山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘13年 秋の関西方面への旅レポート <第10回>

2013-11-05 04:26:44 | くるま旅くらしの話

【今日(11/5)の予定】 

  道の駅:白川郷 → 白川郷合掌集落探訪 → 五箇山(相倉・菅沼)合掌造り集落探訪 → 道の駅:白川郷(泊)

【昨日(11月4日)のレポート】      

<行程>

道の駅:飯高駅 →(R166・R368)→ 勢和・多気IC →(勢和道・伊勢道・東名阪道・名古屋高速道・名神道・東海北陸道)→ ひるがの高原SA 他 →(東海北陸道)→ 白川郷IC → 道の駅:白川郷 → 白川郷の湯 → 道の駅:白川郷(泊)

<レポート>

2時過ぎに目覚めて起き出し、ブログの記事を書く。終わって後もう一眠りしたのだが、ずっと天井を叩く雨音の中だった。次に目覚めたのは、8時を大分回っていた。相棒はすでに起きており、何やらゴチョゴチョやっていたようだった。今日は終日ここでゆっくり過ごす静養日と昨日決めていた。この道の駅には温泉もあり、旅の中日の静養には最適の場所なのである。9時少し前に起き出し、遅い朝食をとる。あまり食欲はない。まだ雨が少し残っているようだけど、今日は午後からは晴れの予報となっており、天気の心配はない。晴れたら、少しなまっている足を鍛えるために、近くを流れる川の上流にある香肌峡辺りまで歩いてみようかなどと考えていた。

しかし、しかしである。もう一度旅の行程などを見ていたら、どうやら勘違いをしていて、計画よりも1日早いペースになっていたらしい。というのも、今日が休日だったことに気づいて、郡上八幡には今日の内に行ってしまおうと、昨日少し無理をしたのだった。だから、素直に今日は休養日と決めたのだったが、高速道路の料金をネットで調べて見ると、平日と休日とではかなりの差があり、折角ここまで来たのだから、やはり今日の内に高速道を使って移動した方がいいという結論になったのだった。当初は郡上八幡まで行って重伝建エリアを訪ねる予定だったのだが、どうせ東海北陸道を利用するのなら、しばらく行っていない世界遺産の白川郷まで行ってしまおうということに、急遽決めたのだった。平日の郡上八幡ICまでの高速道の料金と、休日の五箇山ICまでの料金がほぼ同じなのである。それならばと、損得計算も割り込んでの決断だった。そう決めたのは10時ごろで、雨も止んで空が明るくなりだしていた。決めた後の行動は素早く、30分後には出発準備を終えて、レッツゴーとなったのだった。このような変更は数え切れないほどの実績を持っている。

昨日来た道を勢和道の勢和・多気ICを目指して走り、高速道に入る前に給油をして、ICに入ったのは、11時過ぎだった。そこからはひたすら東海北陸道の白川郷ICを目指して走るだけである。休日のせいなのか、反対側の車線は、かなり混んでいたが、名古屋に向かう方はそれほど混んではおらず、順調な流れだった。間もなく東名阪道に入り、御在所SAで昼食。相棒がこの地の名物なのか、鶏の弁当と手羽焼を買ってきた。手羽焼の方は夕食に回すことにして、自分は冷や飯に卵かけご飯という特性メニュー。しかしこれは期待はずれなのは食べる前から承知のことで、卵かけご飯は、やはり温かいご飯でないとダメだった。しかし、腹の中に入れてしまえば同じことで、この際美味い不味いは問題外なのである。このような野武士的な喫食法は、相棒には全く通じない。他の普通人にも通じない話なのかも。

昼食の後ほんの少し休んだだけで、出発。東名阪が終わってから先、東海北陸道に入るまでの名古屋圏の高速道は、土地勘もなく何がどうなっているのか、さっぱり判らない。ナビ無し主義を捨てて、新しいナビを取り付けた甲斐があって、こんな時はナビの力は絶大なもので、素直に従ってさえいれば問題はない。無事に名古屋圏を脱出することが出来て、間もなく北陸東海道に入る。この道を走るのは、2回目である。名古屋方面から行くのは初めてだ。高山市に向かって、千メートルを超えるかなりの高所を走るのと、それからトンネルがやたらに多いというのを記憶している。今日は少し風があり、SUN号にとってはあまりありがたくない走行条件なのだけど、トンネルに入ってしまえば、風の心配はなくなる。出口に気をつけるのが運転のポイントだろう。

ということで、途中のSAなどで適当に休憩をとりながら、ひるがの高原SAに到着。ここで大休止を取り、SA付近を少し歩いて写真などを撮る。ひるがの高原は、R156を通る際に、日本列島の背骨の場所としての分水嶺の地点に立ち寄ったことがあり、そこの小さな泉を起点として流れだした川が、かたや太平洋に注ぐ長良川となり、もう一方は日本海にそそぐ庄川となっている。いずれも日本国では大きな川の部類に入るであろう。ここのSAはその地点からはかなり離れているようだけど、そのようなことが書かれた案内板もあった。500mをかなり超えた高さにあるのか、周辺の山々には紅葉の始まりが見えた。中には真っ赤に葉を染めた山モミジなども見られた。なかなか秋を実感できなかったけど、ここに来てもう冬が確実に迫っているのを実感した。

      

ひるがの高原の分水嶺公園を紹介している案内板。分水嶺公園は、R156の傍にあり、ここからは少し離れている。

      

ひるがの高原SA付近の紅葉。この辺りはまだ紅葉が始まったばかりのようだったが、この後高山の方に近付くにつれて、周辺は山全体が染め上がっていた。写真が撮れなかったので紹介できないのが残念。

その後はずっと登り坂が続き、一昔前までは信じられなかったような高さの山の中腹を高速道が走り、まるで天空を駆けているかのような錯覚を覚えるほどだった。千メートルを超える地点あたりは、もう完全に紅葉が始まっており、見渡す限りの全山紅葉に相棒は感嘆の声を出し続けていた。写真を撮りたいのだけど、走行中は無理な話である。我慢をしてもらって、景色だけをしっかり身体の中に取り込んで貰うしかない。高山市へつながる道の出口辺りを通過する頃から時雨空から雨が落ち出した。大したことはないと思っていたら、一時かなり強くなったので、要注意だなと思った。少し行くと10kmを越える長さの飛騨トンネルに入った。恐らくこのトンネルが今のところ日本一の長さなのではないか。かなりの走り応えがあった。その後も幾つかのトンネルをくぐって、間もなく白川郷ICを出る。下に降りて、R156のすぐ左向こうに白川郷の道の駅があった。人まっず駅に行って、今夜の泊る場所などをチエックする。16時をちょっと過ぎたばかりの時間だった。路面は濡れていたけど、雨は止み、空はまだ明るかった。

一息入れて、近くにある白川郷の湯というのに入りに出かける。結局昨日は温泉に入らなかったので、今日はどうしても入っておきたい。相棒は少し疲れたらしく、今日も入らないなどと言っていたが、気分を持ち直したらしく、入ることとなった。白川郷の湯は世界遺産の白川郷集落の入り口近くにあって、今迄気付かなかったけど、なかなかいい湯だった。直ぐ下を庄川なのか、急流が流れており、温泉風情もあるいい場所だった。お湯の方はあまりに衛生面に気を遣いすぎて、少し野性味にかけていたのが残念。1時間ほど温泉を楽しみ、道の駅に戻る。

夕食を食べながらの反省会。今日、急に思い立ってここまで来てしまったので、不意になった訪問予定地もあるのだけど、日程的には2日ほど前倒しに来てしまっているので、明日はここにもう一泊することにして、世界遺産にもなっている、重伝建地区の白川郷荻集落、五箇山の相倉集落と菅沼集落などを探訪することにした。それにあこがれの五箇山豆腐もゲットしなければならない。そのようなことで、ここもTVを諦めて、早々の就寝となった。

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