山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

08北海道行: 第11日

2008-07-28 07:17:45 | くるま旅くらしの話
このキャンプ場には長期滞在することが多いのだが、今回は3日間の滞在なので、いつもの知り合いの皆さんにも会えず、少し寂しい気持ちがある。今日は天気は上々のようだ。朝の内は薄い雲が空を覆っていたが、やがて快晴の青空となった。
今日はのんびりと1日を過ごすつもりでいる。朝食の後、久しぶりに車の外回りの清掃をすることにした。昨日お隣の方が車をピカピカに拭かれているのに刺激された次第。我が車といえば、泥ハネとぶつかった虫で汚れ放題なのである。何度も水を取り替えて、丹念に壁を拭く。図体がでかいので、時間が掛かるけど、今日はカラッと良く晴れて、作業するのが気持ちよい。8割方進んだ頃、所沢ナンバーの車の方と話をしていた相棒が、手招きして呼ぶので行ってみると、車の助手席の話らしい。この方の車は新車で、この車では初めての北海道行とのことである。助手席の奥さんが腰を痛めて困っているという話だった。さもありなん。我が家でも長い間相棒がそれで悩まされている。知人のアドバイスを得て、6年目にして漸く僅かに改善をしたばかりなのである。座席のネジを外し、固めのウレタンのようなものを詰め込んで、座り具合のバランスを調整したのだった。ベースがトラックなので、助手席のシートは固定されて雑に出来ており、そのままでは、左側に体が傾くような作りと
なっているのだ。長時間座り続けると腰がおかしくなり出すことなどお構いなしの作り方である。キャンピングカー向けのシャーシーならば、もう少し人間に配慮すべきではないか。
美味しいコーヒーをご馳走になりながら、旅車のあれこれについて、しばらく話を交わした。最近の旅車は改善・改良が目覚ましく、問題点は少ないのではと思っていたが、お話を伺うと、電気関係や振動の問題などまだまだいろいろの問題点を抱えているようだ。
旅車に関しては、作り手と使い方の考え方の乖離が大きいように思う。その違いの要因は幾つか考えられるが、千差万別のわがままなユーザーの要請に応える為の基本は、作り手が実際のくるま旅をしっかり体験してみることではないか。ユーザーの声を聴くだけでは本当の現実は判らないのではないか。又使う側においては、完全なる満足を求めるのは、ほどほどにして、諦めてもいいのではないか。安全に関することを除いては、何かと同じように調教して付き合ってゆくしかない。たいへん消極的な考え方だけど、自分としては旅を台無しにするような車でないかぎり、車のことはあまり気にしないて、肝心の旅を楽しむ方が大切だと思っている。(機械オンチ、電気オンチのやせ我慢がかなり入っていることを告白しなければならないが)
話が一段落して、再び車の清掃に戻る。壁を拭きながら、先ほどの話の中で、遠藤さんという方なのをしって、もしかしたらこのご夫妻はあの遠藤さんなのではないかと気になり出した。8年ほど前バンコンに乗っていた頃、青森県の某道の駅で一夜をご一緒した遠藤さんが居て、それ以降一度もお会いしていないのだが、何故か年賀状のやり取りは続けているのである。相棒に名刺を持って行って尋ねて貰うことにした。
そうしたら、何とあの遠藤さんだったのである。イヤー驚いたぁー。こんな再会の出会いもあるのだ。たった一度の出会いは、年賀状でつながっていても、8年の歳月には、これほど風化されてしまうものなのかも知れない。お互い老境に向かう時期なので、それと気づかぬほど身体も顔つきなども変わってしまったのかも知れない。不思議な再会だった。もう遠藤さんご夫妻を忘れることは決してないであろう。
自転車を下ろし、街中のスーパーまで、お昼のそうめん用の薬味を買いに出掛けたのだが、行ってみると臨時休業だという。JA経営なので、何かあったのかも。最近は横領だの脱税だのと呆れ返るような事件が多いが、昔からJAに対する不信感のある自分には、この組織にも、怪しげな問題が内包されているような気がしてならない。日曜日の稼ぎ時を無にするなんて、普通ではない。
戻って来ると、隣りに懐かしい西村さんの車が入るところだった。一年ぶりの挨拶を交わす。西村さんご夫妻は、夏の北海道の釣りをこよなく愛する方で、毎年この季節になると、このキャンプ場を拠点にカラフト鱒にチャレンジされるのである。去年は奥さんの方が釣果の成績が良かったのかも。お二人の釣りに対するエネルギーの大きさには圧倒される。我々はいつも、そのおこぼれに預かって感謝している存在である。今日も早速尾岱沼で釣ったというカレイを3枚も頂戴してしまった。ありがとうございます。
2時期頃、運動不足の解消にパークゴルフに行く。天気が良すぎるせいなのか、プレーしている人は数組だった。広い立派なパークゴルフをほぼ借り切り状態で、存分に楽しむ。スコアは悪いけど、そのようなことはどうでもいい。36ホールを回って引き上げる。
車に戻ってキャンプ場の上にある郊楽苑という施設にある温泉に汗を流しに行く。1時間ほど温泉を楽しんで車に戻り、西村さんから頂いたカレイの煮付けを肴に一杯やって、今日は終わり。
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