弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

サッカー日本代表

2006-05-13 00:05:44 | サッカー
ワールドカップ開催まであと三十数日に迫ったようですね。盛り上がりはどんな様子でしょうか。
私は最近は日経新聞を読むのみで、他の新聞やテレビをほとんど見ていません(ブログをはじめるとテレビを見る余裕がなくなります)。そのせいもあるのですが、ワールドカップの盛り上がりを感じることができません。
フランス大会は初の本大会出場、日韓大会は地元開催ということで盛り上がりましたが、3回目出場の今回は醒めてきたのでしょうか。それとも私の知らないところで盛り上がっているのでしょうか。

まず第1に、Jリーグが代表強化に非協力的であるように思います。強化試合や強化合宿のために便宜を図っている様子が見られません。ジーコがぼやくのも無理ありません。

最近の日本代表は強いのか弱いのかよくわかりません。ストレスを感じる試合が多いです。そのわりに、最近は「ジーコやめさせろ」といった文句があまり聞こえてこないのですが、それをもって「醒めている」といっては言い過ぎでしょうか。
私が「ジーコやめろ」と思っているわけではありません。私は基本的にジーコを尊敬しているので、冷静に監督としての能力を評価することが困難なのです。ジーコで負けるのならしょうがないか、と思っているところがあります。この話はまた別の機会に。

先日のブルガリア戦での1失点目。速攻を受けた日本は日本左サイドでボールを持った相手と日本ディフェンス(中澤)が1対1になり、間合いが開いたままのところでセンタリングを入れられ、詰めていた相手のゴールを許します。
日本のディフェンスは、ボールを持った相手に対してまず突っかけていきません。ペナルティエリアに入ってさえそうです。いいようにパスを回されます。それにひきかえ、対戦する相手ディフェンスは一様にボールを持ったフォワードを潰しにかかり、日本の攻撃が中断します。このようなディフェンスの対応の差にいらいらさせられます。
日本のディフェンスは確信しているところがあって、早い段階で潰しにいくと逆に抜かれてしまうと固く信じています。これは「1対1では相手の方が強い」と信じていることになります。そのような認識のもと、守備は常に組織的守備に徹し、ボールを持っている相手に無理に当たらない、という姿勢で一貫しています。
ところが、先日の1失点目の場面のように、速攻で守備の人数が足りない場合にどうするかです。ボールを持つ相手との間合いがあれだけ開いていたら、シュートコースを潰す位置に入っていたらフリーでセンタリングされてしまいます。
この点は先日の新聞解説でも問題にしていました。

3バックか4バックかの問題。
フランスワールドカップの頃、「3バックは4バックより守備的」と聞いて頭が混乱しました。3バックはセンターバックが3人という意味であり、4バックはセンターバック2人とサイドバック2人を合わせて4人、と聞いてはじめて納得です。
ジーコは4バックを指向しているらしいですが、私が見る限り3バックの方が安心して見ていられます。4バックの場合、サイドバックが守備に追われ、なかなかサイド攻撃を見ることができません。日本は加地もサントスもサイド攻撃と守備を両方タフにこなすというタイプではありませんし。
先日の新聞解説で同じコメントを見つけ、取り敢えず納得しました。

立ち上がりからの4バックは不賛成ですが、ビハインド状態で3バックから4バックに変更した場合は何回か成功していますね。負けを恐れずに攻め込むべき場面ですから、「3バックより攻撃的な4バック」がまさに機能します。センターバックの田中誠が退いてフォワードなりミッドフィールダーが入ると、「いよいよ4バックで逆襲か」という気分になります。ブルガリア戦での1得点も確かこの状態で生まれましたよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする