東京多摩借地借家人組合

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91歳寝たきりの高齢者の親子に非情な立ち退き請求

2010年03月07日 | 明渡しと地上げ問題
 荒川区南千住1丁目で昭和50年5月末より木造2階建住居を借りて住んでいる元木良郎さんは、長男と二人で住んでいて、他区にいる娘さんが保証人になっている。元木さんが91歳と高齢の上寝たきりで毎日を送り、その面倒を自営業の長男がみている。昨年暮れに家主の代理人称し行政書士が現われ、「今年5月末で契約が切れるし筑後31年経っているので老朽化したので立退いてもらいたい」と言ってきた。

 同時に保証人の娘さんにも内容証明書が送られてきて至急回答せよとのことだった。元木さんは、寝たきりの年寄りがいるのでせめてあと2年待ってほしいと願ったが、家主の代理人からは「引越し代と移転先の費用ぐらいは補償するから更新は認めない」と言われた。元木さんは組合に入会したことを代理人に伝えたところ急に態度が穏やかになった。今度はこちらから内容証明で「明渡しの正当事由は成立しない。家屋本体はまだまだしっかりしている。住み続けるのに十二分に可能である」と明渡しを断固拒否した。元木さんは「厳しい交渉は続くが負けずに頑張っていく」と決意している。  


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