのプチパンを

カットしたり割ったりして、コンロでお餅のように焼いてバタを。

素晴らしい香ばしさ!に感動しつつ、パクリッ!

 

明日も、こんがり焼けた丸いプチパンを山盛りにして、

ご来店お待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

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ナイトメア・アリー / Nightmare Alley

 

 

シアターキノにて観ました。

目眩く一本、監督ギレルモ・デルトロの神聖なる悪夢世界!

この監督の前作 『 シェープ オブ ウォーター 』は、私はまごう事なき超傑作だと

思っておりますが、今作もやはり息を呑む素晴らしさでありました。

脳内の虚構世界と、現実のこの世界、どちらが真実かは渾然としているし、もしか

したら虚構の世界の方がより真実であるかもしれないという認識で生きているよう

なタイプの人だけが創り出し醸すことのできる特殊な幸福感に充ち満ちて・・・。

 

1930~40年代までは、この映画の前半の舞台であるカーニバル一座という異界

が、庶民生活の現実エリアと近接しながら共存を保っていられた時代でしょうか。

旅芸人たちの世界は、怪しく妖しく抗いがたい魅惑に満ちていて、

頭では嘘だと見破っているつもりが、知らず知らずに引き込まれて、思わず足を踏み

入れてしまう私たち遅鈍な見物人を冷笑し誘惑する、禁じられたもの達が跋扈して

いる領域。

棚にずらりと並ぶ奇形の胎児のホルマリン漬けの壜 ( その中でも出産時に母親を

噛み殺して生まれ出たとまことしやかに伝えられるエノクという巨大胎児は、主人

公とその運命を最後の最後まで見透す禍々しくも象徴的なアイコン )、

檻に繋がれ、鶏の首を咬み契るギーク ( 獣人 ) 、蜘蛛女、矮人、力自慢、

半裸で体に電流を流す女、ダイナミックなカラクリが仕掛けられた恐怖の館、

タロット占いと読心術、e.t.c. ・・・・

そして唐突に現れて立ち並ぶ、発電機と歯車と梃子の古ぼけた組み立て式テント

舞台は、映画美術における「 完璧 」 という賛辞をさらに越えている、何か、、、

何か、こう、つまり、、、魔法的なのです。

そうです、そこは、デルトロ監督の無双域、得意満面で手揉みしながら手掛けら

れ創られたのが伝わる哀愁と妄想の愛の王国なのです。

どぎつい色彩が経年劣化し色褪せて剥げかけいる木造施設の風合いひとつにも、

演し物の看板の手書き文字一つ一つにも、突然の嵐に大急ぎで男達が総出でテント

を畳む、その手慣れたやり方 ( このとても短いシーンは忘れがたし!  )にも、

小道具や衣装や、埃っぽく暗い全体の雰囲気にも、これでもかとばかりの愛情が

注がれている意匠の、文字通り息を呑む素晴らしさに呆気にとられてしまいます。

 

日の当たるこの世が当たり前の世界、という認識の私達には、そこは惨めで忌ま

わしく哀れむべき危険な世界であるわけですが、その危険な世界の住人たちは

平然とその中で、無遠慮な好奇心で覗き込もうとする私達を嗤っている。

日の当たる世界の私達の常識を。

善と悪、美と醜、優と劣の彼岸に立つかのようなギレルモ・デルトロの、濃密な

世界に、私は今も頭が痺れています。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

札幌の積雪ゼロ宣言からしばらく経ちました。

店の前の箱庭 ( このビルの大家さんのお庭 ) にもクリスマスローズが咲きました。

今週は、花瓶をお求めになるお客様が増えましたねー!

札幌の花の季節がスタート、お散歩がさらに楽しいシーズンスタート!

 

明日も、こんがりと焼けた丸いプチパンを山盛りにして、

みなさまのご来店をお待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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