予報どおり天気は下降気味、午後になると小雨が降り出す。
北上川某支流、偶然にもその近くに居合わせた仲間数人が急遽集うことになった。
釣り好きの仲間たちが造ったと言う簗場の番屋、そこが今宵の宴の場。
そこには囲炉裏が切ってあり、炭火を起しておくから人数分釣って来いとのお達し。
14:30、午前中某名手が綺麗に浚って行った某橋の前後に入る。
橋直下の早瀬から1尾出た後は、狙いのポイントからはさすがにウンともスンとも音がない。
ヘチを攻めた時に、数センチの稚魚が煩く纏わりつく程度で引き舟の中は一向に増えない。
橋上流200mの平瀬に移動、対岸のヤナギの際を攻める。
型は小さいが、ポツポツと釣れて、実釣2時間でなんとかツ抜け。
そして宴は始まった。
炭火でじっくり焼くヤマメのあまりの美味さ、今さらながら感動のオラ。
酒が進み、釣り談義に花が咲き、楽しいひと時は過ぎていく。
外は時折雨脚が強くなるのか、屋根を打つ音が激しくなって・・・。