桐の集成材から木取りします。左下二枚の板が切り板の材料です。
二枚の板を接着剤で張り合わせます。これは一枚板ですと、どうしても反りが発生します。
二枚の反り方向を逆に張り合わせることで、反りをキャンセルさせます。
接着剤を塗布し、クランプで圧着します。このクランプは自家製です。
更に圧を加えるためにFクランプで圧力を加えます。
この状態で二四時間、圧着します。
接着完了です。板をずらしてあるのは、ここに切り板のストッパー(切っている時切り
板がずれないようにする板)を取り付けるためです。
ストッパーを接着し、仮留め釘で固定します。
木口を切りそろえます。
木口に反り止めのはしばみを取り付けます。
切り板の幅を決めます。
鉋で面取りします。
平面性をチェックします。
#240と#400でサンディングします。
一度水拭きをして、再度#400でサンディングして完成です。
板の端にストッパーが付いているのが分かるでしょうか?
これが意外と効果を発揮して、便利です。
友人曰く、『すーさんの親戚にすごいオッサンが居るねぇ。ホンマに半端なオッサンとちゃう、凄いわー』と。
当方も嬉しかったですよ。
なお、蕎麦打ち板の製作過程も十二分に凄いもんですね。
このサイズ35x70cmのまな板はなかなか無いのでよく頼まれます。