goo

財界も脱原発に

『財界も脱原発へ始動・日立と三菱の連携』

 

本澤二郎

自分は現在日本の政治家として思想・資質・構想力・行動力・先見力・人間性・運気の強さ、などどれをとっても小沢一郎の右に出る者はいないという観念を持っている。

 と同時に、数いる政治評論家の中で、最も自分の考えに近い論旨を展開する本澤二郎という人物のファンでもある。

 今日はこの本澤氏が論理展開する『財界も脱原発へ始動』を自分の意思をも加えながらご紹介致したいと思う。

財界も脱原発へ始動

 経済音痴のもとへ最新の大手町情報が送られてきた。書かれている内容が事実なら真にいいニュースである。

『財界が脱原発に舵を切った』と言うのである。ということは、今度の総選挙で原発再稼働派の民主党は云うに及ばず、続いて原発稼動派の自民党や原発促進派の維新の会に対して、金と票の支援をしないか、薄めることになる、と言うのだ。

 どうしてか?「財界人の多くは原発ではもう食えない」ということが解かってきた、と言うのだ。

 そういえばアメリカはシエールガスに切り替わる。福島の3・11原発の影響は、国際的広がりを見せている。

 各国とも原発は、核のゴミひとつとっても深刻な負の遺産であることに気づいたからなのだ。

 

《重電の日立・三菱の連携》

 

最近、日立と三菱の重電部門の提携合体が明らかになった。「3・11の福島の大惨事がもろに影響している」というのが、その筋の解説だ。

 日本の原発ビジネスは、各国の市民・人類から拒絶されてしまった。日本での新規建設は100%不可能である。欧州も無理だ。

 アジアでも原発反対世論が大勢を占めている。中国でも無理だろう。人民が受け入れない。強行すれば人民が力で反対するだろう。

 福島事件の人類に対する「知られざる貢献」であろう。

 人類は福島原発の教訓を学んでいる。

 こうした分析から重電機メーカーもビジネス認識を新たにしたようなのだ。

 「日立と三菱の連携」は経済界のみならず、関係方面に衝撃を与えている。性能の良いガスなどの火力発電機の開発に力を入れることになるという。(孤立した東芝)へ 続く

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

陸の孤島から救い出せ②

陸の孤島から助け出せ②

143回

 南相馬の避難所に避難住民を救出するバスが来たのはその日(17日)の夕方のことだ。民主党や関係者に対する俺の督促が功を奏したのか、夏井らの直談判が奏功したのかは分からんが、福島第一原発の事故と同じように、政府の対応がトロいことだけは間違いないわ。

 この間に福島県いわき市も「屋内退避」の風評被害で救援物資が届いていないという情報が入ったんで、18日、今度はトラック部隊をいわき市に向かわせた。

 バナナやミカンといった果物や、タオルやトイレットペーパーなどの生活必需品それに被災地ではどこも燃料が不足してて、避難所のストーブに入れる灯油もないという有り様だったから、ドラム缶4本分の灯油を4トントラックに積んでいわき市内の避難所に派遣したんだ。

避難所になっていた中学校(いわき市立江名中学校)ではトラックから灯油が降ろされた瞬間、歓声が上がったそうだよ。

 20日もトラック部隊はいわき市に入った。今度は10トントラック1台と4トントラック2台でな。10トントラックには水、4トントラックにはそれぞれコメやインスタントラーメンを積んで、いわき市内の避難所になっている体育館や中学校を回った。

 「ただ物資を搬入する」と一言で云っても、10トン分の水をトラックから降ろすとなると、これが半端でなくキツイ作業になる。

 現場に行ってる(「G-RISE日本」の)メンバーは運転手合わせても十数人だ。おまけに皆、連日の救援物資の運搬で流石に疲労が溜まっていて、受け取る避難住民たちはそれ以上に心身ともに疲れきってるわけだ。

 それで俺が、昔からの知り合いの地元の顔役に「ちょっと若い衆手伝いに出してくれねえか」って頼んだら、元気なアンちゃんたちを20人もよこしてくれたよ。

 いわきの避難所を回り終えた後、残りの物資は北茨城の市役所に搬入して、とりあえず緊急の救援活動は終わりにした。そのころには少ないながらも、政府や行政からの救援物資が避難所に届くようになり始めたし、それまで被災地入りできなかった一般のボランティアの救援活動も,この後本格化するだろうと思ったからな。

 (この国の政府に苦労させられる日本人)へ続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )