弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

ブランデンブルク門~今と昔

2010-07-15 21:30:30 | Weblog
今年5月のゴールデンウィーク、私は妻と二人でベルリン~ドレスデン~プラハを回ってきました。
最初の訪問地であるベルリンは、たまたまドレスデンへ行くための経由地ということで、半日ほど滞在したのみですが、ホテルの近くということで、ブランデンブルク門とペルガモン博物館を中心に見て回りました。

ブランデンブルク門は、ベルリンを東西に走る大通りであるウンターデンリンデンをまたぐように設けられた門です。下の写真で見るように飾り気のない門です。プロイセン王国の凱旋門として18世紀末に立てられました。この門がなぜ有名かというと、東西ベルリンがベルリンの壁で分かたれていたとき、このブランデンブルク門がまさにその壁の位置だったからです。
下の「ブランデンブルク門(現在)」という写真が、今回撮ってきた写真であり、ブランデンブルク門を東から見ています。
そしてその下の「ブランデンブルク門(ベルリンの壁があった頃)」は、1987年、まだ東西ドイツが分離していた頃、東ベルリン側からブランデンブルク門を撮った写真です。

1987年当時、私はシリコンウェーハ会社の技術者をしていました。当時我が社をご指導いただいていた東北大の角野先生からお誘い戴き、東ドイツで開かれた学会に出席しました。東ドイツの東の端に近い田舎で、1週間にわたって国際会議が開かれたのですが、そのおりに東ベルリンを訪問しました。このときに撮ったのが下の写真です。
門のすぐ向こうに白い壁が見えます。それが「ベルリンの壁」です。ベルリンの壁とカメラを構えた位置との間は無人地帯になっています。若し私がこの領域に入って壁に向かって走ったら、あっという間に取り押さえられるか、下手をすれば射殺されていたはずです。
ということで、「ベルリンの壁を東側から見た」というのは私の自慢の一つなのでした。
 
ブランデンブルク門(現在)

 
ブランデンブルク門(ベルリンの壁があった頃)

ところで、今回の訪問で宿泊したホテルは、昔の東ベルリン市内に位置するWestin Grand Hotelというホテルでした。その玄関を出たすぐのところに、ベルリンの壁の一断片が置いてあった(下写真)ので、記念写真を撮りました。

コメント (2)
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