08春旅:第 9日(5/5)

昨夜は暑くて寝苦しく、何だかすっきりしない眠りが続いた。あまりにも暑い陽気に、体がついて行けない感じである。しかし、今日は雨の予報なので、暑さからは解放されそうだ。
ＨＭＣＣの大会も今日の10時を以て閉村となる。60台を超える参加車で、第盛況だった。自分は、恥ずかしながら、皆さんの前でくるま旅についての話をさせて頂き、くるま旅のベテランの前で大汗をかいたのだったが、暖かく受け止めて頂きホッとしながら感謝している。この講演の内容については、追ってブログに掲載することにしたい。
大会が終わり、今日は移動日である。何処へ行くのかは、走りながら決めることにする。当初の予定では、南紀方面をぶらついた後、伊勢神宮に参拝して、静岡県は藤枝の親戚に寄って帰る予定だったが、あまりの油の値上げに、とても平気でいるわけにはゆかず、南紀方面は止めて、家までの直線コースを念頭において行くことにした。
皆さんと別れを惜しんでの出発は、12時近くとなった。マキノピックランドを出てR161に向かうのに、入って来た道を忘れ、たちまち迷う。これで少しマキノ町の道に詳しくなる。迷っても決して損ばかりではない。相棒が桜井市の大神(おおみわ)神社参道にある手づくりの土産物屋さんに寄りたいと言うので、取り敢えず奈良方面に向かうことにする。まことにいい加減な旅のコース選択である。
R161は、琵琶湖の湖西を走るメイン国道であり、連休の真っ最中とあって、かなりの渋滞だった。途中から湖西道路に入ったが、大津に近づくに連れて、やはり渋滞となった。大津を抜け、京滋バイパスに辿り着くまでに、１時間を遥かに超える状況だった。くるま旅最大の敵は渋滞である。渋滞の中で得るものは少ない。
京滋バイパスからR24に出た後は、さほどの渋滞もなく、途中山城町のスタンドで給油する。もはや此処は軽油がハイオクを超えるような価格ではなかったので、先ずは安心する。しかし元に戻った以上の価格には決して満足は出来ない。その後も順調な流れで、奈良手前でR169に入る道に。奈良市内に入る頃、急に雨が強く降り出した。雨の中に東大寺が一際目立って目に飛び込んで来た。興福寺や猿沢の池を車の中から見るのは久しぶりのことだった。
奈良から天理を過ぎ、桜井市の大神神社に着いたのは16時半だった。店が開いているか心配したが、セーフで良かった。自分には全く関心の無い世界なので、車の中で用が終わって帰りを待つ間に今夜の泊まりを何処にするかを考える。大宇陀の道の駅か大淀の道の駅かのどちらかにしようと考えている。
戻ってきた相棒が機織りの際に使う紙を大淀の道の駅で買った物でやっていると言うので、これで今夜の宿は決まり。
途中、久しぶりに王将で餃子を買って、これが今夜のメーンディシユ。何というリッチな晩餐だ。間もなく道の駅に着いて、予定通りの一夜が過ぎることになった。