山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第86回>

2018-08-19 06:09:50 | くるま旅くらしの話

【今日(8/19:日)の予定】 

 終日クッチャロ湖キャンプ場に滞在

 

【昨日(8/18:土)のレポート】 天気:晴れなれど雲多し

<行程>

終日クッチャロ湖キャンプ場に滞在(泊)

<レポート>

 この4日間は静養のつもりでいるので、何もせず湖畔のキャンプ場で終日のんびり過ごすだけ。従って、特に書くこともなし。書くとすれば高校野球のTV観戦記くらいか。ちょっと書いて見よう。

 今日はベストエイトが揃って、準決勝に進む4チームが対戦するという最も面白い一日である。自分の今日の関心は第1戦の浦和学院高校と大阪桐蔭高校との一戦。そしてもう一つは金足農業高校と近江高校との1戦である。最初の方は何といっても打倒大阪松陰高校を浦和学院高校に期待したいということであり、もう一つは金足農業高校に是非とも買って欲しいという願いがあるからなのである。その理由といえば、大阪桐蔭高校にすんなり2回もの春夏頂点を極めさせるなどということは、関東の者にとってはあってはならないことであり、金足農業高校にはこの国がかつて農業立国から始まっていることを、ぜひとも全国民に分からせ、知らしめて欲しいということなのだ。

 さて、第1試合の浦和学院高校と大阪松陰高校の対戦だが、結果は大差となりスコア以上に失望した。何に失望したかといえば、選手たちではなく、監督の用兵のまずさにである。スコア上負けているとはいえ、接戦でこのあと逆転も大いに期待されていたのに、何をトチ狂ったのか突然ピッチャーを交代させてしまった。ワンポイントではないかなどという解説者のコメントもあったが、ワンポイントどころか大量得点をプレゼントするための交替でしかなかったように思う。選手たちとの本当の信頼関係が出来ていたのか、疑問は膨らむばかりである。思うに、この監督は負けないことを考えてそれを優先させたのかもしれない。駒をたくさん持ち過ぎているので、つい余計な邪念にとらわれたのかもしれない。選手たちが可哀そうだなと思った。この歳になると、選手だけではなく監督のあり方も大いに気になるのである。選手たちを信頼し、とことん試合に集中させることが出来ている監督が必ず勝利をモノにするように思う。大阪松陰高校の監督はそれがほぼ出来ているようだ。あとは選手たちの力の表出だけであろう。次戦が楽しみだ。

 第2試合は歩きに出かけていて、終盤からの観戦だった。見ると1点差で負けているではないか。最終回となって、さて、これから逆転のドラマが始まるぞと大いに期待を膨らませて見ていた。すると、何とノーアウト満塁のチャンスが訪れたではないか。近江高校のピッチャーは相当に緊張したのか、それとも金足農業高校の気迫が勝ったのか、あれよあれよと思う間に塁が埋まってしまった。こうなると、もはや金足農業高校が負ける理由はなくなる。結果はその通りとなった。スクイズが成功しアッという間の逆転フィナーレとなった。近江高校のファンには申しわけないけど、自分は日本で唯一農業高校での甲子園出場を勝ち取り、ここまで勝ち上がったこの学校とその選手たちのスピリットを応援しないわけにはゆかないのである。丁度現在北海道の開拓の歴史を訪ねている最中でもあり、開拓者の魂というものが、この高校にも息づいているに違いないと信じて疑わないのだ。膝まで積もった雪の校庭を、長靴をはいて走って足腰を鍛えた、その精神は軟いものではない筈だ。そこにこのチームの魅力を感ずるのである。このあと、是非決勝に進み、どこも為し得なかった農業高校として頂点を極めて貰いたい。心からそう願っている。今日はこれまで。

コメント
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