会津のアパートには最小限の家具等しかありません。
スパイスなどはシンクの下などに格納しており、探すのが不便です。
そんな訳で、スパイスラックを作ることにしました。
ただ、週末だけの作業ですので、2日間で作成出来る構造にしました。
以前の記事でご覧頂いた画像です。
デザインを考えます。
シェイカースタイルの変形としました。
6mmの合板でテンプレート(型)を作ります。
左右対称な家具では必ずテンプレートを作りま
す。テンプレートによる倣い加工で左右同形に
作るためです。
ジグソーでテンプレートを切り出します。
その後ドレッサーで整形します。
側板に棚板のほぞ受ける、溝をトリーマーで掘
ります。
8mmのストレートビットを使います。
テンプレートで墨付けし、側板をジグソーで切り出します。
ゆっくりと、墨線の外側1mmを切ります。
切り出した部材(側板)にテンプレートを取り
付け、フラッシュトリミングビットを用いて、
倣い加工します。(倣い加工とはテンプレート
に沿って同形に削ること)
ルーターテーブルで棚板の段欠きをし、
ほぞを作ります。
一部胴つきですので、余分な部分をバンドソー
で切り取ります。
棚板、側板にモールディングします。
今回は一番簡単な、面取りだけです。
部材が出来上がりました。
部材をサンダーでサンディング(#240)します。
仮組みです。ほぞと、ほぞ穴を鑿で調整し、ゴ
ムハンマーで叩き込み、仮組みします。
接着剤をつけて本組みです。
はたがねと、自家製クランプでしっかり締め付けます。
はみ出た接着剤はすばやくふき取ります。
シェーカーのイメージとは少し異なりました。
シェイカーのデザインはハンギングが基本でしたが、
据え置きでも使えるようにしたためです。
塗装はオスモのエキストラクリアーとノーマル
クリアーです。
植物性のオイルで、安全性に心配は要りませ
ん。
よく刷り込んでから、耐水ペーパーでオイルサンディング
します。
オイルをふき取り、よく乾燥させて出来上がりで
す。
ニスとかウレタン塗装は木を触るのではなく、プ
ラスチックの手触りです。
オイル塗装は木の感覚がストレートに味わえま
す。