晩唐の詩人 杜牧の七言絶句 「漢江」です。
漢江
溶溶漾漾白鷗飛
縁浄春深好染衣
南去北來人自老
夕陽長送釣船歸
溶溶漾漾(ようようやうやう)白鷗飛ブ
縁浄(きよ)ク春深クシテ衣ヲ染ムル
南去北來人自ヅカラ老ユ
夕陽(せきよう)長ク送ル釣船(ちょうせん)ノ歸ルヲ
「訳」
水流が盛んで波は動揺し上を白鷗が飛ぶ。
水の緑は清潔で春色深く着物も染まるばかり。
南に行ったり北に来たりする中に人は年を取ってしまう。いつでも変わらない風物は夕日に送られて帰途につく魚釣り舟で感慨を禁じられない。
漢江(漢水)は湖北省の武漢で長江に合流する支流です。
「鑑賞」
老いてゆく杜牧が春の川辺に佇んでおり、その後姿に孤独が漂っています。
「杜牧 漢詩大系 14」 集英社
漢江
溶溶漾漾白鷗飛
縁浄春深好染衣
南去北來人自老
夕陽長送釣船歸
溶溶漾漾(ようようやうやう)白鷗飛ブ
縁浄(きよ)ク春深クシテ衣ヲ染ムル
南去北來人自ヅカラ老ユ
夕陽(せきよう)長ク送ル釣船(ちょうせん)ノ歸ルヲ
「訳」
水流が盛んで波は動揺し上を白鷗が飛ぶ。
水の緑は清潔で春色深く着物も染まるばかり。
南に行ったり北に来たりする中に人は年を取ってしまう。いつでも変わらない風物は夕日に送られて帰途につく魚釣り舟で感慨を禁じられない。
漢江(漢水)は湖北省の武漢で長江に合流する支流です。
「鑑賞」
老いてゆく杜牧が春の川辺に佇んでおり、その後姿に孤独が漂っています。
「杜牧 漢詩大系 14」 集英社
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