激しい雨音に時々目が覚めたりと、番屋での寝苦しい一夜が明けた。
屋根を打つ雨音は、枝を張って天を覆うケヤキの巨木から滴り落ちる雨垂れだった。
相変わらず小雨は降り続くも降雨量とすれば僅か、川の水位も昨日と殆んど変らない。
午前中ヤマメ釣りをする予定でいたオラは、何故か意欲が湧かず皆と別れ早々に帰宅する。
昨今の暖かさと適度の湿りで、庭先のタケノコが生長を始めた。
去年まで遠慮がちに細いものが数本程度だったのに、今年は堂々たる太ものが含まれる。
しかもあらぬ方向へ地下茎を張り巡らせているようで・・・。
まだ隣地への侵入がないから、ま、いいかと・・・。