立ち込めていた霧が晴れていくと、青い空が眩しい。
暫くなりを潜めていたアブラセミも思い出したように鳴きだした。
大石、ブロック、流木などがチャラ瀬の中に乱雑に転がる小又大橋シモに入る。
障害物をかわしながらオトリを泳がしてみると、18~20センチと昨日に比べ小粒ではあるが、いい追いを見せてくれた。
こっちのヘチ、あっちの瀬頭と歩いて、午前の部は20を超した。
午後移動してきたのは、昨日に続き浦田橋。
昼飯もそこそこにして、さっさと川に入るが、見た目は同じでもなんだか様子が違っている。
殆どハネも見られず、サカナの気配が感じられないのだ。
1時間以上も費やした頃、波立ちの浅場から16センチほどの痩せアユが出た。
昨日はこんなヤツはいなかったのに・・・。
まだ高いままの水位、こんなはずはないと必死にあちこち漕ぎまわるオラ。
忘れた頃に、今の阿仁川からすれば良型の部類に入る24センチが・・・。
しかし真夏を思わせる陽射しに首筋を炙られながらの2時間半、たった4尾と最悪の結果。
昨日夕方、この場所を紹介した八戸の方に悪いことをしたようで・・・・・。
次は桂瀬橋直下の広大なトロ尻。
早い時期に狙えば面白そうな場所だが、投網の好ポイントでもあるため、現在の魚影はさほどでもない。
それでも掛かるアユは小粒ながらも、黄色みを帯びた元気アユ。
日が樹林の陰に回り、目印が見え難くなったため、早めの竿仕舞い。
昨日の集中打とは違って散発に終わった本日、西の空が夕焼けに・・・。
2日で70尾超はオラとするなら出来すぎかも・・・。
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