yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

麒麟

2020-02-09 06:15:30 | 歴史
「麒麟がくる」は今年のNHKの大河ドラマの題名です。
さて、「麒麟児」は才能に優れていて、将来が期待される少年を言います。
某国立大学のN教授は、若い頃、「横浜の麒麟児」と呼ばれたそうです。
それにしても麒麟児とは、大層な賛辞と思われます。

古代中国では、 動物を鱗蟲(虫)・毛蟲・羽蟲・甲蟲の四つに分類していました。 この四つの分類のそれぞれを統括する長(王)が、龍・麒麟・鳳凰・霊亀で、四霊獣とよばれます。 四霊獣は、瑞獣(縁起の良い獣)とされ、世の中が瑞気に満ちて、平和な時代にのみ出現するとされました。(下の写真は中国・頤和園にある麒麟像)
なお、麒麟は、毛蟲(獣類のような毛を持つ生物)の長。体は鹿、頭は狼、尾は牛、足は馬、頭に角。頭脳が優れ、虫も踏まず、草を折ることもない仁獣。聖徳の為政者の出現と共に現われるといわれます。麒麟の麒は雄、麟は雌。

 現在でも実在する動物のキリンは優しい動物で人気があります。キリンはビ-ルの銘柄の名前になったり、「麒麟児」は力士の四股名にもなりました。


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