遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

組み上の工程

2005-07-02 | 木工の部屋
 組み上 1



 足(板の補強材)にビス穴の墨付けをします。

 これ以降、作業はサンディングマットの上で行います。
 これは、直接作業台に部材をおくと、木くずなどで傷つく恐れが
あるためです。 

 組み上 2



 φ7.5mmのダボ用穴をあけます。

 組み上 3



 ビスで仮組します
 必ず、サンディングマット(毛布等も可)の上で作業します。
 板面に傷が付くと、その傷は蕎麦の麺帯に写ってしまいます。

 組み上 4



 仮組の段階で平面性をチェックしてみます。
定規との隙間から漏れる光で平面度を確認します。
紙1枚入っては失格です。

 組み上 5



 木っ端にシナの木でできたテープを貼り付けます。

 組み上 6



 木口補強に檜の部材を木工ボンドで接着し、仮り止めクギで固定します。

 組み上 7

 
 
 板に足をボンドとビスで本組します。
 無垢材を接ぎ合わせた板の場合、湿度の変化で収縮、膨張します。
従って、補強材は板に固定せず、アリ溝を掘り、アリ桟加工をした
補強材をはめこみ、板の収縮をキャンセルする構造にします。

 しかし、ランバーコア材の様な合板は湿度による変化は無視できる
レベルですので、低コスト化と工期短縮のため、接着剤とビスの併用
としています。

 組み上 8



  ビス穴にダボを打ち込みます。
 蕎麦打ち板は表面保護のため、通常裏面をみせて立てかけておきます。
 従って、裏面の処理も重要です。
 今回は、ラミンとチークの丸棒からダボを作りました。
 なお、ダボの直径は8mmとダボ穴の7.5mmより太い棒の先端を
 面取りして打ち込みます。

 組み上 9


 ダボを切り取ります、この鋸は「あさり」が片面にしかなく、木に密着
 して切っても木を傷つけることがありません。

 組み上 10


 
ドレッサーで面一にします。

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