片山さつきが語る舛添要一の本性・ニ・

〔離婚翌年、彼女はマルマンの御曹司片山氏と再婚、その夫婦仲は
つとに有名である。そして２００５年代議士に。

一方の舛添氏は二人の女性に出産させたものの入籍せず、後に別の女性
と結婚、２００１年、小泉旋風下で参院議員に初当選．安倍内閣で厚
生労働相として初入閣。福田、麻生内閣と続投した。〕

彼は最初は小泉さんを評価していた。ところが小泉人気が一時かげりを
見せた２００９年頃に一転して批判するように成る。安倍さんの時も参
議院選中から支持率が落ちると徹底的に批難した。

つまり、弱き状況にある人に強く出た。かと思えばその安倍さんに厚生
労働相を打診されると喜んで引き受けたりしている。

彼の新党には郵政族や、郵政民営化に反対して自民党を離党した人もいる。そう考えると、民主党政権が進めている「郵政改革」支持政党という事になります。でも、彼は民営化に賛成していたんですよ。

彼にはこの改革を実現したい。ぜひとも成し遂げたい、といったものが
有るんでしょうか？改革派と言っても彼のどの実績がそれにあたるん
でしょうか？専門分野はあるんでしょうか？

社会保障の分野ですら彼以上の論客は自民党内にはいくらでも居ます。
〔週刊文春・２０１０・５・６号拠り要約〕・・・以上片山さつき氏・述

（永人論旨）以下敬称略。

朝長さつき〔現片山さつき・５１歳〕は稀に見る記憶力の良さで、東大法学部を出て大蔵省キャリアになった。

一方舛添要一も東大法学部政治学科を出て、フランスへ留学、経歴そのものは真に申し分がない。ただ東大助教授時代に大学側の体制を批判して辞職させられている。

事ほど左様に致命的なのは非常識な言動、人間性の欠陥、情緒不安定、独善主義の異常性格者、精神に病を有する者であるという事だ。世間の誰もが『変わり者だ』との印象を持っているだろうが、彼を精神病者と断言して憚（はばか）らないのは私だけかも知れない。

舛添要一なる人物の人間性を研究すれば学窓を巣立ってから今日までの異常行動は総（すべ）て姓名画数と一致し、納得がいくのである。

舛添要一（６・１２・９・１）運気１０点大凶名。
天格：舛添　　１８画
人格：添要　　２１画。成功運の凶により大吉から凶に代わる。
地格：要一　　１０画。大凶。
外格：舛一　　　７画。三才の配置により、吉に凶を含む。
総格：舛添要一２８画。大凶。

成功運：天〔八〕―人〔一〕大凶。運命抑圧を受け、不伸、不満の結果、
脳を冒（おか）され、健康を害す。

基礎運：人〔一〕―地〔十〕大凶。一時順調に伸長するも、何時しか流亡病弱のおそれあり。

三才の配置：天〔八〕―人〔一〕―地〔十〕大凶。第三型準絶対的短命運。他動的、外傷的要素により、難を受けやすく、長患，難治の病を得て天寿をそこなう。・・・三へ

片山さつきが語る舛添要一の本性

朝長さつき（１２・８・３・１・４：ともなが・さつき）運気１５点。
総格２８画:遭難険悪運。準寡婦運。

１９５９年５月９日生まれ。父親は数学者で宇都宮大学名誉教授の朝長康郎氏。東大法学部卒。在学中ミス東大に選ばれる。
◎ これまでも舛添さんに付いて喋って欲しい」という求めはありましたが、いずれもお断りして来ました。彼とは自民党の同士でしたから

しかし今回彼はその自民党に後ろ足で砂をかけるようにして離党していった。だが今回は、私の知る彼の真の姿をお話しても良いかなと。

彼は新党を作っていったい何をしようというのでしょうか。カネのかかる政治との決別、憲法改正、日米安保を機軸とした外交・安全保障。

掲げる政策を眺めて見ても、どれも自民党がやろうとしていることと変わりはない。しかし、彼が自民党で道州制の議論を先導したとか、実現に向けて汗をかいたとか、そんな話は聞いた事がありません。

社民党の福嶋さんや、国民新党の亀井さんはテレビに映る機会が多い。
結局、彼もテレビに出たいために党首になりたかっただけではないでしょうか。利用できるものは何でも利用する人でしたから。

私との結婚も、大蔵省の女性キャリアと言う私の肩書き立場を利用したかっただけなんだろうなと、今改めて思います。

〔片山氏は東大卒業後、大蔵省（当時）にはいった。女性初の主計官として注目を集め、２００５年代議士に転身。大蔵省官僚時代の１９８６年、舛添要一氏と結婚。後に離婚している〕

近藤鉄雄先生〔大蔵省ＯＢの元労働相〕に紹介されてのお見合い結婚でした。私が２７歳の時の事です。慌しく始った結婚生活でしたが、平穏だったのは最初の数週間だけ。

『遅く帰ってきやがって』突然、彼は怒り始めたんです。
いきなりキーッとなって、理由も無く怒鳴る。一方的にまくし立てて，私の言うことなど一切聞かない。話し合いにすらなりません。

その辺にあるものを手当たり次第に投げつける。

またある時は、いくつものナイフを私の目の前に並べた。ナイフの収集が趣味だったんです。しかしそのうちの一つの刃先を私に向けたことまであります。充分すぎるほどの威嚇行為でした。

彼は体も大きいしワーッと大声で攻め立ててくるので恐かった。ただただ恐かった。着の身着のまま、タクシーで実家に戻った事もあります。

結局、結婚から３ヶ月ほどで、弁護士に離婚を相談しました。すると弁護士の調査で彼には愛人が。そして彼女が妊娠中であることも分かった。
私から離婚調停を申し立て、正式に離婚が成立したのは結婚の２年３か月後でした。

調停にしたのは、籍を抜きたいといっても向こうが話し合いに応じなかったことと、離婚の原因が彼にあることを、はっきりとさせておきたかったことが理由です。・・二へ

枝野幸男の脳神経

昨年の今頃〔２００９年６月２８日〕は民主党政権が誕生すれば、国民に初めて日の当たる政治が行われ、生活に安定と安心をもたらす善政が施され、特に後期高齢者保険制度の廃止、子ども手当ての創設など、これまでの自公政権に変わるいい政治が期待されるから、と多くの知り合いに民主党への応援を頼んでいた。

みんなの頑張りと期待感で、衆院選は民主党は大勝利、初めて選挙による政権交代が達成された。

ところが鳩山由紀夫総理の総格３４画という万事行き詰まりの身を滅ぼす運で多くの国民の期待を裏切り、就任後たったの９ヶ月に満たない自爆的退陣により、小沢をも同時辞任させて大いにガッカリさせられた。

後を受けた管　直人代表から任命された民主党新幹事長、枝野幸男は、小沢一郎前幹事長を大人にしたら、まるで子どもの雰囲気と実力しか持ち合わせておらず、玄葉光一郎(運気１０点。物事を割る特性のある大凶名者）という人相の良からぬ、消費税増税主義、独善主義者の復活政調会長への就任と相まって真に頼りない気がしてならないのである。

今、巷(ちまた）ではこの子どもの枝野幸男が刃物〔幹事長権限〕を振り回して、大のまともな大人達を傷つけていると揶揄されている。

これはとりもなおさず、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫と同じ総格３４画のなせる業であり、『まともではない脳神経』で枝野の口から何が飛び出して来るのかに大いに関心を持っていた。

２７日夜九時のNHKニュースで、民主党の枝野幹事長が、『参議院選挙後に政策の似ているみんなの党をはじめ、他の党にも連携を呼びかけ、
場合によっては政策の一つ一つで協調できるものについて協力しあうことを含めて前向きに検討して行きたい』と話していたが、思わず耳を疑った。

なんたる事を言うんだろう！！自分は圧倒的多数の民主党という与党の幹事長だろう！しかも今参議院選は始ったばかりの４日目である。

投票日まではまだ二週間近くもある。文字通り、天下分け目の戦が続くのだ。そうした大事な時に、「今から負けを認める形」の他党への連立、連携の呼びかけなどもっての外だろう。

気が狂ったのか！！実に嘆かわしい。民主党が負ける理由などないのである。若し負けるとすれば、今夜の枝野幸男のような幹部の『心ない馬鹿発言』と管　直人の消費税率引き上げの発狂発言で、国民のヒンシュクを買い、票を減らす事が原因だろう。

枝野の発言は、一生懸命に戦っている民主党の候補者各位に失礼な物言いだろう。政権党として最も多くの候補者を擁立している民主党の幹事長なら票を増やす心のこもった物言いが求められる筈だ。

国民がそれぞれの立場で、真剣に明日の日本、明日の我が身を考えている時に、国会議員は政治ごっこをしているような、稚拙な言動が目立ちすぎるし、くだらない議員が多すぎる。やはり国会議員は半分でいい。直ちに歳費も半分にすべきだ。

枝野幸男（８・１１・８・７）総格３４画。万事行き詰まりの破家亡身、最悪の運。表面安定、内実叱らず、何時しか不安に巻き込まれ、急変の兆し多し。短気で怒りっぽく、周囲に悪印象を与えがちで、障害困難しきりに及び、病厄に斃（たお）れることを暗示する。独断、独善に過ぎて他と不和を生じ易くす。

無見識で品性下劣、まとめ役に不向きの男であり、陰湿な理屈屋の印象で、この男に国民は安心感を覚えることは無い。

管　直人の人を見る目の無さがこの男を幹事長にし、結果として管自身の足を引っ張り、国民に不幸をもたらす脳神経異常の男だ。全く困った者だ。

選挙の後は？

ようやく選挙戦の幕が切って落とされ、初めての日曜日を迎えた。

思えば三年前の参院選で民主党が圧勝して以来、衆参のねじれ現象を作って、長年の悪政を施してきた自民党を昨年の衆院選で大きく破り、国民は初めて自らの手で政権交代を成し遂げた。

自分達の党がなにをするのかを明確に出来ないまま『政治とかね』一辺一辺倒で民主党攻撃を仕掛けてきた自民党は、まさかのまさかで、鳩山、小沢の二人にやめられ、何をポイントに戦いを進めて行ったら良いのか全く困り果てる状況に陥ってしまった。

マスコミ、新聞は相変わらず、自民党を勝たせるため、トンチンカンな報道を始めた。
自民党の言う消費税率上げ１０％は国民に支持され、
民主党・管首相の主張する消費税率上げ１０％は国民の支持を得られないと
言わんばかりの矛盾した下記の記事である。

◎消費税を１０％にしようという自民党の獲得議席数が増え、同じく消費税の税率上げに言及した民主党の議席獲得数は伸びない。

◎ 民主党管内閣の支持率は消費税率上げの影響で、一週間に１２％も急落した。しかし早くから１０％へ消費税率を上げることを主張した自民党は確実に議席を伸ばす。

◎ 政党支持率は民主党は自民党にダブルスコアーで差をつけている。つまり自民党は民主党の半分の支持しかないのに、参議院の議席数は伸びる。

７月１１日の参議院選で何とか、民主党の単独過半数を阻止したいがために、大新聞はこぞって、単独過半数の獲得は無理だと、一斉に嘘記事を書き始めている。しかも相変わらず全社足並みを、そろえてのことである。

しかし、この選挙がどういう結果に終わろうとも、二大政党制の片翼をになう筈だった自民党は解体状況に陥り、どうしても民主党を好きになれない一部を除いて、小沢一郎の民主党右派：脱官僚：国民生活第一派と合併する可能性が高い。

管代表を中心とする民主党左派：官僚依存：財政再建派も一部旧自民党と合併するかも知れず、本当の意味での二大政党制構築の始まりと成る政局が巻き起こる可能性をはらんでいる。

参議院を制する者が政界を制すといわれる。今度の選挙結果如何で総てが変る流れが生じて来ることは充分にある。

無給奉仕：吉野 準

若乃花が横綱になった１９９８年７月以来、日本人の横綱が絶えて実に１２年に成ろうとしている。

なぜ横綱が出てこなくなったのか？相撲社会に於ける、日本人の闘魂が薄れてしまったからであるのは勿論だが、指導者たる親方達にも、指導される弟子達にも一生懸命に稽古をして、頂点を目指そうという精神が欠けているのではないかと思う。

こうした中でモンゴル出の朝青龍が横綱になったが、弱い日本人の足元を見たものか横綱は強ければいいんだろうと云わんばかりに土俵上で横綱としての品位に欠ける態度や、土俵外での問題言動が多く、引退せねば解雇という状況に至って、朝青龍は退職金の出る引退を選んだ。

勿論前代未聞であるが、力士に対する指導の面で親方のやり方に問題ががあるのは当然だったが、その上層部の態勢が、問題発生の原因を成していると思われる。北の湖や武蔵川理事長の指導力不足、見識不足、決断力の無さ、世間知らずの独善主義が招いた諸問題が多いと言える。

日本人の横綱不在とこれらの問題は何かの関連があるのではないかと思っていたが、最近表面化した野球賭博、暴力団との関係、そうした公益法人日本相撲協会の存続すら危うくする事態の表面化で、心ある相撲ファンは大相撲の行く末を本気で心配している。

こんな事件が内包されていたせいか、相撲協会の理事に検察出身の村山弘義氏がいたり、今回、元警視総監の吉野　準氏が無給で監事職を勤めたり、何か協会に不都合が有ってそうするのかと穿（うが）っていたが、今回の天皇賜杯が泣くような不祥事は、相撲協会の生き残りを掛けて根幹を改める必要に迫られている。

吉野　準氏によれば、これまでの相撲協会の内部調査というのはまるで少年探偵団のようなもので、今度の件に関しては野球賭博、暴力団との癒着、恐喝等、れっきとした刑事事件であることから『警察力の導入は避けられない』という。

元横綱朝青龍暴行事件の時、一部の理事から

「警察の捜査を待った方がいい」と言う相変わらずの甘い意見が出されたが、

すかさず吉野氏が
『そんなんじゃ駄目だろう！！この事件は単純な事件だから、捜査を待たなくても処分は出来る。事件の内容如何ではなく、判断基準を“横綱の品位”に置けば、解雇できるんだから』とはっきりとモノを言ったのである。

その結果、引退勧告、応じなければ解雇という結論が多数決で採決されたのである。

今度のことは違法な賭博であり、暴力団関与がはっきりしているゆえ相撲協会の『少年探偵団』では手に負えない。やはり警察の手を借りるべきなのである。

協会は折角、元警視総監吉野　準氏のような正義と奉仕の精神の篤い監事を得たのであるから、その知恵を拝借して、解体的出直しを図り、一日も早く日本国技：大相撲の復活にいそしんでもらいたい。

日本人横綱皆無の『モンゴル相撲日本支部』のままではいけない。
このままではファンが遠のくばかりだろう。　―終わり―

耐え抜いて・ニ・

常任幹事たちは渋々了承したが、腹の中は不安で一杯だった。衆議院の比例で自由党は５００万票以上を獲得していた。民主党と合併すれば、民主党の候補者と共に比例区名簿に載り、競争が厳しく成る。そんな思いも有った。

小沢は自由党議員の気持ちは痛いほどわかっていた。
それでも『政権を取るためなら致し方がない』ことだと割り切っていた。

「民主党との話し合いで私は何も異論を挟まないで民主党の言う通りにしたんです」

「我々が耐え忍べば政権への道が開ける（小沢一郎政権奪取論）
今から７年前の話だが、『政権交代実現という共通目標』を抱いて極秘交渉を続けた管　直人・小沢一郎の情熱と、自分の軍団の反発を覚悟の上で不利な条件を受け入れた闘将小沢一郎の忍耐が、民主党を政権政党に押上げたエネルギーの根源にあることを我々は胸に刻んでおきたい。


『親小沢』・『反小沢』というのはメディア・マスコミにとって話を作りあげる点で便利な分類として用いられている。しかし、人間関係というのはそれ程単純化できるものではない。しかも人の心は絶えず変化する。

同じグループ、同じ組織、近い信条の持ち主の間に、『近親憎悪』が生まれる事があり、所属組織が敵対関係にあるのに個人同士は親しい場合もある、というのが矛盾に満ちた人間社会の面白さでもある。

『政治とカネ』という言い回しは、マスコミが民主党と小沢一郎、を追い落とす為に作ったフレーズで、これほど悪意に満ちた響きを感じる言葉もない。この一年半、この言葉が、新聞、テレビに出てこない日が果たして何日あったのだろう。

大久保逮捕、石川逮捕、池田逮捕、いずれも検察の思い込み逮捕である。
マスコミのでっち上げ報道、検察審査会による言いがかりの起訴相当。

小沢一郎は耐えに耐え、
一、 民主党代表を降りる。
二、 幹事長を降りる。
三、 無役になる。・・・・２０１０年６月１６日現在であるが

それでもマスコミは小沢一郎の議員辞職、政界引退さえ迫るような記事報道である。もとより国民は『政治とカネ』特に自民党側の不正に大いに関心がある。

より悪質、より大勢のカネまみれの自民党側に一切のフタをして、小沢一郎攻撃のありもしない『政治とカネ』という表現そのものと報道姿勢は直ぐにもやめるべきだ。

やるなら公正に公平に所属の党に関係なく、疑惑の自民党全議員をも対象にした政治とカネ報道をすべきである。

『政治とカネ』を通り越して『報道とカネ』を問題にしなければならない。なぜなら、民主党と小沢潰しの為に自民党から報道側に流れた金がタレント、キャスター、コメンテーター、政治評論家など広範囲で長期に亘り莫大な金額に上るからである。

静かな心で、報道のあるべき基本的義務感に目覚め、事実のみの報道を心がけるならば、メディアの報道の『ありよう』も変わってくるのだが。

それにつけても小沢一郎は良くぞ、耐えに耐え、今の今もひたすら目的に向って行動し、耐えて耐え続けている。

目的達成の為にはいつでも何でもきれいさっぱり捨て去る心意気。
運気１００点の男にしてなせる業（わざ）なのであろう。　　ー終わりー


◎参議院選。私は無駄を省けば上げなくてもいい消費税増税には絶対反対です！！
その上で、改革の火を消さないように民主党へ投票します。

耐え抜いて

　　　　　　（民主党と自由党の合併極秘会談に見る菅直人と小沢一郎）

民主党との合併に伴い、小沢一郎の自由党が解散したのは、正式には２００３年９月２６日の事である。

両党議員に反対意見があり、難航を極めた合併交渉。その年の１月から協議が続けられたが、まとまらず、５月には決裂した。話は壊れたと誰もが思ったのである。


しかし、７月２３日深夜、民主党の菅直人代表と自由党の小沢党首は合併の合意書に署名した。７月に入り、管と小沢が極秘の会談を続けていたのだ。

２００３年７月２４日、午前１１時から開かれた自由党、常任幹事会は反発の声が相つぎ、大もめになった。

極秘交渉を知っていたのは側近数人だけだった。その他の議員は合併合意を伝える新聞、テレビの報道で知った。しかも、合意文書は自由党にとって「屈辱的」な内容だった。概略は次のようだった。

民主党を存続政党とし、菅直人代表ら執行部の顔ぶれをそのまま継続する。自由党は解散する。〔こんな提案は運気１００点の小沢一郎なればこそ出来るのであり、間違っても運気１０点の管　直人には出来ない〕

当時の合意に至るまでの心境を小沢はこう振り返る。

「自由党のままでいるのが、政策的には一番純粋だし解りやすい。仲間にとっても自由党でいる方がハッピーだった。しかし、自由党が多数を取って政策を実現する為には時間が掛かる。ところが日本に残された時間はそう長くない。私もそんなに若くもない」

大荒れを予想して望んだ常任幹事会の模様を小沢の懐刀、平野貞夫は「平成２０年史」で以下のように再現している。

司会は藤井幹事長、小沢党首が経過を説明して「日本再生の為、残された時間は少ない」と持論を延べ、無条件降伏ならぬ、「無条件合併」の了承を求めた。

突然というよりも突飛・突発的で、誰もが想定すらしないことであり、

賛成する常任幹事は誰もいない。小沢党首と藤井幹事長は「平野、お前何か言え」と眼で合図してきた。ここは何としても全員を納得させなければ、と困り果てた。

そこで思いついたのは敗戦後、倫理運動を始めた丸山敏雄（１８９２～１９５１）先生の『得るは捨つるにあり』の教えだった。

『一切を投げうって、捨ててしまう』そういう心境に立ち至った時、
人は何ものかを得る事が出来る。平野は小沢の気持ちを『この言葉』でその場の全員に必死に伝えたかったのであろう。・・・・二へ

加藤和枝（美空ひばり）の旅立ち・三・

後運（総格）：美空ひばり２７画：大凶。

２７画の霊導。自我心強く、批難運と称し、非難攻撃を受け、失敗する者多し。中絶半途中折れの象あり。中年頃までは、智謀と奮闘と努力とによりて名利共におこなわるることあるも、内外不和を醸して発達成り難く、例え自身温順なりと言えども、裏面の陰口批難を免ることなし。

或いは他運との関係により、刑罰，遭難、変死、孤独に陥る事多し。

加藤和枝も絶対的短命運で良くないが、さりとて芸名の美空ひばりの運気も負けず劣らず悪い。しかし、芸能人はほとんど芸名が浸透して運気を支配するのは『芸名による所』が多いのは当然のこと。
従ってたとえ本名が良くても芸名が悪ければ、その悪い方の運気が表出されるのである。

◎ こうして、午前１時２０分にスナックを出て解散した。タクシーで三井海上火災の支店長さんを自宅へ送り、代理店の社長さんに送られて私は午前１時４０分自宅へ戻った。

翌朝布団の中で、６時半頃ひばりの歌声が聞こえて来てかすかに目を醒（さ）ました。NHKのテレビから流れているようだ。寝床から朝食の支度をしている台所の家内に向って、

『ひばりが死んだのかァ！！』と訊（き）いた。

「今朝５時頃らしいよ」と家内。

『やはりなあ・・・・』

美空ひばり。　　空ひで１０画大凶
江利チエミ。　　利チで１０画大凶
赤木圭一郎。　　木圭で１０画大凶

三人とも主運〔人格〕が１０画の大凶名である。

病弱、遭難、災厄、配偶者、子との生死別等の悲運に陥り、家族縁薄き短命運である。有名人として活躍し、経済的に一般人よりも恵まれていただけで、苦労多く、子孫をこの世に残す事もないまま、亡くなって逝った。まこと運勢上は大凶名であったといえる。

小林　旭（一）〔３・８・６・（１）〕運気１０点大凶名
天格：小林１１画。
人格：林旭１４画。大凶

地格：旭（一）７画。基礎運により吉に凶を含む。
外格：小（一）４画。大凶
前運：旭　　　６画。基礎運により大吉に凶を含む。
総画格：小林　旭１７画。基礎運により大吉に凶を含む。

主運〔人格〕１４画。副運〔外格〕４画。共に大凶悪運で、ひばりとほとんど同様の運気。

但し小林の性格は火で美空の水と相剋の凶。つまり小林は人間性において美空に勝てないことを意味し、結婚の決意も、離婚の決意も総（すべ）て美空が主導した事を窺（うかが）わせるのである。ありていに言えば

二人は性格不一致、相性凶である。

美空の短命は惜しまれるが、５２歳で逝った彼女の姿は永遠にあの時のままであり、国民に一番いいところの印象しか残っていない。今７３歳になった『年配の美空ひばり』を見るよりも、永遠に『若い美空ひばり』を見る事が出来る我々は幸せなのかも知れない。終わり

加藤和枝（美空ひばり）の旅立ち・ニ・

『田端義夫と岡　晴夫の唄も唄いましょう。しかし最後はやはり美空の唄で締め括（くく）りますから』と言ってまた舞台へ上り、唄い始めた。

三井の支店長、代理店の社長、店の他の客も、ママさん達も、『美空が間もなく死ぬ』と言った私のセリフにあきれてしまい、私が舞台の上で次々と美空の唄を繰り出すのでスッカリお手上げの苦笑を浮かべていた。

加藤和枝（５・２１・８・８）運気１０点。第一型絶対的短命運

天格：加藤　　２６画
人格：藤和　　２９画。成功運の凶により、大吉に凶を含む
地格：和枝　　１６画。基礎運の凶により、大吉に凶を含む
外格：加枝　　１３画。三才の配置により、大吉に凶を含む
総格：加藤和枝４２画。大凶

三才の配置：天〔六〕―人〔九〕―地〔六〕大凶：第一型絶対的短命運
◎ 脳溢血、心臓麻痺，急難、災害、自殺、その他すべて急変の死を招き、短命の人生に終わる。急難とは【急変の病難、厄難、災難、遭難】を言う。

三才の配置：天〔六〕―人〔九〕―地〔六〕大凶：第一型絶対的短命運
◎ 脳溢血、心臓麻痺，急難、災害、自殺、その他すべて急変の死を招き、短命の人生に終わる。急難とは【急変の病難、厄難、災難、遭難】を言う。

美空ひばり（９・８・２・６・２）運気１０点、第三型準絶対的短命運

天格：美空　　　１７画
人格：空ひ　　　１０画。大凶
地格：ひばり　　１０画。大凶
外格：美ばり　　１７画。主運の凶を受け吉に凶を含む
総格：美空ひばり２７画。大凶

基礎運：人〔十〕―地〔十〕大凶：一時的に大勢力を発揮する事あれど
病災、孤独を免ることなし。
三才の配置天〔七〕―人〔十〕―地〔十〕大凶：第三型準絶対的短命運
◎ 他動的、外傷的危険に陥り、或いは長患、難地の病症に罹り短命に終わる。

主運〔人格〕：空日。　１０画、大凶
前運〔地格〕：ひばり。１０画、大凶の霊導。

九の窮数よりもなお凶悪を意味する運気にて、万事終わり去って空虚無限、零闇の境地とす。主運にこの数を有するときは多くは短命、非業に斃（たお）る。

日没して四顧莫々（しこばくばく）、魔神総ての凶災を振るうの象（かたち）なり。無気力不如意に陥り、功を収（おさ）めんと欲して障害多く、漸次失敗して家を破り、産を傾け、貧困逆難重ね来たる。

或いは夫子に別離して孤独を嘆じ、或いは幼くして親を喪（うしな）い、若しくは病弱遭難、時には刑罰に触るることあり、或いは不慮の怏禍に罹るなど非運、非業を免れず。三才の配置よろしきを得ざる者は、中年ほとんど、鬼籍に入るなり。　　三へ

加藤和枝（美空ひばり）の旅立ち

昭和の大歌手、女性初の国民栄誉賞を貰った美空ひばりは昭和１２年５月２９日生まれである。英雄はなぜか小さい体躯の人が多い、豊臣秀吉、徳川家康、渋沢栄一、野口英世、ナポレオン、美空ひばり（１４９センチ）共通しているのは頭脳優秀であること。

体の小さい者は賢い智恵をめぐらせて世間を泳ぎ、渡るのが多かったようだ。そういえば、動物の世界も人類に告ぐ頭脳を持つチンパンジーがゾウを乗りこなす｛サーカス｝場面もある。

さて、私が事業経営中〔株式会社吉建工業代表取締役。千葉建設工業株式会社代表取締役。〕の１９８９年（平成元年）、６月２３日。三井海上火災〔旧大正海上火災〕と長年取引のあった私の会社に東京海上火災の石巻支店長さんが是非新たな取引をして頂きたいと市内の有力代理店の社長さんとお見えになった。

いろいろ話した後、「ネオンの町で一杯やりましょう」という事に成った。夜九時半、案内され市内のあるスナックに入った。その店は私には初めてだった。

ボックス席に座り、いろいろ話しているうちに、突然二人に向って
『どうも先ほどから美空ひばりが死ぬような気がしてならない』。と話したところ

「そんな馬鹿な！！」という表情である。私はちょっと高い舞台に上がり、花笠道中。波止場だよお父っつあん。港町十三番地。りんご追分。思いつくまま美空の歌を歌い続けた。どの客も変な顔をしている。

たまらなくなって、三井海上火災の支店長さんが一端、舞台を降りた私に言った。

「吉野社長さんは美空ひばりが好きなんですネェ」

『確かに歌の天才だと思うが、人間的にそれ程好きだとは思わない〔いつぞや石巻の市民会館に来た時、トイレが汚いと言って大騒ぎし、二度と石巻へは来ないと怒った話を聞いてから彼女にはあまり好印象を持てなかったのである〕。

しかし、今は誰もひばりが死ぬ事など考えても居ないでしょう。私は美空の死が近く思われてならず、恐らく、彼女が無くなれば、ラジオ、テレビが一斉にひばり特集を流すでしょう。

嫌というほど彼女の歌声が日本国中に溢れるはずだ。だから静かな今のうちに彼女の唄を唄って、唄っ、唄いまくろうと思う。先ほどからそんな気持ちでマイクを握っていたんですよ』

支店長さんは呆れ顔で言った。
「そうですか、私らにはさっぱり分かりませんがね」

〔平成６年発行、拙著：泣き笑い真剣勝負、８７ページ第２０話に掲載〕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二へ続く