村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

竹の秋

2019-06-12 23:39:54 | 村雨庵 稽古 
今日の掛けものは
竹の画賛

六月朔 
京都一泊
四名の旅中
お寺で抹茶をのみ
庭をぼうっと眺めていた
ハラリ ハラハラと
休みなく何かが 空を舞う
何か は
常緑樹の古い葉
竹の枯れた葉などだ

新芽が出始める頃
一年中葉が枯れることのない
常磐木と言われる常緑樹も
古葉を落とし
今年の葉へと替えている

「竹の秋」という言葉がある
【竹の秋】
陰暦三月をいう。
この頃竹の葉が、
筍を育てるため
一時枯れたように黄葉するところからいう。
《季・春》
(精選版 日本国語大辞典の解説ヨリ)

【竹の秋】
竹類の葉は1年で生え変わるが、
5月から6月に黄葉して落葉するため、
その時期を竹の秋と言う。
筍が大きくなった後なので、
まるで子供を育てた親の竹が、
疲れて枯れていくようにも見えるが、
新芽に日光をあてるために
古い葉を落としているのだと考えられる。
黄葉している時にはすでに
その葉の付け根からは新しい葉が
針状に伸びていて、
古い葉が落ちると同時に
新しい葉が開き、同化作用を始める。
したがって葉のない時期はない。
(はてなキーワードヨリ)

竹の春もある
竹の季節は春秋逆転のようだ
コメント
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