茶通箱の正午茶事

今日は雨　
それも大雨だが雨支度して
正午茶事に出掛ける

用意の茶の他に
丁度新茶の抹茶が届いたそうで
茶通箱の茶事
さて如何なるか
興味深い

正客をつとめたが
今日の客六名だと
茶碗の拝見や
前の茶入仕服の拝見に
のんびりしていると
時間が掛かり
「茶巾袱紗で今一種」
「散り打ち出合」に
茶碗が間に合わずなどなど
客の人数によっては
予定通りにはいかぬもの
と勉強した


6/15正午茶事懐石献立メモ
(向付)　イサキ　山葵　ラディッシュ　加減酢
(汁)　　青楓生麩　八丁味噌　山椒
(煮物椀)　水無月小豆枝豆真丈　新人参　
笠椎茸　蓴菜　へぎ青柚子
(焼物)　稚鮎二匹　茗荷甘酢　うるか胡瓜
(預鉢)　小茄子　車海老　三寸豆　炊合せ
(進肴)　鮪　アスパラガス　山芋　辛子酢和え
(小吸物)　杏繊
(八寸)　栄螺肝焼　絹鞘味噌挟み
(香の物)　沢庵　人参味噌漬　胡瓜糠漬

建具は全て簀戸に替えられた中
大雨に閉込められての茶事
日常と乖離し
濃茶を二服
ひょっとしたら
これこそ桃源郷　かも知れぬ