yoshのブログ

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小出義雄監督の指導法

2012-06-26 06:49:52 | 文化
マラソンの高橋尚子選手と有森裕子選手を育てた小出義雄監督の指導法を紹介します。小出監督は弟子の良い所を伸ばす、悪い所は言わない。これが彼の指導方針の基本です。人間は褒められると大きな力を発揮するという人生哲学の実践です。褒められるとやる気が出るというのは真理です。こうして、高橋尚子選手はシドニー五輪で金メダル、最初無名の選手であった有森裕子選手はバルセロナ五輪で銀メダルを取ったのです。

力量の卓越した指導者が、自分の力量を誇示しながら弟子を叱咤激励して育てるという手法も多く見られます。こうした手法は時に弟子がやる気を無くしてしまいます。叱咤激励方式は、良い指導方法ではないと愚考します。

かつて、連合艦隊司令長官であった山本五十六元帥もこう言っていました。
「言って聞かせ、やってみせ、やらせてみせて、褒めてやらねば人は動かじ。」
戦争に勝つには、戦士がやる気になって100%以上の力を発揮することが不可欠なのでしょう。
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