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コロナワクチン後遺症患者の会・東北でも発足

コロナワクチン後遺症患者の会

東北でも発足

 ワクチンとの因果関係が否定できないと判断された症状は、アナフィラキシーや心筋炎・心膜炎・血小板減少症など一部にとどまる。

患者の会は7月24日、厚労省で記者会見し、受診や治療にたどり着けない人や家族の窮状を訴えた。

 

同席した田村さんは「当事者は診療難民状態にあり。健康被害救済制度の手続きも煩雑なため孤立。困窮しがちだ。社会全体で一刻も早く実効性のある救済策を確立して欲しい」と強調した。会員の症例や受診可能な病院をホームページなどで周知している。

連絡先はvaccine.sos.tohoku@gmail.com

 

倦怠感、疲労感、睡眠障害など目下の症状は124種だが大半の患者は複数の症状を訴えている。

患者の会が

3~7月に行った会員への調査では、320人が計124種類の後遺症を訴えた。

最多は倦怠感で229人。疲労感221人、睡眠障害149人と続く。大半が複数の症状を抱えていた。医師による診断名が付いた症例は表のとおり。うつ病、自律神経失調症が上位を占めた。

会は

「接種との因果関係が認められず『心の病』とみなされやすい現状を反映している」とみる。

 

倦怠感の治療には、口蓋垂(こうがいすい=のどちんこ)の奥にある上咽頭の炎症部位を消毒液で浸した長い綿棒でこする「上咽頭擦過療法(EAT)」が一定の効果をあげている。

堀田修クリニックでは21年10月~22年12月に136人がEATを受け、8割が快方に向かった。堀田修院長は「もともと上咽頭炎のあった人がワクチン接種後に症状が悪化し、倦怠感が続く例が多い」と指摘。

他の症状については別の治療法の検討が必要とした上で

「因果関係の証明は困難でも接種後に不調を訴える患者が多いという事実と向き合うべきだ」と社会全体の理解を呼びかける。

 

厚生労働省のワクチン分科会反応検討部会に届けられたコロナワクチンの副反応疑い報告は今年4月30日までに3万6457件、死亡が2076件に上る。

◆◆

医師による診断名が付いた主な症例

東北患者の会まとめ。複数回答

うつ病       35人

自律神経失調症   32人

慢性上咽頭炎    29人

筋痛性脳脊髄炎   29人

慢性疲労症候群   29人

関節リウマチ    14人

線維筋痛症     13人

帯状疱疹      11人

狭心症        9人

心筋梗塞       9人

シエーグレン症候群  6人

lgA腎症       6人

心筋炎        5人

心膜炎        5人

ギラン・バレー症候群 5人

脳梗塞        5人

膠原病        5人

自己免疫疾患     4人

 

(永人所感)

ワクチンメーカーのフアイザー社が 75年間非公開としていたコロナワクチンの副作用が、連邦裁判所の判決で公表せざるを得なくなり、しぶしぶ公表されたが、なんと1291種類の副作用がリストされていた。国民がこれまで耳目にしたことがない病名がどんどん明らかになるだろうが、厚労省は未だに製薬メーカーの言いなりで日本医師会と一緒に毒ワクチンを射ち続けている。超過死亡の異常な多さの原因には相変わらずフタをかけっぱなしである。終り

 

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ワクチン後遺症患者の会 東北でも発足

コロナワクチン

東北でも患者の会

接種後不調 診療難民に

河北新報2023・7・3

 

加入者増加

実効性ある救済策を

 新型コロナウイルスワクチンの接種後、不調に悩む人が少なくない。症状が多岐にわたり、接種との因果関係が不明のため、多くが「診療難民」となっている。

全国の実態を把握し、救済の機運を高めようと当事者たちは「新型コロナワクチン後遺症患者の会」を設立し、東北でも加入者が増えている。

 仙台市若林区の会社員田村美加さん(38)は2021年10月、2回目の米モデルナ製ワクチンを接種。それまで経験したことの無い高熱と倦「怠感に襲われ、翌朝から血尿が始まった。医療機関に電話しても「ワクチン接種後に血尿が出たと伝えると、なぜか診療を断られた」と田村さん。その後も立て続けに受診拒否された。

 7か所目の堀田修クリニック(若林区)で、腎臓に炎症が起きる難病の「IgA腎症」と判明。

22年10月、炎症の引き金となる物質が作られる「扁桃=へんとう」の除去手術を受け、定期的に通院しながら何とか日常生活が送れるまで回復した。ワクチンや治療法に関する情報を集める中、交流サイト(SNS)で21年12月に設立された患者の会の存在を知った。

田村さんは、「患者同士で助け合いたい」と参加を決めた。今年五月には東北支部が設立され、今月24日時点で28人が会員となっている。田村さんは運営スタッフとして「検査しても異常なしと言われる」

「自治体に問い合わせても対応病院を紹介してもらえない」といった相談に応じている。

厚生労働省によると。国の予防接種健康被害救済制度に基づくコロナワクチンの救済申請受理件数は26日現在、8302件。

認定は3534件(死亡109件を含む)否認508件。保留117件。残る4134件は認定作業に着手していない。            続く

 

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トラ・とら・虎 抑え代行業 岩崎 優のプライド

トラとら虎

「抑え代行業」

岩崎 優のプライド

夕刊フジ7・26

 阪神タイガースのセットアッパー岩崎優投手(32)がストッパーの代役を務めてから42日になる。

 本来のストッパー湯浅京己投手(24)が右前腕コンディション不良のため戦列を離れたからで、23日のヤクルト戦(神宮)で14セーブ目をマークするなど期待に応える活躍を見せている。

もし、岩崎という代役がいなかったらと思うとゾッとする。首位の座はおろか、貯金も出来ていたかどうか」と球団OBは存在価値の高さを評価する。

 本業の中継ぎも抑えも勝ちパターンを保つうえでの重責に変わりはないが、「守護神湯浅がいないから負けた」と言われるのは意地でも避けたいところ。リーグ5位に位置する14セーブは、そんなプライドの積み重ねではないか。

実は岩崎は昨季も抑えの代行を請け負った。新ストッパーとして期待したカイル・ケラー投手(30)が通用せず、中継ぎの中で、一番球威のある岩崎にお鉢が回ってきた。

 結果28セーブ。そんな経験と実績の延長線上に2年連続の大役代行はある。

最大の武器は最速147キロのストレート。これが打者の体感速度として156キロに変わるところが、抑えでも成功する秘密だろう。

5年ほど前、オリックスが高性能弾道計測器「トラックマン」で各球団の投手を調べたところ、一番リリースポイントを打者寄りで放しているのは岩崎であることが解ったのだ。

 球持ちの良さがもたらす伸びのあるストレートは、そんな独特なフォームから生まれている。

 目下2軍で調整中の湯浅は23日の独立リーグ富山との練習試合(鳴尾浜)に対外試合としては38日ぶりに登板。8回の1イニング無失点に封じストレートは最速151キロを計測したが、1軍復帰にはまだ時間を要しそうだ。

若トラが焦ることなくじっくりと調整できるのも代役の岩崎が本業並みに仕事をこなしてくれるからだ。

スポーツライター・西本忠成

(永人所感)

ドラフト会議6位指名で阪神球団に入った岩崎も今年で10年目を迎えた。

(清水第四中学⇒清水東高⇒国士舘大⇒阪神タイガース)

 当初、契約金3000万円、年俸630万円の彼は、今年、昨年より5000万円アップの2億円で契約更新された。

背番号67(吉番)でスタートし、13(吉番)に変わって4年目だ。背番号の良さが間違いなく彼の野球人生を助けている。

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首なし遺体・そういうこと

謎々・ホテル首なし遺体

そういうこと

昨日の投稿で3人の姓名画数を出したが、遺体は恵庭市に住む浦 仁志さんだという。

 (一)浦 仁志(氵は水を意味して4画)

 (1)1147

天格(一)浦  12

人格 浦 仁  15吉から凶へ変化 *

地格 仁 志  11吉から凶へ変化 **

外格(1)志   8吉

総格 浦 仁志 22大凶

 *天2-人5大凶・・不平不満多く胃腸腹部の疾患を生ず。

**5-地1大凶・・境遇不安定。住居、職業など転々移動の暗示あり。

浦 仁志 総格22画大凶

田村 修 総格22画大凶

田村瑠奈 人格22画大凶

三者共通22画

22画⇒百事不如意の象(かたち)を表出し、志節半ばにて破綻挫折する。多くは薄弱にして秋草の霜に傷(いた)まるの象を現出す。

困難、病弱、無気力にして孤独、危難逆境、不平を喞(かこ)つ。

時に豪奢を装う者あるも、内実に永久性なく虚栄に終わること多し。

▼三才の配置

天2ー人5ー地1大凶・第二型絶対的短命運

発狂・神経衰弱・肺病・脳病など長患難治の

病症に罹り、短命に終わる。

●田村浩子(氵は水を意味して4画)

地格 浩子 14画大凶

▼14画⇒破兆あり。

家族縁薄く、親を失い子を亡くす。

あるいは兄弟姉妹に離るるなど、孤独、不如意、煩悶、危難、遭難の意あり、浮沈極まりなし。

その浮沈に憂えて終始す。

しきりに心を労す。

労して功無し。

物事不足がちにて辛酸多く、天寿を損う者あり。

 今後の取り調べにより、事件の概要が明らかにされるが四人全員がそれぞれの姓名画数の意味する通りの人生を表出した、あるいはすることになる。

因果応報の理(ことわり)が見えてくる事件で、殺されるまでは被害者が加害者で有ったりする例に鑑(み)てとれる。

◎我々一般人もまた例外なく各人の持つ姓名画数に左右され、その通りに、泣き笑いの人生を展開することになるし、もうすでになっているわけでもある。                             終り

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ホテル首なし遺体・どういうこと?!

謎々・ホテル首なし遺体

どういうこと?!

 

被害者・男性62歳 

 

容疑者  女性  ・田村瑠奈(29)

容疑者父・精神科医・田村 修(59)

容疑者母・     田村浩子(60)

(毎日毎日のニュース・新聞記事は姓名吉凶の縮図である)

 

翌日午後三時になってもチェックアウトしないので従業員が不審に思って部屋を開けたところ、浴室に首なしの男性の遺体を見つけたという。

防犯カメラなどの調べから上記の三人(両親と娘)が逮捕されたという。

   

田村瑠奈(たまへんは玉で5画)

57158

天格 田村   12

人格 村瑠   22 大凶  

地格 瑠奈   23 大凶

外格 田奈   13 大吉

総格 田村瑠奈 35 大吉

 

田村 修(一)

57 10(1)

天格 田村  12 

人格 村修  17

地格 修 (1)11

前運 修    10大凶   

外格 天(1)  5大吉

総格 田村 修 22大凶

 

母・田村浩子(サンズイは水を意味して4画)

57113

天格 田村  12

人格 村浩  18

地格 浩子  14大凶

外格 田子   8     

総格 田村浩子26

 

▼被害者の62歳の男性は、彼女の写真だと言って、田村瑠奈容疑者の写真を人に見せびらかしていたという事実があったようだ。

▼犯罪には動機が必ずあるが、この事件は何が動機なのか不思議さに満たされている。

▼今後の捜査で事実が明るみになるが、姓名画数から言えることは、被害者を含めて全員凶名者であり、特に田村医師の一家は、三人とも精神を冒(おか)される姓名画数の持ち主である。

◎捜査によってすべてが明かされるだろうが、良い姓名画数を持って人生に取り組むことが肝要である。           続く

 

 

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豊昇龍の初優勝で「まさか場所」が終わった。

豊昇龍初優勝で

大相撲まさか場所が終わった

 7月12日昼、横綱照ノ富士が今日から休場との報が入ってきた。2日目錦木に投げられ、ひざや腰を痛めたようだ。正代が不戦勝となり、先場所優勝の横綱がまさかの休場とは・・・

 それに代わるように、休場を決めていた大関霧島が土俵に上るというのだ。いやいや、これもまさかと思った

 観客は喜ぶだろうが、霧島自身は是でいいのだろうかと不安がよぎったが、終わってみれば負け越し、来場所は貴景勝ともどもいきなりカド番である。

 今場所は3人の関脇が同時に大関に昇進のチャンスでもあったが、大栄翔、若元春の二人は9勝6敗で夢破れ、これもまさかの結果である。

 岩手県出身の力士である錦木が、宮城山の優勝以来95年ぶりに優勝するのではないかと思われたが、後半戦に連敗し、その夢も絶たれた。

 19歳の伯桜鵬は豊昇龍の意地と技に敗れ「悔しい」と言っていたが元横綱白鵬の宮城野親方から豊昇龍対策を叩きこまれていたそうだが、警戒していた投げ技を食らい「自分より強かった稽古不足」と。

 ここで満足しない弟子と同じように宮城野親方は「悔しがれるレベルじゃないのに、負けて悔しがるな」と厳しい言葉をかけた。

この言葉は、伯桜鵬を更に強くするだろう。

 

 ともかく豊昇龍初優勝の頑張りで、『まさか場所』は終わった。

豊昇龍(立浪部屋)の大関昇進は間違いないだろうが、これからが綱取りの本当の意味での試金石となる。

おじの朝青龍は3場所で大関を通過したが、豊昇龍はどうか?

 立浪親方は「良い弟子を持って幸せだ」と言っていたが、来場所以降、また大相撲観戦の楽しみが増えた。

立浪部屋横浜後援会会員・吉野永人

 

 

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激震の記憶ゼネコン汚職・庫山恒輔氏の記憶・最終回

激震の記憶ゼネコン汚職30年

庫山恒輔氏(78)の記憶

最終回

 県庁界隈や国分町の飲食店からは、売り上げが激減したと恨み節も聞こえて来たけれど、元は公金、後に理解してもらえた。

〈食糧費の問題と並行し、カラ出張で公金を目的外支出に回すカラ出張も追及した〉

石巻土木事務所のカラ出張疑惑で96年3月に住民監査請求をした。

その後の宮城県の全庁調査で94・95年度3万6000件、合計5億8000万円のカラ出張が確認された。

意識変える

〈ゼネコン汚職で市長や知事が逮捕されたが、新しいリーダーでも当初、腐敗は排除されなかった〉

 後に積極的に情報公開をするようになった浅野史郎知事も当初は消極的だった。オンブズマンが開示した文書を分析し、事実を積み上げ、突き上げて行った結果、浅野知事も変わった。

 開示請求されるかもしれないプレッシャーが行政職員の意識を替えた。

〈ゼネコン汚職当時、議会はオール与党と化していてチェック機能が働かなかった〉

議会、議員による行政のチエックは大切だがそれだけでは十分でない。

議員を選ぶのは住民であって、そこに利害関係があれば、監視の目は緩む。

 根気よく、恒常的にチエックをする住民の目が大切だ。

〈ゼネコン汚職、食糧費、カラ出張のような事件や不祥事はもう起きないのだろうか〉

また出てくるのかもしれない。起こさせないためには、情報公開を駆使し、繰り返し繰り返しチェックしていく継続的な活動が必要だ。終り

◎庫山恒輔(くらやま・つねすけ)

1945年湯沢市生まれ。

東北大大学院修了。

93年の仙台市民オンブズマンの立ち上げに携わり、事務局次長を経て、96~2004年に事務局長。宮城地域自治研究所事務局長も務める。

 

 

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激震の記憶・ゼネコン汚職30年庫山恒輔氏(78)の記憶

激震の記憶 ゼネコン汚職30年

元仙台市民オンブズマン事務局長

庫山恒輔氏(78)の記憶

情報公開不正に歯止め

食糧費調査

〈ゼネコン汚職事件で石井亨仙台市長が逮捕される5日前の1993年6月24日に仙台市民オンブズマンが発足した〉

 行政の怠慢や不正を恒常的にチエックする目的で政治色を排除した団体として誕生した。

石井市長や本間俊太郎宮城県知事が方々で飲み食いをしているという噂があり、初仕事として市長と知事の交際費の情報開示請求をした。

偶然にも初仕事の日に石井市長が逮捕された。

 開示された交際費を見ても飲み食いに浪費している形跡が全く出てこなかった。首をかしげていたところ、行政職員から匿名の情報が複数寄せられた。

食糧費を調べろ」と。食糧費の原資の大半は国庫補助金だった。補助事業の数%が事務費になっていてその事務費を食糧費に使っていいことになっていた。予算書には載らない費目で、内部の人間しか気づきようがなかった。

 知事や市長の逮捕を機に行政の健全化を図ろうとした職員がいた。

官僚を接待

〈開示した県財政課の食糧費は、ほとんどが黒塗りに状態で一見して何もわからない〉

 それでもよく見ると同じ筆跡で特定の時期に大量に処理されていることが解った。

黒塗りの部分の情報開示を求めて裁判を起こした。

 裁判は全面勝訴。食糧費は職員同士の飲食費だけではなく官僚への接待にも使われていた。行政組織が全体として腐敗していた。93年度だけで県庁の食糧費は8憶8千万円に上った。     続く

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激震の記憶・ゼネコン汚職30年

激震の記憶・ゼネコン汚職30年

宮城県建設業会会長千葉嘉春氏(69)の記憶


 総合評価の点数などは大手も地方の建設業者も公開されているほか、どの会社がどんな仕事をしているかネット上でも分かる。業界の透明性も高まったと感じている。

〈ゼネコンと地方の建設業者の関係性に変化は〉

大手は自社で研究機能を持ち、高い技術力を基にだ相規模な工事を担っている。共同企業体で受注できる仕組みが広がり、地元業者が大手と一緒に、技術を学びながら工事を進める機会が増えた。技術の継承が進み、地元業者が手掛けられる仕事の規模もだんだん大きくなるなど、共存関係が生まれている。

人手足りず

〈業界が直面している課題は〉

人手不足が深刻化している。

募集しても採用できるのは計画の半分程度、という印象だ。県内でも高校の再編によって建築や土木関係の学科がかなり減った。2024年から強化される残業規制への対応も必要になる。

インフラ整備や維持管理を担う建設業者の人手不足は、社会全体に影響すると危惧している。30年前に比べれば建設業の仕事は大きく変わった。建機などのデジタル化も進み、女性の働き手も増えた。

給料・休暇・希望・恰好いいの頭文字を取った

《4K》を目指し、業界の魅力を更に高めたい。コンプライアンスはその前提になる。

 

〈地域の建設業者が果たす役割とは〉

 東日本大震災で多くの復興事業を担ったが、発生直後は地元業者が人命救助や道路警戒に当たり、亡くなった人たちの仮埋葬も手伝った。

 鳥インフルエンザや豚熱など家畜の伝染病が発生した場合も、地元の建設業者が現場対応を支援している。県内一円に建設会社があるからこそ、インフラの整備や維持、災害時などの対応が可能になると考えている。終り

 

◎千葉嘉春(ちば・よしはる)

1954年生まれ。宮城県大郷町出身。東北工大卒。

76年熱海建設興業(現・熱海建設・仙台市)入社。常務、専務を経て2002年6月から社長。08年宮城県建設業協会理事に就任し、専務理事を経16年から会長。東北建設業協会連合会会長も務める。

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激震の記憶 宮城県建設業協会会長・千葉嘉春氏の記憶

激震の記憶・ゼネコン汚職30年

宮城県建設業協会会長・千葉嘉春氏(69)の記憶

業界技術力重視に転換

社会転換期

〈1993年のゼネコン汚職事件は、建設業界全体のイメージダウンにつながった〉

当時は39歳で勤務先の建設会社で現場を管理する立場だった。宮城県知事や仙台市長が逮捕されたと聞き、本当にがっかりした記憶がある。営業担当でなくずっと現場で働いていたので何も分からなかった。

国全体の公共事業は97年ごろがピークで今は半分程度。建設業者の数も減った。

 一方、協会としてのコンプライアンス(法令順守)の意識を高める講習会を開くなど、イメージ向上の工夫を続けてきた。業界のありようが大きく変わった30年間だった。

 

〈事件の背景をどう振り返る〉

社会の変わり目に起きた事件だと思う。戦後復興期から続いたインフラ整備のペースが社会ニーズに合わせた形で落ち着いた。需要と供給のバランスが変化していた、たくさんあった仕事が無くなった時にトラブルは起きる。

 

大手と共存

〈事件は業界をどう変えたのか〉

各地で公共工事の入札改革が進み、価格競争が激化した。その後に導入が広がったのが、工事の価格に加えて企業の技術力も重視する総合評価方式。安ければいいという事ではなく、技術力も品質も求められる時代になった。続く

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