毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
クロース / CLOSE
サツゲキにて。
目を見張る美しさ!
ダリアのような菊のような花が一面に咲き風に揺れる広大な野原を
二人の少年が走り抜けます。
レオとレミ。12歳。
二匹の野生の小動物のように、腰まである花畑の中を全速力で駆け抜けて無邪気
にじゃれ合います。二人は、時に24時間、毎日一緒に、こうして仲良く遊び食べ
くっついて眠りながら大きくなった幼なじみ同士なのでした。
この二人がですねえ、美しいのです!驚きの美しさ!呆れるほどの美しさ!
画面が始まった上記のシーンから、この二人のボゥ - ギャルソンに目が釘付け。
レミは黒い髪で黒い瞳。レオは金髪で青い瞳。童話の中の兄弟王子様ってこんな
感じでしょうか、手足はすんなりと長く棒っこのよう、大きくて澄み切った瞳、
その瞳を囲む長いまつげ、口角の上がった知的な唇、柔らかな癖毛がかかる細く
て清潔で無防備な首筋・・・でも二人は自分達の容姿などには無関心・・・
この男の子二人がお互いの肩に自分の頭をのせてみたり、くの字に重なって
眠ってみたり、空想の世界で遊び、自然光の中で見つめ合うのです、中学校に
入学するまでは・・・・・。
入学後のストーリー、特にこの作品の柱である ” 思春期の揺らぎ ” を展開させる
ためのターニングポイントの出来事については、私はちょっとはてな?納得し
かねるものなので、おおよそ三分の二は本格的な感動には至りませんでしたが、
はじめの三分の一、つまり入学前後のレオレミの驚愕的な美しさは鑑賞するに
値します、そういう作品 『 クロース 』でありました ( 褒めてる? )。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
「 先週買ったパン、美味しかったのよぉ~! 」
先程ご来店のお客様からのお褒めの言葉!うれしいです!
またぜひいらしてください。ニコニコ。
明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
明日はパンの日です!
7月も下旬にはいり、少し夏らしい温度になってきましたネ。
今日、狸小路を通りましたが ( シアターキノにて 『 ぼくたちの哲学教室 』
を観てきました )、各飲食店が店先にテーブルを出していて、その店先の席
が満員御礼なんですよ、カップル、ファミリー、そりゃ楽しそうに食べたり
飲んだりしていて、海外勢も地元勢も入り交じって暑い熱い狸小路が戻って
きていました。かき氷もビールも、今日は美味しそうだった!!
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
夏の宵 ( あ、昼間でも )、冷たいワインやビールなんかと、ちょっとした
小皿料理、そしてパンがあれば、うれしいアペロタイムが始まります。
短い北海道の夏の日常を、意欲的に愉しみましょうか。
明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
2023年夏のジャズライブありがとうございました!( 続 )
( きのうの続き )
1曲目 「 ベムシャスウィング 」
ビバップの偉大なるジャズピアニスト、 セロニアス・モンク( 1917 - 1982 )の
偉大なる代表作のひとつ「 ベムシャスウィング 」 で軽快に始まった今回。
音階を上がったり下がったりしながらテーマのフレーズが繰り返され、そしてソロへ。
ベースのブンブンブンという心地よい音、ギュイーーンという掬われるような音、
そして座標軸を自由に位置しながら抽象画を描くようなテナーの音、
本家「 ベムシャスウィング 」の不協和音を駆使したモンクのピアノの雰囲気を、
ベースとテナーのデュオ演奏での表現に替えて、なかなかでした。
本家演奏は 『 Brilliant Corners ( ブリリアント コーナーズ )』ですね。
2曲目 「 ユー ドント ノウ ファット ラヴ イズ 」
あなたは愛というものを解っていないのね・・・1941年の曲ですが、今に至る
ジャズの有名スタンダード曲です。この曲の寂しく悲しい調子を、ミディアムテンポ
で柔らかなテナーの低音で伝えていました。この曲は名演奏がたくさんありますが、
なんといってもまずはビリー・ホリデー。
その死の前年に録音された 『 Lady In Satin 』最晩年の歌姫ビリー・ホリデーの哀切
マックスの歌唱には、衝撃と深い感動で繰り返し聴いてしまいます。
3曲目 「 エヴリシングス ハップン トゥ ミー 」
2曲目に続きバラードですが、テナーのソロから始まって、そしてベースが加わり
本編がリズミカルに始まって・・という演奏スタイルもよかったです。
全体的にゆったりと情感をこめて。
テナーの音、ベースの音、二つがマッチしてシュンッと融け合うような・・ハマる
瞬間の心地よさを愉しみながら聴きました。ベースのソロ、素晴らしい・・・
そういえば、ウッディ・アレンの映画 『 レイニイデイ イン ニューヨーク 』の中で、
ティモシー・シャラメがピアノを弾きながら歌ってましたね、この曲。ちょっと
ときめくシーンでした・笑!
4曲目 「 サマータイム 」
テナーサックスをソプラノサックスに持ち替えて、美しい音の世界が拡がりました。
毎年7月のライブで演奏してきたこの曲ですが、今年の演奏では、本来の子守歌の
雰囲気がよく出ていたように感じました。1935年アメリカで初演されたオペラ
『 ポギーとベス 』にて、ベスが歌うこの曲は、黒人コミュニティの辛い現実から
夢の世界へと移るその狭間で、ゆりかごを揺らしているような曲。
深く余韻が残る素晴らしい演奏でした。
5曲目 「 ジム ドッグ 」
粋なジャズチューン、「 ジム ドッグ 」、サマータイムの余韻が消えないままに
思いっきり吹いて吹き抜ける、吠えるジムドッグ。
ドスの効いた唸るようなテナー、自由奔放なベースのソロ、気持ちよく盛り上げて
くれた、これぞジャズ!というノリノリの演奏のラストチューンでした。
6曲目 アンコール曲 「 ア コテージ フォー セール 」
ふたりの小さなコテージ、でも今は売りに出されている・・・愛の思い出の曲だそう。
みなさまの温かな拍手に感謝をこめて。
以上の6曲、大関&小林の熱い演奏をお届けいたしました。
初のご参加のみなさま、いかがでしたか?
小さな日用品店での、意外なほど王道のジャズナンバーと演奏です。これってとても
珍しいのではないでしょうか?
各曲ごとの曲名アナウンスも、ちょっとしたトークも一切無しの、硬派なライブは
ニューヨークスタイル。エネルギーは一心に演奏に注がれているのです。
次回は9月11日 ( 月 )。
なかなかいいな、と思っていただけましたならば、ぜひまた!
スタッフ一同、心よりお待ちしております!!
2023 夏のジャズライブありがとうございました!
本州方面の酷暑と豪雨の様子がここ連日トップニュースの7月ですが、
札幌はまだまだ涼しいですね。
ちょっと蒸し暑くて、ちょっと霧雨の昨夜は、それでも冷蔵庫で冷やしておい
たワインが好評でした。
海の日祝日の夜にお集まりくださったみなさま、
ありがとうございました!
「 ( お仕事を終えて )なんとか来られました! 」 とニッコリの方、
「 夏のライブは来ようと思ってました! 」 の久しぶりの方、
「 通りすがりなのですが・・ 」 とフラリとご参加くださった方、
初めてご参加くださった方達と、
2回目、3回目、毎回の常連の方達と、
窓の外に大きな白い西洋紫陽花・アナベルが揺れる7月のジャズライブの夜は
今年もそんなみなさまの大きな拍手に励まされ、刺激され、大変盛り上がりました。
昨夜の演奏曲をご紹介いたします。
・BEMUSHA SWING
・EVERY THINGS HAPPENS TO ME
・YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
・SUMMER TIME
・JIM DOG
・A COTTAGE FOR SALE ( ENCORE )
以上、アンコール曲を含め6曲でした。
曲毎の詳細など、また明日改めてお伝えしたいです。
蒸し暑さの湿気で、今回も小林さんのベースはよりいっそういい音でしたネ!
ではまた明日~
急ぎ御礼を申し上げます!
明日はパンの日ですよー
今日、遊びに来たおふみさんと語り合いました。
世の中の 「 普通 」 という概念とは?
「 普通 」 とは?? というテーマにまつわる小説とか映画とか漫画とか、
最近読んだそれらについて、ふたりであーれこれと。
結論的なものはありませんが、
「 普通 」 について、からおしゃべりが進み、おしまいには
日々の生活に必須なのは、あらゆる意味で ” 美 ” なのではなかろうか・・・
自分の目に映るものは、できる限り美しいものであるように・・・
( もちろん自分にとっての美しさ、ということですね )
ということで、おふみさんと、うんうんそうだね、と頷き合ったのです。
『 しあわせは 食べて寝て待て 』 水凪トリ
↑
主人公さとこサンも、どうやらそう気づき始めたようですね!
うんうんそうだねって。
応援しています。さとこサン!
新刊は vol. 3、先日買いました~
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
お気に入りのパンを買って、お気に入りの食べ方で楽しむ、味わう。
生活の中の ” 美 ” って、例えば例えば、そんなこと。
のせるお皿はどれがいいかな、
焼こうかな、香ばしいこげた匂いがいいのよね、
ジュッワーとバターが溶けきる前に、パクリッといこう。
そんな小さなしあわせのこと。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
2023年 真夏のジャズライブのご案内
先週からいよいよ気温が上がってきています。
7月半ばにさしかかり、夏を感じさせてくれる暑さがなんだか嬉しくて、
いそいそと真夏生活を開始しております。
冷蔵庫には、サツドラ強炭酸のペットボトルを常備、ついでにワインボトル
も冷やす、すぐに乾くからタオルやシーツ類もどんどん洗う、露地もの野菜
を食べる、そーめんのつゆには粗ごしトマトを( これは私だけ・・ )、お弁当
に梅干し必須、何よりうれしいのは、裸足で過ごして寒くないこと!
裸足好きにはまさにうってつけの季節・それは夏夏ナッつー!
始まったばかりの今年の真夏、みなさまの夏生活はどんなでしょうか?
そして今月は、パスキューアイランド恒例・ジャズライブの月。
夏の元気パワーに勢いをつけておきたいな、とお考えのみなさま、当店のジャズ
生演奏はとてもおススメです。
2023年 真夏のジャズライブのご案内
日時 2023年7月17日( 月・祝 )
開場 7:30pm
開演 8:00pm より
( 約50分ほどの演奏時間です )
テナーサックス : 大関 智也
ベース : 小林 浩樹
参加費 1500円 ( ワイン または お茶つき )
場所 パスキューアイランド ( 当店です )
札幌市中央区大通西17丁目太田ビル1F
tel / 011-215-9331
気になっているんだけれど・・・でもあと一歩の勇気が出ないという方も
いらっしゃるようなのですが、大丈夫です。
わたくし大関眞代がいつものようにカウンターにてお迎えいたしまして、もぎり嬢
やってますから、雑貨店にふらりと入ってみるようにライブに来てください。
ご参加のみなさまは、ジャズマニア的な方はおひとりもいらっしゃらないのが当店の
ジャズライブの一番のよいところ・笑!
リラックスしてただただ生の音と演奏を楽しんでいただきたいです。
お帰りの際に、「 あーなんだかヨカッタ!おもしろかった!リフレッシュできた! 」
って感じていただけたなら、もう言うことなしの喜びです。
スタッフ一同、こころよりお待ちしております!!
苦い涙 / PETER VON KANT
シアターキノにて。
内容、作品情報、一切知ることなく映画館のシートに座りました。
唯一知っていて、そしてただ一つの鑑賞動機、それは、イザベル・アジャーニ
の最新作、ということでした。
去年の秋のトリュフォー特集で観ることが出来た、またこれだけは観たかった
『 アデルの恋物語 』 。アデル・ユゴー( そうです文豪ヴィクトル・ユゴーの
次女 )役のアジャーニのあまりの美しさに呆気にとられ、アデルは1975年
制作なので、2022年の今作で現在のアジャーニの美貌の様を見てみたいっ!
というゴシップ心で観に行ったようなものでした。
結果、
アジャーニは、きっちりとメイクして、ですが往年の美貌のイメージはちゃんと
保っておられましたし( ホッと安心?笑 )、それ以上に、なーんとなんと
この作品は、フランソワーズ・オゾンの最新作であり、中身を知らずに観たこと
もあってか、驚きの傑作を鑑賞した次第。
( つづく )
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
フライパンにオリーブオイルを引き、スライスしたこのプチパンをこんがりと
焼いて食べるのにハマッてます!・・・とオリジナルの食べ方をおしえてくだ
さったお客様は、うちのパンを 「 けんこつパン 」 と呼んでいるそうです!
まったくそうそう!げんこつパンですネ!
今週はオリーブオイルを新しく買ったので、わたしもオリーブオイル焼きに
してみようと思います。
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのお越しを
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen
7月ですね
きのうから、7月ですね。
2023年の後半の日々も、「 日常茶飯事 」 をしっかりと愉しみながら
一日一日を意識して生活していけたら、と思ってます。
「 日常茶飯事 」 って言葉、好きです。
毎日のお茶とごはん事。
事って、仕事ではなくて、それにまつわる細々した全ての事柄、というよ
うなニュアンスでしょうか。
そして、お茶とごはん事は、季節とともにあり。
自然を取り入れ、感謝しながら美味しくいただき、
洗って仕舞ってまた明日。
日々、それさえ自分らしく愉しく繰り返すことができていれば、しあわせで健やか
でいられると思っています。
そろそろ桃が並び始めましたよ、7月。