村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

みなつきねとて

2019-06-04 22:27:52 | 能・謡
思ふこと
みなつきねとて
麻の葉を
きりにきりても
祓へつるかな
和泉式部
(後拾遺1204)

水無月祓に
悩みが皆尽きてしまうように
麻の葉を細かく細かく切って
御祓いをしましたよ

今日は
お謡のお稽古
六月半ばにおさらい会がある
その出し物の
和泉式部のことをうたった
「東北」を稽古中
真剣にやらないと
間に合わない
お稽古はひとりで謡うのではなく
先生と掛け合いでする
お謡は
おなかに力を込めて
普段には出さない
大きな声を出す
そのせいか
お稽古の後は必ず気分が
すっきりする
掛け合いが上手くいくと
なおのこと気分が良く
嬉しくなる
きっと血流も良くなるからだ

写真は桂離宮の松琴亭
有名な市松の襖
その和紙は
加賀奉書だそう

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一山一寧

2019-06-04 02:11:25 | 禅語・禅
写真は乾山光琳忌茶会の嵐山吉兆の点心

お造りは白身昆布〆
御椀は鱧
大徳寺弁当に
焚合せの賀茂茄子 
万願寺唐辛子
椎茸
稚鮎塩焼き
雲丹豆腐
車エビ
松風
オクラ
御酒

茶会帰りの新幹線は
会記を見直し
絵を書いたり
ネットで調べたりして
余韻を楽しんだ
その一つ
一山一寧イッサンイチネイ
[1247~1317]
中国台州(浙江省)出身の臨済宗の僧。
元(げん)の使者として来日し、
鎌倉幕府に疑われて幽閉されたこともあったが、
のち、建長寺・円覚寺・南禅寺に歴住。
五山文学隆盛の糸口を作った。
一山国師。一寧。
(デジタル大辞泉の解説より)

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