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原発は憲政史上最大の争点になる!!②

原発は憲政史上最大の争点である!!・二

 だがトイレのないマンションをつくれば当然製造物責任が出てくる。

 ところが原子力村の連中でその責任を問われた人物は一人もおらず、破局事故の際の証拠はすべて犯罪者である東京電力が握っているのだから、驚くべき話だ。

 そして今現在、本来日本の法律に従えば放射線管理区域にして無人にしなければならない面積が東北から関東にかけた2万平方キロメートルあり、そこに住んでいる人は1000万人に達するのではないかと小出裕章氏は言う。

 汚染地帯に残れば被曝をし、必ず健康被害を受ける。

それが日本の現状である。これだけ悲惨かつ不条理をもたらした。

 原発が総選挙の最大の争点になるのは当然のことだ。

 私は原発推進を公言する政党やメディアは徹底的にそれを主張すればいいと思う。そして反対する勢力も又、徹底的に反論すればいい。

 それをやればやるほど、これまで国民が知らなかった原子力発電の実態が明らかになり、誰が言っていることが正しいのか、嘘なのかがハッキリするのだから。

 ちなみに安倍晋三は総理大臣時代に「原発は安全の態勢を整えている」と国会で答弁している。当然その責任は厳しく問われなければならないし、安倍晋三はこれについてきちんと説明する義務がある。

 ★★

吉井英勝:冷却水が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか。

 安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない。

 吉井英勝:冷却に失敗し、燃料棒が破損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか。

 安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので、復旧シナリオは考えていない。

 吉井:原子炉が破壊し、放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか。

 安倍:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない。

 これまで原発問題はマスメデイアの高度な情報操作によって隠されてきた。結果残念ながら福島第一原発の破局事故が起きてしまった。

 パンドラの箱はついに開いたのである。

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陸の孤島から救い出せ

陸の孤島から助け出せ

142回

俺は救援対策の本部となった都内の自宅マンションで、現地のトラック部隊から報告を受けながら、テレビから流れる情報を逐一、現地に伝えていたんだ。

 テレビでも「屋内退避」について「外出するときはマスクをしてください」とか「外出した際に着た衣類は、ビニールに包んで捨ててください」とか散々説明していたよ。

 けど,当の「屋内退避」が必要な住民は、地震や津波で家を失って、テレビのない避難所にいるんだよ。その避難住民に伝わらないのに、そんな放送流していったい何の意味があるんだ?って話だ。

 それに南相馬には、物資が全くとどいてないんだから、マスクをしたくてもないんだよ。そんなことも知らずに、政府に言われるがまま、「屋内退避してください」って…こいつら現地のことを何も知らないのかって思ったよ。

徐から、さっき話した南相馬市の職員の訴えについて報告が入ったのは、そんなときだった。この話を聞いて、俺は何人かの民主党の議員に電話して、現地から聞いた南相馬の様子を伝えた上でこう言ったんだ。

 「政府は『20~30キロ圏内の住民に対する屋内退避』とか言う指示を出してるが、南相馬の住民はパニックになっている。あんな曖昧な支持では、具体的に南相馬市のどこからどこまでが安全でどこからどこまでが危険なのか分からんじゃないか。避難させるなら避難させるでちゃんと政府が誘導しろ」とね。

 その一方で知り合いのテレビ局の人間に電話して「政府が『屋内退避』とかいう指示を出したから、南相馬には救援物資が全く入らず、“陸の孤島”になっている。

 避難所には逃げ遅れた住民も多数残っている。早く南相馬を取材して、テレビで取り上げてやってくれ」って言ったんだ。

 その翌日、16日ぐらいからだ。マスコミが南相馬を取り上げ始めたのは。南相馬の桜井勝延市長もテレビのインタビューに答えて、「屋内退避指示の風評被害と窮状を訴えていた。ところが、前述の南相馬市の職員が望んでいた避難所に残った住民を救出するバスは一向に来ないんだ。

 それで俺は政府の災害対策委員会にアドバイザーで入っている知り合いの民間人らに電話して「今すぐバスでも何でも出して、避難所に残されている住民を救出するのが政府の勤めじゃないのか」って言ったんだ。

 こうした中、夏井と徐の2人は佐藤雄平福島県知事と直談判しようと16日の深夜、福島県庁に向かった。

 17日の朝には福島県庁に着き、県知事には会えなかったんだが災害対策課長に南相馬の窮状を伝え,「すぐに県庁からバスを出し、南相馬の避難所に残っている住民たちを救出してくれ」と訴えたんだ。

 夏井はその後、福島県の災害対策本部に詰めていた地元のテレビ局の囲み取材を受け、そこでも南相馬の窮状を訴えた。しかし問題はその後だ。

 インタビューが終わって、物資を再び南相馬へ運ぼう災害対策本部を出ようとした夏井に、何人かのテレビ局の記者が駆け寄って来て「これで南相馬の様子を撮ってきてくれ」ってハンディ・カメラを渡そうとしたらしいわ。

つまり自分たちは安全な所にいて、危険なところは他人様(ひとさま)に撮影してもらおうという魂胆だ。

 もちろん夏井は即座に「それがあなたたちの仕事じゃないんですか?」と断ったらしいがあいつらマスコミの記者には“プロ意識”ってもんがないのかね。その話を聞いて、ほとほと呆れ果てたよ。 続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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