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300日拘束獄中記19・加計学園系列幼稚園

300日拘束獄中記

19

加計学園系列幼稚園

12月4日書く

 『素晴らしい教育をやっている学校があるんですけれども、見学に行かれてみてはどうでしょうか』昭恵さんがそう勧めてくれたので、

 2015年の秋、神戸で加計学園が経営している『御影インターナショナルこども園』という園を主人と町浪が見学しました。帰って来た主人に「どうでした?」と聞くと『そやね・・・』と言ったまま何も話しません。

 町浪によれば、見た目はいいが、子供の着替えや用具類などがちゃんと片づけられておらず、子供たちの様子を見ても細部に先生たちの目が行き届いていない印象だったそうです。

 後で昭恵さんから『どうでしたか?』と感想を聞かれたとき、私はお世辞が言えない性格なので正直に話しました。

昭恵さんは『そういうことを言われたのは初めてです』とびっくりされていた。

何を言ったかよく覚えていません、ただ、「あまり良い雰囲気でなかったこと。しつけがきちんとされていないように見えた」等々だと思います。

 加計学園も主人は表立って悪口を言う人ではないけれど、顔の表情で気持ちはわかりました。

主人はお金儲けの学園というイメージを持ったみたいです。今となれば主人の勘の通りと思います。いろんな県に加計学園の運営する学校などがあるわけで、「腹心の友」であるはずの安倍首相が全く関係していないというのは俄かに信じがたい。

 当然今治市の岡山理科大獣医学部新設については、知っていたのではないかと思う。

今思えば昭恵さんも教育という面からすると、余り分かっておられない人だったと思う。

昭恵さん本人も言っていたが、加計学園理事長の加計孝太郎さんと安倍さんは、頻繁に電話でやり取りしている仲良しなそうです。

 今廊下から聞こえるラジオより『国会でも森友学園問題について安倍さんの答弁に納得できないと答えた国民は81%』と聞こえてきました。ラジオは今まで聞かなかったが、そこだけ耳に入ってきたのも不思議。

 やはり浦先生がおっしゃるように、籠池だけをスケープゴートに、となると今度は国民が許さないだろうと言われました。国民の声が反映する社会にしたいものですね。続く

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300日拘留獄中記・18 東大から刑務所へ

300日拘留 獄中記18東大から刑務所へ

11月16日に書く

18

●東大から刑務所へ

 『東大から刑務所へ』の本、すぐ読みました。何度か吹き出しましたが本当に堀江貴文さんと大王製紙元会長の井川意高さんの対談はテンポが良くて、1時間以内で直ぐに読めました。

 本当に受け付けない本は読めません。

銀座やバー、お二人とも使うお金は半端じゃなく、スケールが大きい。

マージャンの掛け金が一晩に一億円から十億円というのはあり得ない。

 私たちのような質素に生きる者とは全くかけ離れている方々ですが『すべてを失って初めて自分らしい生き方が見つかる』という言葉には共鳴しました。井川さんは大王製紙の創業家三代目ということです。

 二代目のお父様も大観しておられる点は、人間のできた方だと思いました。いくらお金があってもカジノで湯水の如くお金を浪費しても、最終的に何をつかんだということの方が失敗よりも大切なのかもしれませんね。

  また、私は違う視点で物を見ていました。どんなにつらい事でも、過ぎ去ればすべて感謝することを大切にしたいですね。主人と共に残された人生を過ごしたいです。亡くなるときも主人と同じ日でありたいです。

 鈴木宗男さんも村木厚子さんも井川さんも堀江さんもみなさん、特捜部は相手のステイタスもプライドもズタズタに破壊して威圧的な取り調べで落ちさせる、と書いています。

 可なり検察の取り調べはきついようで、多くが時間を置かずして音を上げたようです。本を読むとかなり世の中に冤罪が多いと思わされます。悲しいことです。続く

 

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300日拘留獄中記・17日馬富士のこと

300日拘留獄中記・17・日馬富士のこと

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●日馬富士のこと

11月15日書く

 日馬富士のこと。あまちゃん(元の四股名「安馬」からそう呼んでいた。)が初めて幼稚園に来てくれたのは、17歳ぐらいの時。「お菓子食べますか?」と言うと、まだ幼さが残る彼は細い体をねじらせてはにかんでいた。それから毎年、大阪場所の時に幼稚園を訪れ、子供たちと相撲をしてくれた。

伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)はまだ塚本幼稚園が父の代の時、関脇の時から来てくれていた。

幼稚園に来ると皆出世するからと縁起を担いで来てくれていたのだ。引退後も良い関係を持たせてもらい、親方は平成9年ごろまで幼稚園の理事を2期8年の途中まで勤めてくださっていた。

 大きくなって強くなって行くうちに、日馬富士は態度が横柄になって行った。私は親方に正直に話をしようと、大阪場所中に鶴橋にあった宿舎に行った。

意を決して『親方、お話があってまいりました。実は・・・』と話すと親方は「良く言ってくれた」と喜んでくださった。

例えば幼稚園の部屋に着いた途端、ゴロンと寝る。

バスの送迎の際に弟弟子にコンビニへとお菓子を買いに行かせて食べ、

バスの中でタバコを吸い、吸殻をバスのごみ箱に捨てる。

また帰りに、「大きな風呂に行きたいのでそこまで乗せて送って欲しい」と急に言われて西成の方へ行かされた、とバスのおじさんが言いにくそうに話してしてくれた。

園児の乗るバスなので何か事故でもあれば大ごとだ。

親方はバスの中のゴミ箱にお菓子のゴミや大量のタバコの吸殻を確認している。

当時の口癖が「絶対に負けない」「上を目指して修業します」で、日本人にないハングリー精神は素晴らしかった。

でも、強くなればいい、お金が入ればいいだけでは大切なものを見失います。

やっぱり心を鍛えることが出来なかったのでしょうね。続く

 

 

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300日獄中記・16籠池諄子

300日拘留獄中記

16

籠池諄子

●ガサ入れ

10月16日書く

大阪地検がガサ(私はこの言葉が下品で使いたくないのですが)に来て、私の印鑑、実印、財布もキャッッシュカードも取られた。ピンクの手帳の予定表には、先祖の月命日とか祥月命日とか、詳しく書いてある。あれがないと先祖供養も出来ない。

それも同時だったでしょう。幼稚園、保育園、子供の家・・・。保育園など全く責任者がいない中で、多くの物と金庫まで持って行ったわけですからね。訳のわからないまま立ち合っていたK先生に、押収品について印を押させたのです。

自宅も、二階の和室のタンスの中にあった、私が日々の記録をしていた200枚くらいの紙、重要書類、携帯電話3つなど、それこそありとあらゆるものが押収されました。

『こんな捜査、世の中にはあるんやなあ』と近所の人も言っていました。『国民への見せしめでやっているようで怖い』とも言っていました。そうなのかもしれません。権力の行使も此処まで行くと怖いですね。押収品は責任を持って返してくれるのかなあ。

●昭恵さんとの出会い

11月1日書く

週刊朝日(11月3日号)の郷原信郎元検事の記事

「森友問題で『妻は騙された』はとんでもない暴言」、まさにズバリです。

安倍首相は何を根拠に昭恵さんが騙された、と言っているのでしょうか。そもそも私たちは何もだましていません。

私たち夫婦と昭恵さんに接点が出来た経緯を簡単に書きます。

ある保護者の方が塚本幼稚園が発行する『お母さん新聞』と一緒に『自分の息子が塚本幼稚園で学んだことを誇りに思っている』と書いて昭恵さんに手紙を出されたところ、つながりが出来たようです(聞いた話ですので詳細はわかりません)。

その後、昭恵さんの『春日大社に行きたい』というリクエストに応え、別の保護者の旦那さんが車をだし、別の保護者のお母さんと一緒に『春日大社』へ行かれたそうです。春日大社では誰も昭恵さんには気付かなかったそうです。

昭恵さんは観光客に「写真を撮ってください」と頼まれたことを笑って話していました。昭恵さんと一緒にではなく、自分たちの写真撮影を総理夫人と知らずに頼んだわけです。それほど、当時はまだ顔を知られていませんでした。

それがきっかけとなり、塚本幼稚園に来られることになったのです。

昭恵さんは、私のことは好きです。それだけは、私は自信があります。続く

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300日獄中記15

300日拘留獄中記

籠池諄子

15

●恥ずかしくない生き方

こちらにおせわになっているかぎり、感謝して明るく過ごそうと私は決意しています。絶対に負けない。泣き言は言わない。恥ずかしくない生き方をしなければならないと思っています。だから先生、ここから早く出してください。

 ●詐欺に遭いました

 10月15日書く

 浦先生に教えていただき、私も郷原信郎先生が『報道ステーション』(2017年10月11日放送)で安倍首相がまだ裁判を受けて居ない主人を『詐欺を働く人』と断言したことについて『推定無罪の原則を侵しており、大変な人権侵害だ』とおっしゃって下さったという朝日新聞の記事を読みました。娘からすると本当に嫌な思いをしたことでしょう。お父さんとお母さんが人を騙すと・・・。

佳茂が高校生の時、『お父さんとお母さんは真面目過ぎる。京橋界隈の人間見たらわかるわ!」と反抗されたことを思い出しました。

 最近も私たちは詐欺に遭ってしまいました。今年2月ごろでしたか、幼稚園に『××』と名乗る、鴻池さんと知り合いで、手広く事業をされている、という人から電話がありました。

「素晴らしい小学校に是非寄付をしたい」というので先生が私に取り次いでくれたのですが、「奥さんは伴わず、御主人が1人で指定する東京のホテルに来てほしい」と言うのです。

『主人一人は絶対にダメです』と断ったのですが、何度か電話がかかってきました。

「3億円寄付します」今度は秘書を名乗る人物から電話があり、さらにこう言われました。

「会長は××製の時計(私は全く知らない名前でした)をコレクションしているので、それを買って東京の帝国ホテルの隣にあるホテルへ持って行ってください。支配人に伝えておくので、フロントに預けてください」

その時「学園の振り込み先口も書いて入れておいてください」と言われました。Yさんに手伝ってもらい、大丸の外商でその腕時計を少しだけ安くしてもらって70万円弱で買いました。Yさんに名古屋まで送っていただき、新幹線で東京に向かいました。

指定のホテルに着き、フロントに聞くと『全く聞いていません』と言うし、秘書に連絡すると「預けたらわかる」と言います。

結局、取り敢えずフロントに、手紙と口座情報を書いた紙と一緒に時計を預け、大阪に戻る事にしました。

翌日ホテルへ問い合わせると誰かが取りに来たと言います。

 さすがにおかしいと思い、Yさんと豊中警察署に相談に行きました。学園の酒井弁護士も来て下さり、警察と話をしましたが『とりあえずまだ騙されたとも限らないので、保留にします』と言われました。

寄付金が振り込まれることはありませんでした。 続く

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300日獄中記14

300日拘留獄中記

14

10月14日書く

●人目にさらされ続けた8か月

 2017年2月9日に国有地売却の話が記事になって出て以降、ずっと人目にさらされ、マスコミに追われ、さらには主人が証人喚問にまで呼ばれた。

この8カ月は本当に大変だった。

 逃亡の危険がある?・・・・別荘や別宅などある筈もなく、豊中の自宅だけ。どこまで私たちを疑がえばいいのですか?

どこかに隠したお金があるのではないかと調べても何も出てこない。

何故森友問題が日本中の注目を集めたのか?

それは安倍首相が2月17日の衆議院予算委員会で

「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい。まったく関係ないということは申し上げておきたいと思います」と答弁したからに他ならないだろう。

 この総理自身の言葉に、野党もメディアも反応したに過ぎない。

菅 義偉(よしひで)さんは官房長官記者会見で『この問題を大きくしたのは、政策議論に集中しない野党と、些末なことを書きたてるメディアの所為だ。』と事あるごとに主張した。

違う!違う!この話題を必要以上に大きくしたのは他ならぬ安倍晋三さんご本人。財務省理財局の佐川宣寿局長の答弁がウソであったことも、露呈している。

 此処まで政府関係者がウソにウソを重ね、誠実な答弁が出来無い立場に追い込まれたのも安倍首相の答弁の所為。本当に改めてそうだわと思う。

今年の3月ぐらいでしたか、この事が話題になっていたころ、安倍昭恵さんから電話がありました。

「今琵琶湖の竹生島に行っていました。そこの滝のところに龍がいて、その龍を見た時、籠池さんだと思ったんです。籠池さんご夫妻は大きな使命がおありなんだと思ったんです」

今思うと、明恵さんがおっしゃったように、主人は天から使命を頂戴したのかもしれない。

裸の王様の総理大臣と相対し、時代のケジメをつけるという使命を。

●昭恵さんに聞いたこと

10月11日書く

昭恵さんに聞いたことがある。安倍総理は家に帰られたらどうされているのかを。昭恵さんいわく、12時まで映画を見ている。麻生太郎さんは漫画をみている。

うちの主人とはずいぶん違う。続く

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300日獄中記13

300日獄中記

13

 

国策捜査(2)

 また、マスコミは『段ボール箱を何箱押収した』と騒ぐが、考えてみれば、書類などを段ボールにぎっしり入れると、とても一人では持てない。

 捜査官は仰々しく段ボールを抱えているが、その中身はせいぜいノート1冊か書類少々、極めて軽いものだからこそ軽々と運んでいるのだ」(鈴木宗男『汚名』文庫版まえがきより)

 私も思わずその通りと膝を打った。2017年6月19日夜から20日朝2時すぎぐらいまで私の家に大阪地検特捜部が強制捜査に入った。

 その際もあまりにもゆっくりと押収作業をするので、「もう夜中1時過ぎてさすがに近所に悪いし私も運ぶわ」と言ってさっさとダンボールを表に運んだ、慌てて捜査官が追いかけてきたが、箱が大分軽かったことを覚えている。なぜこんなにたくさんのダンボールが必要なのかと、あの時は不思議に思った。

確かに多くの箱の中はノート数冊程度だった。

昼の便に間に合わないので今回の手紙はここまでとします。

ニュースでは『大阪地検特捜部』が塚本幼稚園からダンボール箱100分の書類を押収したと言っていましたが、あれも情報操作の一つですね。とにかくダンボールの軽さには鈴木さんと同じことを思いましたので、お伝えいたします。

小沢一郎さんは御自身が相当苦労したため、『籠池氏を助けてやれ』と言ってくださったことがありました。民主党政権時代、私は検察の思惑(小沢一郎を無実の罪におとし入れる策略←永人)など想像もつかず、「小沢一郎さんは悪い人なんだなあ」とテレビや新聞を読んでそう思っていました。真実を知るためには現実から目を背けていては駄目ですね。

929日(金)

午前書く・昼出す

●人の目的

 浦先生、昨日電報を送って頂いたのですね。手元に届き、ほっとしました。浦先生の愛は本当に厳しいがゆえに、深いなあと感激しました。

失敗の山頂を乗り越えて、敗北から勝利をもぎ取る。我らは勝ち得ると思うから勝ちうる」と『生命の実相』の中にあります。

いい言葉だなあ、と思いました。悟ったと思ったら

分からなくなったり、分かったと思ったら分からなくなったりしながら、人は大きなことに気が付くのでしょう。

人の目的は、

1・生きること

2・愛を注ぐこと

3・魂を向上させること  だなと・・・  続く

 

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300日獄中記・12籠池諄子

300日獄中記

12

9月28(木)書く

籠池諄子

国策捜査(1)

 Aさんから鈴木宗男さんの本『汚名』を差し入れして頂いた。鈴木さんの表紙の顔は険しい顔。横に『検察に人生を奪われた男の告白』と書かれています。

本の冒頭文庫版まえがきとして『正義の検察』の本当の姿を描いていきます。

権力者にとって都合の悪い人間を無実の罪で不当に逮捕し、長期にわたり拘禁し、地位や名誉だけでなく、自由さえも平気で奪ってしまう。

 そういう日本という国の在り方を変えていきたい、と記された部分にはまさに同感。さらに鈴木さんは、具体的な例を出して話を進めます。

国民の多くが『このままではだめだ』と考えた結果

、2009年8月30日、自民党から民主党への歴的政権交代が行われることになった、

ところが民主党幹事長の小沢一郎氏に対する検察の執拗な捜査、その後のマスコミによる徹底的なバッシングが始まる。その結果、「悪徳政治家を逮捕せよ」という世論の後押しを受けて、特捜部は『正義の味方』として逮捕に動いた・・・。

 東京拘置所に叩き込まれ、検察のでっち上げたストーリー通りに供述しない限り、朝から晩まで搾り上げられる。『無実だ』『何もしていない』と主張しても聞き入れず、長時間にわたり、取調室に拘束する。

酷いことに、小沢氏のかつての秘書であった石川知裕衆議院議員のケースでは、事件とは一切関係のない女性秘書が特捜部に取り調べを受け、二人の小さな子供がいるにもかかわらず、10時間にわたって拘束されている。

 まさか『正義の味方』の検察がそんな非道なことをするはずがないと、そう思うかもしれないが、それが『国策捜査』の現実なのだ。

 極秘情報であるはずの特捜部による強制捜査。その現場の映像をなぜテレビ局が撮れるのか。鈴木さんは、マスコミが検察にコントロールされている実態を明らかにしている。

誰かが事前に知らせてマスコミが現場で待機しているからこそニュース映像となるわけで、検察側がマスコミを誘導していることは明らかなのだ。

しかも画面映りがいいように、必ず歩きながら角を曲がる検察官が映るようにカメラを置かせるという・・・。続く

 

 

 

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300日獄中記・11籠池諄子

300日獄中記

11

9月7日(木)書く

●安倍首相の占い師

 安倍首相が頼りにしている占い師がいると、ある週刊誌が書いていた。

その占い師が主人を『現実主義者の人』と断定するように書かれていた。主人は大変嫌がっておりました。

 仮に現実主義者ならば、現実離れした小学校の設立など考えることもなく、平々凡々と暮らしていけた筈です。

この国をどうにかしたい、お役に立ちたい・・・その思いから生まれた小学校の設立に私も賛成していました。

検事にこんなことを言われました。

「あなたは小学校を設立するのを反対していたのでしょ。幼稚園にはそんな予算は無かったでしょ。あなた自身の気持ちを正直に私に話してください」

「ご主人を助けようと思えば、あなたが自分の考えを今、話すべきです」

「ご主人も考えておられます。あなたが言うことでご主人を助けてあげて欲しい」・・・。

私は検事の目を見ました。

『主人は偉い人です。そうとしか返答できません』

「あなたは今回の事件について、どうなると考えられていますか」

私ははっきりと申し上げました。

『神様が決められることです』と。

 

9月9日(土)書く

●当り前の反対は感謝

 気が付いたんですけど、『アカン、もうアカン』と思った自分の心は、よくなる前なのだと。

検事は「当り前」という言葉を連発していました。私は考えました。感謝のたりない人は、「当り前」という言葉をよく使うのでは、と。

当り前の逆は感謝なのだと、心から思いました。続く

 

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300日獄中記・10籠池諄子

300日獄中記

10

9月1日(金)

●検事さんのぼやき

毎日お手紙が御迷惑でなければどうかご笑覧下さい。

検事さんから「僕はこんな大阪のおばちゃんと出会ったのは人生で初めてです。もう頑固というか。僕はお蔭で夜中、家に帰るときはラーメン屋かコンビニしか開いていないので、大体コンビニの弁当やおにぎりをほおばったりしています」と言われました。

『家で奥さんが作ってくれないのですか?』

「共働きなので。籠池さんは作られるのですか?」

これも時代なのでしょうか・・・

この検事さんは最初私に対して、「本当にクソ婆あですね」等と口にしていました。言ってしまったという感じでね。まあ本音なのでしょう。息子と同じような年ですからね(検事さんの不都合な発言の録音はカットされていると思いますが)

9月4日(日)書く

●取調べってなんですか

 いろんな報道がなされている。逮捕、再逮捕、家族はどんな思いであろうか。

検事が言っていた。「あなたたちを応援する人がいなくなっている。自白すれば応援してくれた人も許してくれるだろう」

「みなさん、あなたたちを悪い人だと思っているよ」

町浪さんもこう言っていた。真優美さんもこう言っていた。佳茂さんもこう言っていた・・・。

 心の中で嘘だ、嘘だと叫びつつ、伝えられる言葉の嵐に圧倒されそうになる。

森友学園の債務が総額で31億超?9200万円詐取とか、嘘が垂れ流されている・・・・これ以上書けないが、詐欺など絶対していない!すべて学園の為に使っている。

 浦先生と面会してメッセージを貰った。なんか負けられへん。私にはこんなに応援してくれる人がいると思うと、力がふつふつと湧いてきます。だから本当にありがとうございました。

起訴されたからには裁判が闘いの場土俵です。

 今日から取り調べがまた浅沼雄介検事に変わった。はじめからへらへら笑いながら「沖はどうでしたか」

前日、私は沖慎之介検事の取り調べ方に辟易していましたから、『またか、もう・・・』としゃべる気も失って黙っていました。そうしたら

「今日はなんだか暗いですね、どうしたのですか?」とか

「なにかありましたか?」とか・・・

先生、取調べってなんなんですか?ヘラヘラ、チャラチャラと検事の不真面目な態度は止めてほしい。続く

 

 

 

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