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発達障害系問題児・安倍晋三『ポツダム宣言を読んでいない』の仰天

発達障害系問題児・安倍晋三

ポツダム宣言「読んでいない」の仰天発言

孫崎 亨

安倍首相は重要な政治課題に「戦後レジームからの脱却」を訴えている。戦後体制は、1945年8月15日の『ポツダム宣言の受諾』と1945年9月2日の降伏文書の署名から始まった。

 降伏文書で、日本側は『ポダム宣言の条項を誠実に慣行すること』を約束した。

『戦後レジームからの脱却』を主張するなら、ポツダム宣言で日本が国際社会に対して何を約束したのか――を十分に把握し、理解しておく必要がある。

 ところが安倍首相は違った。国会の党首討論の際、共産党の志位和夫委員長の質問に対し、安倍首相は「我々はポツダム宣言を受諾し敗戦となりました。

 ポツダム宣言の日本の戦争の誤りを指摘した箇所について私はつまびらかに承知しているわけではありません。ポツダム宣言の『世界征服の拳に出づる』のような部分はつまびらかに承知していないので論評することを差し控えたい」と答えた。仰天の発言である。

 ポツダム宣言の第8項には『カイロ宣言の条項は履行せらるべく』とある。『ポツダム宣言』の受諾は『カイロ宣言』の条項を受け入れることを意味している。

 カイロ宣言の中身はこうだ。「三大同盟国は日本国の侵略を制止しかつこれを罰するため今次の戦争を為しつつあるものなり」三大同盟国とは、米国、英国、中国を指す。

 『カイロ宣言』は日本の行動を《侵略》と定義している。つまり、ポツダム宣言の受諾は、「カイロ宣言」の履行の約束であり、日本は世界に対して日本軍の行動を明確に侵略と認めたのである。

 安倍首相が本当に詳細を知らないのか、あるいは認めると、『戦後レジームからの脱却』の妥当性を根本から崩すことになるために、「詳細は知らない」と逃げたのかは不明である。

 しかし安倍首相が真剣に『戦後レジームからの脱却』を主張するなら、その出発点である『ポツダム宣言』について『つまびらかに承知していないので、論評することを差し控えたい』では済まされないだろう。

 一方こうした重要な問題であるにもかかわらず、安倍の圧力に屈しているNHKは「ニュース資料」で党首討論の『ポツダム宣言』の部分は報道せず、安倍側の毒まんじゅうを喰い続ける民放も同様の扱いだった。 

 安倍晋三という、大ウソつきで、こんなにも軽い、無責任、無能な男が首相であることに今の日本国と国民の最大の悲劇、不幸がある(怒!!)。 終り

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1機20億円のオスプレイを210億円で買わされた愚か者安倍晋三

 

日本防衛に役立たないオスプレイを買って

社会保障費を削減する愚か者の安倍晋三

孫崎 亨

オスプレイは操縦が複雑で事故率が高く、「未亡人製造機と言われてきた。その懸念がまたもや現実になった。ハワイで訓練中着陸に失敗して2人が死亡、20人余が病院に搬送されたのだ。

 そのオスプレイを米軍は2012年から沖縄県民の反対を押し切り、普天間基地に24機も配備、さらに2017年からは横田基地にも配備する方針である。

 日本政府も17機の購入方針を打ち出したが、オスプレイの問題は安全性だけではない。

  国民の多くは尖閣諸島など日本の離島で中国と戦闘が起きた場合、オスプレイが出撃すると思っているようだ。しかしオスプレイは輸送機である。戦闘時には格好の攻撃目標になり。戦闘機やミサイルで撃墜される可能性が高い。

最近はイエメンの反乱部隊ですら、F16戦闘機や、AH―64アパッチ攻撃ヘリを撃墜出来る。中国側がオスプレイを撃墜するのはいとも簡単である。そのオスプレイを日本は何故、大量購入するのか。狙いは日本の防衛ではない。

 本当の目的は、集団的自衛権の行使であり、米国が軍事戦略の一環で自衛隊を使うことにある。その時、特に日本が期待されているのが輸送分野で、そのためにオスプレイを購入するのだ。

 だが、集団的自衛権は日本の防衛にとって、ほとんど意味がない。これまでも集団的自衛権で厳しい発言を行っている宮崎礼壹元内閣法制局長官も、『集団的自衛権は、他国防衛を本質とする。米国の要請があれば際限のない海外での武力行使に道が開かれてしまう』と主張している。

 集団的自衛権の行使のために法を整備し、装備面でオスプレイを購入する。すべて米国追随政策のためである。

 『オスプレイは軍事の話だから、自分には関係ないや』と思っている国民がいるだろうが、間違いである。

  この点について共産党の機関紙“赤旗”はこう報じている。〈米国防総省はオスプレイ17機を日本に売却する方針を決めた。同省の国防安全保障協力局によると価格は推定で総額30億ドル[約3600億円]。15年度の社会保障予算削減分、3900億円に匹敵する金額です〉 

  国家財政が厳しい中、社会保障費を大幅に削減する一方で、日本の防衛に何ら関係ないオスプレイを購入する(安倍は、通常1機20億円をどうしてか1機210億円で契約、誰のために?)のだそうだ。

防衛費が拡大する程、国民生活は犠牲を強いられるのである。          

終り。

 

 

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 矢野絢也2-2

矢野絢也2-2

せっかく潰した小選挙区制が復活して

  『新しい日本を考える会』は反自民、反共産党の野党政界再編のハシリである。矢野は中道仕掛け人などと呼ばれた。その矢野は今の野党の体たらくについて、どう思うか、と聞いたらこう答えた。

 『愚劣、怠慢、口を極めて罵倒しますけど、その原因を考えなければいけないと思います。20年前に小選挙区制が導入されました。40年前は粉砕したのに、野党も合意して復活し、政党助成金が入ることになった。

 これがあるから民主党は内部に矛盾を抱えながらも、民主党であることを止められないのです。一方、自民党に於いては公認権を持つ党本部、幹事長の権限が絶大になり、『派閥の発言権』は無くなった。

 昔の自民党は派閥が活力を生み出していたんですよ。自民党内の意見対立を野党が後押しして、政治が動いた。それが無くなった状況で、野党のだらしなさを責めてもしょうがない部分はあるんですね。

 小選挙区制は49%の得票があっても51%には負けてしまう。そうなればあっちこっちでホイホイします。自分の意見を通せない。政治家がバイタリティーを発揮できない制度だと思う。

 とはいえ、自民党はこの制度を絶対やめませんから、政界再編は難しい。政治の将来については極めて悲観的にならざるを得ません』。

やっぱりこの選挙制度が日本の政治を“殺した”のである。  終り

 

 

 

 

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私の40年前から今を見る・第2回・矢野絢也

私の40年前から今を見る

第2回・矢野絢也(83歳)元公明党委員長

 

元祖爆弾男が憂う政治の惨状

矢野の衆議院初当選は1967年1月の総選挙だ。この時、34歳。

 驚くべきは当選後、すぐに衆議院25人、参議院20人を擁する公明党の書記長に抜擢され、国会質問の初陣では与野党がひっくり返る爆弾質問をかましたことだ。

 『自民党の国会対策費追及』で、矢野は『詳細を出せ』『野党工作費ではないか』と迫り、これには自民党よりも社会党が激怒し、大揉めになった“事件”である。

 矢野は衆議院議員になる前は大阪府議だった。

その時も『爆弾男』で、午前10時に開かれた総務委員会で夜11時まで質問を続けたことがある。議事録は37ページに及ぶ。31歳の若さだった。

 創価学会議員が公明政治連盟を作り、それが公明党になって国政に進出する黎明期とはいえ、そのエネルギーには感嘆する。さてそんな矢野の40年前、1975年である。

『1973年に田中内閣が小選挙区導入の基本方針を決めるのです。国会審議は止まり、社会、共産、公明3党は小選挙区制粉砕統一行動をとってついに法案提出を断念させた。

 このころは、野党も力があったということです。75年は共産党、創価学会相互不干渉10年協定が公表されるんですが、これがなかなか大変でした。

そのあと、江公民の大きな動きがありました。社会党を離党した田三郎氏、明党の私、社党佐々木良作委員長で『新しい日本を考える会』を結成したんです。

 江田さんが『考える会』から参院選に出るはずが、そうならず突然亡くなってしまったんですが、痛恨の極みです』 2-2へ続く

 

 

 

 

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私の40年前から今を見る・小沢一郎 2-2

私の40年前から今を見る。

小沢一郎2-2

今は自民党も野党も喧嘩しない。おとなしい。だから安倍官邸はいい気になって何でもやる。

 安保法制だって、委員会で机を突き飛ばしてでも反対する、という騒ぎになったら、そう簡単にいかない。

マスコミも報道するし国民の関心も高まる。

驚くねえ。国会が静かで葬式見たい。お経の声さえ聞こえてこないよ。

 1975年と言えば、三木内閣で科学技術庁の政務次官になった。同期で一番最後、若かったからね。誰もやりたがらなかったのが科学技術庁だったけど、あとになってみれば、やって良かった。

 ちょうどそのころ、原発の商業化のための研究がなされていて、原子力というのは、安全で安上がりで純国産エネルギーだって官僚から教えられた。

その時、今問題になっている、高レベルの廃棄物について『どうするんだ』と聞いたら、「ガラス固化技術が出来ておりまして、大丈夫です」という説明だった。

 でも、日本みたいな断層が入り乱れているところは、地震によって地下でガラスが壊れる可能性があるから全然安全じゃない。

 その当時は私も疑問を挟むほどの知識がなかったけれど、40年後の今でも同じ技術しかない。

結局全然、進歩していない。高レベル廃棄物の処理方法見つかっていないんです。

 社会も人間も、

40年じゃ変わらないんだよね。  終り

 

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私の40年前から今を見る「小沢一郎」2-1

わたしの40年前から今を見る。

小沢一郎2-1

「あのころは国会も自民党もエネルギーがあった。

今は葬式見たいだが、お経さえ聞こえてこない」

 当時のことで印象に残っているのはベトナム戦争の終結(1975年4月)と田中内閣の崩壊(1974年12月)だね。国会議員の若いので一緒にベトナムに行ったんです。大使館は嫌がったけど、ベトコンの激しいところまで行って。

 そうしたら、前を走っていた米軍の軍用車が爆破された。その途端に銃撃戦が始まって。

機関銃って「ダダダダ」って音はしない。「カタカタカタ」という乾いた音だった。大使館員は青くなっていたけれどね。

 あの時、もうアメリカは勝てない、と思った。

 田中先生が首相を辞めたときはショックだった。

 何で辞める必要があったのか、今もってわからないけれど。田中先生はああ見えて、実はものすごく神経がこまやかなんです。

 文芸春秋で『田中角栄研究』『淋しき越三会の女王』という文章が出て、あんなの、なんてことないのに、先生は『血圧が上がって、血糖値が300くらいになった。大変だ』って言って結局辞めてしまった。

それで云ったら僕なんて犯罪人扱いされたんだから、血糖値が1000くらいになってたっていいくらい(笑い)。

 とにかく辞めたのは残念だった。あのころは国会も自民党もエネルギーがあった。日中国交正常化の時なんて自民党の総務会が荒れて荒れて、1年生の時、佐藤栄作首相の施政方針演説を集団で欠席したりもした。

 国会は55年体制で中身は自社談合なんだけれど、表ではワンワンやった。議場の入口に座り込んだ社会党議員を、突き飛ばして、どかしたり、当時は自民党議員の方が若くて社会党議員は年寄りが多かったからすぐやっつけちゃった。続く

 

 

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㉑・最終回・DV夫にどなられ、アザも絶えず、死んでしまいたい・・・

㉑・最終回・DV夫に怒鳴られ、アザも絶えず、死んでしまいたい・・・

 Q・内の夫はモラハラではなくDVです。

少しのことで機嫌が悪くなるのはモラハラと同じですが、その後怒鳴りつけて手を上げます。夫の実家の仕事を時々手伝いに行っているため、顔は殴りませんが肩や胸はいつもアザが出来ています。

 肋骨が折れたこともあります。夫は殴った後の一週間だけは穏やかになりますが、また何かの拍子に機嫌が悪くなって殴るため、私の体からアザが消えることがありません。

 両親に相談して別居したいと言ったら、逃げても何も解決しないから、きちんと向き合って話し合いなさいと言われました。

 帰るところもなく、子供もいなくて私はずっと殴られながら、人生を終えるのかと思うと情けなくて、もういっそのこと、死んでしまいたくなります。(43才・パートタイム)

 

回答・池内ひろ美(54歳)

荷物をまとめて逃げるしかない

 ・暴力は暴力をふるう側に問題があって、当然ですが、あなたは悪くありません。

 DVとモラハラは身体的暴力が伴うかどうかの違いがあるだけで、根っこは同じです。加害側の心理構造はまず、暴言や、殴る、蹴る、と言った「爆発」があり、爆発ですっきりした後は、優しくなったり、反省する「ハネムーン期」があります。

 彼は、次は暴力を振わないようにと自分の中で緊張します。その緊張がピークに達したとき、また「爆発」します。この繰り返しはDVもモラハラも同じなんです。

 すべて彼の中で起こっているためあなたはなすすべもなく、情けない思いを抱えている。お気持ちは察して余りあります。

でもだからと言って死ぬなんて考えないでください。私も離婚を申し出たとき、1年間暴力を振るわれ、死を考えたことがあります。

 それだけにあなたの気持ちはよくわかります。

では死なないでどうすればいいのか。逃げることです。私もあなたのご両親と同じように話し合いなさいとアドバイスを受けましたが、それは暴力を見たことがない人たちが行う常識的な助言です。

 ご両親に悪意はありませんが、殴られる痛みも、殴られる恐怖も、殴られても逃げる場所がないみじめさも、ご存じないだけです。ご両親を許してあげてくださいね。

 なたは静かに彼のそばを離れてください。必要最小限の私物をまとめ、彼が留守にする日を見つけて自宅から出ましょう。暴力から逃げるのは卑怯なことではありません。

 本来世界で一番安全な場所であるはずの自宅が危険な状態になっているのですから、離れるのは当然です。今は生きるための努力が、逃げることです。

 暴力のある生活から離れて静かに眠ることのできる環境を得て落ち着いてから、あなたの人生を考えましょう。  おわり

 

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⑳・小便は便座に座ってしろ、紙は三角折にしろとうるさい妻

 

⑳・便座に座って小便しろ、

紙は三角折にしろとうるさい妻、

Q・モラハラは夫だけでなく妻もあると思います。私の妻は、とにかく、トイレの使い方に異常と思えるほど細かい。

洋式トイレで立って小便すると飛沫で汚れるから、座ってしろといい、大便は便座が汚れるから使うなと言う。

 またトイレットのペーパーは90度の角度で三角折にし、ペーパーホルダーの中心に三角の頂点が合うように折れと言って、私が終えるとトイレに入ってチエックします。

 妻の言うとおりに出来ていない時はやり直しさせられます。トイレの床拭きもさせられます。小学生の息子も同じように強要されています。

 もしトイレの便座カバーを汚しでもしたら、すぐに水洗いし、ドライヤーで乾かして付け直せと命令されます。うちは温水便座です。そもそもカバーなんか必要ないと思っているほどです。(41歳会社員)

 

回答・汚れた床はさっさと拭いて

  A・温水洗浄便座にカバーが必要かどうかは意見が分かれるところです。カバーをつけることで細菌の温床になり不潔だという人もいるし、カバーがあることによって10%程度の節電が出来るという人もいますから。

 それはさておき、トイレにまつわる話は各家庭に於いて様々あります。私は個人的に男性が洋式便座に座って小用を足すのは好みませんが、自分の飛沫で汚した床くらいはさっさと拭いてからトイレを出てほしいとも思います。

 ただモラハラ妻にトイレの使い方をごちゃごちゃ言われたからといって、男性はあまり気にしないで欲しいですね。

 昔の『朝顔}型男性用小便器がなつかしい向きもあるでしょうが、日本のトイレは世界一です。外国人が日本を訪れると必ずトイレに驚きます。

  駅やデパートのトイレは無料ですし、便座は温かく『音姫』もあり、個室に入るとトイレのふたが自動で開く。日本の技術力の高さと細やかな配慮に驚くのです。

 一方で、学校のトイレなどは児童生徒にはかつては考えられないほど配慮していますが、行きすぎだという印象を持っています。

  私が子供のころには『ぽっとん便所』には大きな蛾が沢山いました。今の学校では想像もつきませんがご子息の学校ではどうでしょうか。例えば個室に入ると大便だと知られて恥ずかしいため、学校では我慢する男児もいるかと思えば、「それはかわいそうだ」と男子便所も女子と同じくすべて個室のみとしている学校もあるほどです。

 すべて個室であれば、その中で大便をしているのか小便をしているのか分らないからという、配慮の行き届いた(?)解決策ですね。

 尾籠な話ばかりで申し訳ありませんがそれでいいんでしょうか。男子トイレをすべて個室にすることが解決策になりますか?

そもそも「何を解決するのか」も不明ですし。

この問題に関しては気にし過ぎないことですね。

 

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⑲・うちの妻こそモラハラでは?

⑲・通販の商品に文句をつけ、電話を叩きつけて壊すモラハラ妻

Q・モラルハラスメントといえば男の側ばかりが加害者とされ、女性はいつも被害者のように言われますが、私の場合はうちの妻こそモラハラではないかと疑っています。

 妻は何かといえば文句をつけます。例えば家に来るクリーニン業者の態度が悪いと他の業者に代え、新しい業者の態度が悪いと別の業者に代えます。

 私が普通の営業マンだと思った相手でも、妻は『態度が悪い』と決めつけて玄関に座らせ、2~3時間説教し、相手から『取引を止めさせてくれ』と言わせる始末です。

 通販では、届いた商品の販売元に電話をかけて1時間も文句をつけた揚げ句、対応が悪いと怒鳴って電話を叩きつけ、壊してしまいます。そんなことが何度もあって、家の電話機はもう5台目です。

 そんな妻との生活はもう耐えられません。(56歳・外資系金融)

 

回答・万が一に備えて言動を書き留める

 A・モラハラはあなたがおっしゃる通り、男性だけが加害者という訳ではありません。女性も「モラハラ妻」として加害者になり得るものです。

 同じことはDVにも言えます。DVは精神的暴力だけではなく、破壊行動や、身体的な暴力も伴うものです。あなたの奥様の場合は電話機を破壊することを含め、モラハラ妻というより、DV妻かもしれません。

 いずれにしても、大変な女性とご結婚なさり、耐えていたのに我慢の限界ということでしょう。モラハラは簡単には解消しません。推察するに具体的なアクションを起すしかないかもしれません。

 そこで相談です。文章を拝読するたびに男性と女性の違いを感じます。男性の場合は起った事柄を時系列に回数を含めて伝えてくれますが、女性の場合は夫がどんな表情で何を言ったか、その具体的なセリフを事細かく伝えてくれます。

 この違いは男女の脳の構造の違いです。男性に比べて脳梁(のうりょう)の太い女性は、右脳と左脳の間の情報伝達が同時にたくさん行われるために、具体的な情報が豊富です。いつだれがどんなふうに何を言ったかなど具体的なセリフだけでなく、声音まで覚えていますしその時の表情や周りの状況も再現できるほどです。

 その違いがどこで問題になるかと言えば、将来、もしも調停や裁判で争う時です。夫婦のモラハラはDV以上に客観的証拠を示すことが困難。

 被害は具体的に説明したことが『状況証拠』となり、採用されます。裁判では当然ですが、夫と妻のどちらが具体的に説明できるか、具体性のある説明の方が信憑性もあると判断されがちです。

 相談者の場合、万が一の事態に備えて、妻の言動を書き留めておいた方がいいのではありませんか。

 

 

 

                                                                               

                                                                                                                                                                                       

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⑱・モンスターペアレントみたいな夫のために頭を下げる日々

 

⑱モンスターペアレントのような 夫のために頭を下げる日々                                

 Q・夫と出かけるのが怖くなることがあります。喫茶店やレストランでは

『水を出すのが遅い!』

『店員に笑顔がない、俺はお客さまだぞ!』  

と声を荒げ、ファストフード店でも

『サービスがなってない !』と威張り散らします。ラーメン屋さんが閉店前にデッキブラシをかけ始めると

『掃除の音がする中で食えるか!』と途中で食べるのをやめます。

  一番ひどいのが市バスや市役所などの公共施設です。先日、市役所で夫は名前を読み間違えた職員を怒鳴りつけました。

『俺は税金を払っているんだぞ!』

『税金で運営されていることを公務員は忘れていないか』と窓口で、大声で。一緒にいる私はいつも職員さんや店員さんに謝ってばかりです。子供はいませんが、居たらきっと「モンペ」になる父親でしょうね。

情けない気持ちでいっぱいになります。(42歳会社員)

 

自分は関わらないというスタンスを

A・「モンペ」とはわが子が通う学校に些細なことでクレームをつける『モンスターペアレント』の意味ですね。あなたがおっしゃる通りもし子供がいたら典型的なモンペになる保護者かも知れません。

 最近は幼稚園、小中学校などの公教育の場をサービス業と勘違いしている保護者も増えており、先生方は対応に苦労し、気の毒なことになっています。

 モンペに代表されるように、近頃は権利の主張ばかりが増えているようですが、日本国憲法には「国民の三大義務」があります。

◎保護する子供に普通教育を受けさせる義務(第26条)

◎勤労の義務(第27条)

◎納税の義務(第30条)…が定められています。

つまり『俺は税金を払っている』と夫君が威張って公務員をいじめるのは理にかなわない言動です。

 しかし、モラハラ夫はそもそも自分一人が思いこんでいる『正義』を持っており、それが社会と折り合いがつかないため、結果的に理不尽な言動になっているわけです。

 もっともラーメン屋さんがまだお客さんがいるのに厨房でデッキブラシを音高くかけるのはよろしくありませんよね。飲食業では気を付けていただきたいところです。

 モラハラ夫の性質として、おおむね理不尽な主張をしますが時々正しいと思われる場面でキレるので、妻は夫が主張していることが社会的に正しいのか。理不尽な言いがかりなのか区別がつかなくなります。

 そのためあなたのように夫君の言動すべてを謝って歩くといったことになりがちですが、そこは関わらない勇気を持ってください。あなたが謝ったからといって彼は感謝しません。

 『夫が理不尽な言動を取るとき私は関わりません』というのが、モラハラ被害を受けないための大切なスタンスです。

 

 

 

                               

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