山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第78回>

2018-08-11 04:53:20 | くるま旅くらしの話

【今日(8/11:土)の予定】 

道の駅:ウトロシリエトク →(R344他)→ その先未定(斜里町、小清水町、清里町の郷土資料館等を巡る予定)

 

【昨日(8/10:金)のレポート】 天気:雨後曇り

<行程>

別海町ふれあいキャンプ場 →(R243・D・R272・R335他)→ 羅臼町郷土資料館 →(R335)→ 道の駅:知床らうす →(R334)→ 知床ネイチャーセンター →(R334)→ 道の駅:ウトロシリエトク(泊)

<レポート>

 朝は雨。大したことないと思って歩きに出かけたのだが、途中から本降りになり且つ風も出て来て、とんだ散策となった。とにかく寒くて、とても夏とは思えないほど。昨夜の車内は17℃だったから、外は14℃くらいしかないのだと思う。この寒さをどう脱却すればよいのか。とにかく今日から北上を再開することにしている。

 全ての準備を終えて、9時半過ぎ、小雨の中の出発となる。今日の予定は羅臼町の郷土資料館を訪ねるだけで、その後はウトロの道の駅に行って泊るだけ。楽な行程である。先ずは中標津に出て、邦子どの用のコーヒー豆を買った後、給油を済ます。そのあとは小雨の中を、羅臼町の郷土資料館を目指して海岸脇の道をひたすら走り続ける。11時半頃郷土資料館に到着する。元学校の校舎を利用した建物だったが、内部は年代ごとにキチンと整理されていて、とても分かりやすい展示がなされていた。縄文遺跡やアイヌのシャチ跡の他、動植物の収集もきれいになされていて、子どもたちなどにも参考になるだろうと思った。自分としては北海道150年の来し方に係わる部分が特に関心大なので、それに係わる情報を中心に見て回った。町の歴史年表もきちんと掲示されていたので、それらを写真に収めて追ってチエックすることにした。この町は漁業中心に発展してきた町で、その内容もサケからニシンへ、そしてイカへ。更には雑魚類を扱うようになって本格的な定住者が増え出したということである。又、越中や加賀の漁師たちに刺激されて漁法や用具の進展があったとも書かれていた。この辺りもっと調べてみたいと思った。

 郷土資料館を出た後は、道の駅知床らうすに寄り昼食休憩。邦子どのは念願のウニとイクラの入ったどんぶりを食べて満足していた。自分は黒ハモ丼という聞いたこともない丼物をオーダーしたが、これはなかなかの美味だった。この道の駅はいつも超満員で、ここで魚を食べたのは今日が初めてなのである。いいタイミングだったのであろう。羅臼はやはり魚と昆布の町なのだと思った。

 その後は、再び霧が広がり出した道を知床峠の方に向かう。坂を上るにつれて、霧はますます深くなり出して、気温も下がり出したようだ。峠も霧の中だった。いつもだと峠の駐車場に車を停め、目前の羅臼岳や硫黄岳を見上げるのだが、今日は霧で何も見えないので、そのまま通過して下り坂を行くこととなった。しばらく走っている内に急に空が明るくなり出し、何と青空が見え出したではないか。同時に何だか気温も上がり始めた感じがした。峠を越えるだけで下界の気象状況は随分と変わるものなのだと驚く。しばらく下って、途中にある知床ネイチャーセンターに寄る。ここを通る時は必ず寄る場所である。今日は付近を歩くのは止め、センターの中を覗くだけにした。知床が世界自然遺産となってからは、ここを訪れる外国人もかなり増えているようで、館内の放送等も日本語だけでなく英語も使われているようだった。外国人の中には観光だけではなく、ここへは登山指向の人もおられるようである。熊のことが盛んに書かれていたけど、自分たちは知床五湖やカムイワッカ湯の滝等へは行くつもりはないので、熊のことは気にもならない。

 その後は今日の宿を予定している道の駅:ウトロシリエトクへ。この近郊にはオロンコ岩やゴジラ岩などの巨岩・奇岩が幾つかあるのだが、今回はどこへも行かずにおとなしく夜を迎えることにした。明日以降の北見地区の探訪のためのエネルギーをためておく必要があるのである。

コメント
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