yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

花押

2020-11-06 06:13:33 | 日記
花押は、署名用の氏名を図案化したものです。起源は、中国、南北朝、南朝の斉の時代(479~502)に遡ります。日本の花押の最古の例は10世紀の中葉(平安時代)といわれます。主に武士が使用し、戦国時代には花押の様式が多様化しました。中でも織田信長の花押は、芸術的で洗練されたものです。(写真 下)この花押は、至治の世を象徴する霊獣、麒麟の「麟」の字を形象したものと言われます。時代が下ると次第に使用されなくなりましたが、明治以後、歴代の総理大臣などの政治家が使いました。閣議の後の大臣の署名には、現在も花押が書かれているそうです。河野太郎行政改革担当大臣によれば、閣議後の署名には、脱はんこは行わず、花押を存続する予定だそうです。デジタル化と花押の組み合わせには違和感をおぼえます。。



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