山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

新年のご挨拶

2017-01-04 03:11:51 | その他

館山市の南房パラダイスの丘に上る初日の出。私の2017年はここから始まることとなった。

新年のご挨拶を申し上げます

 本来なら新年のあいさつにはおめでとうございますということばが入るのが相応しいのだと思いますが、真老世代の自分には些か拗ねている気分があり、あまりめでたいとは思えぬのです。恐らく深老の世代まで生き延びていたら、再びめでたさに気づくのかもしれません。

何はともかく新しい年が始まりました。今年の最大の関心事は、今のところ、やはりアメリカの動向のような気がします。自分勝手哲学で政治を動かそうという新大統領が、これからどのような手を打ち出されるのか、世界中が固唾をのんで見ている感がします。当事国ではない国の、このような一介の老人にも影響を及ぼすような国際関係となっている今の世の中には、些かのうんざり感を拭えないのですが、これはもうどう仕様もありません。こちらの方も自分勝手のご都合主義の発想で、アメリカさんの政策が日本国の老人政策に悪影響を及ぼさないようにと願うばかりです。

さて、私事ながら今年の年末年始は珍しく家を離れて、南房総エリアの小さな旅の中で過ごしました。正月というのは何やかやと雑事が多くて(と言いながら酔って侯という時間が多いのですが)、家を離れられないと信じ込んでいたのですが、今年からは思い切って旅の中で古くなった年を送り、新しい年を迎えることにしました。12月の28日に家を出発し、南房総エリアに向かい、館山にある道の駅:南房パラダイスという所に腰を据え(3泊)て、新年を迎えました。ゆっくり、ゆったりとした気分で過ごそうと思っての旅だったのですが、思いと現実との乖離は天地の差ほどあり、ちょこまかと動き回って過ごす結果となり、つくづくしみじみと自分は貧乏性なのだなと改めて思い知りました。昨日(1/3)に戻って来たのですが、往復に3日をかけ、残りの4日は南房で過ごしたのですが、じっとしていたのは半日くらいで、あとは付近を動き回っていたというのが実態です。くるま旅というのは実にじっとしているのが難しい旅のようです。

成果といえば、久しぶりに魚類を食べたというくらいでしょうか。ばんや(鋸南町にある店)で食べたヒラメのから揚げは美味でしたし、館山の相浜の、食堂相浜亭のキンメの煮付けも美味かったな。千倉の道の駅の海鮮丼もマアマアだった。年に一度の魚祭りを体験した感じでした。ただ、アルコールが付いていないのがツイてないという、外食の欠点があるのが残念でした。車の運転には厳守しなければならない国際ルールです。この中で唯一ヒラメのから揚げだけは持ち帰っての夕食の肴でしたので、これはもう大満足でした。他愛のない騒動でした。

めでたくも無しと言いながら、自分は今年喜寿を迎えます。気分は常に少年でありたいと願いながら、時々老人であることを思い知らされてがっくりとしながらも、何とかここまで来てしまったというのが正直な感想です。今のところ喜寿を祝う、祝って欲しいという気分はありません。祝うというならもう一年辛抱して、来年は相棒と一緒になってから50年を迎えますので、そちらを最優先させたいと思っています。勿論パーティなどではなく、豪勢なくるま旅などを企画したいと考えています。でも、この「豪勢」の中身をどうするかが問題です。今さら外国の旅はその気になれませんし、国内とすればどのような旅が最高なのか。難しい課題です。とにかくこの1年をかけてじっくり考えて実行に移そうと思っています。

というようなことで、この1年もやることがたくさんあって、忙しくなりそうです。旅から得た材料もたくさん貯まっているので、いつまでも眠らせて置かないで、何か作りたいとも思っていますし、もうしばらくの間は、あの世からのお声がかからぬことを願っています。ブログの方も間もなく開始してから満10年を迎えることになり、引き続きくるま旅の素晴らしい力を知って頂けるように努めて行きたいと思っています。

本年もよろしくお願い致します。馬骨拝

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