毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
土鍋
この土鍋は、陶器のすのこが付いていて、蒸し料理ができるのです。
家族全員が野菜大好き、という友人が、「 うちでは、野菜は茹でずにみんな蒸す
のよ。」って言ってました。 野菜に限らず、肉や魚介類、きのこ類、それに
ソーセージなんかも、蒸して、おいしい汁をみーんな内臓したままで食べると
そりゃあ滋養を全部いただけるし、一番シンプルでうまいだろうなあ、、、と。
あとは、好きな塩とかオイルとか、お醤油、酢なんかをちょっとつけてね、
もう、どんどんいくらでも食べられそう、、、、、と。
想像が膨らんで、お腹が空いてくるくらいだったので、初めて仕入れてみました。
大きな丸い蓋は、蒸気をたっぷり作って保つし、土鍋の良いところは、
そのまんま食卓にどーんとのせて、熱々を即食べられるところ、なので
この土鍋も姿が良いのです。黒々としていて、まあるくて。
もちろん、お米を炊いたり、各種の鍋料理をこしらえたり、で、働きますし。
上等の土鍋は、ずっと使えて、年中使えて、使うたびに料理が映えてテーブルが
締まって、うれしいお鍋なのです。
今や、一人暮らしの必需品、嫁入り道具の必須、の土鍋 ( ホントかな? )。
蒸し用すのこ付きがオススメです。
『 土鍋 』
鍋 : 径 26 x 31 x 19 cm
蒸しすのこ : 径 22 x 2.5 cm
陶器 / 日本製 / 6990 yen
お昼ごはんは なんですか?
給食当番っていうのがありましたねえ、そうそう。
白い頭巾かなにかをして、割ぽう着、着たっけなあ?? もう忘れました。
給食当番は、給食室から給食を運んでくるのでしたが、
その運搬中に、スープが入っているバケツとか、ちくわの天ぷらのようなおかずが
入っている大きなバットを けつまずいて転び、廊下にぶちまけた事、あります。
また、お給仕の時、先生の分が1番最後になってしまって、あせって具の入ってい
ないスープをなんとか1杯分つくって持っていったところ、
先生に、「 おいおい、俺の分がこれか? 」ってがっかりされてしまい、
ス、ス、スミマセン、と小さくなりながらも、
大人の先生でも給食には期待があるんだなあ、と、ちょっとおかしくて
びっくりしつつ納得したり・・・・・。
また、食べる時に敷くナプキンを忘れてバツの悪い思いをしたり ・・・・・。
給食にまつわるおかしな思い出は、きっと誰でも1つや2つはあるでしょう。
当時は主食は基本的にコッペパン、先割れスプーンでほとんどのメニューを
食する、という、今思うととてもへんてこりんなお昼ごはんを集団でいただいて
いたものですなあ。
あの独特の風味のコッペパンはもう1度食べてみたい気もしますが。
高校生になって、初めてお弁当をもって通学でした。
でも、購買部で菓子パン・調理パンと牛乳なんかを買って、お弁当を食べてから
さらにそれらも食べてたなあ。
以降、お昼ごはんは、お弁当持参、何かを買ってくる、お店に行って食べる、が
入り混じって現在に至っているわけなのですが、
今は、出勤時間が遅く、せいぜい早くて午前11時くらいなのと、
交代要員がいなかったのとで、外食は難しいため、ほとんどはお弁当持参、
たまーに何かを買ってくる、というパターンです。
以前は、自分で詰めたお弁当は、中身がわかっていてつまらない、などと思って
いたこともありましたが、ここにきてお弁当持参というのは結構自由で創造的で、
楽しいかも、、、という思いに変わりつつあります。
ある日はご飯、またある日は麺類、パン、そして多くの日は前日のおかずやら、
冷蔵庫の半端モノを、好きな容器に詰めて、好きなハンカチでかわいく包む。
やろうと思えばいくらでも気合を入れた内容にもできるし、簡単にふりかけや
のりでご飯をぎゅーっと詰めただけ、でもいい。
経済的で、安心で、なにより気楽です。
まあ、私の場合は、大体はテキトー弁当なんだけど、今後は、もう少しお弁当作り
を楽しむ方向でいこうかな、と。
人に見られても大丈夫な見た目と内容、そして味を工夫しようではないか、と、
まあ、そんな気持ちです。
最近は、「 弁当男子 」 も急増中らしく、世の中的にもお弁当熱があがっている
のでしょうかねえ?
お弁当持参のランチは、なによりも、「 今日はなに食べようかなー 」 という
メニュに悩むことがないのもとってもいい、と思うんですよね。
4月も半分過ぎました
早いですねえ、4月も半分が終わりました。
家々の庭や、空き地には、黒々とした土が出現、さらにその中から、クロッカスや蕗のとうが
いつの間にやら かわいい姿で こちらの急ぎ足を引きとめ、緩めてくれてます。
春ですねえ。
雪の下から いの1番で現れる彼らは、はじめはまだ寝ぼけまなこで、 髪 ( ? ) もくしゅくしゅ、
おおきく伸びをしながら 大あくびをしているようにも見え、お日様に起こされるたびに、どんどんと
元気になり、背筋が伸びていっているようにも見えます。
そうそう、 春、4月、といえば、1日から晴れて保育園児となった、いちご組のオオゼキ チカラくんは、
その後、どうなったのでしょうか。
彼は今、新しい環境なるものと いかに折り合いをつけるか、という初めてのストレス + 目の前で
どんどん広がっている新しい遊びの楽しさ 、 で、毎日相当のエネルギーが消費されている様子です。
まず、朝は結構ご機嫌で登園。 しかし、園の玄関からは私の脚にぴっとりとくっつき、影法師のよう。
先生の手にバトンタッチして、「 しばしの別れじゃ、 」 と、バイバイする段には 決まって梅干顔で泣き
じゃくります。
給食は食べない、 昼寝はしない、 おやつのくだものは食べない、 牛乳飲まない、でも、パンとか
ビスケットなんかは 「 もうちょっと ( ちょうだい ) !! 」、とおかわりを要求。
あとは、通園用のリュックがよっぽどのお気に入りらしく、ずーっと背負っている ・・・・・・。
ど、どうなんでしょ、うちの子 、、、、、この先、ちゃんとやっていけるのでしょうか???
「 大丈夫ですよー、楽しく遊んでます、チカラくん。 徐々に段々に、出来るようになりますから、
心配しないで!お母さん!! 」 と、先生に暖かく励まされているのは、実は親の方だったりします。
今年の春は、ほんとに早ーい! 4月も明日から後半です。
ぼちぼち、毎日出勤できそうです。
お茶は楽し
私の生活の中での紅茶の存在がだんだん安定してきた、とでもいいましょうか、
なくてはならないものになってきた、といいましょうか。
先日、また素敵な紅茶をいただいちゃいました。
無農薬無化学肥料での栽培なのですって。
静岡県の藤枝市にある 『 水車むら農園 』 の紅茶です。
さっそく夜、晩ごはんの後に淹れてみました。
とても透明感のある、きれいなきれいな紅茶色! 感動的です。
ふんわりふっくらとした香りがきて、一口すすすーっ、おやあ、あらあ、ええー、
いつもの紅茶と全然違う。味もきれいなんです!
何と申しましょうか ・・・、力があるんだけれど、軽い感じ ・・・後から
甘みが感じられて ・・・ 渋みが全然舌に残らない。
ごくごく飲みたい、と思ってしまう、そんな紅茶なのでした。
紅茶は苦くて渋くておいしいのが好きですが、この水車むらの 『 五月 』 の
透明なおいしさには、特殊なものがありますね。
現代農業で、無農薬無化学肥料でやっているというのは、一体どのくらい難しくて
大変なことなのかはよくは判らないけれど、きっとそういうことがこの透明感と
関係しているような気がします。
水車むらの紅茶が気になって、いろいろな種類をすこしずつのお試しセットを
たのんで飲み比べしてみましたが、私はこの 『 五月 』 が1番好きかな。
でも、『 べにひかり 』 という名前のを濃い目に淹れてミルクティーにしてみま
したところ、今まで飲んだミルクティー中でナンバー1のおいしさでした。
さて、今回もまた ”上等なお茶はいただきもの ” の私なのですが、
こうして贈っていただいたことで知る事が出来たおいしさ、ゆったりとした時間を
今度は私から どなたかに贈ります。
お茶はきっとみんな多かれ少なかれ日々飲んで楽しんでいるものでしょうから
贈り物としてはとてもいいと思いますし、
やっぱり、お気に入りの上等なお茶を、贈り物や手土産用に用意してあるのって
とても素敵! と思いますものね。
ブーリン家の姉妹
人間のあらゆる心の在りよう、そして、運命 というものがぎゅーっと凝縮されて
展開し、結果、” おぞましい ” といってもいいくらいの悲劇に導かれる物語、
『 ブーリン家の姉妹 』 。
私は、映画中でなんと言っても悲運だったのは、当のブーリン姉妹ではなく、
姉妹の兄と、この3人の子供たちの母、だと思うんですよ。
兄は、お家のために、父親のよって大嫌いな女と結婚させられ、しまいには
今や落ち目の王妃になりはてた野心家の妹アンの、” 命乞い ” の頼みを
受け入れ( ざるをえず )、その極秘の手段が発覚してしまったものですから
ああ、あわれ牢獄につながれて、あっという間に斬首刑!!
お母さんは、裕福な貴族の生まれであったにもかかわらず、貧乏貴族ブーリン氏と
結婚したがために、夫の上昇志向の手段に 手塩にかけて育てた美貌の娘2人と
一人息子を使われて、あげく、子供たちもお家も破滅してしまったのですから
もう、何と申し上げてよいのやら、掛ける言葉さえありませぬ。
ナタリー・ポートマンの演じるアン・ブーリン ( 姉 ) と スカーレット・ヨハ
ンセンの演じるメアリー・ブーリン は、( 兄・・・名前すら忘れちゃった・・・
も含めて ) 仲良しきょうだいだったのに、16世紀の英国の専制君主の絶対権力
と貴族階級の権力闘争に引きずり込まれていき、物凄く特殊な人生をおくるのです
が、オープニングの幼い3人が野原で笑い転げているシーンからのあっという間の
その展開に、個人の倫理観とか愛とかなんか全く通用しない時代と運命を生きざる
を得なかった「 可哀想さ 」 というものがぐっと増幅される感じでした。
それにしましても、ポートマン、ヨハンセンの競演はみごとでしたねー。
演技力といい、美しさといい、見ごたえ十分です。まさに互角。
なんだけど、ポートマン、よかったなあ、私は。
10年前に観た ケイト・ブランシェットの 『 エリザベス 』 が 『 ブーリン
家の姉妹 』 の直後から始まる歴史物語なんですねえ、なんだかパズルが
ぴったりはまって解けた!っていう、すっきりとした気持ちにもなり、
英国の歴史の血なまぐささに息を呑み ( まあ、どこのお国も似たり寄ったりの
荒々しい歴史を経ているのでしょうが )、
2時間におさめるには、ちょっと無理があるといえる濃厚な内容の1本でした。