山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第31回>

2014-12-09 02:00:03 | くるま旅くらしの話

【今日(12/9)の予定】 

  道の駅:川根温泉 →(県道64・R1他)→ 藤枝岡部IC →(新東名道・東名道・首都高速道・常磐道)→ 自宅

【昨日(12月8日:月)のレポート】 天気:快晴

<行程>

刈谷ハイウエイオアシス →(伊勢湾岸道・東名道・新東名道)→ 島田金谷IC →(R473他)→ 道の駅:川根温泉(静岡県島田市)(泊)

<レポート>

 刈谷の一夜は惨々だった。入れ替わり立ち替わりと隣に入って来る様々なトラックの騒音にかき回されて、安眠どころか眠ることさえもママならぬ時間が続いた。昼寝をしたのも眠れぬ時間を延ばすことに追い打ちをかけたようで、どうにか眠った感じがしたのは、明け方近くになった頃だった。7時頃に起き出して、温度計を見たら7℃を少し上回るレベルで、寒さは相変わらず厳しいままである。ストーブに点火して室内を暖めながら朝食の準備をする。

 外に出て見ると、自分たちが停まっていたのは、どうやら大型車がメインの駐車スペースのようだったらしく、周囲の車の殆どはトラックだった。これじゃあ、文句の言いようもない。昨日着いた時は、余りにも多くの車で混雑していたので、周囲を確認することもなくそのままここに泊ってしまった。これは高速道のSAやPAであろうとも要注意の警告だなと思った。

 さて、この旅もいよいよ最終日を迎えようとしている。今日は昨日届くはずだった島田市の山奥にある川根温泉に行き、旅の最後の温泉を楽しみ、ゆっくり安眠の時を過ごして、明日は帰宅する予定である。この間は高速道を利用することになるので、何よりも安全第一である。

 9時過ぎに刈谷のハイウエイオアシスを出発する。真っ青な快晴の空が広がっていた。車の流れは順調で、心配していた風も全く無風の状態で、SUN号には絶好のドライブコンディションだった。伊勢湾岸道から東名道に入り、しばらく走って静岡県に入り、三ケ日JCTから新東名道に入る。新東名道は思ったよりも空いていて、殆ど道路を一人占めの状態の走りが続いた。間もなく浜松SAに到着。特に何を求めるわけでもないのだが、このSAは新東名道が開通間もない頃に立ち寄ったことがあり、その時は超混雑状態で、ようやく車を停めたものの、中がどうなっているのかも判らぬままに立ち去った記憶があり、今日はその再確認といったところである。静かになっていたSAは、特に印象に残るようなものも見当たらず、あの時の混雑はやはり気まぐれ人間の物珍しさだけだったのかと思った。

 その後も新東名道を走って、途中のPAには全部寄って状況を確認した後、島田金谷ICにて一般道に出て、R478を大井川に沿って走って、川根温泉に向かう。川根温泉には道の駅もあって、日帰り温泉が併設されており、お湯の質も良く自分たちの気に入りの場所の一つでもある。今日は旅の最後の夜の打ち上げ(?)を、温泉に浸かって汗を流した後、盛大にビールで乾杯したいと思っている。急な崖の上を走るR478はカーブも多く、あまり通りたくない道なのだが、高速道の出口から川向うの県道に行くまでに時間がかかるので、今回はICを出てそのまま素直にこの道に入ることにした。

 12時少し過ぎ、道の駅に到着する。この道の駅のすぐ脇を大井川鉄道が通っており、温泉のすぐ脇を大井川が流れていて、そこに架かる鉄橋をSLが走るのを見るカメラスポットの一つとなっている。着いて間もなく、ラッキーなことにそのSLが間もなくやって来るという。相棒は、たちまちカメラを抱えて飛び出して行った。自分もカメラを取り出し、動画を撮ることにして適当な場所を探した。5分ほど経つと汽笛を鳴り響かせ、黒い煙を吐き出しながら5両ほどの客車を引っ張った蒸気機関車がやってきた。50数年前の高校時代には毎日それに乗って通学していたものだが、今となっては遠い遠い過去の懐かしい思い出として残っているだけである。あの頃から早や半世紀が経ってしまっているのを、少し複雑な気持ちで思い起こしながら、カメラを向け続けたのだった。

 川根温泉の道の駅は思ったよりも混み合っていて、駐車場はほぼ満杯になっていた。観光バスなども停まっていたので、旅の人気スポットの一つなのかもしれない。日中はこの混雑はしばらく解消しないだろうから、夕刻までは記録の整理などして過ごすことにして、楽しみはその後に残すことにした。何時もだと外を歩き回るのだが、とにかく寒さは風と一緒に何処へ行っても付いて回るので、車の中でじっとしていた方が老人には相応しい過ごし方となってしまうのは仕方がない。TVを見ながら時間が過ぎるのを待った。

 16時近くになって温泉に入りに行く。車は相変わらずの満車状態で、温泉も混んでいるのではないかと思いながら中に入ったのだが、実際はそれほどでもなかった。どうやら、この施設は中に休憩所のようなものが幾つもあり、そこで休んでは再入浴したり、或いは併設されている温泉プールもあって、それらを楽しむ人たちが夕方まで過ごされるために、駐車場は車が減らないようだった。温泉には幾種類かの露天ぶろなどがあって、それぞれどの浴槽も天然かけ流しの湯となっている。それらを一つずつ楽しみながら旅の疲れを癒した。

 湯冷めしないように急ぎ足で車に戻り、それからは早めの夕食にする。ビールで乾杯して、最後の晩餐を済ます。身体が冷えてはいけないので、暖房不足の室内ではビールもたくさんは飲めない。早めに切り上げ、少しばかりTVを見て、直ぐに寝床の中へ。明日はあまり遅くならないうちに帰宅するつもりでいる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ‘14年 北陸・関西・中四国... | トップ | ‘14年 北陸・関西・中四国... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事