秋田駒ヶ岳連峰、烏帽子岳
久しぶりに穏やかで、五月晴れのいい日和だ。
昨日南畑池から遠望した秋田駒ヶ岳の景観が、オラの中に眠っていた何かを目覚めさせた。
突然山を間近に見たい衝動に駆られた。
かと言って、本気で登山をするには装備にも体力的にも問題がある。
それじゃぁと言うことで、岩手山の山懐、網張温泉からの眺望で我慢するかと・・・。
秋田駒連峰の眺め、男子滑降コースの高倉山、手前に女子滑降の小高倉山、その西に三角山、その奥に見えるのは駒ケ岳主峰から従走路辿ってきた笊森山か、あそこの鞍部には千沼ヶ原の高層湿原が広がっているはず、そして独特の山容を見せる烏帽子岳(乳頭山)、いつ眺めても優しく懐かしい山塊である。
山歩きにトチ狂っていた青春時代のあの日のことが、鮮やかに蘇ってくる。
しかしあの頃、いつも行動を共にしていた山仲間は、既に二人も逝ってしまった。
必ずいつか追悼の登山を試みたいと思いつつも・・・。