毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
蕗
この3年程の間に、
我が家の玄関横の ” 雑草の楽園 ” もしくは ” Wild Garden ” には、蕗がもの凄い勢い
で台頭してきて、この春には何と全体の半分の面積が蕗王国と化しておりました。
思い返すと、3年程?前の春に、今年は何と蕗の薹が出てきた~~って大喜びしてい
たのでした。
2年前は数が増えていて、さらに喜んで、もぎ取ってはフリッターなどにしては食べ
てホクホクしてました。
去年も増えてて、ちょっと新鮮味は減って、食べきれなかった蕗の薹がそのまま順調
に成長し、蕗になりまして ( 当たり前ですね )、この時点では 「 ああ、そりゃ蕗
だもの、蕗がいっぱい生えてますよね、蕗ですよこれはね。」 となって、お客様と
おしゃべりの話題のひとつにもなってました。
そうしたところ、ある方が 「 食べたら? 」 と。
不意を突かれた 「 食べたら? 」 でしたが、蕗、食べられるのでした。忘れてた。
蕗の薹は食べるくせに、蕗を食べるという頭の回路は繋がっておりませんでした。
そして今年。
回路を繋いで、蕗の薹から蕗になっった蕗、食べましたよー!
わっさわさと伸びて丸い葉っぱを広げて ( ホントかえるが傘にするのにピッタリ ) 、
わっさわさと風に揺れる蕗王国に踏み行って、20本くらい根元から切って収穫。
まずは葉を落とし ( 緑~~ )、
よく洗い ( 土!小さいとげとげ )、
まな板に粗塩を撒いて、板ずりし ( 蕗の青くさい匂い~ )、
茹でる ( 蕗の匂いと灰汁 )。
柔らかく茹で上がったら、水に放ち、シュルシュルと筋と皮をむく( 爪黒くなる )。
適当な長さに切って、
だしと醤油とを一煮立ちさせて、揚げと一緒に煮る。
蓋をして、味が浸みたら出来上がり。
家の周りに自生している蕗を食べました。
ただそれだけの事柄なのですか、実に良い気持ちなのでした。実に楽しくて、
なんともいえない充実感。
子どもの頃から蕗は、山菜採り愛好のよそ様からいただくもの、もしくは、買うもの
だっただけに、自給自足のまねごとのような満足なんです。
春のほろにがと香りが、今まで食べた蕗の記憶の中では一番感じられた、最も新鮮、
最も野性的、最も美味しい蕗でありました。
その後、2回、刈り取っては煮付けにしまして、
息子は無言で 「 あ 」 に濁点の顔して食べてましたけど、夏を前にもう一回は作り
たいなあ。
来年も楽しみだなあ、蕗。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
今年の夏至は21日ですって。
ああ、あと約一週間・・・・ゴールデンスランバーよ永遠に・・・の気持ちであり
ますが、刻々と変化していく自然の流れこそが素晴らしいのですよね。
夏至までのあと少しを、ゆっくりと暮れなずむ時間を味わいたいです。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
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ご興味がございましたらどうぞ!
ダーチャ・マライーニ氏を囲んで―文学とフェミニズム―」開催のお知らせ
2024年6月17日(月)15:30-17:30(15時開場)
会場 北海道大学人文・社会科学教育研究棟W201
事前申し込み不要
お問い合わせ
北海道大学大学院文学研究院 映像・現代文化論研究室 水溜真由美
Email: maraini.sappro*gmail.com(*を半角@に変えて入力ください)
P.S
いくえみ綾さんの本は楽しんでいただいていますか…
貴重な情報をありがとうございます!
興味深い講演!でもダーチャ・マライーニ氏を存じ上
げず( 勉強不足ですね )、
思わず検索した次第です。
素晴らしい著作の数々が現れて・・困ってしまう程
( 読書状況が立て込んでいてすぐに読めない)。
明日はその時間には家にいなくてはならないので
行くことは叶わないのですが、ダーチャ・マライーニ
の存在を知ることが出来、とても嬉しいです!!
いつも私に新しい扉を教えてくださり、感謝!
いくえみ綾、
善十・一葉にほっこりじんわり~~ヨカッタですー
いよいよ正子サンに会いに行きます!
今日も、お仕事お疲れさまでした。
実は、本日の14時からも北大でダーチャ・マライーニ氏の講演会があったようなのですが、パスキューアイランドさんの営業日だと思いまして、月曜日のご案内をしてしまいました。
失礼ながら、私もダーチャ・マライーニ氏を存じ上げず、せっせと検索して興味を持ちました次第です。
講演会も都合がつかず私もいけなくて残念ですが…本を何冊か読ませていただこうかなと思っています。
またひとつ、新しい話題ができたようで嬉しいです。