日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
31 「自分の歯」でいただく
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「自分の歯」でいただく
死ぬまで自分の歯で暮したいものです。毎日の歯磨きは、歯間と歯茎を意識して。食べることは生きることです。
◎歯科医だった夫は、自身や家族の口腔ケアについてあまり口うるさく言うことはありませんでした。自分は毛が摩耗するほど同じ歯ブラシを長期間使っていましたし、子どもたちには「歯並びは性格 の表れだよ」なんて冗談みたいなことを言い、虫歯こそ治療するものの、矯正の話もあまりしなかったように思います。
ただ患者さんには真剣。いつもお伝えしていたのは、「やわらかいブラシを使ってくださいね。ゴシゴシと表面を磨くのではなく、歯と歯の隙間をしっかりと掃除するように磨いてください」という事でした。
人生100年時代に健康寿命を保つことを考えると、30代からの口腔ケアは不可欠です。
1989年から「80歳になっても20本以上の歯を保とう」という8020運動が厚生省(当時)と日本歯科医師会によって推進されていますが、これは、歯が20本以上残っていれば、咀嚼が容易であるという理由からです。
日本歯科医師会で65歳以上の人を対象に調査したところ残った歯が多い人ほど、寿命が長くなるという結果が発表されていますが、30代の時点で歯周病にかかっている人は3人に2人と言われています。
歯周病は認知症の発症や心疾患や糖尿病にも影響があるという研究結果も出ていることから、口腔ケア全体が健康寿命に大きく影響することは間違いないでしょう。
日々の丁寧な歯磨きは、感染症の予防も期待できます。表面を磨くのではなく、歯間の掃除。そう言っていた夫の言葉を今でも思い出します。
短命力士3兄弟 2
短命力士3兄弟
2
こうした傾向に力士の健康面を管理する医者は、「現役時代の食生活を考えればこうした早死にもあり得る」と警鐘を鳴らす。
「健康面から言えば、力士の食生活はめちゃくちゃです。朝稽古をして、自分の容量を超えた食事を無理に摂る。そして寝て、さらに多くの食事をとる。これが毎日くり返されることになるわけです。無理に太らせれば心臓に大きな負荷がかかることは当たり前です。
引退後はそんな食事ではなくなりますが、現役時代に痛めた内臓が、辞めたからと言ってすぐに元に戻るわけではありません」
ある協会関係者も危機感を持っている。
「力士は現役時代、協会や部屋主導で健康を維持することは可能です、でも引退すると、親方などは自分で管理するしかない。しかもほとんどの方が親方業を最優先に考えてしまいます。自己管理を率先してやっている親方はごく稀の様です。
むしろタニマチなどとの会食が増え、現役時代よりも暴飲暴食が増える傾向にあります。
また親方になれば、弟子一人一人に目を配らなければならなくなり、現役時代とは大幅に比べ物にならないほどストレスが溜まります。錣山親方も現役時代から酒量が大幅に増え、しかも痩せていった。ストレス解消のためか、日本酒5合とウイスキーボトル1本を毎日嗜(たしな)んだという。
そういう状況を周囲も心配していたというが、錣山親方の死をきっかけに協会は親方の健康管理をチェックする場を早急につくるべきだと思います」
錣山好文親方の早逝を悔やむとともに、今一度、角界の健康問題に目を向ける時かも知れない。
(永人所感)
人の死に様々な形態がある。
病死・事故死・災難死・突然死・自死・等々・・・
ここにこそ、暴飲暴食では片づけられない問題が潜んでいる。生命力の強弱である。様々な食生活、生活態様などをかけ離れて生命力の強いものは長生き、弱いものは短命を形象するが、そうした生命力の強弱が
日常、寝ても覚めても脳髄に浸透する姓名画数の良否が左右してくるから油断できないのである。
- 錣山好文親方の本名も最悪である。
福薗好文(示すヘンは示で5画・草冠は艸で6画)
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天格 福薗 33
人格 薗好 25
地格 好文 10
外格 福文 18
総格 福薗好文43
三才の配置
天3-人5-地10大凶(第一型絶対的短命運)
脳溢血・心臓麻痺・急難・災害・自殺・その他すべて急変の死を招き短命に終わる。
◎健康管理は大切だがそれを超える運気の良否がヒトの寿命さえも決めるという事であるから、ゆめゆめ、姓名画数の大切さをおろそかにはできない、と言える。 合掌
-
短命力士3兄弟
短命力士3兄弟
元関脇寺尾の錣山好文親方が12月17日、うっ血性心不全で亡くなった。満59歳である。
長兄の鶴嶺山宝一(凶名)
次兄の逆鉾好昭(凶名)
とともに井筒3兄弟として人気を博した。
◎
年々重量化する角界において、寺尾の体重110キロは軽量だったが、39歳まで関取として戦い続け、息の長い力士でもあった。
2002年秋場所を最後に引退し、その後は年寄り「錣山」を襲名した。2004年1月には井筒部屋から独立して錣山部屋を創設、元小結豊真将の立田山親方や阿炎らを育てた。
錣山好文
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天格 錣山 19
人格 山好 9大凶
地格 好文 10大凶
外格 錣文 20大凶
総格 錣山好文29他運気の凶を受け吉に凶を含む
アルコール中毒にかかる短命運で泡沫無限の人生を暗示誘導し、本人もその通リの人生を歩む結果となった。
◎
現在(2020年)日本人男性の平均寿命は81・64歳であるが、満年齢59歳の他界は早すぎである。
しかし、彼の親方名・錣山好文からは到底長生きは困難の運気である。ここで、錣山親方に「深酒は体に悪いからやめるように」注意したら彼はやめるのかと言えば、それは、わからないことであり、それぞれの嗜好の違いで、他人がどうのこうのと意見したところで本人の自覚なしにはどうにもならない話なのである。
◎
角界を引退すると早く逝ってしまう力士は少なくない。
昭和の大横綱 北の湖敏満(凶名)は満61歳。
平成の大横綱 千代の富士貢(凶名)は満60歳、更に「おしん横綱」と言われた隆の里俊英(凶名)も満58歳。
若くして角界を追われた双羽黒光司(凶名)は満54歳だった。続く
30「命の入り口」を健康に保つ
30
「命の入り口」を健康に保つ
よく噛みましょう。口は命の入り口、健康長寿の要です。
◎
食事が大切だという事は既にお伝えしましたが、食べ方、つまり食べ物を口に、入れた時に、しっかり咀嚼(そしゃく)することも非常に大切です。
咀嚼をすることでだ液の分泌が促され、食べ物を歯でよくすりつぶすことで消化液がまんべんなく行き渡ります。
また顎を動かすためには咀嚼筋だけでなくほほや唇、舌などのすべての筋肉を動かすため、口の周りには多くの神経が張り巡らされています。呑み込むときも、舌筋や舌骨筋群などたくさんの筋肉が連動して動きますこれらはすべて脳からの指令によって動かされていますから、よく噛むことで脳の働きが活性化します。
年齢を重ねると「認知症になるのではないか」と恐れる人も少なくありませんが、
「よく噛むこと」を含めた食生活の改善によって、脳を活性化させることでそのリスクを減らすことができます。記憶の司令塔とも言われる海馬を刺激するため、短期記憶が定着しやすくなり、認知症のリスクを軽減すると言われています。ストレスを軽くし、心を安定させるセセロトニンの分泌が増加することも確認されています。
いい事ばかりですね。噛むことは脳の健康維持に欠かせないトレーニングだと思って、よく噛んで食べるようにしましょう。
また加齢とともに食べ物を飲み込み辛くなったり、むせることが多くなったりしているならば、早口言葉や、首や周りのマッサージ、歌を歌うなどして、嚥下機能を回復させましょう。
29からだの声を聞く
29
からだの「声」を聞く
甘いものを食べ続けてしまう時は、タンパク質不足かも知れません。体は必要な栄養素を教えてくれます。
◎
健康のために過度な食事制限をお勧めすることはしていません。多少のジャンクフードも、楽しみのために食べるものであれば、問題ないと思います。私は駄菓子コーナーで見つけたかわいらしい御菓子を買うこともありますし、孫と食べ琉ケンタッキーフライドチキンは好物の一つです。
ただし特定のものをやたら欲してしまうような時は、本来あるべき何かしらの栄養素が「足りていない」と考えてみる必要があるかもしれません。
「甘いものが強烈に食べたくなるのは、体が必要としているからですか?」と聞かれることがあります。
甘いものを強烈に食べたくなる時は、糖分が不足しているのではありません。
実はたんぱく質が足りていないことがほとんどです。
タンパク質は体を作るために必須の栄養素です。不足すると筋肉が減って疲れやすくなったり、免疫機能などが低下したりして病気にかかりやすくなります。
脳内の神経伝達物質をうまく作り出せず、なくなったりエネルギーに変わりやすいブドウ糖で手っ取り早く栄養を補給しようとします。そのために甘いものを欲しがる様になることがあります。
人の体は本能的に必要な栄養素を摂取しようとしているものなのですね。
漢方薬は栄養素ではありませんが、「漢方薬って苦いでしょう?」と言われた方が、「おいしくて驚きました」とおっしゃることがあります。これは漢方薬が突然甘くなったわけではなく、からだが必要としていたから。体は教えてくれています。
28『食養生』の知恵を借りる
28
「食養生」の知恵を借りる
食べるものは『薬』にもなります。
日本の伝統文化が教えてくれる『食養生』の知恵を借りましょう。
◎
東洋医学での考え方は、心身の不調を「自己治癒力の減退』と考えます。そして自己治癒力を整えることを『養生』と言うのですが、
体を休めたり運動したりする『体養生』・
リラックスしたり、心が穏やかになる工夫をする『心養生』・
食生活を整えることで心身の機能を回復させる『食養生』があります。
バランスの良い食生活が大切ですが、日本人は昔から、日本人の体に合った食養生を行ってきました。
覚えておいて欲しいのは『まごわやさしい』の合言葉です。
ま・は、豆類のこと。大豆はイソフラボンが豊富です。
ご・は、胡麻を表します。セサミンが大切です。
わ・は、わかめなどの海藻類。カルシウムや
食物繊維をたくさん含んでいます。
や・は、野菜を表します。中でも緑黄色野菜が大切。
さ・は、魚。青魚にはオメガ3系脂肪酸がたくさん含まれています。
し・は、椎茸やきのこ類。ミネラルやビタミン食物繊維が豊富。
い・は、芋類です。
日々、すべてを補えないにしても、意識しておくだけでも食生活は変わります。
私はと言いますと、これらのバランスに留意しながら、加えてらっきょうを必ず食べるようにしています。
らっきょうには疲労回復効果や血行促進効果、殺菌作用、高血圧やむくみをとる効果
などがありますから、夜食べるのがいいですね。
昔からの食の知恵をぜひ取り入れてみてください。
島崎俊郎・心臓死
島崎俊郎さん逝く
タレントの島崎俊郎さんが急性心不全のため12月6日に亡くなった事が分かった。68歳だった。1979年、川上泰生(70)小林すすむ(12年前に58歳で死去)とお笑いトリオ「ヒップアップ」を結成、リーダーを務めた。
島崎俊郎(郎は郒で14画)
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天格 島崎 21
人格 崎俊 20大凶・病弱短命運
地格 俊郎 23基礎運大凶により大吉に凶を含む
外格 島郎 24大吉・大蓄財運
総格 島崎俊郎44大凶・破家破滅凶災運基礎運・人10-地3大凶
絶対不安定。意外の変事有りて生命、財産を失い、心臓を冒(おか)すなど最も危険運なり。
- ちなみに小林すすむさんも
(地格すすむ10画・外格小すむ10画大凶⇒・病災短命運)で早逝はやむを得なかったと言える。
●島崎俊郎は芸能界指折りのサッカー好きで知られ、京都洛北高校時代は、インターハイ、国体に出場し、京都選抜にも選ばれた。芸能人サッカーチーム「ミイラ」でも活動。サイトでは日本代表観戦記を綴っていた。公式ブログは今年9月4日の更新が最後だったという。
仕事で愛知・三河安城に滞在した際の目ざめの1杯としてコーヒーを飲む自身の姿とともに「という事で島崎俊郎君 今日もガンバレ・ガンバレですね」と絵文字を添えて気合を入れていた。
(2023・12・8日刊スポーツ)
島崎俊郎は本名だった。ご冥福を祈る―― 合掌
27「青魚」を食べる
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「青魚」を食べる
青魚を食べるようにしています。魚を食べる国ほどうつ病が少ないとされ、心の不調が回復すると考えられます。
◎
うつ病や悲哀症状のある患者さんに対して、青魚のオメガ3系脂肪酸をとるように指導することがあります。
オメガ3系脂肪酸は、体内では作ることが出来ず、食べ物から摂取する必要がある必須アミノ酸です。
もともと魚に多く含まれるので昔の日本人は摂取できていましたが、近年魚の消費量が減ってからは不足しがちです。
近年の研究で、オメガ3系脂肪酸に不安を軽減する効果があることが分かってきています。身体疾患や精神疾患を抱えている人には特に効果があることも認められています。
ある60代の女性が「親友の夫が亡くなってしまい、自分の事の様に悲しい」と訴えられ、「自分も夫を亡くしたらどうなるのだろう」という不安を抱えて来られました。
診察の結果気が不足している気虚の状態でしたので、気を補う漢方薬を処方しました。そのうえで、「オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸を摂取してください」とお伝えし様子を見てもらいました。
すると、その後しばらくしてうつ症状が改善し、元気になられました。
オメガ脂肪酸は認知機能の低下の抑制にも効果があるという結果が出ていますから、脳と心の健康を守るためにも積極的に摂取するようにしたいものです。
26「朝ごはん」をきちんと食べる
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「朝ごはん」をきちんと食べる
「朝ごはんを食べましたか?」
一日3回の食事を大切にすること。特にタンパク質は意識して。
◎
私はクリニックにいらっしゃった患者さんに、まず、「朝ご飯は食べましたか?」と聞きます。続けて「食事はどんなものをどんなふうに摂っていますか」と伺います。私の経験では、朝食を食べていない患者さんはとても多い印象です。
私が食べたものや食習慣について聞くのは、精神の不調には食べ物が大きく関わっているからです。
精神的に落ち込む時というのは、
たんぱく質や鉄分、栄養が足りていないことが多いのです。
私は医師を離れていた時代に女子栄養大学の通信課程で学んだ経験から、栄養について、栄養学と漢方の視点で皆さんにアドバイスをしています。
不安障害や適応障害などのストレス性の症状が、体の中の栄養不足や内臓疾患からきていることもあります。反対に「身体表現性障害」という痛みや吐き気、痺れなどの身体症状や、うつ病の一部では、心の状態が先に身体に現れます。
一般的に日本人に足りないと言われているタンパク質を多く摂取するだけでも、何となく、調子が悪いという状態がよくなることもあります。一方で、一般的に身体によいとされているものが、その人に合わないという事もあります。
「腸活」という言葉が流行したように、腸内環境を整えることは大切ですが、一様にヨーグルトを食べれば健康になる、という事ではありません。
過敏性腸症候群などの場合は、発酵食品を摂取することによって、状態が悪くなることもあります。
自分の体には何が合うのか、合わないのかを知ることが大切です。
25お金より「筋肉」を貯める
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お金より『筋肉』を貯める
「貯金より貯筋」は本当です。脳を健康に保つためにも、筋力はとても大切です。
◎
高齢になるに伴って筋肉量が減少し、身体機能が低下することをサルコペニアと言います。筋力の低下は健康寿命を損う原因の一つです。
筋力低下により、歩く、立ち上がるなどの基本的な動作がしにくくなると、外に出るのが億劫になり、ますます筋力低下に拍車をかけます。
動かなくなると脳への血流も減りますし、人と関わらなくなると、会話が減り、会話が減ると認知機能の低下につながります。
筋力は健康に長生きするためには不可欠と言えるでしょう。
筋肉量の減少は70歳を超えてから自覚症状が出るという人が多いのですが、65歳以上の高齢者の15%以上がサルコペニアに該当すると言う研究結果もあります。
でも筋肉は年齢を重ねてからも鍛えることは可能です。
私は通勤時のほか、時間に余裕があれば、いつもより多めに歩きます。
加えて、クリニックで仕事を始める前に次男がくれたエクサビートという振動運動を行うフイっとネス器具に足を乗せて10分程度エクササイズをしています。気軽にできるので、文明の利器をうまく活用するのは便利だし、効率的でいいなあと思っているところです。
新しいものも、毛嫌いせずに上手に活用したいですね。
年齢を重ねてからの激しい運動はお勧めしませんが、軽いストレッチをしたり座ったままでできる太ももや腹筋を鍛えたりするトレーニングもあります。食事では、たんぱく質をしっかりとるようにしましょう。
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