下前田温泉下の早瀬
早朝の峠路は気温10℃を前後し、霜が降りたかのように朝露が光る。
山の景色が黄ばんで見えるのは、いっぱいの朝日を浴びているからばかりではない。
トチや一部のブナ科の高木、山葡萄などが、紛れもない黄葉を見せているから。
通い慣れた阿仁川アユ釣りロード、容赦のない季節の移ろいを感じさせてくれる。
地元S氏と合流したオラは、解禁当初から釣り人の途絶えることのない激戦区白坂へ。
かなりスレているのか、やっとオトリが替わっただけで、あえなく敗退。
次は大渕・・・、歩いて歩いてシモのトロ尻、災害復旧工事現場の目の前でやっとツ抜け。
最後は下前田温泉下、やや良型をなんとか4尾追加で本日は時間切れ。
クインス森吉でひとっ風呂浴び、食堂で飯を食う。
生B（大）が乾き切った喉を潤おし、五臓六腑に沁み渡ったところで、突然の睡魔に襲われる。
予約していた宿の前に停めたクルマの中で意識が遠のいて行った。
なんだかずぅーっと雨音がしていたような・・・。
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