山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘15年 佐渡一国を味わう旅 レポート <第5回>

2015-06-05 06:02:34 | くるま旅くらしの話

【今日(6/05)の予定】 

  道の駅:くがみ →(県道・R116他)→ 新潟港佐渡汽船乗り場 →(佐渡汽船フェリー)→ 両津港 → その先未定

【昨日(6/04)のレポート】     

※  荒天のため、佐渡へのフェリー乗船は明日へ延期する

<行程>

道の駅:花夢里にいつ →(R460・R116・県道・R402)→ 寺泊海鮮市場 →(R402・県道)→ 道の駅:くがみ (泊)

<レポート>

明け方になって雨が降り出し、それが急に勢いを増して来た。合わせて風も強まりとんでもない荒れ模様の天気となった。外を見てみると、黒雲が奔っていて、穏やかならぬ空の形相だった。少し経てば収まるかなとブログを書いたりしていたのだが、収まるどころではなく、益々風雨は勢いを増し始めていた。そのせいなのかブログの記事の作成が終わり、ネットにつなごうとしてもなかなかつながらない。こうなると駐車場所を換えるしかない。雨の中を少し移動して再度つないでみたらようやくOKとなった。それで発信が遅れてしまった。

その後しばらく様子を見たのだが、雨は小降りとなりやがて止んだのだが、風は一向に収まる気配はなく、空の黒雲も断続的に奔っている。ニュースでは佐渡汽船の赤泊行きは欠航したという。両津港行きは大型なので欠航はしないと思うけど、この風では海は大シケに違いない。元々船は苦手の方なので、そのような暴れ海を渡る船には乗りたくない。相棒も同じ考えなので、たちまち今日の渡航は止めることに決める。薪能の今月の初演は、6日の夕刻からなので、明日でも明後日でも間に合うのである。それほどためらいはなかった。中国では揚子江だったか、フェリーが沈没して大事になっているというニュースも聞いており、決して無理をしないことが肝要だと思っている。

さて、そうなると今日はどう過ごすか。思い浮かぶのはただ一つ。久しぶりに寺泊に行って美味い魚を見つけて、近くの道の駅:くがみ(=国上)に泊って、終日静養の日にするということだけである。こんな時にやたらに動き回るのは愚行というものだと決めている。しばらく花夢里にいつの道の駅の売店を眺め覗くことにした。この道の駅は花や植木の苗木で溢れている。全国にこのような花卉類を扱っている道の駅は幾つかあるけど、ここはそれらの中でもベスト3には入る優れた場所だと思う。丁度今はさつきの特別展が開かれており、色とりどりのさつきが、大小様々な姿でたくさん並べられていた。値段も百円台から万円台までとりどりだった。中には家に連れて帰りたい物もあったが、何しろまだ佐渡にも渡っていないのだから、我慢するしかない。帰りに寄ってもいいなとも考え、店の人に聞いたら後1カ月後にはさつきは終ってしまい、店頭からは消えるとのこと。また、牡丹も欲しいので訊いてみたのだが、こちらも同様とのことだった。残念。来年は来る機会を作らなければならんなと思った。

   

つれて帰りたかったさつき。真ん中の薄紫色の花の鉢で、「くんぷう」と名づけられた品種。あまり高価な物は置き場所もなく危険なので、この600円のさつきを育ててみたいと思った。今回も思っただけになるのであろう。

10時頃に道の駅を出発して、寺泊に向かう。途中道の駅:くがみにも寄って、状況を確認する。くがみからは寺泊までは10分程度の距離だ。寺泊には11時過ぎに到着。途中、信濃川分水の堤防の道を行く頃は猛烈な風雨となった。ワイパーが聞かないほどである。寺泊に行く橋を渡るのが大丈夫かと心配するほどだったが、無事に市場の駐車場に到着する。雨の中を傘をさして市場にある幾つかの店を獲物を探して見て回る。自分の目的は鯖の串焼きだけ。相棒は寿司と刺身などを手に入れていた。タコの天ぷら(北海道ではこれをタコザンギという)もあったので、買い入れた。雨の中で買い物を済ませた後は、直ぐに道の駅:くがみに向かう。冷蔵庫が満杯で入れる場所がないので、早く落ち着いて食事に架からなければならない。12時前には道駅の駐車場に落ち着いた。

  

寺泊の海鮮市場街の景観。魚大好きの人たちならば、日本海に面したこの地を忘れることはできないのではないか。今日は何しろ大荒れの天気なので、来客も少なかったようだ。

そこから先は、食うては寝るの繰り返しの豊かでグータラな時間となった。一杯やりながらの食事の後はたちまち睡魔が襲って来て寝床の中へ。相棒は併設されている温泉に行くとか言っていたが、その後どうしたのかは知らない。14時過ぎに目覚めたらもう入浴が済んで何やらもぞもぞやっていた。そのあと、自分も風呂に行くことにしたのだが、相棒の話では17時以降200円安い300円で入れるというので、しばらく待つことにした。

とまあ、このような暮らしぶりで、夜を迎えることとなった。雨は上がったのだが、夕刻になっても風の勢いは収まらず、深更になってようやく静かになったのだった。明日は大丈夫だろうと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする