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石巻市は控訴するのか

石巻市・亀山市長は控訴をするのか

大川小訴訟問題

10月26日判決後。

判決後に記者会見した亀山市長は

判決を受けての感想を『市の責任を認める結果となったことは重大なことだと受け止める』と語った。続いて

――控訴をするのか。

『控訴するかどうかは、判決の内容を精査したうえで、早い段階で結論を出したい』

――震災後は市や市教委の対応に問題があった。

『混乱している状況の中で、遺族への対応が丁寧に出来なかったこともあり、不信感を抱かせてしまった。今後の防災教育の反省点として取り組む』

――判決を市の防災にどう役立てるか。

『児童74名、教職員10名の84名が亡くなったことは重く受け止める。判決の有無にかかわらず、学校を含めた市の防災対策を進めるのが私たちの役割でもある。地域ごとに避難の仕方があるため、しっかりとした避難施設の選定や避難マニュアルを作りたい』

10月28日

石巻市は控訴を決定

「控訴議案・石巻市議会は否決を!」

29日・遺族が記者会見

亀山紘・石巻市長は、28日、仙台高裁への控訴を決断した。これに対し県はまだ対応を決めていないと村井県知事は発言した。

29日に遺族が市内で記者会見を開いた。

 6年生だった長男大輔君を亡くした原告団長の今野浩行さんをはじめ、遺族や代理人弁護士約10人が出席、30日に開かれる市議会臨時会を前に亀山市長が控訴の方針を示したことへの憤りを語り、当日の対応を説明した。

 原告団は臨時会開会までに市議に否決を求めるほか、当日は午前9時に『判決に従わない市長の態度に子供たちは泣いている』などと市議に向けたメッセージを書いたプラカードを持って市役所前に立つことや臨時会を傍聴して行方を見守ることを明らかにした。

 仙台地裁が学校側の責任を認める判決を下してから2日後の28日に出された市の控訴方針に遺族らは『こころが折れそうだ』『これ以上犠牲になった子供達の死を汚して欲しくない』と心境を語った。

 原告団は今後市と県の方針が決まり次第、今後の対応について協議していくという。

大川小を巡る訴訟は26日に仙台地裁で原告勝訴の判決が出された。亀山市長は28日判決内容で

①学校の津波の予見性

②教員の結果責任義務違反

の2点で不服があるとして控訴する方針を示した。

 さて30日の石巻市の臨時議会は市長の控訴方針を認めるのかどうかその採決が注目される。続く

 

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判決が出て・(大川小訴訟)

判決が出て(大川小訴訟)

  石巻市立大川小学校の問題で犠牲になった72人の子供のうち、23人の19家族が市と県を相手に起こした児童一人当たり一億円の賠償を求めた訴訟について、26日の仙台地裁の判決は

「津波の危険を予測出来た。裏山に避難させるべきだった」とほぼ原告の言い分を認めた形で、高宮健二裁判長は市や県に過失があったとして14億2600万円余の賠償金を支払うよう命じた。

亡くなった石巻市大川小児童の遺族で元中学校教諭の佐藤敏郎さん(53)と、大川地区復興協議会長の大槻幹夫さん(74)それぞれの立場から原告遺族の戦いを見つめてきた2人に今の思いなどを聞いた。                               (石巻かほく)

   ◎佐藤敏郎さん

『真実を知りたい』スタンスは同じ。

 大川小6年だった次女のみずほさん=当時12=をなくした佐藤さんは現在、防災教育の講演や、語り部などを通じ全国各地で大川小の惨事を伝えている。現地を訪れる若者たちに悲劇を語る中で、若者たちが自分自身と結び付けて考え、真剣に向き合う姿も見続けてきた。

「対話の輪が広がってきていると感じる。(若者たちは)なぜ救えなかったのか、これからどういう未来を目指すべきか一生懸命考えている」

学校管理下で多くの児童が亡くなる前例のない」劇が起きた『あの日』以来、真相を知るために予想だにしない日々を送った。

「第三者検証委員会は失敗した。校舎の保存も決まった。周りの状況が変化したり、自分が講演などで話をする中で気付いたりしたこともある」

 自身は原告団に名を連ねていないが情報は共有し、状況を把握しており、「スタンスは自分も原告団と同じ」という。

「学校で起きたことだから、責任を問われるのは当然のこと。向き合って初めて次につながる」と指摘。

「あの日まで素敵な学校や町があったことを。心の片隅でいいからみんなに覚えていてほしい」と語る。

◎大槻幹夫さん。

『訴訟はやむを得ない選択』と地元も理解

東日本大震災後大川地区再生のために市と住民のパイプ役となって活動している大槻さん。

2014年3月から2年半余に及んだ公判を見詰め続け、提訴に踏み切らざるを得なかった遺族の気持ちに思いを寄せる。

「市教委との話し合いが始まった頃は恐らく遺族の側にも訴訟の洗濯は無かっただろう」。しかし、回を重ねるごとに両者の溝は深まっていった。

「市教委の中にも混乱はあったと思うが、説明に誠実さが欠けていたことは否めない。助かった、たった1人の男性教諭と児童から市教委が聴き取ったメモを破棄したことも重大だった」

提訴に対し、大川地区住民の中から提訴に是非の声は聞こえなかった。「地元の人たちも、提訴はやむを得ない流れなのだと思った筈」と自分なりに理解している。

大川小児童をはじめ、家族や家を失った人たちの心をくみ取る気持ちを出発点にしよう。大川地区復興協議会はそんな決意で活動を始めたと言う。

『残された人たちの心に添えないで大川地区の復興はあり得ない』、震災から5年半過ぎた今、原点に返って協議会の意味を自身に言い聞かせている。

 

 

 

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日野原先生に感じたこと

日野原重明さんを久し振りに拝見した。

  国際聖路加病院に入院中の三笠宮様が亡くなられた。

100歳だったということだが、明治以降の皇族で100歳到達は初めてのことだという。もう少し長生きしてもよかったと思うのだが、天命ならば、致し方のないことだと思う。

 27日夕方のNHKテレビで入院先の病院(国際聖路加病院)風景が放映され、例の日野原重明医師が「宮様に対して最善の手を尽したが及ばなかった」という趣旨の談話を述べていたが、その日野原先生は1911年10月4日生まれであるから、今月4日でちょうど105歳に成ったと云うことだ。

なんという長命振りか。

 食事を始め、エレベーターを使わないなど体力の維持に対してはあらゆることに気を付けて活躍しておられる日野原先生ではあるが、本日のインタビューの雰囲気からすると、日野原先生のご活動もここ一両年が限界なのではないかと、そのように感じられてならなかった。

 100歳の患者をみとった105歳の医師。

今年100歳以上の日本人は6万人を越えたそうである。

我々もぜひあやかりたいものだ。

 

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知事抹殺の真実

 

『知事抹殺』の真実

で描かれる国策捜査と報道の闇

 

来月公開ドキュメンタリー映画

 

5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が、「謎の収賄事件」で突然政治生命を絶たれてから10年冤罪まがいの『収賄額0円』という前代未聞の有罪判決が確定しているが、何故佐藤が潰されたのか。ドキュメンタリー映画

「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)が11月中旬福島県を皮切りに全国で上映される。

 佐藤は「福島のとげ」と言われ、地方分権、道州制、そして原発で国に物申す知事だった。

とりわけ原発に関しては、原発立地県の知事として、安全を最優先させ、東電や国に厳しい態度を取った。2003年にはトラブル隠しの東電では安全が確認できないとして、東電の原発全17基を稼働停止したこともあった。

  映画には佐藤自らが出演し。有りもしない嫌疑で、最初から「佐藤知事つぶし」ありきの国策捜査が行われた様子がテンポよく描かれている。

 経験を伝えたい

 12日の試写会で佐藤は「収監されていた“巣鴨”から出てきた以上の気持ちだ。みなさんの顔を見てエネルギーをいただいた。これから本当の戦いが始まる。政治活動などは考えていないが、私はどなたもできない経験をした。それを伝えていきたい」と話した。

 取り調べや裁判の再現、インタビュー中心の映画には、当時の新聞紙面が沢山使われていたものの、ニュース映像は殆どなかった。安孫子監督が事情を明かしてくれた。

 『10年前の事件当時の映像が欲しかったが、貸してくれる放送局がなかった。この件にはフレルな、という“お達し”でもあるのか、一様に下を向いていた』

 国策捜査と報道の闇についてもよくわかる作品である。

                                        終わり

 

 

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『原発が争点なら自民は敗北』と小泉元首相が語る

小泉純一郎元首相

原発争点なら自民敗北

小泉純一郎元首相が共同通信社のインタビューで次期衆院選で野党が統一候補を立て『原発ゼロ』を争点にすれば自民党は敗北する、との見通しを示した。

新潟や鹿児島の知事選では原発再稼働に慎重な候補が当選。小泉氏は『目に見えないうねりが出てきた、次期衆院選に影響がある』と話した。

 安倍政権が脱原発に舵を切ることは無い、とし民意を無視する政党が政権を維持できるわけがないと非難した。

民進党への苦言も飛び出している。『民進党は最大の争点が原発だとわかっていない。野党がだらしないから与党は楽だ。』と語っている。また改憲問題にも触れ、『基本は9条改正だが、国民に変える雰囲気はまだない』と訴えた。

北方問題については『打開は難しい』との見方を示した。

 

 

 

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『まだ連絡がないね』

『まだ連絡がないね』

 去る10月3日、20時ころ大崎市に住む福田さんの奥様から電話をいただいた。

「福田です、先生、突然ですが、10月23日の日曜日に石巻か松島のどちらかへお邪魔したいのですが都合はよろしいでしょうか?あと20日ほどあるんですけど」

『構いませんよ。予定を組んでおきます。それじゃ石巻にしましょう。時間は午後1時ということでいいですか?』

「すみませんが、じゃあ午後の1時によろしくお願いします。先生の声をどうしても聴きたかったものですから・・・。実を言うと、今回大崎市の結核検診で私の胸部に白い影があるということで通知が来て10月24日(月曜日)に仙台で精密検査を受けることになったものですから。その一日前にお邪魔して元気をもらえればいいなあと思って・・・」

 『そうでしたか、検疹は毎年受けていましたよね』

「そうです。今年初めて異常ありでした」

『うんそれじゃあね、これから話す通りにやってください。まず撰名を毎日20回ほど大学ノートにでも書いてください。それから肌着などに油性のペンで姓名を書いてそれを着用してください。あとはタオルに撰名を書いてそれを胸部にかけて休んでください。精密検査まで20日もあるから、それで好転することは十分あり得ますから。

でもね、基本的には福田さんのことは、(悪いことは)何も感じないので心配はしていませんから、明るく前向きに考えてくださいね』

 福田家は、両親と子供さん3人の計5名が撰名してから10年以上に成る。その間いろいろさまざまなことが好転した。すべてがいい方向へ転換して順調に来たが、今度の検診で奥様に異常の通知があったことでどんなにかショックを受けたことだろう。その立場になれば、誰しもがショックを受けることになるわけだが・・・

**

10月23日。福田さんご夫妻とご長男が約束の午後1時に石巻宅においでになった。恐縮ながら、新米を30キロ頂戴した。

3時半までの2時間半、様々なことを話し合った。明日検査が終わった後、口頭で結果を直ぐ教えてくれることになっているという。

私は『結論的には何も心配しなくていい。私が何も感じないのだから明日の精密検査は大丈夫なはずだから』ということで私からタオル3本と海産物を福田さんに持ち帰ってもらった。

「おかげさまで元気が出ました」と言いながら・・・

***

 本24日18時ごろ『福田さんから検査結果の電話があるころだがなぁ』と思い、当方から携帯へ電話をかけてみた。出ない。じゃ後刻掛け直すしかないなと思って受話器を置いて間もなく、福田の奥様本人から電話があった。

「福田です、今家に帰ってきました。昨日はどうも有難うございました。先生、検査結果は大丈夫でした」と明るい声だった。

『ああ、よかったですね』・・・・今、25日午前2時半、福田さんご夫妻は久しぶりに安心してお休みになっていることだろう。

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まことに(誠二)不思議な死

平尾誠二さんの不思議な死

 まことに(誠二)不思議なこともあるもので、あの有名に過ぎるラグビーマン、ひらお・せいじ(平尾誠二)さんが何かの癌で亡くなったそうだ。

 病名も、亡くなった前後の様子も公表されず、エイズではないか?あるいは癌を苦にした自殺では?と周りが推測するものの、死因は発表がないのでわからずじまい・・・。

奥さんは元モデルの武庫川女子短大卒で澤近恵子さんという。

今、平尾恵子さんになって、「さき」さんという名の娘さんと、氏名不詳の息子さんがいるのだそうだ。

 

平尾誠二      平尾恵子      平尾さき

57142        57123      57 34

総格28大凶。  人格19大凶。   人格10大凶

            総格27大凶   外格 9大凶

                        総格19大凶

 

上で解るように、夫よりも妻が、さらに妻よりも娘がより弱い運気であることが分かる。つまり

平尾誠二  運気30点

平尾恵子  運気20点

平尾さき   運気10点・・・となる。

奥様の恵子さん、娘の「さき」さんにとって夫の、父の何を守るための

詳細未発表なのか?おそらく父や夫の名誉を守りたかったのではないか。

だとすると、死因は病気を苦にした自殺ではなかったかと思われる。

いずれ家族から死因や病名など詳細が発表されるだろうが、今あれこれと外野は騒がないで、静かに誠二さんの旅立ちを見送ってあげればいい。

そう思われる平尾誠二さんの若すぎる逝去だった。合掌

 

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小沢一郎久々の怪気炎2件

 

小沢一郎氏久々の怪気炎・二件

蓮舫の民進党は解散した方が良い

自民党は姑息である

日刊ゲンダイ10・20

 自由党の小沢一郎代表が18日の記者会見で、久々に“小沢節”をブチ上げた。まずは原発再稼働慎重派の米山隆一氏が当選した新潟県知事選での蓮舫代表のドタバタぶりを俎上に。

米山氏は、共産、自由、社民の三党が推薦したが、民進党は支持母体の連合が

自公推薦の森 民夫氏の応援に回ったため、自主投票にした。

 選挙戦の終盤、米山勝利が見えてくると、蓮舫は慌てて米山氏の応援に駆け付けた。

 こうした蓮舫民進党の一貫性の無さに、小沢氏は

『野党第一党として主体性が無さ過ぎる』

『最大野党の民進党が政権を取る気がないのなら、国民への背任行為で民主主義の否定だ』

『そんな政党は解散した方がいい』とケチョンケチョンに批判した。

**

 さらに小沢氏は、自民党憲法改正推進本部の保岡興治本部長が党の改革法案を衆参両院の憲法審査会に提示しないとしたことを取り上げ、

『一定の偏った考えで憲法改正をしようとするから国民の理解を得られない』

『自分の意見を隠して憲法改正論議を進めようとするのは本当に姑息だ』とバッサリ。

党名を以前の自由党に戻した途端に小沢一郎氏の怪気炎も戻ってきたようだ。

***

小沢一郎が元気だと日本も元気になれる。本物の政治家の何たるかを自公をはじめ、国会議員という名の多くの税金泥棒たちに見せつけてやってくれ!

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米山新知事誕生・最終回・国策逮捕や暗殺計画も

米山隆一新知事誕生

最終回

国策逮捕や暗殺計画までして

 例えば、1980年終わりから2000年代初めまで、5期にわたって福島県知事を務めてきた佐藤栄佐久知事はプルサーマル導入反対に転じた途端、東京地検特捜部に収賄容疑で、余りにも不自然な形で逮捕され、司法記者の間でも『明らかな国策逮捕』という声が挙がった。

 また高浜原発では2000年代前半プルサーマル導入に反対する高浜町長に対し、なんと暗殺計画まで持ちあがっていたことが明らかになっている。

  冗談のような話だが当時高浜原発の警備を担当していた警備会社社長が週刊現代で、関西電力の幹部である同発電所副所長から依頼を受けたと告発したのだ。

 そして今回新潟でも前述したように、泉田知事が出馬断念に追い込まれた。

 新たに就任する米山隆一新知事も確実に官邸や原子力ムラからの圧力にさらされ、嫌がらせや、揺さぶりを受けることになるだろう。

**

 すでに東京電力は、2015年4月に『東京電力新潟本社』を設立し、東京本社からメディア担当を集結させ、以降、新潟で放送される民放各社に複数のコマーシャルを復活させている。

 雑誌や広報誌、そして全国紙の新潟版にも広告を出稿するなどいわゆる原発マネーをバラまき、“メディア包囲網”を着々と築いている。

  再稼働を阻止するためにも国民はこうした謀略の動きを徹底的にチェックし、批判していく必要がある。(リテラ・伊勢崎 馨)  終わり

(永人所感)

 福井県内の首長が『今日のカネのためなら、50年後、100年後に生まれてくる子供たちが全員『かたわ』でも構わないと発言し、その息子がパンツ泥棒をやって、今では安倍内閣で大臣をやっている。情けなくて、情けなくて涙があふれてくる。

放射能廃棄物の処理は、人間の手に負えない厄介もので、これの管理は10万年を要するという。誰が管理するのか、現実に不可能な要素が多すぎる中で、再稼働を始めるのは、

今だけ良ければ、金さえ掴めれば、「あとはどうなろうと知ったことではない」という政治屋と電力会社の勝手をこれ以上許すことは出来ない。人類を確実に滅ぼす放射能汚染。みんなで今こそ原発の廃止を真剣に考え、実行すべき時である。  終わり

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米山新知事誕生・その3・どこをとってもインチキと不備の柏崎原発

米山隆一新知事誕生

その3

どこもかしこもインチキと不備だらけの柏崎原発

 ところが、中越沖地震そして東日本大震災があっても政府や東電の安全軽視、再稼働優先の姿勢は変わっていない。

 原子力規制委員会と東電は、6,7号機における耐震評価のための基準地震動を中越沖地震前の450ガルから1209ガルに引き上げたが、これは活断層の可能性が高い東縁断層を活断層ではないとして想定地震を小さく見積もったものだ。

 地震学の権威である石橋克彦神戸大学名誉教授は、この判断を『耐震偽装だ』と厳しく追及している。

 また東京電力は、原発の建物や原子炉格納容器、使用済み核燃料を収納しているラックなどについて、地震の揺れの影響を計算する数式を、これまでとは別の数式に変えようとしていることも発覚した。

 これまでの数式では、基準地震動よりも余裕のある耐震設計が必要だったが、新しい数式を使えばギリギリの設計で済むのだという。明らかに甘い耐震設計で済むよう工作を行おうとしているのだ。

 他にも新規制基準で義務化された火災対策として原子炉の緊急停止などに必要な安全系のケーブルは、他のケーブルと分けて設置することが定められているのに、柏崎刈羽原発ではそれに違反して1~7号機すべてで2種類のケーブルを混ぜて敷説していたことが判明した。

 さらに他の原発に比べて地下水の汲み上げ量が異常に多いのに、

液状化や、事故後の地下流入対策が不十分であることも指摘されている。

とにかくどこをとってもインチキと不備だらけである。もしこのまま再稼働されたら、福島原発の二の舞になる可能性は極めて高いはずだ。

 そういう意味では今回の米山隆一氏の当選は新潟危機、いや日本の壊滅を救った新潟県民の英断だったと言っていい。

 しかしまだ油断はできない。

政府と原子力村は原発再稼働に反対する地方自治体の首長には片っ端から圧力をかけ、時にはスキャンダルを仕掛けて潰してきた。続く

 

 

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