yoshのブログ

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囲碁の神様

2016-06-02 04:50:35 | パズル
囲碁のコンピューター・ソフト「アルファ碁」は、去る3月に、世界最強棋士の一人、李世ドル九段を4勝1敗で破りました。日本の第一人者である井山裕太七冠は、インタービューで次のように語っています。

質問:碁の神様が100知っているとしたら井山さんはいくつくらいですか?そしてアルファ碁はいくつくらいでしょうか?
答: 囲碁は分からないことだらけ。アルファ碁と対局したわけではないが、アルファ碁はもう少しわかっているかな。(アルファ碁は自分よりも上、神様と比べると?)というニュアンスと受け取りました。
また、井山さんは「3月の対局を見て、アルファ碁でも正確無比ではない。結構、部分的な読みで間違えるけれど、感心させられる手もある。懐が深い」と感じたという。
 「人間とは見方、捉え方が違う。囲碁を進歩させるという意味でいえば、新たな考え方を提示してくれている」と話し、プロ棋士を脅かす人工知能の出現に、好意的姿勢をみせました。
 以前、日本の囲碁界のトップにあった藤沢秀行棋聖は、「囲碁の神様が囲碁を100知っているとしたら、自分は6か7」と語っています。同じ時に、将棋の芹沢博文九段は、「将棋の神様に対して3か4」と話した上で、藤沢棋聖は謙虚だと感じ、自分を恥じたということです。
 井山七冠は囲碁の神様の偉大さを認めながらもコンピューターの強さも認めた発言だったと思います。
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