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総理大臣 菅 義偉の大罪7-3

総理大臣 菅 義偉の大罪

7政治の原理原則への無知無理解の危険

 政府与党は法案を出す前に党内部、関係省庁、閣議などそれぞれのレベルで議論を尽くしており、またそのように周到に準備することも責任政党あるいは政権政党としての責任でもあるが、それに対して野党は政府与党提出の案件を、読んで、疑義を正す、というのが国会の役割と言っていいだろう。

 議場では、可能な限り『親切にお答えしましょう』といった態度が政府与党に望ましいのである。

 “七三の構え”を取る私が第一党を軽視している、との批判はそういった意味から見当違いだ。議会制民主主義を育てるためにはそういった配慮が必要であり、二院クラブなど少数勢力にも、というよりもむしろ少数勢力だからこそ、発言の機会をできるだけ与えねばならないと思う

 

 条理を尽くした説明だと思うが、現在の与党、取りわけ自民党に「議会制民主主義を育てるために」と考えている議員がどれだけいるだろうか。

 まず、菅がそんな頭をもっていないのではないか。

「算術的に七・三と言うんではない」という河野謙三の主張は現在の「議席数に応じるのは国民からすれば尤もだ」と考える菅には理解できないだろう。

 河野太郎も大叔父の謙三の「七三の構え」を理解しているか怪しいものである。

 しかし、菅や河野太郎にこそ最も必要な考え方なのだ。

菅は竹中平蔵の口移しのように「自助、共助、公助」などと言ったが政治とはつまり公助のことであり、最初に自助を求めるのは政治はいらないと言っているに等しい。

 己の小さな経験をもとに、努力するものが報われる社会を、と主張するのは社会や公をわかっていないこと甚だしいのである。

 公法と私法だけでは解決できなくなった事態を打開するために経済法や労働法などの社会法が生まれた。

 例えば独占禁止法は経営者にとって理不尽な法律であるその会社が違法なことをして大きくなったのでなくとも、シェアが独占若しくは寡占状態になったら分割することになるからである。

 資本主義の憲法と言われる独禁法は競争によって市場の活性化を図るために経営者から見れば理不尽なことをすると決めている。

 しかし菅や竹中、そして多くの日本の経営者は、独禁法の強化に反対する。

 公という原理、理念がわからないからである。

 アメリカで司法省がグーグルなどの分割を求めたことなど理解できないに違いない。

 また労働組合の存在を認めた労働法など、頭から否定しようとするのである。続く

 

 

 

 

 

 

 

 

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澁澤榮一 一日一訓

澁澤榮一

一日一訓

4月29日

 いやしくも世に処して身を建てようとするならば、その職業が何か、身分が何かを問わず、終始自分の力を本位として活動し、片時も道理に背かないことを心掛けて、のちにその栄達の計画を立てることこそ、真に意義があり、価値ある人と言うべきである。

 

4月30日

 商業道徳というものは、事業を拡張し、富を増進する栄養物である。

 

 

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総理大臣 菅 義偉の大罪

総理大臣・菅 義偉の大罪

7政治の原理原則への無知無理解の危険

佐高 信

菅がある主の目玉として押し出して行革担当大臣となった河野太郎の祖父は河野一郎である。

一郎の弟の謙三は参議院議長をやった。1971年夏、野党議員113名と自民党議員15名の票を得て議長となった河野謙三が掲げたのが「七・三の構え」だった。これについて河野謙三はこう語っている。

「この僕の姿勢は本当に理解されていないんだよ。算術的に七・三というんじゃないんだよ。

七・三の構えですよ。野党寄りに構えていると野党も僕を信頼して、うまくいくって凝ったよ。結局は公平にやろうってことですよ。公平というのはまっすぐ座っていればいいというけど、それでは野党の方が公平とは見ませんよ。

七三の構えっていうのはね、昔、芸者は人力車に乗りましたよ。その時まっすぐ座ると帯が潰れちゃうんで、帯をつぶさないように斜(はす)に座ったんだよ、イキなもんですよ。

そうすると人力も体を七・三に開いて車を引いたんだ。イキなもんなんだよ。それがわからないんだな。

 少数意見をつぶさん、これですよ。七・三の構えというのは。

具体的に言えば何でもないことですよ。野党に少数党に質問の時間を与えないというから

『与えろ』って言ったのであり、発言時間を5分に限るというから『五分じゃあ、何もできんから10分、15分質問させたらどうか』と言ったんでこれは『野党寄り』でもなんでもないですよ」

 河野は「議長はアンパイアだ。早稲田や慶応のユニフォームを着て、早慶戦の審判ができるか」とも言った。

河野は与党の自民党から「野党と結託して議長になった」と非難されたが「いや、世論と結託したんだ」と反論している。

 自民党には菅を始め、「イキな人」がいなくなった。野暮に居直っている輩ばかりである。

河野謙三の『議長一代』(朝日新聞社)で

 河野は『七三の構え』をこう説いている。

「日常生活に例えれば、与党は主人公で、野党は玄関を叩く訪問客である。やはり客を迎えた場合、客に十分ものを言わせるのが礼儀というものだ。それが五分五分では礼を尽くしたとは言えまい」続く

 

 

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澁澤榮一 一日一訓

澁澤榮一 

一日一訓

4月28日

 およそ人として世に処する意味を忘れ、非道徳を行ってもなお私利私欲を満たそうとし、あるいは権力者にこびへつらって、その身の栄達を図ろうとするなどは、まさに人としての本分を忘れた者であって、たとえ出世しても、その地位を長く維持できるものではない。

 

 

 

 

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澁澤榮一 一日一訓

澁澤榮一

 一日一訓

 

4月26日

 自己本意ではなく、多数の人の幸福や一国の繁栄を目的として会社を経営することを王道という。

これに反し、他人を虐げて自己の利益を図ることを覇道という。確かに王道も一歩誤れば、人々の努力を妨げる恐れがある。利己主義は、時として知識を磨き、努力を促すこともある。

 しかし私利のみを本位として世の中で生きていくならば、孟子のいわゆる『奪わずんば饜(あ)かず』ということになりはせぬか。如何に知識が増え、努力をするようになっても「奪わずんば饜かず」という国民のみならば、危険の度が高まると言わねばならない。

孟子の冒頭で、梁国の恵王は孟子に対し「あなたは我が国をどのように利するのか」と質問している。

孟子は、「義を後にして利を先にすると、国中が互いのものを奪わなければ気が済まない(奪わずんば饜かず)の状態になります」と答えた。まず利から考えるのではなく、義(道徳)から考えなければならないと述べたのである。

 

4月27日

いかに隆盛を極める事業であっても、公益を度外視するものは、必ず社会の同情を失い、ついに悲しい結果となることを免れない。

 また、自分が得ることのできるすべてを犠牲にし、単に社会の公益のために尽力することは、誠に美しいことではあるが、事業としてはできることではない。

総じて収支が合わない事業は決して永続するはずもなく、結局廃止されるほかない。

 ゆえに事業は自分に利益があり、かつ社会にも利益があるのでなければならない。

 

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当確が出るまで長かった・・・

投票締め切りから当確まで長かった・・・

昨日行われた石巻市長選挙、昨日朝8時34分齋藤正美さんから電話があり、今晩必ず選挙事務所に来てくれるように、とのことだった。

19時30分にNさんに迎えに来られ、同乗させていただいて選挙事務所に到着したが19時45分現在、関係者以外誰の姿もなかった。

奥の椅子席に座り、開票を待った。22時には第一回の発表があると思ったが、22時30分ようやく第一回目の得票発表があった。全員3000票だった。

投票率51、48%前回より7、7%多かった。

昨日午後4時過ぎに投稿した時点での私の投票率予想は45%だった。

斎藤候補は低いと予想、勝沼候補は高いと予想し高ければ勝沼有利と本人自身は思っていたようだ。

 

25日午後四時の私の予測    選挙結果

投票率45%(前回43・70)51.48%

齋藤正美35000?     23713

勝沼榮明 8500?     20696

阿部和芳 7500?      6558

長 純一 2900?     10062

 

  1. 投票率が前回より7・7ポイント増えた
  2. 勝沼候補には県議本木忠一と佐々木喜蔵の二人。市議14人が付いた。
  3. 齋藤候補には市議5人のみ。
  4. 長候補が選挙戦中に原発反対を唱え、共産系の票を得た。

等の理由から、私の各候補の得票予想は大きくずれた。

**

 午後11時40分ようやく当確が出た。

齋藤新市長夫妻が事務所に現れ本人と握手したのは0時5分ごろで万歳はそのあと。

 25日、開票後まもなく当確が出るだろうと予想したのも外れて少し気をもんだが勝利は確信していた。

Nさんに自宅へ送っていただき、

斎藤候補に多くの協力支援を頂いた方々に心から感謝しつつ午前1時、床に就いた。

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石巻市・新市長誕生

石巻市長選挙

石巻市長選挙に35歳で齋藤誠美(まさみ)と撰名した前宮城県議会副議長齋藤正美氏が立候補した。

相手は3名。

勝沼榮明(かつぬま・しげあき)元衆議院議員(比例復活)

長 純一(ちょう・じゅんいち)医師

阿部和芳(あべ・かずよし)  元石巻市議会議長

いよいよ今夜、新市長の当選者が決定する。

 

永人の予想

当選 さいとう正美 35000?

次点 勝沼榮明    8500?

    阿部和芳    7500?

    長 純一    2900?

 

以上のように予想するが、果たして結果は如何であろうか。午後8時過ぎの間もなく当確が出るのではないかと思っている。

 

齋藤氏なら安心して市政を任せられると思っている。

応援の声掛けに賛同いただいた多くの皆様には心から感謝申し上げ、今後とも齋藤新市長に叱咤激励をお願いしたいと思っている次第です。

 

 まずは齋藤新市長誕生オメデトウございます。

今後も健康に留意して、石巻全市民のために奮闘いただくようお祈り申し上げます。

2021年4月25日午後4時10分

吉野永人

 

 

 

 

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総理大臣 菅 義偉の大罪

総理大臣 菅 義偉の大罪

7・政治の原理原則への無知、無理解の危険

2017年10月30日付の『毎日新聞』に「自民が質問時間増を要求 追及回避狙い、野党は反発』という見出しの記事が載った。

加計学園問題などでの追及を減らしたくて、自民党は野党の質問時間を削ろうとしたのである。

 

立憲民主党の辻元清美が『国対委員長』(集英社新書)でこれに抵抗した経緯を書いている。

予算委員会などでの質問時間は、「与党2対野党8」だったが有権者から「なぜ自民は質問しないのか」と言われるとして、その見直しを求めた。

 

しかし、これほど政治のイロハのイの字も知らないことを示す例はない。

 

与党は法案を作る際に内閣と一体になっているわけであり、質問時間は極端に言えば「与党0対野党10」でもいいのである。

自民党政権時代の2008年には、「与党4野党6」だったが、翌年からの民主党政権では、野党になった自民党の要求によって「与党2野党8」と野党の持ち時間が増え、それが第2次安倍政権以降も続いてきた。

 

ところが、森友・加計学園問題が追及されて支持率が急落するや、自民党は「与野党5対5にしない限り応じない」とベラボーな主張をし、結局「与党3野党7で」で折り合った。しかし原理原則に無知な若手議員が、「質問をしないと地元で“税金泥棒”とまで言われる」と、また時間増を要求し、当時、官房長官だった菅が同年7月30日の記者会見で「議席数に応じるのは国民からすれば尤もだ」と後押ししてしまったのである。

若手議員と同じくらいにここまで無知な菅が総理になっていいのか、と私、佐高 信は慄然とせざるを得ない。

自民党の副総裁だった山崎 拓が

国会の長い歴史の中で、与党に質問時間を半分寄こせ等という話は、一度もなかった。安倍総理はよっぽど疑惑を追及されるのが嫌なのか、自信がないのか。

総理大臣として野党の質問を堂々と受けて立たなければ」と言っているが、それがこのまま菅 義偉にも当てはまる。続く

 

 

 

 

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澁澤榮一 一日一訓

澁澤榮一 

一日一訓

4月25日

 如何に仁義道徳が美徳であっても、経済活動を離れては真の仁義道徳ではない。

経済活動もまた仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものではない。

 

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総理大臣 菅 義偉の大罪

総理大臣 菅 義偉の大罪

6創価学会・公明党との癒着強化の危険

 森功の「総理の影――菅 義偉の正体」(小学館)で菅の秘書を長く務めた渋谷 健が「その後」を含めて、こう証言している。

 「我々も学会批判をめちゃくちゃにやったし向こうも真剣勝負でした。例えば突然宣伝カーの前に二、三人が立ちはだかって道をふさいだり。ひどい時には道路に寝転んだり。ある夜、事務所の玄関にバーンという大きな音がするので行ってみると、大きな石が投げ込まれ、車が走り去って行った。僕の家に夜中じゅうフアックスを送り付けてきたこともありました」

 しかし、それから3年も経たないうちに自民党は公明党と手を組み、2000年の選挙では菅は学会に協力を求める。

一度あいさつに来いと言われ、菅は渋谷と二人で学会の神奈川県本部に出かけた。

「菅さん、あんたこの間の選挙で、池田先生のことをなんていった?あんなに批判しておいて気持ちは変わったのか?」

 地域のトップにこう詰(なじら)れ、一時間ほど、菅は言い訳に賢明だったという。

おい、渋谷、最初は本当に怖かったな」と菅はのちに言ったらしいが、この大変身(心変わり)は学会のトップでなくても、追及したいところである。

 あるいは嘘はこの男の御家芸なのだろう。

 「嘘つき、帰れ」と言われても、菅は何の痛みも感じないに違いない。それが身に付き、習い性となっているからだ。

 菅が池田に対して投げた「人間の仮面をかぶった狼」という名称は、むしろ、菅にこそふさわしい。

 菅以前に自民党で学会と太いパイプを持っていたのは野中広務だった。しかし野中はまだ学会ではなく、公明党と連携していた。ところが菅は「政教分離」など知ったことか、と学会の副会長、佐藤 浩と直に取引している。

 そんな姿を宗旨替えしてまで菅を応援した内藤国夫はどう見ているだろうか。

怒って墓の下から起き上がりたい気持ちなのではないか。続く

 

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